【お題】セラ店主 MTGコレクターとしての歩み
質問箱に届いた質問
質問箱より。
コレクターの英宝さんにどうしても聞きたくて質問します。
英宝さんは若い時からカードを集めていると思いますが、
若い時はどうしても金銭的に欲しい物全てを購入するぜ!
って訳にはいかなかったと思いますが、
1枚のために貯金をしたり優先順位を付けたり
食費を削ってカップラーメン生活とかはありましたか?
聞いてみたいです。
MTG歴長すぎてどう回答していいか難しいなぁ、これ。
思いつくままに書いてみようか。
MTGを始めた初期
まず、学生時にMTGを始めたので、
食費を削る必要が無かったのが最初だね。
でもね、
英宝さんおばかだから、
MTGにハマってから持っていたお金全弾発射してMTG買ったね。
他の趣味にお金がかかりにくいのが助かったかな。
麻雀、歴史の勉強あたり。
MTGショップに勤めた時や自立して間もない頃あたりは、
親と同居していたから、
これまた食費を削るってのは無かったな。
MTGショップに勤めていた時は給料が出なかったので、
(正確には時給255円以下だ。)
家にお金を入れる事も出来なかったし、
全然MTGにお金かけられなかったね。
ひどい時は家の夕食のみで一日一食だった事もあった。
あまりにも給料が出ない事に同情され、
友達やお客様が差し入れしてくれる事もあったなぁ。
自立してからは家にお金を入れていた。
その頃も学生時と一緒かな。
麻雀や歴史の勉強には大してお金はかからないからMTGに全力。
一般人とお金の使い方が違ったのだと思う。
MTGにばかり使っていたから。
パチンコやらない。
パチスロやらない。
競馬も競輪もやらない。
キャバクラも行かない。
風俗も行かない。
スポーツ?そんな体に悪い事誰がするか!(笑)
電源ゲームはたまに。
麻雀は牌さえあればお金がかからない。
お酒は付き合い程度。
カラオケもこの当時は付き合い程度。
もちろん賭けポーカーなんてしませんよ。
テキトーに羅列しても、
あんまりお金の出て行く事をしていないんだろうな、当時の自分。
いや、今の自分もか。
"T"CG
あ、そうだ、
今と昔の大きな違いがもう1つあった。
そうだよ、忘れちゃいかん。
MTGはTCGだよ、TCG。
そうトレード。
手に入らないカードは最初はトレードしてたんだよ。
今や大半のカードショップで禁止されているトレード。
当時はおもちゃ屋や大会でトレードしてたよ。
友達の家とかに集まって対戦の合間はみんなトレードだったな。
そして、TCG黎明期ってのは楽しい時代だったんだ。
今みたいにネットになんでも情報が転がっているわけでもなかったので、
全部手探りで情報かき集めるの。
友達と話し合ったり、パック開封したりしてね。
だから、
「欲しいカード」
ってやつがピンポイントでシングル買いより、
誰かとトレードするっていうのが最初の思考だったんだ。
カードショップなんて全然無い時代じゃ、
トレードの相場なんて人それぞれでぐっちゃぐちゃ。
みんなそれで楽しく交換していた。
もちろんトラブルもあったし、
ボッタクリなトレード(通称:シャークトレード)をする人もいたし、
そういう人と喧嘩が起きる事もあった。
そんな感じだったから、
最初のうちって
「わからんけどMTG大好きだからパック買う。
欲しいカードはトレードで見かけたら声かける。」
だったんだ。
《Tundra》を本で見て欲しくなり、
近所で持っていた人と交換した。
たしか当時のスタンダードのトップレアと交換したような。
今じゃ絶対成立しそうにない感じ。
自立した頃
さて、自立した頃に話を戻そう。
自立した頃の自分は実家暮らしだった。
家にお金は入れていたが、
給料らしい給料など無かった。
個人事業主で趣味でお金があまり出ていかない性格なものだから、
最初のうちは
「別にこれでいいか。」
と給料の代わりにカードをもらっていた。
現金でもらう分は全部親に入れていたような感じだと思ってくれればOK。
その時に先見の明があったのだろう。
そうやって現物支給されたカードは軒並み値上がりしていった。
といっても、
