EDHデッキ紹介その202(恐怖の顕現、ウンブリス)
店主です。
最近とある件で少々世間を騒がしておりますが、それはまたいつか別の機会にお話することがあるかもしれません。
今回のEDHデッキ紹介は、イニストラード:真紅の契りに収録の統率者カード、《恐怖の顕現、ウンブリス/Umbris, Fear Manifest》。
統率者

《Umbris, Fear Manifest/恐怖の顕現、ウンブリス》
コスト:3青黒
伝説のクリーチャー ナイトメア(Nightmare) ホラー(Horror)
恐怖の顕現、ウンブリスは、追放領域にあり対戦相手がオーナーであるカード1枚につき+1/+1の修整を受ける。
恐怖の顕現、ウンブリスかこれでないナイトメア(Nightmare)やホラー(Horror)のうち1体があなたのコントロール下で戦場に出るたび、対戦相手1人を対象とする。
そのプレイヤーは土地カードが追放されるまで、ライブラリーの一番上から1枚ずつ追放していく。
1/1
5マナ1/1の脆弱ちゃん。
と言っても能力的に一番ひどくても2/2にはなるし、追放系カードを駆使すれば21/21以上はとっても簡単。
ジェネラルダメージ21点を狙うには十分なスペックがある。
問題があるとすればトランプルや飛行が無い事くらい。
EDH戦では対戦相手が3人もいるので、パワータフネスはかなりの数字になる事は構築前から予想可能。
面白そうな生物なので、青黒とはいえ、《Demonic Consultation》+ タッサの神託者》などという無粋なコンボなど仕込まず、純粋にこのウンブリ君で勝つ事を考えよう。
あと、ナイトメアとホラーが出ると追加誘発があるので、レシピではホラーとナイトメアはわかりやすくしておこう。
デッキリスト
ジェネラル:《恐怖の顕現、ウンブリス/Umbris, Fear Manifest》
-クリーチャー15枚-
《金粉のドレイク/Gilded Drake》
《粗石の魔道士/Trinket Mage》
《敵対工作員/Opposition Agent》
《概念泥棒/Notion Thief》
《絶え間ない飢餓、ウラモグ/Ulamog, the Ceaseless Hunger》
《忘却蒔き/Oblivion Sower》
《淀みの種父/Sire of Stagnation》
《傲慢な精神壊し/Imperious Mindbreaker》
《マインド・フレイヤー/Mind Flayer》ホラー
《船砕きの怪物/Hullbreaker Horror》ホラー
《貪欲なチュパカブラ/Ravenous Chupacabra》ホラー
《顔なしの解体者/Faceless Butcher》ナイトメア・ホラー
《呪文滑り/Spellskite》ホラー
《過充電縫合体/Overcharged Amalgam》ホラー
《アボレスの落とし子/Aboleth Spawn》ホラー
-インスタント13枚-
《吸血の教示者/Vampiric Tutor》
《致命的なはしゃぎ回り/Deadly Rollick》
《サイクロンの裂け目/Cyclonic Rift》
《秘儀の否定/Arcane Denial》
《意志の力/Force of Will》
《マナ吸収/Mana Drain》
《渦まく知識/Brainstorm》
《否定の力/Force of Negation》
《一瞬/Blink of an Eye》
《乱動への突入/Into the Roil》
《夢まみれ/Drown in Dreams》
《精神的つまづき/Mental Misstep》
《激情の後見/Fierce Guardianship》
-ソーサリー12枚-
《法務官の掌握/Praetor’s Grasp》
《悪魔の教示者/Demonic Tutor》
《肉儀場の叫び/Cry of the Carnarium》
《不気味な教示者/Grim Tutor》
《毒の濁流/Toxic Deluge》
《鞭打つ触手/Flaying Tendrils》
《悪意ある機能不全/Malicious Malfunction》
《ターシャズ・ヒディアス・ラフター/Tasha’s Hideous Laughter》
《荒れ狂う騒音/Maddening Cacophony》
《正気破砕/Fractured Sanity》
《意外な授かり物/Windfall》
《豚の呪い/Curse of the Swine》
-エンチャント2枚-
《虚空の力線/Leyline of the Void》
《次元の狭間/Planar Void》
-アーティファクト19枚-
《宝石の睡蓮/Jeweled Lotus》
《ディミーアの印鑑/Dimir Signet》
《魔力の墓所/Mana Crypt》
《魂標ランタン/Soul-Guide Lantern》
《太陽の指輪/Sol Ring》
《モックス・ダイアモンド/Mox Diamond》
《虹色のレンズ/Prismatic Lens》
《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
《秘儀の印鑑/Arcane Signet》
《オパールのモックス/Mox Opal》
《ファイレクシアの炉/Phyrexian Furnace》
《友なる石/Fellwar Stone》
《厳かなモノリス/Grim Monolith》
《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》
《魔力の櫃/Mana Vault》
《多用途の鍵/Manifold Key》
《影槍/Shadowspear》
《威圧のタリスマン/Talisman of Dominance》
《伏魔殿のピュクシス/Pyxis of Pandemonium》
-プレインズウォーカー4枚-
《踊る影、魁渡/Kaito, Dancing Shadow》
《悪夢の詩神、アショク/Ashiok, Nightmare Muse》
《夢を引き裂く者、アショク/Ashiok, Dream Render》
《悪夢の織り手、アショク/Ashiok, Nightmare Weaver》
-土地34枚-
《Underground Sea》
《地底の大河/Underground River》
《ウルザの物語/Urza’s Saga》
《ボジューカの沼/Bojuka Bog》
《ガイアー岬の療養所/Geier Reach Sanitarium》
《水没した地下墓地/Drowned Catacomb》
《ならず者の道/Rogue’s Passage》
《ダークウォーターの地下墓地/Darkwater Catacombs》
《湿った墓/Watery Grave》
《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
《汚染された三角州/Polluted Delta》
《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
《霧深い雨林/Misty Rainforest》
《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
《湿地の干潟/Marsh Flats》
《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
《統率の塔/Command Tower》
《古えの墳墓/Ancient Tomb》
《死の溜まる地、死蔵/Shizo, Death’s Storehouse》
《虹色の眺望/Prismatic Vista》
《天上都市、大田原/Otawara, Soaring City》
《魂の洞窟/Cavern of Souls》
《神秘の聖域/Mystic Sanctuary》
《屍肉あさりの地/Scavenger Grounds》
《産業の塔/Spire of Industry》
《変遷の泉/Morphic Pool》
6《島/Island》
2《沼/Swamp》
基本はウンブリ君でパンチ。
デッキを見てわかる通り、追放系呪文がとても多いので簡単に21/21を超えてくる。
つまり通れば一撃必殺になる事は多々ある。
それを、
《ならず者の道》
《死の溜まる地、死蔵》
《多用途の鍵》
などの攻撃を通す手段で狙いに行く。
これがとても面白い・・・のだが、ちょいとした欠点がある。
宿命なのかもしれない。
このデッキは色々な意味で遅い。
まず、他人のデッキのカードを追放するために色々なカードを使う。
で、墓地を活用するデッキは当然それなりにあるし、ライブラリーからも適度にカードが追放されると、狙っているコンボがぶち壊しになる事は多々ある。
すると、ゲーム全体がゆっくりになる。
墓地を使うためのカードがほぼ無力化し、ライブラリーから必要カードが追放領域にかっ飛んでいくのだから、決定打に欠ける人は必ずというくらいに出てくるのだ。
もちろん見ているほうは面白い。
そして、ウンブリ君は除去されない限り、40/40だったり80/80だったりする。
油断は出来ないし、ブロッカーで立っていたら殴りに行きにくいしで、ゲーム全体はとにかくスロースピード。
除去呪文、カウンター呪文で相手を遅らせる事もそこに相まっている。
しかし、ウンブリ君は殴るだけのデッキではなくて、しっかりとコンボがいくつか搭載されている。
コンボその1
《船砕きの怪物》+コストの軽いマナアーティファクト
まずはお約束コンボ。

