2006お泊りまじっく

お泊りまじっくとは、
自分が企画し、主催している夏の恒例イベントである。
安めの宿泊施設を借り、2泊3日でマジック三昧。
今年はネットで募集をかけたこともあり、

多くの方が参加してくれた。
お泊りまじっく1日目。
車の数が少々足りず、
熱海駅と宿泊施設を往復。
往復もさほど時間はかからないため、
滞りなくすすむ。

宿泊施設に到着後は、即座に、チーム戦(食料争奪戦)のためのチーム分け。
食料争奪戦とは3人1チームの団体戦で、
チームの合計ポイントがそのまま二日目の夕食の食材費となる。
料理とマジックの腕をかけた毎年好評のイベントの1つである。
点数配分はドラフトなら、

1位:8点
2位:7点
3位:6点
4位:5点
5位:4点
6位:3点
7位:2点
8位:1点

という感じに順位とポイントを逆にしたものが、得られる。
つまりどんな競技に出ても一応ポイントはもらえるのである。

チーム分けが終わったあとは、
そのチームのままでチームシールドを開始。
パックがそこそこ強かったこともあり、
まずはチームシールドは全勝。
チームメイトもほとんどのデュエルを勝利した。
スタートダッシュは申し分無い。

ここで夕食。
全員で宿泊施設で用意されたものを食べる。
自分は遅れて来る人間の迎えのため、
この夕食はキャンセル。
もっともこれが正解だったようだ。

先に書いてしまうが、
二日目の昼に自分もここの味を味わった。
ごはん、味噌汁、おひたし、肉じゃがなど、
普通らしいメニューなのだが、
なんだかありえないくらいの殺人テイスト。
どうしてか知らないが、つめたい肉じゃが。
しかも人参がとてもとても硬い。

明らかにインスタントの味噌汁のが美味しい謎の汁。
何か具が入っているのだが、どうみても素の白米を出してくれたほうがありがたい御飯。
料理製作者はオレタチに何か恨みでもあるのかと言いたくなる。

メニュー名は

・混ぜ御飯呪詛入り。

・わかめの味噌汁鬼殺し風味。

・デス肉じゃが。

・デビルおひたし。

だったのだろう。
食事という名のサバトに違いない。

自分は心の中で思っていた。
某ファーストフード屋・・・今なら迷う事無く行ける。
ハンバーガー1個の原価が明らかに50円未満で、
原材料に不安以外何も無いのに、

包装に「安心ビーフ100%」と書いてあっても今は許容。

フライドポテトなんて出されて3分経過したら、
明らかに地獄への片道切符だけれども、
今なら3分後でもオールオッケイ。
Lサイズであろうと1本たりとも残さないぜジョニー。
・・・さて話を戻そう。(来年は違う施設使うか食事をここで頼まないと固く心に決めた。)

そんな舌が落ちそう(もちろんそれなりの意味で)な料理を味わったあとに、
みんなで酒飲み。
むしろこっちがメインディッシュだろうといわんばかりに、
つまみとグラスに手が伸びる。

ちなみに発泡酒は1本も買わず、
全て自分の手作りである。
お好みの方にはあの「ハイポーション」をお出しした。
(ハイポーションが何なのかわからない人は、「ぽーしょん」をお読み下さい。)
そんな宴と同時に、

スタンダードとヴィンテージの個人戦をスタート。
無論、この個人戦績は全て食料争奪戦のポイントに加算される。
自分はヴィンテージに参戦。
珍しくというか滅多に無い「1回戦敗け」を喫する。

いつも仲間にしない

ダークスティールの巨像/Darksteel Colossus》に

ぼっこぼこに殴られた。

仲間にされなすぎた彼がついに怒ったのだろうか。

対戦相手の「そろそろ仲間にしたほうがいいんじゃな~い?」という、
素晴らしいアドバイスをおおいに無視して夏の夜はふけていった。
ヴィンテージが終了したのは午前2時。

お酒もいい感じに入り、くたばる人も続出する中、
懲りない人たち?はドラフトを開始する。
半分くらいの人は寝てしまったが、
それでも半分は残ってドラフトするのだから、
皆様、ホントにマジック大好きなのだとよくわかる。

自分も当然寝るわけもなく、コールドスナップ×3のドラフトに加わる。
宿泊施設で明かりがともっているのは我等の部屋だけ。
アウトドアな施設で日が変わっても煌々と明かりがともり、
大騒ぎしているインドア集団。
結局みんなが寝たのは朝の5時という、とんでもない宴であった。

