名前のないフォーマット
今日はまた一風変わったお話。
もはや知っている人すらほぼいないであろう知識。
MTG生き字引と言われる店主でもプレイしたことのないフォーマット。
MTG黎明期に存在したとあるレギュレーション。
・60枚構築。
・サイドボード無しというクレイジーにも程がある構築環境が存在した。
この時、まだ第四版もクロニクルも発売されておらず、使って良いカードセットはβ、Unlimited、Revisedのみ。
(αはカードのカットが違うので、当時は他と併用出来ない。)
細かく説明をすると、
「β(Unlimited)に無くて、Revisedにあるカード」
という差分だけが追加されているわけで、基本的には「β限定構築」に限りなく近い。
下記はそのβに無くてRevisedにあるカードのリスト。
《Jandor’s Ring》
《ジャンドールの鞍袋》
《Dwarven Weaponsmith》
《ミシュラの戦争機械》
《Mijae Djinn》
《オニュレット》
《羽ばたき飛行機械》
《黒檀の馬》
《エル・ハジャジ》
《粉砕の嵐》
《魔力流出》
《セレンディブのイフリート》
《アーグの盗賊団》
《目には目を》
《魔術師の女王》
《島魚ジャスコニアス》
《象牙の塔》
《ティタニアの歌》
《Rocket Launcher》
《Reverse Polarity》
《スレイマンの壺》
《拷問台》
《ドラゴン・エンジン》
《ハーキルの召還術》
《アラジンのランプ》
《空飛ぶ絨毯》
《アラジンの指輪》
《終末の時計》
《エイトグ》
《真鍮人間》
《踊る円月刀》
《砂漠の竜巻》
《Reconstruction》
《原初の土》
《不安定性突然変異》
《密林の猿人》
これとβ(Unlimited)でのみ構築するということ。
カードプールとしてはオールドスクールよりも狭い。
作られた時代は1994年4月1日以降。
(リバイズドの発売日が4月1日)
1995年の4月1日に基本セット第四版が発売されているので、この時期までには使用されなくなったフォーマット。
この基本セット実質2つだけのフォーマットは、1年も存在しなかったのになんと公式フォーマットだったのだ。
信じられないだろうけど本当の話。
アメリカで選手権も開催されている。
このフォーマットで確認さている追加事項として、
・1枚制限のカードがいくつかあった
・アンティに関するカードは禁止だった
の2つ。
1枚制限はリストが見つからず。
想像の範囲を超えないものではあるが、当時の状況から鑑みるにこれが制限と禁止と思われる。
-1枚制限カード-
《Ancestral Recall》
《天秤》
《Black Lotus》
《Braingeyser》
《チャネル》
《Chaos Orb》
《悪魔の教示者》
《Mox Emerald》
《Mox Jet》
《Mox Pearl》
《Mox Ruby》
《Mox Sapphire》
《新たな芽吹き》
《太陽の指輪》
《Time Vault》
《Time Walk》
《Timetwister》
《Wheel of Fortune》
-禁止カード-
《Contract from Below》
《Darkpact》
《Demonic Attorney》
もしかすると1枚制限されていた可能性があるカードが、
《Copy Artifact》
《Forcefield》
《氷の干渉器》
《Fork》
あたり。
当時であればおそらく《精神錯乱/Mind Twist》は制限されていない。
理由は第四版になってからこのカードは制限や禁止を食らっているから。
その手前の時代でならこのカードは自由だったと思われる。
今もしこの名も無きフォーマットを再度遊ぶのであれば、《精神錯乱/Mind Twist》は制限にするべきだろう。
このフォーマットを現代に蘇らせるのなら、
・再録カードは同イラストの旧枠のみOK
・同イラスト、旧枠でもFOIL禁止
・一定の1枚制限、禁止を設ける
というオールドスクールと同じようなルールになるだろう。
実際にやってみたら面白そうだ。
あ、
思いつきではあるものの、もう1つルールに追加したいところだ。
・使用するカードは基本セットに限定する
だ。
どういうことかと言うと、
《砂漠の竜巻》というカードは初出がアラビアンナイトで、リバイズドに再録されている。
そのまま第四版にも再録されている。
第五版にも同イラストのまま再録されている。
この場合、使って良い《砂漠の竜巻》はリバイズド、第四版、第五版のみ。
アラビアンナイトは
「基本セットではないので初出でもダメ。」
《心霊破》あたりもわかりやすいだろう。
Unlimitedにあり、リバイズドでは再録されていないが、時のらせんでタイムシフト枠で再録。
でも、タイムシフト版は当然
「基本セットではないのでダメ。」
となる。
使えなくなって困る程のカードは滅多に無い。
「《砂漠の竜巻》のアラビアンナイト版しかねえから困る!」
というプレイヤーはレアな人だし、そんなもん持っている人はリバイズド版多分買える。
基本セット限定構築だったことを踏まえるとこのルールを適用してみたくなるというだけなので、無理する必要もない。
この環境はオールドスクールやα40同様、
「昔のMTGの環境を楽しめ!」
がメインなのでこういう縛りは面白いかもしれない。
禁止と制限を提案するのなら、
-1枚制限カード-
《Ancestral Recall》
《天秤》
《Black Lotus》
《Braingeyser》
《チャネル》
《Chaos Orb》
《悪魔の教示者》
《Mox Emerald》
《Mox Jet》
《Mox Pearl》
《Mox Ruby》
《Mox Sapphire》
《新たな芽吹き》
《太陽の指輪》
《Time Vault》
《Time Walk》
《Timetwister》
《Wheel of Fortune》
《氷の干渉器》
《精神錯乱》
-禁止カード-
《Contract from Below》
《Darkpact》
《Demonic Attorney》
こんな感じだろうか。
どっかで一度試してみたら、プレイした感想を皆に伝えてみたい。
ではまた。








