ステゴロEDH参戦記その2

はじめに

前回のステゴロEDH参戦記はこちら。

8/18、ホントはステゴロEDHに参戦するかどうか迷っていた。
というのも、
あまりにもその前後が忙しく、
かなり無茶苦茶なスケジュールだったからだ。

・・・というのは建前だ。
本当の理由はコレだ。

ナドゥの被り物だ。
(さすがにナドゥの被り物という商品名じゃないが。)

ナドゥとは、

Nadu, Winged Wisdom/有翼の叡智、ナドゥ
コスト:1緑青
伝説のクリーチャー 鳥(Bird) ウィザード(Wizard)
飛行
あなたがコントロールしているすべてのクリーチャーは
「このクリーチャーが呪文や能力の対象になるたび、
あなたのライブラリーの一番上にあるカード1枚を公開する。
それが土地カードなら、それを戦場に出す。
そうでないなら、それをあなたの手札に加える。
この能力は、毎ターン2回しか誘発しない。」
を持つ。
3/4

レア

というなんかもう、
どんなクスリをキメたらこんなデザインにするんだ?
と言いたくなるほどの強さのモダホラ3のレア。

やはりというかなんというか、
有翼の叡智、ナドゥ》は8月26日にモダンで禁止されてしまった。

このナドゥの被り物をAmazonで見つけ、
「よし、これが届いたら参加表明しよう。」
と決めていた。

正気の沙汰ではないと思った人、正解。

ステゴロEDHを正気の沙汰でやろうと思ってんじゃねーぞ!
ステゴロなめんなよ。
(※普通の人が普通に参加しているイベントです。)

で、参加するにあたり、
こんなわけのわからん被り物の事は伏せて、
主催者のぷろすたさんとキタガワさんに連絡。

「《Treizeci, Sun of Serra》のデッキ使っていい?」

と。
二人からOKがもらえたうえで、

「対戦相手三人の許可ももらった上で使う。
ダメって言われたら別のデッキ使う。」

という事も織り込んでステゴロEDH参戦表明。

今回は
《Treizeci, Sun of Serra》の白単のほうを持って行く。
ステゴロEDHは無限コンボを決めると「やらかし」になるので、
5色の相棒にしたバージョンのほうはステゴロに向かない。

白単から無限パーツを全抜きし、
純粋にぶん殴るデッキに仕上げる。
実際に無限パーツを全抜きしているほうが白単は面白いと思う。

それと、新しいセットから、

岸無き海、エルージュ
というジェネラルの青単デッキを用意。

Eluge, the Shoreless Sea/岸無き海、エルージュ
コスト:1青青青
伝説のクリーチャー エレメンタル(Elemental) 魚(Fish)
これのパワーとタフネスはそれぞれ、あなたがコントロールしている島(Island)の数に等しい。
これが戦場に出るか攻撃するたび、土地1つを対象とする。
それの上に洪水(flood)カウンター1個を置く。
それの上に洪水カウンターがあるかぎり、それは他のタイプに加えて島である。
各ターン内のあなたの1つ目の、
インスタントやソーサリーである呪文を唱えるためのコストは、
あなたがコントロールしていて洪水カウンターが置かれている土地1つにつき(青)(または(1))少なくなる。
*/*

神話レア

ブルームバロウの変わったお魚さん。
コストを下げるなんて書いたカードはだいたい悪さ出来るもの。
欠点としては《岸の飲み込み》を使いたいのに使えないし、
圧倒的な波》も使えないところ。
エルージュさん自身まで必ず戻ってしまうのが悲しい。
が、ステゴロEDHでも使える生物とみて、
今回は《Treizeci, Sun of Serra》がダメと言われたらこれでいく。

結果から行くとダメって言われなかったので4戦とも白単で戦った。

ジェネラル見せるたびに皆に説明していたくらいなカードなので、
ここでも再度説明を書いておこう。

《Treizeci, Sun of Serra》
(仮訳:セラの太陽、トレイゼッチ)
コスト:3白
伝説のクリーチャー 人間(Human) 騎士(Knight)
相棒 ― あなたの開始時のデッキに、ノスタルジックカードのみが入っていること。
(旧枠、伝説の、アーティファクトはノスタルジックである。)
警戒
あなたがノスタルジック呪文を唱えるたび、あなたは(2)を支払ってもよい。
そうしたなら、Treizeci, Sun of Serraの上に+1/+1カウンターを1個置き、
その後これの上にある+1/+1カウンターの数に等しい《セラの天使》トークンを生成する。

