EDHデッキ紹介その241(ナズグルの首領)
今回のデッキ紹介は《ナズグルの首領/Lord of the Nazgul》
ちょっと前に使っていたデッキなので、
最新のカードが少し入っていないのは御愛嬌。
このカードは「指輪物語:中つ国の伝承 統率者デッキ」にしかいないちょっと変わったカード。
案外入手しにくい。
ジェネラル紹介

《ナズグルの首領/Lord of the Nazgul》
コスト:3青黒
伝説のクリーチャー レイス(Wraith)・貴族(Noble)
飛行
あなたがコントロールしているすべてのレイス(Wraith)はプロテクション(指輪所持者)を持つ。
あなたがインスタントやソーサリーである呪文を唱えるたび、
威迫を持つ黒の3/3のレイス・クリーチャー・トークン1体を生成する。
あなたが9体以上のレイスをコントロールしているなら、ターン終了時まで、あなたがコントロールしているすべてのレイスの基本のパワーとタフネスは9/9になる。
4/3
素で見ると5マナ4/3飛行。
EDH的には不合格。
能力の「すべてのレイスはプロテクション(指輪所持者)」なんていうのはインクの染み。
これが役に立つ日は多分こない。
重要なのはその下の能力。
呪文唱えりゃ黒の威迫3/3が出てくるほうの能力。
これのおかげで5マナ4/3飛行だけの不合格ちゃんが合格ラインになる。
一発でもなんか唱えれば3/3のオマケが追加されるのは大きい。
デッキリスト
ジェネラル:《ナズグルの首領/Lord of the Nazgul》
-クリーチャー2枚-
《金粉のドレイク/Gilded Drake》
《概念泥棒/Notion Thief》
-インスタント28枚-
《乱動への突入/Into the Roil》
《一瞬/Blink of an Eye》
《応じ返し/Snapback》
《サイクロンの裂け目/Cyclonic Rift》
《精神的つまづき/Mental Misstep》
《渦まく知識/Brainstorm》
《考慮/Consider》
《吸血の教示者/Vampiric Tutor》
《暗黒の儀式/Dark Ritual》
《断れない提案/An Offer You Can’t Refuse》
《のぞき見/Peek》
《呪文貫き/Spell Pierce》
《白鳥の歌/Swan Song》
《神秘の教示者/Mystical Tutor》
《悪魔の教示者/Demonic Tutor》
《秘儀の否定/Arcane Denial》
《マナ吸収/Mana Drain》
《差し戻し/Remand》
《否定の力/Force of Negation》
《大あわての捜索/Frantic Search》
《転覆/Capsize》
《激情の後見/Fierce Guardianship》
《致命的なはしゃぎ回り/Deadly Rollick》
《意志の力/Force of Will》
《水没/Submerge》
《誤った指図/Misdirection》
《明日からの引き寄せ/Pull from Tomorrow》
《運命のきずな/Nexus of Fate》
-ソーサリー14枚-
《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》
《思案/Ponder》
《定業/Preordain》
《見えざる糸/Hidden Strings》
《ヨーグモスの意志/Yawgmoth’s Will》
《意外な授かり物/Windfall》
《Timetwister》
《荊州占拠/Capture of Jingzhou》
《時間のねじれ/Time Warp》
《時間操作/Temporal Manipulation》
《永劫での歩み/Walk the Aeons》
《カーンの経時隔離/Karn’s Temporal Sundering》
《水の帳の分離/Part the Waterveil》
《時のらせん/Time Spiral》
-エンチャント1枚-
《同族の発見/Kindred Discovery》
-アーティファクト19枚-
《モックス・アンバー/Mox Amber》
《金属モックス/Chrome Mox》
《オパールのモックス/Mox Opal》
《モックス・ダイアモンド/Mox Diamond》
《魔力の櫃/Mana Vault》
《太陽の指輪/Sol Ring》
《多用途の鍵/Manifold Key》
《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》
《通電式キー/Voltaic Key》
《サファイアの大メダル/Sapphire Medallion》
《友なる石/Fellwar Stone》
《秘儀の印鑑/Arcane Signet》
《ディミーアの印鑑/Dimir Signet》
《虹色のレンズ/Prismatic Lens》
《威圧のタリスマン/Talisman of Dominance》
《液鋼の首飾り/Liquimetal Torque》
《精神石/Mind Stone》
《スランの発電機/Thran Dynamo》
