オールドスクールのこれを買え!

パワー9とデュアルランドと一部のカード以外でこいつは持っておこう!

と思うようなカードの紹介。

独断と偏見に満ちているとは最初に書いておこう。

オールドスクールとミドルスクールは最近遊ぶ人が増えている。
理由はわかりやすいと思っている。

「生涯カードプールが変わらない世界」

だからだ。
買ったカードは一生使える。
禁止改定も滅多な事では起きない。
のんびり楽しむ人達にとって良い世界だ。

さて、そんな世界の中の1~4枚買っておけ!というようなカードをご紹介。
オールドスクールなので再録されているカードについては、
イラスト一緒の旧枠範囲でオススメをしていく。

今回のテーマは

・コモンは紹介しない。
(なので《イス卿の迷路》や《露天鉱床》などの凶悪カードが除外される)

・パワー9とデュアルランド、
Mishra’s Workshop
The Abyss
Moat
太陽の指輪/Sol Ring
巨大戦車/Juggernaut》は最初から除外。

・使い道がしっかりあり、長く使えるカードをオススメしたい。
(ある程度のデッキかサイドボードでの有用価値が高い)

の3つ。

センギアの吸血鬼


センギアの吸血鬼/Sengir Vampire
コスト:3黒黒
クリーチャー 吸血鬼(Vampire)
飛行(このクリーチャーは飛行や到達を持たないクリーチャーによってはブロックされない。)
このターン、センギアの吸血鬼によってダメージを与えられたクリーチャーが死亡するたび、センギアの吸血鬼の上に+1/+1カウンターを1個置く。
4/4

オールドスクールには各色に5マナのフィニッシャークラスがある。
あ、いや緑にはそこまで言う程の生物いないか。
一応《ダークウッドの猪》(ただの5マナ4/4)がそこに該当するんだけども、
普通《アーナム・ジン》使うしなぁ。
そんな各種の中で唯一《恐怖》が効かないのが《センギアの吸血鬼》。
だからオススメ。
剣を鍬に》はどの5マナ生物でも飛ばされるのでそこは仕方ない。
あとは警戒の《セラの天使》か、
恐怖》効かない《センギアの吸血鬼》か。

トリスケリオン


トリスケリオン/Triskelion
コスト:6
アーティファクト・クリーチャー 構築物(Construct)
トリスケリオンはその上に+1/+1カウンターが3個置かれた状態で戦場に出る。
トリスケリオンから+1/+1カウンターを1個取り除く:クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。トリスケリオンは、それに1点のダメージを与える。
1/1

タフネス1を薙ぎ払える強さは他には無いアドバンテージ。
Mishra’s Workshop》を使うデッキでは大活躍確定だが、
そこでなくてもかなり強いロボ。
動く死体》で釣るもよし。
6マナと重たいので、
Mishra’s Workshop》以外のデッキでは1~2枚あれば十分。
多くの使い道があるのも魅力的だ。
一例では自身で《送還》する、《Copy Artifact》でコピーなど。

アーナム・ジン


アーナム・ジン/Erhnam Djinn
コスト:3緑
クリーチャー ジン(Djinn)
あなたのアップキープの開始時に、対戦相手1人がコントロールする壁(Wall)でないクリーチャー1体を対象とする。それはあなたの次のアップキープまで、森渡りを得る。(それは、防御プレイヤーが森(Forest)をコントロールしているかぎりブロックされない。)
4/5

4マナ4/5の高スペック。
インフレの激しくなった現代では、
このスペックを高スペックとは呼ばなくなったが、
オールドスクールの中ではトップクラス。
これを超えてくるスペックのカードがなかなか無い。
「緑はこれと《ラノワールのエルフ》だけ買っておけば十分だぜ」
と言えなくもないほど強い。
4枚揃えてしまおう。

破裂の王笏


破裂の王笏/Disrupting Scepter
コスト:3
アーティファクト
(3),(T):プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはカードを1枚捨てる。あなたのターンの間にのみ起動できる。