おとまりまじっく2日目。
3時間睡眠で起こされ、
そのまま行動を開始。
午前11時レアドラフト開始。
最初のパックを見て頭を悩ます。

死の雲/Death Cloud》と《疫病風/Plague Wind》が入っているうえに、
武野の大小、正守/Oathkeeper, Takeno’s Daisho》とかいう装備品がある。
他のカードも悪くは無いものはある。
でも色も考えず装備品へGO。

レアしかないドラフトじゃ装備品は強いに違いない。
自分で企画したとはいえ、さすがはレアドラフト、
低コストの優秀なクリーチャーなど皆無に等しい。
まるでオンスロートブロックのドラフトの時のように、
「迷ったら色が違くても変異クリーチャー取れ」
になっている。
とはいえ変異クリーチャーも少ない。

4マナ以下はクリーチャーの質が中途半端に弱い。
エイヴィーゾア/Avizoa》あたりがいい例で、
「アンタップステップなんて飛ばしたら俺死ぬんじゃないか?」
という感じだ。ただの4マナ2/2飛行として見るならドラフトでは、
通常サイズなだけ、《エイヴィーゾア》は救いがあると言ってもいいが。

しかし、5マナを超えたあたりから、
突然妙な能力を持っている事は当然のごとく多く、
出されると鼻血が出そうになるようなイキモノで満載となる。
しかしそこは最高のゲームバランスを持つマジック。
6マナ以上のカードなんぞ大量にぶちこんで勝てるような生易しいゲームではない。

でも、《夜のスピリット/Spirit of the Night》は見た瞬間についピックした。
12順目にまわってきた 《奈落の王/Lord of the Pit》も喜んでとった。
全員で笑ったり喋ったりで1パック目が終了。

色は黒メインの青がらみが1パック目の状態。
2パック目開封。
うむぅ。青も黒も弱い。というか他の色が強い。
あきらめて変異クリーチャーに走る。

隣から流れてきた《魔力の櫃/Mana Vault》を喜んでピック。
間違って1ターン目の手札にあれば、
2ターン目に5マナクリーチャー召喚である。
さらに流れてきた、《死者の嘆き、崩老卑/Horobi, Death’s Wail》を見て、
「あれ?レアって対象にするカードって少ないんじゃない?」
と思い、《死者の嘆き、崩老卑》ピック。

1パック目のファーストピックの装備品と相性最悪なのは百も承知。
しかし、1パック目で《砂イカ/Sand Squid》をとっているので、

「砂イカ+ホロビの恥ずかしいコンボ完成~」

などと自分の脳内でほくそえんでいた。
あと重くても強いので、《露骨な窃盗/Blatant Thievery》をピック。

3パック目開封。
3パック目はおおむね普通のドラフトと同じ。
デッキの構成は出来ているだけに、あとはバランス調整。
レアドラフトなだけに通常とはかなりずれているバランスではあるが、
それでもおおむねコンセプトとクリーチャーは決まっている。
あとは多少の整えを狙っていけばいい。

へたに高いコストのカードばかりとらなければ、
後半になって高いコストのクリーチャーでいいものをひいても、
のんびりとピック可能にもなる。
というわけで流れてきた《切除するもの/Scalpelexis》ピック。
撃ちたいという理由から《時間停止/Time Stop》ピック。

さてデッキ構築。
クリーチャー
クローサの雲掻き獣/Krosan Cloudscraper
霧衣の究極体/Mistform Ultimus
砂イカ/Sand Squid
エイヴィーゾア/Avizoa
切除するもの/Scalpelexis
死者の嘆き、崩老卑/Horobi, Death’s Wail
漆黒の刃の死神/Ebonblade Reaper
陰謀団の総帥/Cabal Patriarch
魂の収集家/Soul Collector
要塞の暗殺者/Stronghold Assassin
地下墓地のドラゴン/Catacomb Dragon
鼠狩り/Ratcatcher
毒素スリヴァー/Toxin Sliver

インスタント
時間停止/Time Stop
奪取/Desertion

ソーサリー
露骨な窃盗/Blatant Thievery
ラト・ナムの図書館/Library of Lat-Nam
死灰の秘粉/Ashen Powder

エンチャント
あまたの舞い/Dance of Many

アーティファクト
武野の大小、正守/Oathkeeper, Takeno’s Daisho
ジェイムデー秘本/Jayemdae Tome
華麗なる簪/Ornate Kanzashi
魔力の櫃/Mana Vault