《船砕きの怪物 / Hullbreaker Horror》
瞬速
この呪文は打ち消されない。
あなたが呪文を唱えるたび、以下から最大1つを選ぶ。
・あなたがコントロールしていない呪文1つを対象とする。それをオーナーの手札に戻す。
・土地でないパーマネント1つを対象とする。それをオーナーの手札に戻す。
7/8
例えば、
《船砕きの怪物》を出して、《秘儀の印鑑》をプレイ。
場にある《魔力の墓所》を戻す。
《魔力の墓所》プレイ。
場にある《厳かなモノリス》を戻す。
《魔力の墓所》から2マナ出す。
《厳かなモノリス》プレイ。
《魔力の墓所》を戻す。
《厳かなモノリス》から3マナ出す。
《魔力の墓所》プレイ・・・
と繰り返したところで無色無限マナ。
途中から《秘儀の印鑑》を戻し始めれば色マナも無限。
で、色マナ無限状態にしたら、場にあるウンブリ君を戻すか、統率者領域からプレイ。
ウンブリ君は「恐怖の顕現、ウンブリスかこれでないナイトメアやホラーのうち1体があなたのコントロール下で戦場に出るたび、対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーは土地カードが追放されるまで、ライブラリーの一番上から1枚ずつ追放していく。」
この能力があるので、対戦相手全員がライブラリーアウトするまで戻してプレイをすればOK。
全員のライブラリーを完全追放可能だ。
コンボその2
《恐怖の顕現、ウンブリス》+《傲慢な精神壊し》
これだけ。
なんたるシンプル。
《傲慢な精神壊し》の効果を読めば理解可能のはず。