《金粉の水蓮/Gilded Lotus》
-プレインズウォーカー1枚-
《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》
-土地34枚-
《統率の塔/Command Tower》
《天上都市、大田原/Otawara, Soaring City》
《神秘の聖域/Mystic Sanctuary》
《死の溜まる地、死蔵/Shizo, Death’s Storehouse》
《魂の洞窟/Cavern of Souls》
《窪み渓谷/Sunken Hollow》
《地底の大河/Underground River》
《ダークウォーターの地下墓地/Darkwater Catacombs》
《Underground Sea》
《湿った墓/Watery Grave》
《水没した地下墓地/Drowned Catacomb》
《変遷の泉/Morphic Pool》
《変わり谷/Mutavault》
《虹色の眺望/Prismatic Vista》
《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
《湿地の干潟/Marsh Flats》
《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
《汚染された三角州/Polluted Delta》
《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
《霧深い雨林/Misty Rainforest》
11《島/Island》
2《沼/Swamp》
デッキについて
このデッキ、
初めてステゴロEDHに出場した時に使った。
ステゴロEDHとは、
かなりアバウトに説明すると、
「基本的に戦闘ダメージで殴り勝て。
別にいいよ、コンボ決めても。
ただし勝ち点あげねえけどな。」
という一風変わったEDH大会だ。
もうちょっと書かせてもらうと、
・勝っているなら基本的に勝ち点1点くれる。
・コンボや無限を決めるとマイナス1点される。
・「これはすごいぜ」という何かを決めると主催者から1点もらえる(主催者の独断と偏見による)
・「これはひでえな」という何かを決めると主催者からマイナス1点される(主催者の独断と偏見による)
この「主催者の独断と偏見による」が面白い。
そしてマイナス1点でもされると、
「よくわからないクジ」
を引かされる(強制である)のだ。
このクジを引くとそこに書いてあるものに沿った何かを装備させられる(もちろん強制だ)
この装備は大会が終わるまで装備し続けなければならない。
ちなみにだいたいはドン・キホーテで売っているような宴会グッズのようなものであり、
おおむねダサい格好をさせられるわけだ。
そしてそれを皆で笑い合い、EDHで殴り合い、最後に記念写真を撮って終わるというイベント。
(他にもルールがちょいとあるけど別にただEDHのデッキもって参加するイベントなので心配無用)
あ、一応書いておくと店主は主催者ではなく、ただのプレイヤー。
ホントに純粋にプレイヤーとして参加している。
かなり人気のあるイベントで基本的に開催されると満員御礼になるほどの盛況ぶり。
ジェネラルで殴り倒すか、
ジェネラルを駆使したうえでデッキ内のクリーチャーも含めて殴り倒すか、
だいたいこの二択の構成で皆が襲いかかってくる楽しいイベント。
ガチカジュ論争などバカバカしくなるほど楽しいので、
皆様もぜひぜひ遊んでみていただきたい。
こういう構成のデッキでそんなステゴロEDHに挑む変人はあまりおらんだろう。
なにせクリーチャーが
《ナズグルの首領/Lord of the Nazgul》
《金粉のドレイク/Gilded Drake》
《概念泥棒/Notion Thief》
の3枚しか入っていないのだ。
一応クリーチャー扱いするなら《変わり谷/Mutavault》も入るかな。
それでも4枚。
まあステゴロに向かないデッキにしか見えないのだ。
だが、そこは鬼のデッキビルダーの成せる技。
最初からそのつもりで構築しているのだが、
本気で殴り倒す気満々でこの構築だ。
そして一般的には
デッキに9枚入れてもいい。《ナズグル/Nazgul》を入れそうなものだが、
そんなものは無視だ。

《Nazgul/ナズグル》
コスト:2黒
クリーチャー レイス(Wraith) 騎士(Knight)
接死
ナズグルが戦場に出たとき、指輪があなたを誘惑する。
指輪があなたを誘惑するたび、あなたがコントロールしている各レイス(Wraith)の上にそれぞれ+1/+1カウンター1個を置く。
デッキに《ナズグル/Nazgul》という名前のカードを最大9枚入れてもよい。
1/2
アンコモン
これね。
こんなもんはいらん!と一蹴。
しっかり並べれば弱くはないんだろうけどねえ。
そんな事してる間にだいたい殴り倒されるかコンボ決められるんだよ、EDHだと。
60枚中の9枚と99枚中の9枚じゃ全然違うしね。
確率的に不利過ぎる、99枚。
ま、こいつの事はさておき、
どうやって勝つかは別に難しくない。
ジェネラル着地させて守り切ればいいだけ。
