Elusen, the Giving
記事作成日:2024/09/08 執筆:加藤英宝
今回のお話はこのカード。
カード紹介

《Elusen, the Giving》
コスト:赤緑白青
伝説のクリーチャー 天使(Angel) アドバイザー(Advisor)
飛行、警戒、絆魂、速攻
あなたの戦闘後メイン・フェイズの開始時に、
あなたの左隣のプレイヤーはElusen, the Givingのコントロールを得る。
プレイヤー1人がパーマネントを他のプレイヤー1人にdonates(寄付)するたび、
寄付したプレイヤーはカード1枚を引き、1点のライフを得、宝物(Treasure)トークン3つを生成する。
4/4
レアリティ:Heroes of the Realm
Heroes of the Realmの4色カード。
4マナで4/4飛行、警戒、絆魂、速攻。
能力は少々変わっていて、
戦闘後メインフェイズ開始時に左のプレイヤーにコントロールが移り、
その時にその下に書いてある能力が誘発。
「donates(寄付)」
はこのカード専用のキーワードみたいなもので、
「自分のコントロールしているパーマネントが他者に移る」
という意味なのだろう。
書き方からして《金粉のドレイク》でも誘発する。
言うまでもないが、
《家路》さえあればいつでもコントロールを戻せる。
当然の事ながらHeroes of the Realmはトーナメントでは使えないのだけれども、
EDHでは使えるというか、
卓の人がOKを出したり、
イベント主催者がOKを出せば使える。
現時点ではぷろすたさん、キタガワさんの主催する、
「ステゴロEDH」
のイベント内では店主の持つ《Treizeci, Sun of Serra》の使用がOKされている。
確認したらこのカードについてもOKとのこと。
このカードの使い方
このカードのEDHでの面白さについてちょっと語ってみたい。
まずこの《Elusen, the Giving》を出すとどうなるのか。
4/4がいきなり何処かをぶん殴る。
そら当然のこと。
速攻持ちだからね。
絆魂持ちなので4点回復。
で、戦闘が終わると左のプレイヤーにコントロールが移動。
コントロールが移動すると
「donates(寄付)」になるので、
1ドロー+1ライフ+宝物3つ。
出して速攻パンチ、その後5ライフ&1ドロー&宝物3つなら、
すぐにアドバンテージが取れるとも解釈可能だ。
で、その後左隣のプレイヤーも同じ事をして、
さらに左隣に・・・となっていくのだが、
・コントロールが移るたびにそのプレイヤーもアドバンテージを得る。
・サクり台があると途中で死ぬ。
・4/4と相打ちされて死ぬ可能性もある。
・同プレイヤーが殴られ続けると相当なジェネラルダメージが入る。
・バラバラにプレイヤーを殴っていた場合、ジェネラルダメージのみ蓄積する。
(絆魂や能力で全員回復していくため。)
・みんな《Elusen, the Giving》で殴ると回復するのでライフはあまり減らないかもしれない。
(ただし、殴る相手が集中しているとその人だけ減り、他は増える。)
という事がそれぞれのプレイヤー次第で起こり得る。
ルール上、クリーチャー0体であろうとも戦闘フェイズは発生するので、
このカードが戦闘に参加しなかったとしても、
戦闘フェイズ、戦闘後メインフェイズになり、
《Elusen, the Giving》はコントロールが移動する。
「全員これ貸してあげるから俺だけは殴らないでくれよな!」
「民主的に誰殴るか決めようぜ!」
「貸してあげるだけじゃなくてプレゼントも付いてるから、
間違ってもサクり台でサクるとかやめてくれよな!」
と言いながら一周させよう。
EDHは政治が大事だ。
カードの能力的に賄賂を送りまくれるカードなので、
楽しく政治しよう。
仮に同じ人を殴っていた場合、
一周するだけでその人はジェネラルダメージ12点が入る。
(12点入る人は他のプレイヤーを殴るだろう。)
次の一周で死ぬ可能性すらある。
結構火力があると考えていい。
・・・というかかなりあるんじゃないか?これ。
ちょっと攻撃力を足してやるだけで誰か一人軽く倒せそうだ。
ルール上知らない人もいるかもしれないので書いておくと、
装備品は装備した状態でそのクリーチャーのコントロールが移っても、
装備品は装備したままになる。
装備品は呪文や能力で外すか、
装備したクリーチャーが場を離れるか、
装備品のコントローラーが別のクリーチャーに装備するまで、
その装備品はクリーチャーに装備されたままになる。
そのため、《Elusen, the Giving》にパワーが+3され、
一周くるっとコントロールが移る時に、
同じプレイヤーを《Elusen, the Giving》が3度殴った場合、
21点に到達するのでジェネラルダメージでそのプレイヤーを倒せる。
また、
《稲妻の誓約》
《野生の誓約》
《飛行の誓約》
《義務の誓約》
といった誓約サイクルのエンチャントをつければ、
勝手にオーナー以外を殴ってくれるので、
このあたりのカードを使ってみるのも面白い。
この誓約サイクルではないが、
《忠誠の誓約》
も面白い。

