お泊りまじっく2010夏
そろそろ開催して10回は経っただろうかというこの企画。
アウトドアな季節に、
アウトドアな場所に行き、
インドアにマジック。
これを読んでくれている人たち、
学生時の自然教室、心の底から楽しかった人はいるだろうか?
つまらなくはないけれど、行動を制限されていたり、
何かしらと引率の先生が口うるさかったり…というものが普通の人の感覚だろうと思う。
学校行事なので当然と言えば当然なのだけれど、
それならば自由度が高く、楽しい事だけのイベントがあってもいいと考え、
こんなイベントを考えたのが始まり。
今回はお泊りの前日にカップルのプレイヤーが遊びに来てくれた。
EDHをしようという話になり、
「どのデッキでお相手しようか?」
と聞いたところ、
2人は、
「対戦するからにはやはりムーミンを見たい」
「話題のデッキに倒されてみたい」
と、何故かムーミン(《三日月の神/Kami of the Crescent Moon》)さん、ご指名。
1度戦ったら、
「別のジェネラルでお願いします」
と笑いながら言ってくれた。
-お泊り当日-
今回も20人を超える参加者が集まった。
途中参加を含めて30人。
今回は普段以上にサービス企画をして、
参加費に500円追加するだけで、
三日間ソフトドリンク飲み放題に。
持ってきた100本を超えるソフトドリンクは見事に0になった。
最初は顔合わせもあるので、楽しくEDHをしようという事で、
各自3~4人に分かれてEDH開始。
「どのデッキでお相手しようか?」
と聞くと、
「一度でいいからムーミンを」
とまたしてもムーミンさんご指名。
昨日の2人からは、
「ランド置いてるだけで死にますよ」
などと茶々も入る。
戦った相手からは、
「なんだか気持ちいいくらい簡単に死にましたねー」
と言ってもらえた。
夕食、お風呂を済ませてからは途中参加の方々も集まり、
夜の宴とシールド戦に。
アウトドアなロッジで日が変わっても煌々と明かりが灯り、
何人も歓声が聞こえるロッジはここだけだっただろう。
シールド戦が終わって寝る人もいれば、
個々にメンバーを集めてEDHやスタンダードの対戦を始める人も。
自分が寝たのは朝の6時だった。
-お泊り2日目-
2日目朝10時。
恒例イベント、レアドラフトに。
このレアドラフトは非常に特殊なイベント。
参加費用は「貴方の要らないレア30枚」
この要らないレア30枚は決して高いカードである必要は無く、
カスレア、ゴミレアと呼ばれるガッカリなカードたちでOK。
(時のらせんのタイムシフトカードはレア扱い。)
毎年これを参加者から集め、
膨大な数と化すガッカリレアたちを15枚1セットで小さな袋に入れパックを作る。
そしてこのパックでドラフトをするという遊び方。
参加費用のカードには英語、日本語以外のカードであっても構わないとしてあるが、
今回は企画上、日本語カードでないとゲームが出来ない人への配慮のため、
パックの中身は全て日本語版で作成した。
(過去のイベントでは英語版を使用した事もある。)
レアドラフトの面白いところは普通では考えられないカードが飛び出る事。
1マナで対象に3ダメージだとか、3マナ2/2で基本地形を手札に…なんていう、
普通のカードというものがない。
パック開封して目の前に広がるカードは15枚全てがレア。
しかもエキスパンションもばらばらの
「どうやって使ったらいいのかわからないカード」
が多種多様に入っている。
ずっと使われない、報われないカードたちもこの時ばかりは怪しげに火を吹く。
ガッカリなレアが多いだけあって、大味なカードはとにかく多い。
5~9マナのカードが対戦卓のそこらじゅうで飛び交う。
単体除去呪文はとても少なく、
大量除去呪文が無駄に多い環境である。
対戦相手との会話で一番多い会話が、
「そのカードなんですか?」
というものである事は言うまでもないだろう。
「このイベントがやりたくてお泊りにきました」
と言うお客様もいた。
毎年お泊りに来てくれている人の中には、
「このイベントが一番の楽しみ」
と言ってくれる人もいる。
自分もこのイベントが大好きだ。
