EDHデッキ紹介その2(Xira Arien/ジラ・エリアン-土地デッキ)
今回のお題はお客様のメッセージから。
うちのお店はフォームやメールでいくつものお客様の声を聞く事があります。
Cardshop Serraのお店としての感想をいただける事も多いですが、
プレイヤーとして個人を見てくださっている人からの一言もいただけます。
最近あったものでは、
「EDHで○○をジェネラルに作りたいのですが、いいカード教えて下さい。」
「ヴィンテージで○○を作りたいのですが、Serraさんならどう作りますか?」
「EDHでデッキを作るコツってなんですか?」
「いつもコラム見てます!EDHの基本を教えてください!」
こういったものが多かったです。
そんな中、
お客様から突然、
「EDHで土地単組めないですか?」
と言われました。
「これはやってみるしかない。」
と思い、早速構築してみる事に。
EDHではカードパワーが物を言う事は多い。
コストパフォーマンスの良いカードが必ずしも強いとは言わない世界。
むしろ「コストは重くても撃てれば(出せれば)強い!」が認められる事が多い。
(だが、だからと言って
《ダークスティールの巨像》を仲間にする事はない。)
EDHはライフが40あることもあり、
開始の数ターンで勝敗が決まる事は滅多に無い。
となれば、カードパワーの強いものを入れているデッキに、
土地99枚、ジェネラル1枚で勝つ事は不可能に等しい。
(やろうと思えば《巡礼者アシュリング/Ashling the Pilgrim》に《山》99枚だが、
これで勝てるわけではないので。)
土地は1ターンに1枚しかセット出来ないのだから、
常に手札が7枚の状態になり、
土地セット以外の行動が無いデッキで勝つ事が出来ようか?
まして《ハルマゲドン/Armageddon》を1発でも撃たれようものなら、
投了の「と」の字が口からこぼれてしまいそうだ。
よって、
土地99枚、ジェネラル1枚は無茶だと言っていいだろう。
何かしら土地以外のカードを入れなくては戦いにならない。
レガシーにある「ランドデッキ」と呼ばれるものは、
デッキの約60%が土地、40%が呪文だ。
呪文カードを入れる一番多い比率でもこのラインがラストで作ると決めた。
まずは、
土地80枚 呪文19枚 ジェネラル1枚:《ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg》
80%土地のデッキ。
ジェネラル選択の理由は《ハルマゲドン》を撃たせないため。
2度戦ってみたが、これは無理だった。
対戦相手のカードパワーに対抗する手段がなく、
もしかしたら…の希望で置いてみた《らせんの円錐/Helix Pinnacle》が、
思った以上にヘイト値を高めてしまい、
最初に狙われて倒されてしまった。
他の戦いでも動けない事が多く、勝ちに行けるデッキとしては不足過ぎた。
次、土地70枚 呪文29枚 ジェネラル1枚:《ガドック・ティーグ》
前回よりマシになっただけで大差は無い。
何よりも「セットランドエンド」以外のプレイは何も無いに等しい。
あまりに面白みが薄いというか、戦いにくい。
これではだめだ、と構築しなおし。
《ハルマゲドン》は撃たれたら投了だ、と開き直って、
ジェネラルを《ジラ・エリアン/Xira Arien》に変更。
「また変なレジェンドを選びやがったな…」
と思った人、正解。
でも筆者はこのカードがとっても好きだ。
たぶん土地デッキじゃないEDHでもこのジェネラル使うだろう。

《Xira Arien/ジラ・エリアン》
コスト:黒赤緑
伝説のクリーチャー 昆虫・ウィザード
飛行
黒赤緑、(T):プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはカードを1枚引く。
1/2
Legends:レア
土地65枚、土地以外34枚、ジェネラル1枚
これで再戦。
デッキレシピは下記。
クリーチャー5枚
《闇の腹心/Dark Confidant》
《猿人の指導霊/Simian Spirit Guide》
《迷える探求者、梓/Azusa Lost but Seeking》
《Elvish Spirit Guide》
インスタント2枚
《吸血の教示者/Vampiric Tutor》
《輪作/Crop Rotation》
ソーサリー17枚
《むかつき/Ad Nauseam》
《悪魔の教示者/Demonic Tutor》
《ヨーグモスの意志/Yawgmoth’s Will》
《伝国の玉璽/Imperial Seal》
《Grim Tutor》
《火の玉/Fireball》
《ギャンブル/Gamble》
《新たな芽吹き/Regrowth》
《発見の旅路/Journey of Discovery》
《粗野な覚醒/Rude Awakening》
《刈り取りと種まき/Reap and Sow》
《花盛りの夏/Summer Bloom》
《壌土からの生命/Life from the Loam》
《自然のらせん/Nature’s Spiral》
《喚起/Recollect》
《森の占術/Sylvan Scrying》
《再供給/Restock》
エンチャント5枚
《突撃の地鳴り/Seismic Assalut》
《踏査/Exploration》
《芽ぐみ/Burgeoning》
《森の知恵/Sylvan Library》
《自然の反乱/Nature’s Revolt》
アーティファクト6枚
《モックス・ダイアモンド/Mox Diamond》
《金属モックス/Chrome Mox》
《ズアーの宝珠/Zuran Orb》
《師範の占い独楽/Sensei’s Divinig Top》
《どん欲の角笛/Horn of Greed》
《世界のるつぼ/Crucible of World》
土地65枚
《ダクムーアの回収場/Darkmor Salvage》
《暗黒の深部/Dark Depths》