ジェネラルの能力が案外すごいんだよ、これ。
インスタントかソーサリー撃てば3/3が出てくるからね。
で、青には1マナからして、
「カードを1枚引く」
という一文が書いてある呪文は多い。
次の「カードを1枚引く」の呪文へ繋げられれば、
結構な数の3/3レイスが登場するわけだ。
困っている時はインスタント1枚でブロッカーを用意し自分を守り、
余裕のある時に3/3を少しずつ並べていく。
ジェネラルだけは守り抜け。
再度出し直しはめんどいから。
ちょびっとずつ各対戦相手のライフを減らしつつ、
特定の時が来たら一瞬で決める。
一瞬で決めるのは、
ゲームの後半までは一切影響がない残りのテキストの
「あなたが9体以上のレイスをコントロールしているなら、
ターン終了時まで、あなたがコントロールしているすべてのレイスの基本のパワーとタフネスは9/9になる。」
この一文はインスタントやソーサリーを唱えた時に誘発する能力の一部。
ジェネラル自身もレイスなのでジェネラルも9/9になる。
で、
食らってみるとわかる話で、
9体以上の時に9/9になるという事は、
最低でも「9✕9=81」という小学二年生で習うかけ算の最大数である。
そのうちの1体は飛行のジェネラル、残りは威迫である。
おおむねではあるが、
一人がジェネラルダメージで殴り倒される。
二人が残りのレイスに殴り倒される。
という流れになる。
4/3のジェネラルで一発くらっているところに、
ジェネラル+7体の酔っていない3/3威迫ちゃん。
追加ターン呪文一発で全員9/9。
ジェネラル9点食らう人は合計で13点。
他の人は9/9最低でも7体(1体は召喚酔い)=63点の威迫ちゃん。
ここに追加ターンでの再度アタック前になんでもいいからインスタントかソーサリー1枚で、
9点のジェネラルダメージ
72点の3/3威迫ちゃん。
一人はジェネラルダメージが22点になり倒れ、
残りは前ターンで63点、今度は72点。
威迫持ちなのでうまく殴ればいいだけでこれが弾き出せるわけだ。
例えば、ブロッカーが1体しかない奴に威迫全力パンチ、
ジェネラルは逆に数を並べていても飛行が無い奴にパンチすればOKということ。
並ぶ時は15体くらいのレイスが並んでしまう事もある。
飛行9/9が1体+威迫9/9が14体、
普通止まるわけがない135点パンチだ。
プレイングが上手ければ、おおむねこのレイスを出すタイミングをミスらない。
自分で言うのもなんだけれども、
ステゴロEDHでこれを使って全勝&全員を自分で殴り倒す事に成功している。
普通の人には負けないプレイングの自信はあるからね。
こういう変なデッキでもデッキ99枚全て頭に入っているプレイする人なので。
この変なデッキは誰もが威迫や飛行でちょっと殴られている程度なら気にしておらず、
ある時突然に9/9で襲われて全員が倒されるなんて思っていなかったようだ。
食らった途端に「あっ!」となっている光景が多かった。
店主はEDHにおいて思考と場の両方に奇襲をかけるのが好きなので、
こういうデッキを構築する事がある。
絶妙な1枚はこれ。

《Hidden Strings/見えざる糸》
コスト:1青
ソーサリー
パーマネント1つと、他のパーマネント1つを対象とする。
あなたはその前者をタップまたはアンタップしてもよく、その後、その後者をタップまたはアンタップしてもよい。
暗号(その後、あなたはあなたがコントロールするクリーチャー1体に暗号化した状態で、
この呪文カードを追放してもよい。そのクリーチャーがプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、
それのコントローラーはその暗号化したカードのコピーを、
それのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。)
コモン
これをジェネラルに暗号化すると楽しい。
ジェネラルがぶん殴るとだいたい土地2枚かマナアーティファクト2枚アンタップしつつ、
3/3が着地。
ルール的には「コピーを唱える」なのでしっかりジェネラルの能力は誘発する。
これがあるだけでブロッカーを作りつつ、
マナも確保しやすくてかなり強い1枚。
仮の話、5マナしかない状況でこれを暗号化してあるジェネラルがいるとする。
まずジェネラルで殴って、戦闘ダメージ与える。
暗号化誘発して、《見えざる糸》を撃つ。
3/3が出てくる。
ついでに5マナも出して、《見えざる糸》を解決して土地2枚アンタップ。
インスタントの追加ターンである《運命のきずな》をそのまま撃つ。
3/3が出てくる。
なんて荒技もありえる。
そうすると次のターンには4/3のジェネラルと最低でも2体の3/3が殴れるという状態かつ、
ジェネラルの攻撃が通ったらまた3/3追加となる。
このデッキは作ってみるとわかるが、
案外とプレイングは難しい。
でも成功すると楽しい。
是非お試しあれ、と言いたいところだが、
どちらかというとステゴロEDHのほうをお試しあれと言いたい。
《ナズグルの首領》の紹介記事なんだけども、
なんかもうステゴロEDH推し。
レッツステゴロ。
ではまた。