こういった普段使われないカードたちに目を向ける、
それも非常に楽しい。
今回の自分のデッキは、そんな中で普通のデッキを組んでいた。
出来たデッキは以下。
《ディープウッドの古老/Deepwood Elder》
《カヴーのタイタン/Kavu Titan》
《ヘイヴンウッドのセロン/Thelon of Havenwood》
《シーリアの陽歌い/Cylian Sunsinger》
《ワイルーリーの狼/Wyluli Wolf》
《クローサの雲掻き獣/Krosan Cloudscraper》
《スパイクの織り手/Spike Weaver》
《子守り大トカゲ/Brooding Saurian》
《狼茨の精霊/Wolfbriar Elemental》
《猛虎/Slashing Tiger》
《細胞質の根の血族/Cytoplast Root-Kin》
《ジャングル巡視部隊/Jungle Patrol》
《錯乱した隠遁者/Deranged Hermit》
《自然の秩序/Natural Order》
《勇壮な体形/Epic Proportions》
《威厳の魔力/Regal Force 》
《大竜巻の精霊/Tornado Elemental》
《ヴァティ・イル=ダル/Vhati il-Dal》
《消耗の蒸気/Consuming Vapors》
《サリッド/Thallid》
《精神の眼/Mind’s Eye》
《武野の大小、正守/Oathkeeper, Takeno’s Daisho》
《影の供犠台/Altar of Shadows》
13《森/Forest》
4《沼/Swamp》
—————————
レアデッキなのに2マナ圏5枚、
4マナ3/3、4/4クラスが6枚。
重たい生き物は《自然の秩序/Natural Order》。
タッチの黒もたった2枚とデッキバランスを崩さずに構築出来た。
ほとんどの対戦で、相手が動き出す前に展開し、
そのまま押し切るような緑らしい動きが中心だった。
8人卓のドラフトで、3-0で優勝。
ドラフト終了後は全員で夕食作り。
火を自分たちで起こして、大きい鍋でカレーやスープを作った。
ここだけが唯一アウトドアらしい。
この食事作りの時にも、
「Serraさんのムーミンデッキとまだ対戦してないんで、
あとで時間があればやりたいです。」
とやっぱりムーミンさんがご指名される。
どうしてみんなムーミンデッキと対戦したいのかよくわからない。
が、指名された以上は対戦する。
他にも5~6個はデッキを持っているわりに、多くの人はムーミンご指名一択。
ガッチガチのEDHデッキから、お遊びするためのデッキまで、
多種多様にデッキを用意していたものの、一番使ったデッキは何故かムーミン。
こらむで紹介するだけではデッキの本来の動きは想像しにくいという事なのだろうか。
「目の前で動くのを見るとやっぱり面白さが違います」
「EDHでこの速度で倒せるデッキが存在するんですね」
「これほど強いEDHを見たのは初めてです」
と言ってもらえたのは嬉しかった。
変わった感想では、
「これ1人を相手にするなら、素直に3対1のほうが楽なくらい強いですね」
と。
2日目の夜は、最後の夜ということと、
集まってくれたお客様のために500円でドラフト。
パックはこちらで選ぶものにさせてもらうものの、
500円でドラフトできるなら!と全員が参加。
このドラフトが終わったらあとは各自好きなだけ起きていて、好きなだけ対戦していた。
自分は珍しく寝てしまったが。
-お泊り3日目-
朝食を済ませ、ロッジを掃除して解散。
体力のある人、遊びたい人だけ10人程度残り、
夜まで遊んでから完全解散。
マジック漬けの3日間だった。
お泊りまじっくに参加された多くの方、
参加ありがとうございました。
来年ももちろん企画します。
参加したことの無い人、是非来て下さい。
お待ちしております。
よく、
「1人で参加しても大丈夫ですか?」
「ドラフトやったことがないのですが…」
「EDHやったことがないのですが…」
「日本語版しかわからないのですが…」
などの質問が来ますが、全く問題ありません。
お気軽に参加して下さい。
ではまた。