《傲慢な精神壊し / Imperious Mindbreaker》
コスト:1青青
クリーチャー 人間(Human) ウィザード(Wizard)
結魂(組になっていないクリーチャー1体とこのクリーチャーを、そのどちらかが戦場に出たとき、組にしてもよい。それらのクリーチャーは、あなたがその両方をコントロールし続けているかぎり組である。)
傲慢な精神壊しがこれでないクリーチャーと組になっているかぎり、それらのクリーチャーは「このクリーチャーが攻撃するたび、各対戦相手はこれのタフネスの値に等しい枚数のカードを切削する。」を持つ。
1/4
ウンブリ君と精神壊し君が結魂するだけでOKということ。
しかもこのテキストの良いところは、
「各対戦相手」
「攻撃するたび」
と書いてあるところ。
戦闘ダメージを与える必要もなく、対戦相手全員のライブラリーを狙う事が可能ということ。
ウンブリ君は40/40くらいに育つのなんて簡単なので、結魂してパンチ一発で対戦相手のライブラリーが合計120枚墓地に落ちる。
これを追放出来るなら160/160超えのウンブリ君が完成する。
追放してある枚数に依存するものの、何よりも「別にブロックされても構わん。」である事が大きい。
決まってしまえば3人全員ライブラリーアウトなんて事もある。
それから、熱いカードを2つ紹介しておきたい。
1つは《忘却蒔き/Oblivion Sower》。

《忘却蒔き / Oblivion Sower》
コスト:6
クリーチャー エルドラージ(Eldrazi)
あなたがこの呪文を唱えたとき、対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーは自分のライブラリーの一番上から4枚のカードを追放する。
その後、あなたは追放領域からそのプレイヤーがオーナーである土地カードを、
望む枚数あなたのコントロール下で戦場に出してもよい。
5/8
実はこのカードは普通に使うだけなら4枚追放して土地があったら・・・
というだけなのだが、この土地を出す能力は別に《忘却蒔き》によって追放されたカードに限っていない。
他のカードの効果で追放されていようとも場に出せる。
状況次第では土地が5枚以上出せるなんて事も。
もう1つは《ターシャズ・ヒディアス・ラフター》。

《Tasha’s Hideous Laughter / ターシャズ・ヒディアス・ラフター》
コスト:1青青
ソーサリー
各対戦相手はそれぞれ、その追放したカードのマナ総量の合計が20以上になるまでライブラリーの一番上からカードを1枚ずつ追放していく。
何枚追放出来るかわからないドキドキ呪文。
対戦相手が3人もいれば追放枚数はそれなりの数になるので、ウンブリ君が21/21以上に育つのは造作もない。
3マナで相手のコンボが潰れるかもしれない期待をしつつ、ウンブリ君を育てるロマン砲呪文。
撃つだけで面白いので手札に来たら迷わず撃ちたいくらい。
以上、
殴って良し、ライブラリー狙って良しの一風変わったジェネラル、ウンブリ君。
たまには違った方向にデッキを作ってみるのも一興かと。
ではまた。








