2006世界選手権参戦記-2日目

世界選手権参戦記-2日目。

ドラフト。最も自分の好きなレギュレーションであり、得意なレギュレーションでもある。
世界選手権の中では最も楽しみにしていた。
最も負けたくないレギュレーションである。
最も負ける気もしないレギュレーションでもある。

ドラフトは当然8人で行い、3回戦。
1度目のドラフトが行われたあとに、
2度目のドラフトで3回戦の計6回戦を行う。

-ドラフト1回目-
まず1度目1パック目。
ダークウッドのベイロス/Durkwood Baloth》や《版図の踏みつけ/Tromp the Domains》などがあり、
緑の強さが光る自分のパック。
だが、あえてそれを無視し、白のベナリア君(《ベナリアの騎兵/Benalish Cavalry》)を選択。
普通なら間違いなく緑選択しているのだと思うが。

その後白はいいものがそこそこに流れてきて、
1パック目は中々悪くない選択だったかと思うピックが出来た。
途中で流れてきたノリン君(《二の足踏みのノリン/Norin the Wary》)の事は忘れよう。
頭の中で「おまいはパリで出てきていい奴じゃない。」などとのんきな事を考えていた。

2パック目開封。
言うまでもなくタイムスパイラルのドラフトなので、
真っ先にレアとタイムシフトカードに目が行く。
・・・《従者/Squire》。
おい・・・。
「おまいもパリで出てきていい奴じゃない。」
パック弱ぇえ!!
泣きそうな気分になりつつ《補強/Fortify》なんぞを選択。
これファーストで抜くカードじゃないと自分でも思った。

が、他のパックからは白いカードだけがずいぶん良く流れてくる。
自分のパックは悲しいほど弱かったが、
他の人のパックで救われた。

3パック目開封。
またしてもあんまり強くないパックを見た。
ワイルドファイアの密使》がある。
これタッチで使える?いや、むしろ使われると死ぬ?
なんて考えつつヘイトなのかそうじゃないのかわからないピック。
それにしてもパックが弱い。

マジックの神様はよほど筆者にいいカード渡すのが嫌いらしい。
1パック目はともかくその後のパックがこれほど弱いとは。

そうかと思ったら《オパールの守護者/Opal Guardian》、
ワイルドファイアの密使》(2枚目)をゲット。
そして相変わらず流れてくる白のカードたち。
この卓には白がいないかのようだ。

最終的に《騎兵戦の達人/Cavalry Master》が2枚もとれた。
とったカードはは見事に側面攻撃クリーチャーに恵まれている。

さて、構築。

簡単である。ほぼ白単。結局《ワイルドファイアの密使》は無視して、
黒の除去と飛行クリーチャーだけタッチ。
だいたい白を独占しているのなら、
ワイルドファイアの密使》が活躍する場は無いのだ。
タッチの赤ではパワーを上げる能力も大した事がない。

どうみても黒の飛行のほうが攻撃が通る。
デッキは事故りそうにもなく、動きも軽快。
5マナ以上のカードなんて入っていない。全て4マナ以下だ。

1回戦目:スリヴァー
この人は卓の中のスリヴァーを独占したのだろう。
各色の優秀スリヴァーが結束をかためて襲ってくる。
多少苦戦を強いられたが、《補強》+クリーチャーの数で圧倒。
白フィアー(《アムローの求道者/Amrou Seekers》)の強さが光る。
相手のライフの半分はこの1枚で削ったと言っても過言でない。

2回戦目:青赤
とにかく相手のデッキは重たいデッキだった。
3/3、4/4、5/4などとにかくパワーで押してくる。
4マナ以上のカードが多い重厚に攻めるタイプだろう。
回りだすとこちらのデッキでは敵わないほどのパワーだけはある。

必要な枚数だけ土地を引いたあと、
全く土地を引かなくなるという素晴らしいまわり見せられ、1本落とすものの、
速度で勝る白ウィニーの有利さで二本とって勝利。

3回戦目:赤緑

自分の下家にいた人。
2パック目開封の時点で、まわってきたパックからレアが抜けていた。
特務魔道士ヤヤ・バラード/Jaya Ballard, Task Mage
ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite
岩石樹の祈り/Stonewood Invocation
幽体の魔力/Spectral Force》あたりだろうと予測。
従者》引いている自分とはえらい違いである。