“捨て捨て棒”の異名を持つ元祖手札破壊カード。
読めない人も多そうなので書いておくと、
「はれつのおうしゃく」と読む。
昔、読めない人達から付けられたあだ名が
「はれつのたまねぎ」だった。

それはさておき、
3マナ+3マナタップ起動+自分のターンのみ起動で手札破壊は弱い。
弱いんだが、
この世界にはこれしかない。
青相手にはこれでも刺さる。
サイドボードからインしてみるとわかる。
だいたい青が意地でもカウンターしてくるか、
高確率で《解呪》や《粉砕》してくる。
俗に言う「マスカン」(マストカウンター、必ず打ち消せの意味)に近い。
マスカンのカード=弱くない
と考えて良い。
サイドボードに1枚忍ばせておこう。
なんならデッキ次第ではメインに1枚。
3枚以上買う必要無し。
というか1枚で十分かな。

Urborg


Urborg
伝説の土地
(T):(黒)を加える。
(T):クリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それは先制攻撃か沼渡りを失う。

》を1枚抜いて入れるだけ。
オシャレ枠とか言われたらそれまでなんだけども、
一応《黒騎士》同士がぶつかり合う時なんかは強いんだよ。
ちょっとお金に余裕があったら買ってもいいよね枠だというのは否定しない。
だが、絵がいい。
ストーリーもいい。
あとオマケで言っておこう。
あんまり《血染めの月》置く人おらんから、
Urborg》を《》にされる事もないので気楽に使えるよ!
伝説の土地だし1枚で十分。

天秤


天秤/Balance
コスト:1白
ソーサリー
各プレイヤーは、コントロールする土地の数が最も少ないプレイヤーがコントロールする土地の数に等しい数だけ、自分がコントロールする土地を選ぶ。その後、残りを生け贄に捧げる。同じ方法で、各プレイヤーはカードを捨て、クリーチャーを生け贄に捧げる。

白いデッキならとりあえず入れよう。
どうにもならない時に一番強いから。
たった2マナで、
土地
クリーチャー
手札
の3箇所に干渉してくる凄まじい威力。
第四版にまで再録されているお手軽さ、
最高の1枚と言える。
さすがに制限されているだけの事はある。
そして制限が解除される事もないだろう。
買うのは1枚でOK。

精神錯乱


精神錯乱/Mind Twist
コスト:X黒
ソーサリー
プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは、カードをX枚、無作為に選んで捨てる。

1枚制限されているこれが強いだけじゃなく
暗黒の儀式
Order of the Ebon Hand
トーラックへの賛歌
アーグの盗賊団
あたりがコモンである事が黒の強み。
このへんを用意するだけでデッキになる。
真面目に組んでも5万以下で案外どうにかなる。
とりあえず1枚買っておこう。

惑乱の死霊


惑乱の死霊/Hypnotic Specter
コスト:1黒黒
クリーチャー スペクター(Specter)
飛行
惑乱の死霊が対戦相手にダメージを与えるたび、そのプレイヤーはカードを1枚無作為に選んで捨てる。
2/2

この時代の黒のエース。
1ターン目《暗黒の儀式》からこれを出す事を、
「A定食」
と呼ばれる程に使われる生物。
見たら焼かないとアドバンテージを持っていかれるので、
対処を要求されるカード。
持っておいて損はない。

ネビニラルの円盤


ネビニラルの円盤/Nevinyrral’s Disk
コスト:4
アーティファクト
ネビニラルの円盤はタップ状態で戦場に出る。
(1),(T):アーティファクトとクリーチャーとエンチャントをすべて破壊する。

「困ったらディスクを置け」
古の魔道士の諺である。
メイン、サイドどちらでも良し、どの色でも良し、
使い道ゼロには滅多にならないという優秀カード。
基本的に高くないので4枚買っておいて損無し。

