緑萌杯参戦記・前編
緑萌杯参戦記。
○萌杯というのは、
過去、
青、赤、黒のMoxを賞品にし、
スイスドローとは違った形式で行われる、
京都の伝統あるヴィンテージの大会である。
チケットバトル制と呼ばれている対戦形式で、
プレイヤーは参加すると5枚のチケットがもらえる。
これを1枚ずつ賭けて対戦相手と戦う。
対戦相手を決定する方法はランダムで、
マッチ開始時間を00分、15分、30分、45分の4つに分け、
それぞれの時間の書かれた箱に、自分のスコアシートを入れる。
例えば、1回戦目が終わり、11時20分だった場合、
即座に対戦を行いたい場合は30分の箱に、
少し休憩したいのなら45分の箱や00分の箱に、
のんびりやりたいのであれば15分の箱に入れればよい。
常に自分のペースで勝負出来る対戦形式である。
スイスドローと決定的に違う点のもう1つは、
スイスドローはおおむね勝ち点の同じ数値の相手と当たるが、
チケットバトル形式は一度当たった相手とは二度と当たらないだけで、
勝ち点に関係なく対戦が行われる。
対戦後の時間が無駄になりにくいゲームシステムなので、
これはこれでスイスドローとは違う意味で非常にいいシステムだ。
そして、
このチケットには番号が書いてあり、
この番号の抽選によって賞品決まるのである。
チケットの枚数の多い人ほど賞品をもらえる率が高いのだが、
1枚しか持っていなくても賞品に当たる事は珍しくない。
事実、筆者は赤萌杯で優勝しているのだが、
チケット16枚を所持していながら、賞品には当たらなかった(笑)
それどころか1枚だけ持っていたプレイヤーにMox Rubyが渡るという、
とても面白いかたちになった。
さてさて、まずはデッキ選択。
ここ1年ほどアーティファクトデッキでの出場ばかりだったので、
これでまた出ると言うのは芸が無い。
あえて滅多にやらないデッキで出場を狙う。
ただし、目標は自分の記録の塗り替えである。
赤萌杯出場時の11勝0敗、合計チケット16枚の自分の記録を破りたい。
これをクリアできそうなデッキ選択でも無ければならない。
そこでデッキ選択はDragon。
前の段階ではDragonを持ってないなどという恥ずかしい話だったが、
今回は違う。必死に用意した。
下記がそのデッキレシピ。
-メイン-
4《ゴブリンの太守スクイー/Squee, Goblin Nabob》
4《世界喰らいのドラゴン/Worldgorger Dragon》
1《ラクァタス大使/Ambassador Laquatus》
1《永遠の証人/Eternal Witness》
1《Ancestral Recall》
3《直観/Intuition》
2《狡猾な願い/Cunning Wish》
3《もみ消し/Stifle》
1《Time Walk》
3《強迫/Duress》
1《悪魔の教示者/Demonic Tutor》
1《納墓/Entomb》
1《吸血の教示者/Vampiric Tutor》
3《動く死体/Animate Dead》
1《Dance of the Dead》
3《ネクロマンシー/Necromancy》
2《Lim-Dul’s Vault》
1《Black Lotus》
1《Mana Crypt》
1《Mox Emerald》
1《Mox Jet》
1《Mox Pearl》
1《Mox Ruby》
1《Mox Sapphire》
1《Sol Ring》
2《Bayou》
4《Bazaar of Baghdad》
1《島/Island》
4《汚染された三角州/Polluted Delta》
1《沼/Swamp》
1《Tropical Island》
4《Underground Sea》
-サイド-
2《Echoing Truth》
3《Energy Flux》
3《Naturalize》
3《Pithing Needle》
1《Stroke of Genius》
3《Xantid Swarm》
デッキコンセプトがわからない人のために説明を入れると、
まず《世界喰らいのドラゴン》を墓地に落とす。
