EDHデッキ紹介その63(Kaalia of the Vast/巨大なるカーリア-天使のみ)
お客様からこのようにリクエストをいただいた。
「edhで美人(主に天使)のみのデッキを組んでみたく思い
こちらのフォームに投稿させていただきました。
統率者はカーリアにしようと思うのですがあまり実用的なデッキではありません。
そこで、そちらのショップが本気を出して美しい天使のカードで
edhのデッキを作ったらどのような構成になるのか、
教えて欲しいのです。」
実用的という単語がありながら、
美を追求しろと言われました。
いきなりデッキ構築難易度アップ。
実用的なら、
《ルーン傷の悪魔/Rune-Scarred Demon》は外せないのだが、
美しい天使のカードで組めと言われれば、
《ルーン傷の悪魔》はデーモン故にデッキから外れる。
実用的かつ、美しい天使として、
《修復の天使/Restoration Angel》があるのだが、
なにせ能力が
「修復の天使が戦場に出たとき、
あなたがコントロールする天使(Angel)でないクリーチャー1体を対象とする。
あなたはそれを追放し、その後そのカードをあなたのコントロール下で戦場に戻してもよい。」
という能力だ。
美しい天使しか入れないデッキなので、
明滅させる対象がジェネラルしか無い。
デッキに入れておくとただの4マナ瞬速飛行3/4でしかない事が多いので、
これもデッキから外れる。
ドラゴンとデーモン禁止のカーリアという謎の構築環境。
前述の《ルーン傷の悪魔》の他にも、
《血の贈与の悪魔/Bloodgift Demon》
《狂気の種父/Sire of Insanity》
《残虐の達人/Master of Cruelties》
《ヘルカイトの暴君/Hellkite Tyrant》
《鋼のヘルカイト/Steel Hellkite》
《ドラゴン魔道士/Dragon Mage》
などの優秀な者たちが採用出来ない。
天使以外のクリーチャーは全力で禁止なので、
他のクリーチャータイプも全部ダメである。
お客様が指定されたジェネラル+天使オンリーで構築しなければ、
要望に応えたとは言えまい。
実用的になるんだろうか?このデッキと疑問を抱きつつ構築。

《Kaalia of the Vast/巨大なるカーリア》
コスト:1白黒赤
伝説のクリーチャー 人間(Human) クレリック(Cleric)
飛行
巨大なるカーリアがいずれかの対戦相手に攻撃するたび、
あなたはあなたの手札にある天使(Angel)1枚かデーモン(Demon)1枚かドラゴン(Dragon)1枚を、
タップ状態で、その対戦相手を攻撃している状態で戦場に出してもよい。
2/2
神話レア
「巨大なる」と書いておきながら本体は2/2。
ジェネラルダメージ21点などまず不可能。
そんな事をする前に天使かデーモンかドラゴンで押し切れと、
カードテキストに書いてあるようなものだ。
クリーチャータイプが人間なのに、
素の状態で飛行を持っているちょっと珍しい生物。
マジックのカードセットが出るたびに、
ドラゴンか天使かデーモンが増える事は多く、
そのたびにデッキをいじる楽しみがあるジェネラルの1つ。
デッキは以下。
ジェネラル:《巨大なるカーリア/Kaalia of the Vast》
-クリーチャー21枚-
《神盾の天使/Aegis Angel》
《怒りの天使アクローマ/Akroma, Angel of Wrath》
《憤怒の天使アクローマ/Akroma, Angel of Fury》
《絶望の天使/Angel of Despair》
《決断の天使/Angel of Finality》
《静穏の天使/Angel of Serenity》
《天使の監視者/Angelic Overseer》
《敵対の大天使/Archangel of Strife》
《テューンの大天使/Archangel of Thune》
《戦導者オレリア/Aurelia, the Warleader》
《希望の天使アヴァシン/Avacyn, Angel of Hope》
《守護天使アヴァシン/Avacyn, Guardian Angel》
《悪斬の天使/Baneslayer Angel》
《まばゆい天使/Blinding Angel》
《黄金夜の刃、ギセラ/Gisela, Blade of Goldnight》
《エメリアの盾、イオナ/Iona, Shield of Emeria》
《霊体の先達/Karmic Guide》
《静寂の守り手、リンヴァーラ/Linvala, Keeper of Silence》
《光明の天使/Luminous Angel》
《白金の天使/Platinum Angel》
《魂を数える者、タリエル/Tariel, Reckoner of Souls》
-インスタント7枚-
《暗黒の儀式/Dark Ritual》
《悟りの教示者/Enlightened Tutor》
《流刑への道/Path to Exile》
《殺し/Snuff Out》
《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
《摩耗+損耗/Wear+Tear》
《吸血の教示者/Vampiric Tutor》
-ソーサリー9枚-
《ハルマゲドン/Armageddon》
《悪魔の教示者/Demonic Tutor》
《地震/Earthquake》
《信仰無き物あさり/Faithless Looting》
《伝国の玉璽/Imperial Seal》
《夜の囁き/Night’s Whisper》
《戦の惨害/Ravages of War》
《汚損破/Vandalblast》
《Wheel of Fortune》
-エンチャント5枚-
《動く死体/Animate Dead》
《熱情/Fervor》
《Moat》
《ネクロマンシー/Necromancy》
《ファイレクシアの闘技場/Phyrexian Arena》
-アーティファクト21枚-
《ボロスの印鑑/Boros Signet》
《金属モックス/Chrome Mox》
《連合の秘宝/Coalition Relic》
《世界のるつぼ/Crucible of Worlds》
《友なる石/Fellwar Stone》