黒騎士


黒騎士/Black Knight
コスト:黒黒
クリーチャー 人間(Human)・騎士(Knight)
先制攻撃(このクリーチャーは、先制攻撃を持たないクリーチャーより先に戦闘ダメージを与える。)
プロテクション(白)(このクリーチャーは白のものに対して、ブロックされず、対象にならず、ダメージを与えられず、エンチャントされない。)
2/2

惑乱の死霊》と並ぶ低コスト生物。
ここまで書いて思ったのが、
ここまでに記事内に登場したカード、

4《暗黒の儀式
4《Order of the Ebon Hand
4《トーラックへの賛歌
4《アーグの盗賊団
4《惑乱の死霊

4《黒騎士
4《ネビニラルの円盤
3《巨大戦車
2《センギアの吸血鬼
1《精神錯乱
1《Urborg
これ揃えて《》と《恐怖》か《麻痺》足したらデッキになるな。
オマケで《凄腕の暗殺者》とか《魔術師の女王》とか《夢魔》1枚くらい買えばOK。
なんて簡単に出来る黒単。
さあ全部Cardshop Serraで買ってオールドスクールデビューしよう。

白騎士


白騎士/White Knight
コスト:白白
クリーチャー 人間(Human)・騎士(Knight)
先制攻撃(このクリーチャーは、先制攻撃を持たないクリーチャーより先に戦闘ダメージを与える。)
プロテクション(黒)(このクリーチャーは黒のものに対して、ブロックされず、対象にならず、ダメージを与えられず、エンチャントされない。)
2/2

古代より《黒騎士》と相容れない生物。
いつまで経ってもすれ違い続ける騎士達。
(お互いのプロテクションのせいでブロック出来ないので戦えない)
白も《Order of Leitbur》があるので、
オールドスクールはどちらにしても8枚の騎士までは入れられる。
安定的にエース級が多い黒に対し、
多少の柔軟性を持つ《アイケイシアの投槍兵》があるのが白の良さ。
あと《サバンナ・ライオン》。

剣を鍬に


剣を鍬に/Swords to Plowshares
コスト:白
インスタント
クリーチャー1体を対象とし、それを追放する。それのコントローラーは、そのパワーに等しい点数のライフを得る。

古の時代より現在まで活躍し続ける白の最強除去と言っても過言ではないもの。
黎明期では「ライフを相手にあげてしまうから弱い」という認識もあったものの、
それでも使われ続け、愛されているカード。
言うまでもなくオールドスクールで「追放除去」となると限られている。
それが1マナ。
文句無しに買い。
ヴィンテージ、レガシー、EDHを含めて使い回しが効くので、
持っていて損をする事が無いのが強み。
オールドスクール絵で4枚買おう。

セレンディブのイフリート


セレンディブのイフリート/Serendib Efreet
コスト:2青
クリーチャー イフリート(Efreet)
飛行
あなたのアップキープの開始時に、セレンディブのイフリートはあなたに1点のダメージを与える。
3/4

3マナ3/4飛行と古代の中では最高クラスのスペック。
英語のRevised版の絵はエラーで間違っているが、
これは一応使ってOKとされている。
とりあえず入手しておいて損無しだろう。
無理してアラビアン・ナイト版を買わなくてもいい。

極楽鳥


極楽鳥/Birds of Paradise
コスト:緑
クリーチャー 鳥(Bird)
飛行
(T):好きな色のマナ1点を加える。
0/1

説明不要の《ラノワールのエルフ》と並ぶ元祖マナ生物。
あって困るものでもあんめえ。
渋くRevised版あたりで持っておくが通ってもんよ。
(Unlimited以下が欲しい人は止めない)
この時代は緑の強化呪文が限られていて、
無理やりこの鳥を殴らせる方法が少ないのは難点だが、
それでもマナ鳥はありがたい。

Braingeyser


Braingeyser
コスト:X青青
ソーサリー
プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはカードをX枚引く。