合計23枚+土地17枚にてデッキ完成。
こうしてみると1~3マナのカードがやっぱり少ない。
夜スピと奈落の王はどうした?って?
誰がンなもん入れるか(笑)

1回戦目、
1デュエル目、
1ターン目《魔力の櫃》からスタートし、
2ターン目に《切除するもの》が降臨。
3ターン目に相手のライブラリが16枚削れる。
負けるわけもなく終了。

2デュエル目、
魂の収集家》で相手の《思考を貪るもの/Thought Devourer》を奪い、
地下墓地のドラゴン》と
武野の大小、正守》出して、そのまま殴りきる。

2回戦目、
1デュエル目、
ついに《砂イカ》+《死者の嘆き、崩老卑
の恥ずかしいコンボ炸裂。
対戦相手がホロビを対象にとれないので即死(笑)

2デュエル目、
いい感じにお互いクリーチャーが並ぶが、
魂の収集家》の変異からデュエルもひっくりかえり、
対戦相手から奪った《幽体オオヤマネコ/Spectral Lynx》に、
武野の大小、正守》つけて殴り、
マナが揃ったところで《ラト・ナムの図書館》が火を吹く。
完全にアドバンテージ差がつき、
相手のアップキープに《時間停止》をぶちかまして勝利。

3回戦目、
1デュエル目、
何もクリーチャーひかずに相手に5ターン目に《堕天使/Fallen Angel》呼ばれて、
こちらもなんとかその後にクリーチャーを召喚するが、
奪取/Desertion》を持たれていたため、死亡。

2デュエル目、
切除するもの》を《あまたの舞い》でコピーして、
2体でライブラリを削りきって勝利。

3デュエル目、
ここでも《ラト・ナムの図書館》が火を吹いた。
陰謀団の総帥》+《死者の嘆き、崩老卑》で、
飛行クリーチャーを一掃して、殴りきって勝利。
ドラフトなので3戦やって一応終了。

ただ、あまりにそれだけでは味気ないので、
余る時間はフリーデュエル。
ブービートラップ/Booby Trap》+《否定のワンド/Wand of Denial》←恥ずかしいコンボ。
を決められたり、
ヴォルラスの多相の戦士/Volrath’s Shapeshifter》+《触れられざる者フェイジ/Phage the Untouchable
を決められたりとすさまじいデュエルをしていた。

そんなレアドラフトを終了し、
チームの得点集計。

レアドラフト、全ての卓で何故かウチのチームが全員全勝という快挙を成し遂げ、
突然4位から1位に。
1ポイント=¥20で、
トップの我がチームは73ポイントで¥1460。
ビリのチームで33ポイントで¥660。
トップとビリで二倍を超える差となり、なかなか面白い結果に。

とはいえ、
料理の腕とマジックの腕は別物なので、
予算だけが全てではない。
各々、チームごとに料理を作り、
楽しく食事ができた。

例年であれば、自分は「料理が出来ないポイントゲッター」の位置付けだったのだが、
今年はポイントゲッターの座を譲る事となった。
ヴィンテージで即コケしたのも理由ではあったが、
それよりも、同じチームメイトの一人が大半の競技で全勝していたのだ。
そして彼はウチのチームのシェフ担当でもあった。

無敵の男である。
全く持って店主、立つ瀬無しであった(笑)
この食料争奪戦が終わって、

あとは夜の宴へ。
1卓はアイスエイジブロックドラフト、
残りはコールドスナップ×3ドラフト。
自分は当然アイスエイジブロックドラフトへ。

しかしここでも無敵の男、相変わらず無敵で、
同じ赤緑デッキで決勝卓に進むが、
あまりのデッキ性能の差に2タテされて店主敗北。
気持ちいいくらいストレートに負けました(笑)

久々に撃たれた《Bounty of the Hunt》の強さには惚れ惚れとした。
コールドスナップ×3とは違った楽しみがあって最高のドラフト。

終わったあともひたすら遊び続け、
またしても寝たのは朝。
一番気合の入っている方々は、
朝の4時半にドラフトを開始。しかも8人ドラフト。
朝の4時過ぎに8人卓を囲む光景は滅多に見られないものだと思いつつ、自分はくたばりました。
三日目は片付けだけして宿泊施設をあとに。

参加した多くの方、お疲れ様でした。
GP広島とかぶっていたにもかかわらず、
意外に多くの人数が集まり楽しめたのではないかと思います。

来年もまたやりましょう。

ではまた。

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