《金粉の水蓮/Gilded Lotus》
《稲妻のすね当て/Lightning Greaves》
《水蓮の花びら/Lotus Petal》
《Mana Crypt》
《魔力の櫃/Mana Vault》
《精神石/Mind Stone》
《モックス・ダイアモンド/Mox Diamond》
《オパールのモックス/Mox Opal》
《オルゾフの印鑑/Orzhov Signet》
《虹色のレンズ/Prismatic Lens》
《ラクドスの印鑑/Rakdos Signet》
《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》
《太陽の指輪/Sol Ring》
《耽溺のタリスマン/Talisman of Indulgence》
《スランの発電機/Thran Dynamo》
《冬の宝珠/Winter Orb》
-プレインズウォーカー1枚-
《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil》
-土地35枚-
《Badlands》
《Plateau》
《Scrubland》
《血の墓所/Blood Crypt》
《神無き祭殿/Godless Shrine》
《聖なる鋳造所/Sacred Foundry》
《乾燥台地/Arid Mesa》
《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
《湿地の干潟/Marsh Flats》
《汚染された三角州/Polluted Delta》
《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
《古えの墳墓/Ancient Tomb》
《戦場の鍛冶場/Battlefield Forge》
《魂の洞窟/Cavern of Souls》
《コイロスの洞窟/Caves of Koilos》
《真鍮の都/City of Brass》
《統率の塔/Command Tower》
《悪臭の荒野/Fetid Heath》
《トロウケアの敷石/Flagstones of Trokair》
《マナの合流点/Mana Confluence》
《ファイレクシアの塔/Phyrexian Tower》
《岩だらけの大草原/Rugged Prairie》
《硫黄泉/Sulfurous Springs》
《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth》
《ヴォルラスの要塞/Volrath’s Stronghold》
3《平地/Plains》
2《沼/Swamp》
1《山/Mountain》
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今回はCardshop Serraのスタッフの中でも、
店主の次にEDHを真剣にやっているS君が協力。
Sは寝ても覚めてもマジックとミルクティーとチャーハンの事くらいしか考えていない。
Cardshop Serraのスタッフ達の間では、
「こいつは死にかけていても
ミルクティーを点滴したら、
エリクサー使ったみたいに
突然全回復するんじゃないか?」
と言われている。
アメリカ人のプレイヤーであり、
店主の大切な友人でもあるSeth Burnからも
「ミスターフライドライス」(チャーハンは英語でフライドライス)
と呼ばれていた。
お店に置いてある自動販売機のミルクティーを1人で売り切れにさせかねない男である。
店主「再録されているカードの場合、再録版がイラスト変更されていると、
どちらが綺麗な絵になっているかわからない事がある。
すまないが、S、天使の選定をお願いしたい。」
S「わかりました。ところで《絶望の天使》は美しい天使ですか?」
店主「エイベックスのアーティストにICONIQという人がいる。
女性だけど丸坊主でデビューしてたよ。」
S「つまりOKという事なんですね。」
店主「ICONIQ売れてなかったけどな。」
《絶望の天使》採用。
S「《光明の天使》は絵違いが綺麗です。」
店主「あのカード強かったっけ?なんだかやたら重かっただけのような。」
S「美しい。」
店主「実用ってなんだろうな。」
《光明の天使》採用。
店主「《まばゆい天使》って美しいの?」
S「たぶん。アメリカ人の好みとか。」
店主「日本人はだいたい童顔のほうが受けがいいような気がするんだが。」
S「美への要求は人それぞれです。」
店主「なんかいいようにまとめられてるな。」
《まばゆい天使》採用。
店主「《白金の天使》って美しいの?」
S「ほとんど顔無いですよね、これ。」
店主「このカード、FOIL版綺麗だったな。」
S「採用で。」
《白金の天使》採用。
店主「《怒りの天使アクローマ》ってレギオン版の顔ゴツいだけだよな。」
S「そこでVSデッキ版の出番です。」
店主「そういうものか。」
S「そういうものです。」
《怒りの天使アクローマ》採用。
なお、大半の天使カードはSの独断と偏見により選定である。
デッキの構成はSと二人で組んだ。
S「《悪魔の教示者/Demonic Tutor》を絵違い版にすると美しいかも知れません。」
店主「天使関係ないな。」
S「でももともと《悪魔の教示者/Demonic Tutor》って入れますよね?」
店主「抜く理由はないな。」
S「とりあえず天使出して《ハルマゲドン》すればいいですよね?」
店主「決まれば強いからそれで。」
S「ボス、《Moat》が必要ですぜ。」
店主「よし、入れとこう。」
S「《ヴェールのリリアナ》は美しいですよね。」
店主「天使関係ないな。」
S「抜きますか?」
店主「使うだろ。」
店主「《ネクロマンシー》って全然美しくないぞ。」
S「ですが、ボス、これ抜いていいんすかね?」
店主「俺はこのカード大好きだぜ。」
S「入れときましょう。」
このように勢いと思いつきの適当な真面目なディスカッションが行われ、
二人の間でデッキが組まれていったのである。
下記は採用された綺麗どころたちだ。
美しいかどうかは人それぞれかもしれませんが、いかがでしょう。
文句がある場合はS君に言いましょう。
間違っても店主を責める事の無いように。
ではまた。