《忠誠の誓約/Pledge of Loyalty》
コスト:1白
エンチャント オーラ(Aura)
エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーは、
あなたがコントロールするパーマネントの色に対するプロテクションを持つ。
この効果は、忠誠の誓約を取り除かない。
アンコモン
という効果で、
《Elusen, the Giving》につけると、
プロテクション(白)(青)(赤)(緑)がつく。
黒と無色以外にほぼ無敵。
誓約サイクルと同じような事なので、
使嗾(しそう)するカードも有効。
使嗾は
「あなたの次のターンまで、そのクリーチャーは、
各戦闘で可能なら攻撃し、可能ならあなたでないプレイヤーを攻撃する。」
という能力。
必ず殴らなければならないうえに、
オーナーを殴る事が出来ないので誓約サイクルより乱戦になる。
装備品やオーラでいくつか出ているので、
これらの採用も面白い。
《Elusen, the Giving》をジェネラルにした場合、
おそらく《家路》は必須カードになりそうだ。
返して欲しくなったら即起動。
自分が殴られて嫌だったら即起動。
で、このカードの恐ろしいところはそこじゃない。
《バザールの交易商人/Bazaar Trader》
《寛大なるゼドルー/Zedruu the Greathearted》
あたりでもこの能力は誘発する。

《バザールの交易商人/Bazaar Trader》
コスト:1赤
クリーチャー ゴブリン(Goblin)
(T):プレイヤー1人と、あなたがコントロールするアーティファクトかクリーチャーか土地を1つを対象とする。
前者は後者のコントロールを得る。
1/1
レアリティ:レア

《寛大なるゼドルー/Zedruu the Greathearted》
コスト:1青赤白
伝説のクリーチャー ミノタウルス(Minotaur) モンク(Monk)
あなたのアップキープの開始時に、
あなたはX点のライフを得て、カードをX枚引く。
Xはあなたの対戦相手がコントロールするあなたがオーナーであるパーマネントの数である。
(青)(赤)(白):対戦相手1人を対象とし、
あなたがコントロールするパーマネント1つを対象とする。
そのプレイヤーはそのパーマネントのコントロールを得る。
2/4
レアリティ:神話レア
特に《バザールの交易商人》はタップだけで起動出来る。
これが結構強い。
《Elusen, the Giving》が誰のコントロール下であろうとも、
《バザールの交易商人》をタップで誰かに何かプレゼント。
すると《Elusen, the Giving》の能力が誘発し、
1ドロー+宝物3つをゲット。
ここから先は単純に《バザールの交易商人》で宝物プレゼントだけで、
こちらは1ドロー+宝物3つなので、
毎ターンかなりのアドバンテージがもらえるという事になる。
ちなみに《寛大なるゼドルー》の場合はおばかな事が出来て、
こちらはタップを必要としないため、
「ゼドルー起動→何かをプレゼント→誘発→1ドロー+宝物3つゲット→宝物3つ生贄でゼドルー起動」
これを繰り返す事が出来る。
自分のパーマネントを全部プレゼントする事が出来ると言えば出来る。
だからどうした?と言われると困るんだけれども、
クリーチャーだけ押し付けている場合は《家路》で全部返してもらえる。
一応片っ端からプレゼントするとドローだけは出来るし、
後になるとゼドルーの能力でさらにドロー出来るので、
無駄にはならないのだが、やりすぎると自分が不利になる。
一番良いやり方は自分の手前のプレイヤーのエンドに、
1:ゼドルーで不要なものを一つプレゼントする。
2:《Elusen, the Giving》誘発して宝物を3つと1ドローと1ライフをもらう。
3:2で得た宝物2つと自分の土地からのマナで、2で得た宝物の残り1つをプレゼント。
2が誘発する。
4:2と3を繰り返す。
という手順。
つまりマナがある限り誰かに宝物をプレゼントしまくると。
すると1ドローと1ライフが増え、
自分のアップキープにさらにゼドルーの能力が誘発する。
多分この時までにプレゼントした宝物は生け贄にされてしまうだろうけれども、
十分なほどのアドバンテージが得られる。
簡単に言えば
「残っているマナ分(ただし、白か青か赤マナである必要がある)のドローとライフ」
が得られるというやり方だ。
・・・なんかくっそ面白そうだな、これ。
自分で書いていてとても欲しくなってきたな。
なんだこの能力。
使ってみたいぞ。
このカードの販売について
で、このカードは現在X(旧Twitter)のほうで販売中。
というかこのカードは委託で
「買い手を探して下さい。」
とある方から言われている品。
いつまで委託で置いているかはわからないものの、
もしこのカードを買いたいという人がいたら、
お店のHPへの問い合わせ、メール、電話、
または店主のTwitterにDMすると購入が可能。
知っている人は店主への電話やLINEでもOK。
現状のお値段は300万円。
もし購入される場合は、
・CGCで鑑定するというオプション(鑑定時間の分だけ少々時間を要する)
・店主が直に現地まで届ける(店主自腹のサービス)
・希望するならば店主と会食(店主自腹のサービス)
・対戦したい場合は対戦も可能
などが選べるので是非ご検討を。
あらかじめ《Elusen, the Giving》用のEDHデッキを用意しておいてくれれば、
Heroes of the Realm VS Heroes of the Realm
という夢の対決が実現可能。
一生に一度出来るかどうかの貴重な対戦のチャンス!
現状Heroes of the RealmはPSAやBGSでは鑑定しておらず、
CGCでのみ鑑定が可能なので、
このような状態。
いつかはBGSやPSAで鑑定出来る日が来るかもしれない。
最後に
最近店主のもとには
「高額or希少カードを探してほしい。」
「高額or希少カードの買い手を探してほしい。」
という個人的依頼がいくつか来ております。
もちろんこれらの中にはパワー9などのヴィンテージで使われるものから、
エラー、テストプリント、Heroes of the Realm、APなど様々。
高額な品や希少な品ほど信用ある人からで無ければ不安があるものかと思います。
素性のわからない相手との取引はリスクがつきまといます。
困った時に逃げも隠れもせぬ人から売買するからこそ安心してお取引が出来るというものでしょう。
MTG界のナンバーワンコレクターとしての信用にかけて、
安心出来る売買を約束いたします。
お気軽にお問い合わせ、ご相談くださいませ。
ではまた。