落とす手段は《Bazaar of Baghdad》や《直観》《納墓》などだ。
後手1ターン目、ドローして、手札8枚からディスカードエンドっていうやり方もある。
次に、
《動く死体》
《Dance of the Dead》
《ネクロマンシー》
この3種のどれかで《世界喰らいのドラゴン》を墓地から釣る。
仮に《動く死体》で釣ったとしよう。
すると《世界喰らいのドラゴン》の場にでた時の能力により、
自分の他のパーマネントが全てゲームから取り除かれる。
すると《動く死体》もゲームから取り除かれてしまう。
そうすると《動く死体》が場を離れた場合、
そのクリーチャーは破壊し再生しないので墓地にいく。
当然《世界喰らいのドラゴン》が場から墓地に行ったので、
取り除かれたパーマネントが戻ってくる。
《動く死体》も戻ってくる。
また《世界喰らいのドラゴン》を釣る。
以下繰り返しで無限に場のパーマネントが出たり消えたり。
《世界喰らいのドラゴン》の能力でパーマネントがゲームから取り除かれる事がスタックに乗ったら、
そこで土地からマナを出しておけば無限マナ完成。
無限マナを出したところから、
《狡猾な願い》で《天才のひらめき》をX=1000くらいで叩き込もう。
そうでない場合なら、ひたすら《Bazaar of Baghdad》を起動して、
《ラクァタス大使》
《永遠の証人》
のどちらかが落ちるまで待てば良い。
ちなみに赤がらみで作るのなら《シヴのヘルカイト/Shivan Hellkite》や《山伏の長、熊野/Kumano, Master Yamabushi》でもOK。
フィニッシュが《鉤爪の統率者/Caller of the Claw》の場合もある。
「このターン貴方の墓地に置かれたクリーチャーの数に等しい熊・・・」
という記述、《世界喰らいのドラゴン》がバカみたいな回数で落ちるため、
無限マナと同様の2/2の熊が場に出る。
上記のデッキはよくあるタイプのような感じではあるが、
《Force of Will》全抜き。
攻撃的な《強迫》や《もみ消し》を重視。
調整段階では《ゴブリンの首謀者/Goblin Ringleader》の誘発型能力も潰して勝利しているので、
この選択はあまりミスではない感じだ。
考えてみると《もみ消し》で潰せるカードは意外に多い。
《ドルイドの誓い/Oath of Druids》の起動も誘発型能力、
《煙突/Smokestack》も同様。
《不毛の大地/Wasteland》や相手のフェッチランド起動も潰せる。
Dragon相手なら相手が《世界喰らいのドラゴン》を釣ったらゲームエンドだ。
どんな相手にも必ず、ではないが、
使いどころの高さは中々の代物。
一度食らうと「やばい、また来る」という感覚がついてまわるため、
相手は無駄に警戒もしてくれる。
意外と強烈なのが、1ターン目。
例えば、
《汚染された三角州》か《Underground Sea》置いてエンド。
相手フェッチランドセット起動→《もみ消し》
相手《不毛の大地/Wasteland》セット起動→《もみ消し》
どちらでもいいという強さ。
まるで《Time Walk》のようだ。
相手は間違いなく動きが1度止まる。
このタイムアドバンテージは《Force of Will》よりも大きい。
相変わらずではあるが、
《ダークスティールの巨像/Darksteel Colossus》が
仲間にしてほしそうにこちらを見ている。
仲間にしますか?
はい
→いいえ
《ダークスティールの巨像》は寂しそうに去って行った。
・・・というよりも《ダークスティールの巨像》、君、普段から墓地にいないので釣りようがない。
いくら墓地にいかせようとしても無理すぎる。
今回の大会ではDragonは多いであろうと判断。
メインからの《もみ消し》はおそらく意味のあるものになるであろう。
そういえば、《虚空の力線/Leyline of the Void》を張ってくる人いるんだろうか。
巷の大会では「Non Leyline マリガン」して、
引けるまでマリガンした人がいたそうな。
それはそれで、いたら結構死ねる。
結果は次回へ。
ではまた。