1枚制限のカードなので1枚だけ持っておけばOK。
他のXドロー呪文の元祖になったカード。
今見るとあんま強くないというか、
青の現代のドロー呪文が強すぎるから、
現代の構築環境では使われないだけで、
オールドスクールの世界では唯一無二だ。
必ず持っておきたい1枚。

ジェイムデー秘本


ジェイムデー秘本/Jayemdae Tome
コスト:4
アーティファクト
(4),(T):カードを1枚引く。

4マナで出てきて4マナとタップでドロー。
今ではいくらでも上位互換があるアーティファクト。
ただし、オールドスクールの世界ではこれしかない。
色も問わないドローエンジン。
1冊でいいから持っておこうという秘本だ。
なんと2025年9月の現在で第四版の英語版で100円で買える。

Library of Alexandria


Library of Alexandria
土地
(T):(◇)を加える。
(T):カードを1枚引く。あなたの手札にカードがちょうど7枚あるときにのみ起動できる。

最後にお高いのを1つだけ。
これと《ジェイムデー秘本》は本当に推したい。
この2枚は、
「入れるもんねえな」
と思ったら真っ先に入れとけというか、
残り58枚からスタートでもいいんじゃない?
くらいにあると無いとでは違う。
もちろんどんなデッキにも100%入るとまでは言わないが。
ついでに書いておくと、
余程スピーディーなデッキ以外はサイドの《破裂の王笏》1枚も確定させ、
メイン:残り58枚
サイド:残り14枚
からでもいいんじゃない?
と思うくらい。
青だったら《Braingeyser》もそこに加えてよい。
青ならもうこの3枚を持っているのなら、
残り57枚からスタートである。

最後に

さて、一部のカードについてはその重要性を書いておこう。
簡単に言ってアドバンテージの取り方だ。
オールドスクールの世界ではアドバンテージを取るというのがとても難しい。
特にインフレが激しくなった近年のカードとは大きく違う。
近年のMTGの世界では、有り体に言って、
「強いカードを叩きつけて、
相手が対処出来なかったら勝てる」
というようなカードが腐敗している政治家の数くらいある。
もちろんお互いにそのカードを使うのだから、
その強力なカードへの対策も強力なカードだったりはするのだが、
お世辞にもゲームバランスが良いとは言えない世界になっている。
ところが、オールドスクールはそうは行かない。
環境的に1対2を取れるカードが非常に少ない。
そしてその1対2を取るためにもリスクを背負わなければならず、
少ない故にプレイングが相当に重要視される。
リスクがほぼ無いのは《Ancestral Recall》くらいのものだ。
Ancestral Recall》のみ別格。
あとはそれなりにリスクを背負い、プレイングを要求される。
それこそがMTGの本質であり、
駆け引きの楽しみが存在するのである。
どうやったら1対2を取れるかを繰り返す事により、
最後に勝利まで持って行く。
たった1枚を叩きつけて勝てるか勝てないかではないゲームにこそ、
本当の実力が試されると言って過言ではない。

その1対2(もしくはそれ以上)を取るための重要カードが、
今回紹介している

Library of Alexandria
破裂の王笏
ジェイムデー秘本
Braingeyser
精神錯乱
天秤

である。
安く仕上げたいのなら、
破裂の王笏
ジェイムデー秘本
の2枚だけでいいから持っておくと良い。
頑張れるのなら残りも1枚全て持っておくと良い。
オールドスクールをプレイするという事は、
長くMTGの世界にいるという事とほぼイコールになるだろう。
そのためにもこれらのカードは揃えておいて損はない。

Braingeyser
精神錯乱
天秤

この3枚とてそれほど邪悪な金額なわけでもない。
Library of Alexandria》だけがお高いので、
そこだけ多少の覚悟が必要だ。
それでも長く遊ぶという事を考えたら、
余裕の減価償却というやつだ。
迷ったらまずはこのリストにあるカードから買ってみよう。

ではまた。

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