全く、その1枚がこっちもそれなりの1枚だったらどれほど楽だったことか。
1-1でむかえた3デュエル目でタイムリミット。

レアは《特務魔道士ヤヤ・バラード》だった。
当たっているだけに驚きはしなかったが、
自分のパックの弱さには辟易とした。

-ドラフト2回目-
日本人が3人もいる卓。
1パック目を見るとまたしても悲しいほど弱いパック。
開封したパックからすれば4パック目だが、
4パック中3パックが脆弱。世界選手権まで来てこんなパックかと思うほどである。
「負けてもともと!」と落ちそうな気分を一蹴し、

アヴナントの癒し手/D’avenante Healer》で白の決め打ち。
若干白のカードが流れてこないところから、
自分より2つ隣か3つ隣くらいの上家に白がいたと思われる。
そして相変わらずいるノリン。
何故おまいはここにいる。
3パック終わった時点で思った事。
「1回目と同じデッキ出来たな、これ。」

オパールの守護者》はいないが、
他は本当に同じものがいっぱいだ。
ザルファーの指揮官/Zhalfirin Commander》なんて、
1回目も2回目もとれている。
タイムシフトカードなのに。
もっともそれほど極端に強いと言えるカードでない事も事実だが。
タッチは黒でなく赤だろうが、
戦い方までほとんど一緒でいい。

補強》が《天界の十字軍/Celestial Crusader》に変わっただけに近い。
それなりに自信のあるデッキに仕上がるのは嬉しい限りだ。

だが、思い直せば、
「2回のドラフトで
自分のパックに恵まれていない。」

という事実もつきつけられた(笑)

1回戦目:4色ゴージャスデッキ。
青緑をメインに白と赤をタッチしてあった。
岩石樹の祈り》、
ボガーダンのヘルカイト》、
深海のクラーケン/Deep-Sea Kraken》、
ワーム呼び/Wurmcalling》。
どんだけ豪華なんだよ、おまえはとツッコミたくなる。
なんと、1デュエルで全て使われた。

もうその1デュエルは笑うしかなかった(笑)
とはいえ、自分のコラムに書いた通りだ。

「強いカードの入っているアンバランスなデッキよりも、
強いカードがなくてもバランスのとれたデッキのほうが基本勝率は高い。」

のである。
ほぼ白単まで出来あがっているデッキだ。
バランスのとれたデッキとそれを信じる自分、加えて読みがずれなければ負ける気はしない。
4種のレアを出されたデュエル以外は楽勝で2本をとる。

2戦目:黒緑
鏡の大魔術師/Magus of the Mirror》(通称:ミラーマン、植草教授)を出され、
マナバーンで対戦相手がライフ1に減り、
その後《鏡の大魔術師》能力起動。

ライフ1でも緑や黒のタイムスパイラルカードで瞬時にライフは削れないと思っていたら、
冥界の裏切り者/Nether Traitor》が走ってきて即死。
両方レアって一体・・・。
なんとも言えない気分だ。
余談ではあるが、タイムスパイラルの黒と緑で、
速攻を持たないクリーチャーたちを除外し、
瞬時にライフを1点以上削れるカードは数枚である。

2デュエル目は1マリガンから土地4、トーテム1、4マナ2/2飛行の手札から、
ドロー土地、ドロー土地、ドロー土地、ドロー土地・・・で死亡。

このデッキらしい動きを全くせず2本とも敗北。
この日の最初にして最後の黒星をつけられる。

3戦目:赤緑
なかなかにバランスのいい赤緑デッキだった。
必ず3ターンめに《玄武岩のガーゴイル/Basalt Gargoyle》を出された。
飛行や側面攻撃で攻撃を通す事を重視している白ウィニーにはきつい1枚だ。

それにパワーも3ある。
それでも1-1でむかえた3戦目を軽量クリーチャーで完全に押し切り勝利した。

世界選手権2日目終了:4勝1敗1分
トータル:8勝3敗1分 順位27位。
ドラフトという、自分のホームグラウンドでの成績としてはまずまず。
事故負けの1本が非常に悔やまれるが。

3日目へ続く。

ではまた。

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