EDHデッキ紹介その7(Sasaya, Orochi Ascendant/上位の大蛇、ささ弥)
今回のEDHデッキ紹介は自作のものではなく、
自分の友人カイさん(HN)の作成したデッキ。
EDHでは数多くのデッキを作り、
普段から3~6個のEDHデッキを持つ人。
自分が前に一度作った土地デッキとは違うタイプとして、
EDHで、しかも緑単でそれを作ったものを紹介。
ジェネラルは《上位の大蛇、ささ弥/Sasaya, Orochi Ascendant》。
《上位の大蛇、ささ弥/Sasaya, Orochi Ascendant》というジェネラル、
一般的なプレイヤーの9割くらいはカードの効果を覚えていないだろう。
そもそも覚えておく必要性は無いレベルのがっかりカードだからだ。
「知らなくてもマジックは一生楽しめます」と言って過言ではない。
紙河…いや、神河救済のレアは本当にまともなものが少ない。
だいたい神河ブロックのカードのダメっぷりは…
…やめておこう。これだけでこらむ1つ2つ簡単に書けてしまう。

《Sasaya, Orochi Ascendant/上位の大蛇、ささ弥》
コスト:1緑緑
伝説のクリーチャー 蛇(Snake) モンク(Monk)
あなたの手札を公開する:あなたの手札に土地カードが7枚以上あるならば、上位の大蛇、ささ弥を反転する。
2/3
反転後↓
《Sasaya’s Essence/ささ弥の本質》
伝説のエンチャント
あなたがコントロールする土地がマナを引き出す目的でタップされるたび、
あなたがコントロールする同じ名前の他の土地1つにつき、
あなたのマナ・プールにそのタイプのマナ1点を加える。
レア
神河救済のガッカリレアの1つ。
む、誰だ、神河救済はガッカリレアしかないだろと言っている人は。
全くそのとおりだ。
《上位の大蛇、ささ弥》もその一人。
普通は反転などしないし、
そもそもこれをジェネラルでEDHのデッキを組む事が珍しい。
ジェネラルダメージを狙えるでもなく、
これといって強烈なアドバンテージをくれるタイプでもない。
デッキは以下。
ジェネラル:《上位の大蛇、ささ弥/Sasaya, Orochi Ascendant》
クリーチャー11枚
《引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn》
《真実の解体者、コジレック/Kozilek, Butcher of Truth》
《無限に廻るもの、ウラモグ/Ulamog, the Infinite Gyre》
《ウラモグの種父/Spawnsire of Ulamog》
《ヤヴィマヤの古老/Yavimaya Elder》
《木立ちの守護者ネマタ/Nemata, Grove Guardian》
《狼茨の精霊/Wolfbriar Elemental》
《ナントゥーコの養成者/Nantuko Cultivator》
《永遠の証人/Eternal Witness》
《クローサの大牙獣/Krosan Tusker》
《ムル・ダヤの巫女/Oracle of Mul Daya》
ソーサリー10枚
《歯と爪/Tooth and Nail》
《根囲い/Mulch》
《調和/Harmonize》
《軟体の起源/Gelatinous Genesis》
《新たな芽吹き/Regrowth》
《スカイシュラウドの要求/Skyshroud Claim》
《壌土からの生命/Life from the Loam》
《発見の旅路/Journey of Discovery》
《起源の波/Genesis Wave》
《再供給/Restock》
インスタント2枚
《未知な領域/Realms Uncharted》
《芽吹くツタ/Sprouting Vines》
エンチャント3枚
《森の知恵/Sylvan Library》
《豊穣/Abundance》
《ケンタウルスの地/Centaur Glade》
アーティファクト6枚
《次元の門/Planar Portal》
《寺院の鐘/Temple Bell》
《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》
《ネビニラルの円盤/Nevinyrral’s Disk》
《天球儀/Armillary Sphere》
《巻物棚/Scroll Rack》
土地67枚
61《森/Forest》
《滑りやすいカルスト/Slippery Karst》
《平穏な茂み/Tranquil Thicket》
《枯渇地帯/Blasted Landscape》
《Thawing Glaciers》
《聖遺の塔/Reliquary Tower》
《海の中心、御心/Mikokoro, Center of the Sea》
サイドボード10枚
《エルドラージの徴兵/Eldrazi Conscription》
《背くもの/It That Betrays》
《ウラモグの道滅ぼし/Pathrazer of Uramog》
《エムラクールの手/Hand of Emrakul》
