Bazaar Stax
今回のお話はBazaar Staxのお話。
お客様のリクエスト。
Staxとは
デッキの大半はアーティファクトで埋まっていながらも、
デッキそのものの動きはコントロールデッキという、特異なデッキ。
しかも、デッキは「対応できないものは無い」と言い切れるほど、
コントロール能力は強く、完全に決まった時には、
抜け道さえも許さない。
それがこのStaxと呼ばれるVintageのアーティファクトコントロールデッキ。
そのStaxに、《Mishra’s Workshop》と双璧をなす、
高額土地カード《Bazaar of Baghdad》を入れたものを、
Bazaar Staxと呼んでいる。
《Bazaar of Baghdad》とは、

《Bazaar of Baghdad》
土地
(T):カードを2枚引き、その後カードを3枚捨てる。
アンコモン
というアラビアンナイトのカード。
土地なのだがマナは出ないという一風変わったカード。
下記はそのサンプルデッキ。
クリーチャー12枚
4《ゴブリンの溶接工/Goblin Welder》
2《映し身人形/Duplicant》
2《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》
1《白金の天使/Platinum Angel》
1《トリスケリオン/Triskelion》
1《隔離するタイタン/Sundering Titan》
1《銀のゴーレム、カーン/Karn,Silver Golem》
アーティファクト27枚
4《煙突/Smokestack》
3《姥の仮面/Uba Mask》
4《虚空の杯/Chalice of the Void》
4《世界のるつぼ/Crucible of World》
1《稲妻のすね当て/Lightning Greaves》
1《三なる宝球/Trinisphere》
1《精神隷属器/Mindslaver》
1《Mana Crypt》
1《魔力の櫃/Mana Vault》
1《Sol Ring》
1《Black Lotus》
1《Mox Pearl》
1《Mox Sapphire》
1《Mox Jet》
1《Mox Ruby》
1《Mox Emerald》
土地21枚
6《山/Mountain》
4《Mishra’s Workshop》
4《Bazaar of Baghdad》
4《不毛の大地/Wasteland》
1《露天鉱床/Strip Mine》
1《トレイリアのアカデミー/Tolarian Academy》
1《Karakas》
サイドボード
3《無のロッド/Null Rod 》
3《抵抗の宝球/Sphere of Resistance》
3《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》
3《真髄の針/Pithing Needle》
3《Maze of Ith》
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デッキの内容は最初から最後まで見て、
赤いカードが4枚、あとは土地とアーティファクトで56枚。
ほとんどアーティファクト単色デッキと言って過言でない。
Bazaar Staxの基本的な使い方。
と言ってもこのデッキは手札、先攻か後攻かで何もかもが変化する。
先攻で、
《Mishra’s Workshop》があってMoxのどれかがある場合、
《Mishra’s Workshop》だけがある場合、
《Mishra’s Workshop》が無い場合、
後攻で、
《不毛の大地》や《露天鉱床》があって、《Mishra’s Workshop》が無い場合、
《不毛の大地》や《露天鉱床》があって、《Mishra’s Workshop》がある場合、
先攻と同様の条件の場合、
これらは対戦相手のセットした土地や動きによって、
的確な対応を求められる。
動きとしては、
まず、《煙突》、
次のターンのアップキープに《煙突》の、
パーマネントを生贄に捧げる効果を処理し、
その後1つカウンターを置く。
メインフェイズに《世界のるつぼ》。
相手は毎ターン必ず1つパーマネントを失うが、
こちらは《世界のるつぼ》で土地を置き続ければ、
問題無い状態になる。
《姥の仮面》と《Bazaar of Baghdad》の組み合わせは、
自分の手札が0になっている状態の時に真価を発揮する。
《Bazaar of Baghdad》を起動、
2枚のドローが《姥の仮面》の効果によって、
ゲームから取り除かれる。
手札は無いので捨てるカード3枚は無い。
取り除かれたカードをプレイする。
という形になる。
使えないものであればそのまま取り除かれたままになってしまうが、
アドバンテージは比較的とりやすくなっている。
決まり方次第では毎ターン3枚カードを引いている事と変わらない状態にもなる。
《渦まく知識/Brainstorm》や《Ancestral Recall》も全てひっかかる。
つまり、このカードはカウンターデッキとしては、
ほぼ確実にカウンターしておきたいカードである。
ドローで《Force of Will》が取り除かれてしまうと、
その《Force of Will》を撃つことが出来るのはそのターンだけだ。
あまりに厳しい状況を強いられる事になる。
コンボデッキにも刺さる事があるだけにあなどれないカードと言える。
必ず作れるわけではないが、
