EDHデッキ紹介その5(Kami of the Crescent Moon/三日月の神)
全く、悲しいこともあったものだ。
非常に悲しい。
何が悲しいか?
ワタクシの大好きなヤンキームーミンのEDHデッキが、
もう通用しにくくなってしまった事だ。
エルドラージ覚醒のせいなのだ。
《引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn》
《真実の解体者、コジレック/Kozilek, Butcher of Truth》
《無限に巡るもの、ウラモグ/Ulamog, the Infinite Gyre》
この3体の化物が我がムーミンのデッキの存在を否定してくれた。
この化物どもは、
「いずれかの領域からいずれかの墓地に置かれたとき、
オーナーは自分の墓地を自分のライブラリーに加えて切り直す。」
というとんでもない能力を持っている。
ワタクシが仲間にしない《ダークスティールの巨像/Darksteel Colossus》でさえ、
ここまでひどいことは書いてない。
ムーミンのデッキは、
EDHにおいて珍しい、ライブラリーアウトを狙うデッキだった。
全プレイヤーに毎ターン追加ドローを強要して、
ゆっくりと相手の死を待つようなデッキだ。
途中で手札が8枚以上なるのは当然の事で、
この時にこの3匹のどれかを捨てられてしまえば、
ライブラリは回復してしまう。
この3匹の化物はEDHでは当たり前のように採用されるカードだ。
どう考えても勝てない。
1度でもライブラリを回復された後に、
さらに相手のライブラリーを削ったうえに、
ライブラリー0枚からカードを引けと強要出来るようにプレイするのは難しい。
自分のライブラリが相手よりも多い時に、
全員を《繁栄/Prosperity》で倒すくらいしか方法が無い。
泣く泣くこのデッキを崩した。
が、諦めなかった。
ヤンキームーミンデッキを別な勝ち方で復活させた。
…というよりも、
EDHという遊び方を知った時、
「絶対にこのデッキは作ったらだめだろう。」
と思って作らなかったデッキをあえて作る事にした。
こんなデッキだ。
ジェネラル:《三日月の神/Kami of the Crescent Moon》
クリーチャー6枚
《記憶の壁/Mnemonic Wall》
《造物の学者、ヴェンセール/Venser, Shaper Savant》
《粗石の魔道士/Trinket Mage》
《パリンクロン/Palinchron》
《エーテリウムの彫刻家/Etherium Sculptor》
《引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn》
インスタント14枚
《否定の契約/Pact of Negation》
《Arcane Denial》
《神秘の教示者/Mystical Tutor》
《Force of Will》
《徴用/Commandeer》
《転覆/Capsize》
《Mana Drain》
《知識の渇望/Thirst for Knowledge》
《直観/Intuition》
《大あわての捜索/Frantic Search》
《双つ術/Twincast》
《交錯の混乱/Muddle the Mixture》
《天才のひらめき/Stroke of Genius》
《誤った指図/Misdirection》
ソーサリー13枚
《Timetwister》
《時のらせん/Time Spiral》
《時間のねじれ/Time Warp》
《時間の伸張/Time Stretch》
《時間操作/Temporal Manipulation》
《荊州占拠/Capture of Jingzhou》
《永劫の歩み/Walk the Aeons》
《明日の標/Beacon of Tomorrows》
《商人の巻物/Merchant Scroll》
《加工/Fabricate》
《意外な授かり物/Windfall》
《復習/Releran》
《デジャ・ヴュ/Deja Vu》
エンチャント3枚
《精神力/Mind Over Matter》
《Power Artifact》
《Copy Artifact》
プレインズウォーカー3枚
《求道者テゼレット/Tezzeret the Seeker》
《ジェイス ベレレン/Jace Beleren》
《精神を刻む者、ジェイス/Jace,the Mind Sculptor》
アーティファクト23枚
《Sol Ring》
《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》
《吠えたける鉱山/Howling Mine》
《サファイアの大メダル/Sapphire Medalion》
《巻物棚/Scroll Rack》
《彫り込み鋼/Sculpting Steel》
《世界のるつぼ/Crucible of Worlds》
《スランの発電機/Thran Dynamo》
《神話の水盆/Font of Mythos》
《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》
《空色のダイアモンド/Sky Diamond》
《通電式キー/Voltaic Key》