《ウラモグの破壊者/Uramog’s Crusher》
《コジレックの職工/Artisan of Kozilek》
《カメレオンの巨像/Chameleon Colossus》
《変わり身のタイタン/Changeling Titan》
《獣道の変わり身/Game-Trail Changeling》
《森林の変わり身/Woodland Changeling》
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まず、ジェネラルである、《上位の大蛇、ささ弥/Sasaya, Orochi Ascendant》
このカードをトーナメントで反転させた事がある人がいるのだろうか。
反転条件が尋常ではないほど難しい。
ゲーム開始時の基本枚数が7枚しかないのだから、
普通にゲームをしているだけではまず反転しない。
しかも反転したところで別に手札が土地だらけである事を、
《上位の大蛇、ささ弥》(反転後の《ささ弥の本質》)がなんとかしてくれるわけではない。
「反転しても何も出来ないままじゃないか。」
という状況になりかねない。
「このカードが反転した時に公開した土地の数だけカードを引く。」
と書いてあっても罪にならないだろう。
それでも¥100コースのレアである事に変わりはない。
そもそも《上位の大蛇、ささ弥》をプレイした事がある人でさえそんなに多くないはずだ。
これを書いてる自分でさえドラフトでプレイした程度。
もちろんただの3マナ2/3として使っただけだ。
反転するための起動型能力は、別に土地が7枚以上無くても起動は出来る。
自分は勝利を確信した手札が来たときに起動し、
対戦相手「投了します。」
という意味の無い使い方しかした事がない。
対戦相手は大笑いしてくれた。
「そのカード起動されて投了したのは初めてだ。」
と。
しかし、このデッキはそんながっかりカードをフル活用するデッキだ。
基本はただ土地セットエンド以外のアクションは無い。
《上位の大蛇、ささ弥》プレイから反転させるまでは、
ひたすら我慢しているだけのデッキだ。
反転後は三神とも呼ばれる
《引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn》
《真実の解体者、コジレック/Kozilek, Butcher of Truth》
《無限に廻るもの、ウラモグ/Ulamog, the Infinite Gyre》
の神話レア三種エルドラージを軽々と出したり、
《ケンタウルスの地/Centaur Glade》
《木立ちの守護者ネマタ/Nemata, Grove Guardian》
《狼茨の精霊/Wolfbriar Elemental》
でとんでもない数のトークンで圧倒するなど、
豊潤なマナでやりたい放題となる。
ネタがわかってしまえば警戒と対策をされてしまうというところは、
自分が作った土地デッキと変わらない。
とはいえ、《ハルマゲドン/Armageddon》を撃たれても復帰する力は、
間違いなくこの緑単のほうが強い。
《ささ弥の本質》がエンチャント破壊呪文やパーマネントを戻す呪文をくらってしまう場合でも、
残っている土地からフルでマナを出しておけば1ターンは動ける点も強みがある。
EDHではサイドボードは10枚と決められている。
滅多な事では使われている光景を目にしないものだが、
ルール上は用意してもよい事になっている。
このサイドボードの使用法はただ1つ。
《ウラモグの種父/Spawnsire of Ulamog》
で20マナを支払ってサイドボードを全てプレイするだけのものだ。
ジャッジメントに存在するWish(願い)系以外でサイドボードをこうして利用するケースは少ないだけに、
非常に面白い使い方だ。
そしてこのデッキのいいところがもう1つ。
それはデッキの総値段が極端に安い事。
神話レア三種エルドラージも値段は落ち着いてきて、
他のカードも極端に高いものは無い。
デッキの半分以上が《森》なのだから安くて当然でもあるのだが。
製作者カイさん曰く、
「《森》を1枚抜いて《占術の岩床/Scrying Sheets》、
残りの森60枚を全て《冠雪の森/Snow-Covered Forest》にすれば、
気持ち強くなるんでしょうけれど、
《冠雪の森》60枚そろえるのがキツくてやらなかった。」
とのこと。
確かにやったところで、かけた値段に見合ったパワーアップに期待出来ない。
《森の占術/Sylvan Scrying》を入れて持ってこられる率を上げたとしても、
それほど極端に変化させられないだろう。
まさかこんなデッキが存在しえるとは思わず、
最初にこのデッキと対戦した時は衝撃を受けた。
単色でここまで作り上げた事は素晴らしい。
製作者の発想力に賞賛したい。
そしてこれもまたEDHの魅力の1つ。
予想しないところからのパンチが来る楽しみである。
これからもカードセットが出続けるので、
こういった土地デッキも発展し続けるものだろう。
興味を持った方、このデッキをプレイしてみるのも一興と思う。
ではまた。