現物支給されたカードはほとんどデッキのためのカードで、
当時は見向きもされなかったレガシーやヴィンテージのカードを、
ただただひたすらに集めていた。
この時代はヴィンテージやレガシー流行らなかったからね。
それでも好きだったんだよ、自分は。
ただただMTGが好きで好きでしょうがないんだ。
今も昔も。
入手の「優先順位」
ああ、でも質問にあるように、
「優先順位」はあったな。
実は比較的早い段階でβ版《Black Lotus》を買っていた。
最初に手にしたパワー9はβ版《Mox Ruby》。
その次はβ版《Mox Sapphire》だった。
その次はβ版《Time Walk》だったかな。
その後だったと思う。
(自分で言うのもなんだけど、
最初からUnlimitedに行く気が無いあたりが狂ってるよね。)
なお、優先順位の影響とヴィンテージ需要の問題から、
《Timetwister》が最後のパワー9だった。
《Library of Alexandria》より後に手に入れた品だったな。
《Library of Alexandria》は《Mox Sapphire》と同時。
この《Mox Sapphire》がそのままPSA10ついたんだから奇跡的。
そしてね、
骨の髄までMTGバカなエピソードがあった。
自分はパワー9を集め切るのが怖かったんだよ。
なんで?って思うでしょ。
RPGクリア寸前にやる気無くなったり、
RPGクリアした途端にそのゲームに冷めたりした事ない?
あれがMTGで起きるのかもしれないって思って怖かった。
現実どうなったかなんて言うまでもないよね。
パワー9集め切っても1ミリもやる気は削がれなかったね。
それどころかもっとハマり込んでいったよ。
「MTG好き過ぎてパワー9集め切って飽きるのが怖い。」
なんて考えていた人なんて滅多にいないよね。
現在
で、現在。
あんまり変わっていないかな。
会社化して社長として給料はもらっているし、
実家暮らしでもなくなったけど、
何せ散財をしない人なのだ。
たまに食べる高級メシやいいお酒はあるけど、
度を越したものではないし。
何よりも強いのはMTG歴が長いおかげで、
現在高騰してしまった多くのカードを持っている事。
「いつかこのカードは評価される日が来る。」
と買っておいたカード達が評価される日が来た感じだ。
《Mishra's Workshop》が最もいい例かな。
笑っちゃうくらい安かったよ、最初。
アーティファクト大好きだったからこのカードは何よりも評価した。
今やNMで100万円だからね。
驚きの大出世。
昔と今では立場も収入も変わったけれども、
変わっていないものがある。
それはお客様の質問にある優先順位だ。
「あのカードはいずれ安くなる。」
「このカードはいずれ高くなる。」
に目星をつけて買っている事が多いから、
焦らないでカードを買うスタイルがあること。
たまに
「オイオイ、嘘だろ。
買う前にこんな高騰しちゃったよ。」
ってカードもあるけどね。
あと、
「うーん、どうやっても値下がりしねえ。
でもこれ以上値上がりもしそうにねえ。」
なんてカードを諦めて買ってたり。
近年だと《一つの指輪/The One Ring》かな。
使うデッキが多くて8枚くらい買った(笑)
とりあえず言える事は一つ。
長い目でものを見てきたし、
これからもそういうもんだろうなと思う。
だから
レガシー
オールドスクール
ヴィンテージ
EDH
がメインになる。
スタンダードやパイオニアはお金がかかりすぎるからね。
とにかくレガシーやヴィンテージへの優先順位は高い。
レガシーやヴィンテージは環境が大きくは変わりにくいので、
新セットの中から環境変化に必要なカードは優先的に買う事がある。
EDHはアイデア次第。
と、こんな感じの変遷。
スタイルはあんまり変わっていないかな。
最後に
とにかく長期でものを見て、
生涯MTGを楽しめる事を考えてきたし、
今後もそのスタイルを貫くものだと思う。
そしていつ死んでも後悔しないようにMTGする。
・・・と言いながら、
「あれやり残したよなぁ。」
って思いながら死にそうだけどねえ(笑)
ではまた。