《モックス・ダイアモンド/Mox Diamond》
《金属モックス/Chrome Mox》
《魔力の櫃/Mana Vault》
《厳かなモノリス/Grim Monolith》
《探検の地図/Expedition Map》
《どん欲の角笛/Horn of Greed》
《Basalt Monolith》
《Candelabra of Tawnos》
《精神石/Mind Stone》
《覚醒の兜/Helm of Awakening》
《水晶の破片/Crystal Shard》
土地37枚
《教議会の座席/Seat of Synod》
《ダークスティールの城塞/Darksteel Citadel》
《不毛の大地/Wasteland》
《露天鉱床/Strip Mine》
《水辺の学舎、水面院/Minamo,School at Water’s Edge》
《海の中心、御心/Mikokoro,Center of the Sea》
《地形形成装置/Terrain Generator》
《聖遺の塔/Reliquary Tower》
《トレイリアのアカデミー/Tolarian Academy》
《アカデミーの廃墟/Academy Ruins》
《Thawing Glaciers》
《ヴェズーヴァ/Vesuva》
《トレイリア西部/Tolaria West》
《邪神の寺院/Temple of the False God》
《Mishra’s Workshop》
22《島/Island》
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デッキの動きが想像つくだろうか。
無限ターンに持ち込むか、
途中で無限マナを出して《天才のひらめき/Stroke of Genius》で1人1人倒していくか。
だいたいはそのどちらかで勝てるデッキ構成。
何度かのプレイをしてみたが、
だいたい4~7ターン目から動き始め、
そこからは自分のターンだけになる。
EDHにおいてこれほど空気の読めないデッキは無いのではないかというほど、
他人の事を無視したデッキである。
なお、無限マナエンジンは、
無限マナ
《トレイリアのアカデミー》+《Candelabra of Tawnos》+《転覆》
《トレイリアのアカデミー》+《パリンクロン》
どちらもアーティファクトを多く場に出しておかないと決まらないが、
決まれば青マナの無限マナなので有用価値が高い。
無色マナのみ無限
《Power Artifact》+《厳かなモノリス》
《Power Artifact》+《Basalt Monolith》
こちらは無色マナだけとはいえ、お手軽に決まる。
この無限マナが決まっている状況で、
《パリンクロン》と青マナが出る土地が5枚以上あれば、青マナも無限に出来る。
《パリンクロン》無限マナが決まっている状況で、
《Thawing Glaciers》があればライブラリから全て島を場に出せる。
《海の中心、御心》があれば、
ライブラリーを全て引き切る事も出来る。
そして、
《引き裂かれし永劫、エムラクール》+《水晶の破片》
《記憶の壁》+《水晶の破片》+追加ターンを得るソーサリー
で無限ターン。
そんな事する前に勝てるだろうと言いたくなりそうなラインなら、
《引き裂かれし永劫、エムラクール》+《精神を刻む者、ジェイス》+《転覆》
でも無限ターンは可能。
何マナかかってるんだ?というツッコミをしたくなるほどだが。
デッキ作成時から、対戦する相手に、
「対戦前にごめんなさい」
と言ってからプレイしていた。
対戦した人の何人かが、
「誰かが4強は
《ラノワールの使者ロフェロス/Rofellos, Llanowar Emissary》
《覇者シャルム/Sharuum the Hegemon》
《結界師ズアー/Zur the Enchanter》
《アーカム・ダグソン/Arcum Dagsson》だと言ったが、
あれは嘘だ。ムーミンが4強に入り、《覇者シャルム》が抜ける。」
と言っていた。
個人的にもそう思った。
そもそも4強という言い方は適切ではない。
最強が《ラノワールの使者ロフェロス》。
《アーカム・ダグソン》や《結界師ズアー》はその下。
《覇者シャルム》に至ってはそのさらに下である。
なお、このこらむを書いている最中に、
見事に《トレイリアのアカデミー》が禁止されてしまった。
仕方が無いと言えば仕方が無いものだが、
少々残念でもあった。
とはいえ、
《アーカム・ダグソン》
《覇者シャルム》
ヤンキームーミン
を兇悪ジェネラルとして認識させたカード=《トレイリアのアカデミー》
なので、仕方の無いものだっただろう。
なお、《ラノワールの使者ロフェロス》は再度ジェネラル禁止されたので、
強いジェネラルの構図は相当変わっていくだろう。
余談だが、
この前回のこらむを書いてからと言うもの、
《三日月の神/Kami of the Crescent Moon》の事を
誰もが「ムーミン」「ヤンキームーミン」としか呼ばなくなった。
自分の周囲だけではなく、かなり一般的にそう呼ばれるようだ。
あだ名の命名者としてはちょっと嬉しい。
というわけで、今日も元気にレッツムーミン。
ではまた。








