Planechase(プレインチェイス)

先日、Planechase(プレインチェイス)というギフトボックスセットが出ました。
あまりに宣伝されていないため、
「ナニソレ?」
と言われてしまうようなものだと思います。
MTGプレイヤーというものはそもそも、
「自分が1人の魔法使いになって、相手の魔法使いを倒す」
というイメージです。

その世界観にある、
「Planes Walker(次元を歩く者、プレーンズウォーカー)」と呼ばれる最高位の魔法使いがいて、
最高位の魔法使いたちは世界を作ったり壊したりします。
ウルザやミシュラの出てくるアンティキティというカードセットの世界はその次元の1つです。
片方が《ミシュラの工廠/Mishra’s Factory》や《Mishra’s Workshop》を作れば、
片方は《ウルザの塔/Urza’s Tower》、《ウルザの魔力炉/Urza’s Powerplant》、《ウルザの鉱山/Urza’s Mine》で対抗し、
アーティファクトを大量に作って周囲を巻き込んで喧嘩しまくる、
ちょっとハタ迷惑な兄弟だったりします。

赤い兄貴が緑の弟を20年以上も虐待する有名なイタリアンオヤジといい勝負です。
これ以上書くと花札の会社から刺客が送られてくるのでこれ以上は書けません。
全然関係無い話ですが、
ミシュラの工廠/Mishra’s Factory》は絵柄が4種もあり、
絵柄は春夏秋冬の4種です。
考えてみればウルザとミシュラは年がら年中喧嘩してたってことですね。

そんなPlanes Walkerは最近ではカードになっていたりもしますが、
基本的には最強に近い魔法使いたちなのです。
このPlanes Walkerたちの作った世界や住む世界を次元と呼び、
Planechaseはその世界を描き、カード化したものです。
プレイヤーは次元を行き来しながら色々な戦いをするという事です。

とはいえ、イメージだけ話しても、

「実際には何が何だかわからない」というお客様も多いと思い、
簡単にルールを書く事にしました。

Planechaseを買うと、
中にはデッキと次元カードとダイスが入っています。

次元カードの使い方。
必要なもの:
次元ダイス:Planechaseに入っている。
次元カード1人10枚以上:Planechaseに入っている。
デッキ:自分で邪悪なデッキを用意しましょう。

次元ダイスについて。
・6面ダイスのうち4面が真っ白、1面がカオス、1面はプレインズウォーク。
・ダイスは常にソーサリータイミングで振る事が出来る。
・ダイスは何度も振ることが出来る。ただし、
1度目:0マナ、2度目:1マナ、3度目:2マナ…と、
振る回数が増えるごとにマナがかかるようになる。
・ダイスを振った回数はターンごとに数えるので、
自分のターンの最初の1回は必ず0マナになる。

次元カードについて。
・次元カードは最低10枚必要。
・次元カードはライブラリとは別に各プレイヤーが10枚以上を、
1つのデッキのように用意しておく事。(以下次元デッキと呼ぶ)
・次元デッキには同名の次元カードを2枚以上入れてはいけない。
・次元カードはパーマネントではない。
・次元ダイスを振って、カオスが出た場合、カオスの能力が誘発する。
・次元ダイスを振って、プレインズウォークが出た場合、次元カードが変化する。

まずはこれだけ頭に入れて下さい。
最初にこれだけ言われてもわからない!と思われるのは明白ですので、
プレイの一例を今から説明します。

ここでは仮に4人のプレイヤー、
A、B、C、Dがエルダードラゴンハイランダー(EDH)をしているとします。
ターンの順番もこのままA、B、C、Dです。
全員が手札7枚を持ってマリガンチェックを済ませた状態です。
先手であるAが自分の次元デッキの一番上を公開します。
この時公開された次元カードが最初の次元カードになります。
次元カードは現在ターンを行っているプレイヤーがコントロールを得ます。
つまり、
Aがターン終了を宣言して、Bのターンになった場合、
オーナーAの次元カードはBのコントロール下になります。

ここでは《Sanctum of Serra》が公開されました。

効果は

Sanctum of Serra
次元 セラの領土
あなたがSanctum of Serraからプレインズウォークしたとき、
全ての土地でないパーマネントを破壊する。
カオス:あなたがカオスの目を出すたび、あなたは「あなたのライフの総量は20になる」ことを選んでもよい。

Bのプレイヤーのターンになり、Bは土地をセットしました。
最初の次元ダイスをここで振ってみることにします。
最初にカオスの目が出ました。
「あなたのライフの総量は20になる」を選ぶことが出来ます。
しかし、EDHでは最初のライフは40です。どうみても選びません。
1マナ使ってもう一度次元ダイスを振りました。
今度はプレインズウォークの目が出ました。
そうすると、Aの次元カードは次元デッキのライブラリの一番下に置かれます。

この時に、
「あなたがSanctum of Serraからプレインズウォークしたとき、
全ての土地でないパーマネントを破壊する。」
が誘発します。
とはいえ、1ターン目なので壊れるパーマネントはありませんでした。
その後、Bのプレイヤーの次元デッキの一番上を公開します。
これが次の次元カードとなります。
公開されたカードは《Llanowar》です。

効果は

Llanowar
次元 ドミナリア
全てのクリーチャーは「T:あなたのマナプールに緑緑を加える。」を持つ。
カオス:あなたがカオスの目を出すたび、あなたのコントロールするクリーチャーを全てアンタップする。

Bはターン終了を宣言し、Cのターンになりました。
Cは《》をセットして、《怒り狂うゴブリン》を出しました。
このカードは速攻持ちです。
つまり、タップすると緑緑が出せます。

さて、少しターンを飛ばして話を続けます。
プレイヤーCのターンに、Cがライフ0になって倒れました。
Cのオーナーであるカードはゲームから離れます。
もちろん次元カードもです。
この時、プレイヤーAの次元カードが公開されていました。
この次元カードはCのコントロール下だったので、
ゲームから離れることになります。
Aの次元デッキライブラリの下に行き、
ターンの順番であるプレイヤー、つまりDの次元デッキの一番上を公開します。
これが次の次元カードとなります。
この時も、「プレインズウォークした時」の次元カードの誘発型能力は誘発します。

また、例外的なルールが1つ。
次元デッキは共有出来ます。
条件は、

・同名カードを1つの次元デッキに入れてはいけない。
・デッキ枚数がプレイヤーの数×10枚以上でなければならない。

やろうと思えば、
4人のプレイヤーとPlanechaseの40種の次元カードを用意し、
次元デッキを真ん中に置いてプレイしてもOKということです。
誰がオーナーであるかという事もチェックは基本的に必要ありませんし、
ターンが変わるごとに次元カードのコントローラーは変わるのですから、
これでも問題はないのです。

あとは注意すべき点は1つ。
ダイスロールはスタックに乗りません。
ただし、次元が変化したとき、カオス能力の誘発型能力はスタックに乗ります。

以上、これでルール説明は終了です。

Planechaseはルールとしては競技的なものではなく、
カジュアルに楽しむためのものです。
ただ、個人的にはそれ以上に次元カードの絵柄を評価しています。
単純なるコレクションとして手に入れるで十分に有りだと思いました。

これ以外に質問等ありましたらメールにてどうぞ。
質問内容と回答をこのこらむに追記いたします。

ではまた。

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