《変わり谷/Mutavault》
《生けるものの洞窟/Zoetic Cavern》
《樹上の村/Treetop Village》
《ギトゥの宿営地/Ghitu Encampment》
《産卵池/Spawing Pool》
《隠れ石/Stalking Stones》
《ミシュラの工廠/Mishra’s Factory》
《ウルザの工廠/Urza’s Factory》
《ちらつき蛾の生息地/Blinkmoth Nexus》
《ガーゴイル城/Gargoyle Castle》
《ラースの果て/Rath’s Edge》
《黄塵地帯/Dust Bowl》
《ヤヴィマヤのうろ穴/Yavimaya Hollow》
《海の中心、御心/Mikokoro,Center of the Sea》
《Maze of Ith》
《不毛の大地/Wasteland》
《露天鉱床/Strip Mine》
《ヴェズーヴァ/Vesuva》
《リシャーダの港/Rishadan Port》
《滑りやすいカルスト/Slippery Karst》
《薄煙の火口/Smoldering Crater》
《平穏な茂み/Tranquil Thicket》
《忘れられた洞窟/Forgotten Cave》
《やせた原野/Barren Moor》
《汚染されたぬかるみ/Polluted Mire》
《枯渇地帯/Blasted Landscape》
《地形形成装置/Terrain Generator》
《Thawing Glaciers》
《血の墓所/Blood Crypt》
《踏み鳴らされる地/Stomping Ground》
《草むした墓/Overgrown Tomb》
《Taiga》
《Badlands》
《Bayou》
《カー砦/Kher Keep》
《シヴの地溝/Shivan Gorge》
《先祖の院、翁神社/Okina, Temple to the Grandfathers》
《偶像の石塚/Graven Cairns》
《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg. Tomb of Yawgmoth》
《風変わりな果樹園/Exotic Orchard》
《占術の岩床/Scrying Sheets》
《ロノムの口/Mouth od Ronom》
《トレッサーホーンの掃き溜め/Tresserhorn Sinks》
《高地の森林/Highland Weald》
6《冠雪の沼/Snow-Covered Swamp》
6《冠雪の山/Snow-Covered Mountain》
7《冠雪の森/Snow-Covered Forest》
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実際に土地で殴る以外にも、
《火の玉》や《突撃の地鳴り》の2枚が大事なダメージソースだ。
もう言うまでもないだろう。
《むかつき》で30枚以上をドローして勝つデッキだ。
動きとしては、
土地をいくつかセット、《ジラ・エリアン》でドロー加速。
頃合いを見計らって右のプレイヤーのターンエンドに《むかつき》。
ライフ一桁になるまでひたすらカードを手に入れて、
自分のメインフェイズにセットランドをして、《粗野な覚醒》。
もちろん土地アンタップだけを選ぶ。
次に《喚起》や《新たな芽吹き》でもう一度《粗野な覚醒》。
《突撃の地鳴り》を置いて、手札の土地約20枚で1人倒す。
もし残っている手札に土地があれば、残ったプレイヤーの片方に全ての手札の土地を投げておく。
余ったマナから《ヨーグモスの意志》。
《粗野な覚醒》を双呪で撃ち、
残ったマナは《火の玉》。
クリーチャー化した土地で殴って終了。
もちろん、計算をミスするだけで倒しきれない事があるので気をつけなければならない。
土地を置いているだけなので、
プレイをしていてもさほどヘイト値は高くないため、ライフには比較的余裕がある。
土地とはいえ、クリーチャー化する土地や《Maze of Ith》で防ぐ事も出来る。
しっかり勝ちにいくことを考えるには、1人くらい減った状況か、
自分以外のライフが平均25前後を狙うと楽だ。
個人的には、
《Sanguine Bond/血なまぐさい結合》
コスト:3黒黒
エンチャント
あなたがライフを得るたび、対戦相手1人を対象とする。
そのプレイヤーは、その点数に等しい点数のライフを失う。
レア
《むかつき》や《闇の腹心》でめくれるのが恐ろしい事、
《ズアーの宝珠》以外でのライフを得る手段があまりに乏しかったため、断念した。
このデッキをプレイする欠点は、
・セットランドエンドばかりで動きが単調過ぎてつまらない。
・《むかつき》を撃って勝つだけなのでつまらない。
・対戦相手に「このデッキとは二度と戦いたくない」と思わせてしまう事が多い。
という3点だ。
このこらむを書くにあたり、対戦してくれた何人もの人に、
「申し訳ない。このデッキはこらむのためにプレイしたんだ。」
と言って謝ってまわったほどだ。
そして、こらむを書き終えた今、即座にこのデッキを壊した。
土地デッキを…と言いながら、実際はどちらかと言えばコンボデッキになってしまった。
これは自分でも反省点ではあったものの、
「勝ちにいける土地デッキ」
という条件だったため、結果としてこの選択となった。
以上、EDHの土地単デッキこらむでした。
なお、データとるだけで一ヶ月くらい作成、テストプレイを繰り返していました。
次はどんなメールでどんな無茶を言われるかわかりませんが、
今のところ、
EDHで土地デッキ、EDHでライブラリアウトデッキ、EDHで青単フルパーミッションは作成しました。
なお、EDHにおいて無茶を言われるのは案外面白いので、個人的には大歓迎。
ただし、ジェネラルを《二の足踏みのノリン/Norin the Wary》にしろ!というメールは、
自動的に迷惑メール扱いします。
ではまた。