Staxは下記の状況を素早く作り上げる事を目的としたデッキである。
・《煙突》乗せてあるカウンターは1。
・《世界のるつぼ》
・《露天鉱床》もしくは《不毛の大地》
・《三なる宝球》
・対戦相手の出せるマナの数は2以下
あとは残ったパーマネントが減って行く一方となる。
Staxとは土地破壊が主軸になっているコントロールデッキである。
《煙突》と《世界のるつぼ》だけでも十分にアドバンテージは稼げ、
そのまま相手が何も出来ない状態に陥る事も少なくない。
このサンプルデッキの場合、
少々一般的とは異なる面を持つため、
《白金の天使/Platinum Angel》+《稲妻のすね当て/Lightning Greaves》
という要素を含むので、
これが決まるだけでも多くのデッキが勝てなくなってしまうだろう。
《稲妻のすね当て》は、
《白金の天使》と《ゴブリンの溶接工》ぐらいにしか役に立たないが、
召喚酔いが無くなる事=1ターン早く動ける事となるだけに、
あなどれない動きを与えてくれる。
滅多には起き得ないが、
《映し身人形》で対戦相手の《ダークスティールの巨像/Darksteel Colossus》を消し、
11/11にしていきなり攻撃するという状況もありえる。
《虚空の杯/Chalice of the Void》
だけは使い方が難しい。相手次第で数字を変える必要がある。
先攻1ターン目に自分がMoxを並べているのであれば、X=0で指定する事は多い。
対戦相手にMoxを置かせないためであり、速度を落とすためだ。
だが、かなり効く数字はX=1。
このデッキの1マナはそう多くない。
X=1の指定もあながち間違っていないのだ。
《渦まく知識/Brainstorm》、《Ancestral Recall》、《剣を鋤に/Swords to Plowshares》、
《吸血の教示者/Vampiric Tutor》、《頭蓋骨絞め/Skullclamp》、《真髄の針/Pithing Needle》…
トーナメントカードには1マナのカードはとても多い。
1ターン目に《ゴブリンの溶接工》を置いて、
その後に《虚空の杯》をX=1で置いた場合など、
《ゴブリンの溶接工》を除去出来なくなってしまうデッキが多い。
この《虚空の杯》の指定のX=0かX=1かには正解は無いと言っていい。
このデッキを何度も使い、慣れた人間であってもこのX=0かX=1かを判断する事は難しい。
余談ではあるが、5Color Staxと呼ばれるものもある。
サンプルとしてはこんな感じだ。
クリーチャー8枚
4《ゴブリンの溶接工/Goblin Welder》
2《映し身人形/Duplicant》
1《銀のゴーレム、カーン/Karn,Silver Golem》
1《隔離するタイタン/Sundering Titan》
インスタント3枚
1《Ancestral Recall》
1《輪作/Crop Rotation》
1《吸血の教示者/Vampiric Tutor》
ソーサリー3枚
1《天秤/Balance》
1《悪魔の教示者/Demonic Tutor》
1《修繕/Tinker》
アーティファクト28枚
4《煙突/Smokestack》
4《虚空の杯/Chalice of the Void》
4《抵抗の宝球/Sphere of Resistance》
3《からみつく鉄線/Tangle Wire》
3《世界のるつぼ/Crucible of Worlds》
1《記憶の壷/Memory Jar》
1《三なる宝球/Trinisphere》
1《Mana Crypt》
1《Sol Ring》
1《Black Lotus》
1《Mox Emerald》
1《Mox Jet》
1《Mox Pearl》
1《Mox Ruby》
1《Mox Sapphire》
土地18枚
4《真鍮の都/City of Brass》
4《宝石鉱山/Gemstone Mine》
4《Mishra’s Workshop》
4《不毛の大地/Wasteland》
1《露天鉱床/Strip Mine》
1《トレイリアのアカデミー/Tolarian Academy》
サイドボード
2《荒残/Rack and Ruin》
2《トリスケリオン/Triskelion》
2《ヴィーアシーノの異端者/Viashino Heretic》
4《虚空の力線/Leyline of the Void》
3《落とし子の穴/Spawning Pit》
2《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》
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柔軟性を高くしようと作られたものだが、
単色であることの強さが失われている。
個人的にはそうまでして5色にする理由は無しと判断はしている。
構築にはそれなりにお金のかかるデッキではあるが、
このデッキの基礎部分は
《煙突》
《世界のるつぼ》
《露天鉱床》
《三なる宝球》
であり、
それ以外でどうしても欲しいカードは、
《ゴブリンの溶接工》
《虚空の杯》
ぐらいだろう。
あとは個人の判断ややり方でアーティファクトを選んでも良い。
《Mishra’s Workshop》や《Bazaar of Baghdad》は確かに欲しい。
が、無くても楽しめるデッキである。
仮組みしてゆっくりとデッキパーツを使いながら揃えてみるも悪くない。
興味を抱いた人がいれば、一度使ってみることをお薦めする。
ではまた。