3/3

ノスタルジックは相棒ルールにのみ影響するので、
白単のデッキで組む分にはノスタルジックに染める必要はない。
こいつが出ている状況から、
下の能力の誘発条件を高めたいなら1枚でも多くノスタルジックにする必要があるだけ。

能力はまさにステゴロEDH向け。
殴る気満々の能力だ。
しかも《セラの天使》がばんばん出てくるので楽しくてたまらない。
この令和の時代に《セラの天使》でゴリゴリ殴れるの最高。

会場入り

さて、当日。
ナドゥの被り物を持って吉祥寺に到着。

早速、晴れる屋吉祥寺店前で突然この被り物を装備。
周囲の人が笑っている。
が、
そんな事はお構いなし。
そんな事で恥じるようじゃステゴロEDHは出来ねえンだよ!!
ステゴロなめんなよ。

(※普通の人が普通に参加しているイベントです。)

まずは記念撮影をお店の外でして、
晴れる屋吉祥寺店の階段を降りていく。

こええ。

この被り物、下が見えん。
階段降りるのですら危ないわ。

入店。

早速受付を開始しているキタガワさんとぷろすたさんの前に行く。
とりあえずバレないようにするためまずは無言だ。
無言で背筋を正して二人の前に立つ。

二人共ナドゥに圧倒されているのか、
反応が薄い。
(ただの塩対応されているだけという可能性もある。)
よし、ここはアレでいくか。
Cardshop Serraの店主ともなれば、
ありとあらゆる方向に学ぶものよ。
ここは推しの子(アニメ)で勉強したぴえヨンさんのような声でいこう。

「ボク、ナドゥ!
ステゴロEDHニ参加シニキタヨ!!」(無駄に高い声)

キタガワさん「これ、誰ですか?まじわかんないんですけど。」

ぷろすたさん「こんなのやるの一人しかいないでしょ。」

・・・意見分かれた。
本当にぷろすたさんにバレているのか。
ぷろすたさんニヤニヤしている。
キタガワさん動揺している。

「ボク、ナドゥ!
普通ノナドゥダヨ!!」(無駄に高い声)

周囲で笑いが起きる。
Tシャツに普通って書いてあるからな。

キタガワさん「本気で誰なんですか、これ。」

ぷろすたさん「英宝さんでしょ。」

何故バレる。

「ボク、英宝サンジャナイヨ!!」(無駄に高い声)

ぷろすたさん「うるせーよ!(笑)」

完全にみんな笑っている。
よし、やりたい事はやれた。

バレたところでぷろすたさんとキタガワさんと記念撮影。

今日はこのナドゥの被り物もイベントで使ってくれとお願い。
快諾をいただき、エントリーも完了。

ゲーム風景

さて、第一回戦。

先手がもらえたうえに《Mishra’s Workshop》スタートというぶっちぎりのスタートを切る。
2ターン目に《Treizeci, Sun of Serra》着地。
3ターン目から《セラの天使》展開をはじめ、
4ターン目にさらに《セラの天使》を増やし、
5ターン目には《大修道士、エリシュ・ノーン》降臨。

一人をジェネラルダメージ、
残り二人を40点殴り切る。

三人からは衝撃と笑いとジャッジコール(笑)

