Mox Pearlの奇跡
新年一回目のこらむはこのカードととある出会いの話。
この出会いのきっかけは博物館構想。
「博物館構想」
として掲げるようになってからではそろそろ1年半。
しかし、実際に作りたいという気持ちはもっともっと前からあった。
お話の舞台は今から1年以上前。
いつだったかは忘れてしまったけれども、
お店移転後、4年は経っていないある日のお店でのことだった。
出会い
あるお客様がカードを売りに来た。
その日にたまたまお店にいた店主は、
そのお客様に話しかけた。
なんとなく話しているうちに博物館という夢があるという事も話した。
このお客様Mさんは考えに賛同してくれ、
「自分が今よりももっと経済的に安定したら、
もっとしっかりとした協力が出来ると思います。」
と言ってくれた。
こういう一言をもらえるだけでも嬉しいなぁと思いながらその日はおしまい。
それから少ししてから、
他の人からも少しずつ賛同を得られて、
「自分がこういう事をやりたいなぁ。」
という気持ちが大きくなっていった後、
自分にカードを託して亡くなった方の事があった。
その方に関しては以下のこらむで書かせていただいている。
その一連の出来事の後にこのMさんに連絡を取った。
Mさんは
「もちろん賛同します。
今少々忙しいのですが、
落ち着いたら是非会いましょう。」
と言ってくれた。
再会
時折メッセージをやり取りするだけの時間があった後、
(コロナ禍も含めてなかなか会えない状況だった事も理由の1つ。)
先日、Mさんに久しぶりに会ってお話をした。
そこで二人で博物館への課題の大きさや構想について意見を交わした。
その中でMさんが
「これをどうぞ。」
と店主の前に1枚のPSAカードを出してきた。
Unlimited《Mox Pearl》PSA10
「これを英宝さんにお渡しします。
好きに使って下さい。」
「こんな高額なものを受け取るわけには!」
「いえ。本当に気にしないで下さい。」
「しかし。」
「まだ構想段階ではありますが、
博物館の夢が叶ったら嬉しいですし、
その展示品になっても良いかなと思いまして。」
「お気持ちは嬉しいですが、
出来るかどうかもまだ・・・。」
「ええ、そのための資金にしてくださっても構いません。
仮にもし英宝さんが明日これを店頭に並べても、
自分は構わないと思っています。」
「そこまで言ってくださるとは。」
「英宝さん、面白いんですよ。
自分があの買取のカード出した日あるじゃないですか。
あの日、たまたま話しかけてくれて、
そこから始まったお話で博物館の話題も出て。
そんな出会いから《Mox Pearl》をタダでもらう、
こんな確率ってどのくらい低いんでしょう?
何だか会った時にそういう何かを思ったんです。
普通ならありえない低い確率を英宝さんは引く人なんだって思って、
これを託してみたいって思ったんですよ。」
「褒めてもらえるのは嬉しいんですけど、
あの日、本当に特に意識して話しかけたわけでもないですよ。」
「それでも、です。
こういう何があるかわからないくらいが面白いと思うんです。」
「ありがとうございます。
一緒に夢を叶えましょう。」
こんな感じの会話から《Mox Pearl》をお預かりする事に。
Mさんは「無償提供」と言って下さっているものの、
自分は夢が叶わなかったらお返しするつもりなので、
あくまで「お預かり」の気持ち。
夢に向かって得たもの
こんな大きなものを提供してくれると言う方も現れ、
知恵を貸してくれると言ってくださる人も現れ、
少しずつ少しずつ博物館という目標に進んでいる。
何よりもありがたいのは、
この自分の考えに賛同してくれる方の存在。
そういう方がいるというだけでやる気が増すというもの。
この日は
お宝とも呼べるカード1枚と、
一緒に夢を叶えたい一人、
その両方を得られた一日だった。
あらためて、
Mさん、ありがとうございました。
《Mox Pearl》は貴重ですが、
何よりも貴方からの賛同とその言葉が嬉しかったです。
ではまた。