ジャッジのぷろすたさんより、

「やらかし点とやっ点の両方だね。」

という裁定をいただき、
本日第一号の装備品タイム。

この第一回戦で、
勝ち点:+1
やっ点:+1
やらかし点:-1
盛り上げ点:+1
をゲットしている。

ぷろすたさんからは
「これ(配点)コンプする人も珍しいうえに、
相変わらず異様な速度でゲーム終わらせてる。」
と評価をいただく。

二回戦目。

順調に展開をしていき、
途中で《ハルマゲドン》を引いたので撃ってみる。
もちろん追加2マナ払って。

そう、往年の奥義、セラマゲドンである。
知らない人に説明しておこう。

●セラマゲドン

太古の昔、時代にして第四版くらいまでの時代。
セラの天使》を出して《ハルマゲドン》を撃つと、
単体除去でも持っていない限りこれでほぼゲームが決まるという戦術。
今程にマナアーティファクトも無ければ、
クリーチャーもそこまで強いカードが無かった時代で、
セラの天使》の飛行警戒4/4のスペックは最高に近く、
これを止められなければゲームは終わっていた。
同戦術で、《アーナム・ジン》の場合は
「アーニーゲドン」と呼ばれている。
今はヴィンテージ、レガシーなどでは通用せず、
ハルマゲドン》自体が使われない。
(単体除去やスピード、コンボなどが環境が全く違うため。)
現状としてEDHやオールドスクールの環境で、

たまに《ハルマゲドン》が使われる程度にとどまっている。

で、今回このセラマゲドンをEDHでぶっ放したわけだ。
ただし、
セラの天使》が場に10体以上いるという異例の状況だが。

その場を見ていたぷろすたさんとキタガワさんから
やらかし点とやっ点の両方をいただき、
またしても装備品が増える。

セラマゲドン、やらかしになるかぁ。
「往年の技をEDHで披露してるんだから、
やらかしは簡便してくれない?」
と言ってみるも、
「《ハルマゲドン》でこの場はアカン。」
と一蹴される。
だが、それがいい。
このやりとりこそステゴロ。

勢いと威力がありすぎたのか、
盛り上げ点は他の方へ。

三回戦目。

今日一事故る。
引いても引いても土地ばかり。
《Treizeci, Sun of Serra》は出たものの除去され、
再度プレイにしても遅れを取り、
他のデッキに押し切られる。

いいとこなし。

四回戦目。

本日2度目のセラマゲドン。
EDHでもこれが決まると強いのと、
そもそも出ている《セラの天使》の数が違うので、
制圧力が昔とは全くもって違う。
昔のセラマゲドンは《セラの天使》1体出ていれば《ハルマゲドン》してた。
令和のセラマゲドンは《セラの天使》が複数体。
1~2体倒せたところで止まらない事も多い。

「全員が飛んでいて警戒持ってるから、
こっちは返しで殴れないからホントに強い。」

と誰かが言っていた。
たしかに。
攻防完璧な布陣になるんだよね、この天使が複数いると。

本日の戦績:3勝1敗。

ぷろすたさんからは、
「英宝さんが負けるの初めて見た。」
と言われた。

試合の合間に《岸無き海、エルージュ》も使ってみた。
こっちもこっちでかなり無茶苦茶。
各プレイヤーのエンドに

「《転覆》バイバックします。」
「《ミューズの囁き》バイバックします。」

どちらもコストを踏み倒しているので強い強い。
これまた往年のデッキ「メダリオンブルー」のような動きをEDHで再現。

●メダリオンブルー

テンペストが出た頃に作られたスタンダードのデッキ。
サファイアの大メダル》を基軸に、
相手のパーマネントを戻すカードとカウンターでひたすら守り、
転覆》が見事にはまると相手の場はペンペン草も生えない程に全て戻される、
という青単のデッキ。
当時のスタンダードの流行りの1つだった。
使うとむちゃくちゃ面白いが、

使われると最悪なデッキである。

ステゴロEDHにきてセラマゲドンとメダリオンブルーをやって帰るという、
太古から生きている魔道士らしい事が出来た。

なお、デッキを入れていたバッグはこれである。


太古から生きている魔道士のバッグである。

終わりに

今回のステゴロEDHも、多くの方とお会い出来て、
また、《Treizeci, Sun of Serra》をお披露目出来てとても楽しかった。
皆、《セラの天使》が出てくる能力に驚いてくれていた。
誰かから
「英宝さんのためにあるようなカード」
と言ってもらえたのも嬉しかった。


ラストは皆で記念撮影。
お店を出る前にキタガワさんには、

「いい事教えますよ!
ナドゥの被り物をして階段を降りると危ない。
これ覚えておくといいですよ!」

と人生で一度も使う事の無いであろう知識を伝える。

その後はぷろすたさんとキタガワさんと一緒にごはん食べて解散。

良い一日だった。
次回のステゴロEDHも日程が合えば参加したい。

ではまた。

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