アラビアンナイト4
久々にアラビアンナイトのお話を。
マジックはアラビアンナイトをはじめ、
たくさんのジンとイフリートが登場します。
β当初は《マハモティ・ジン/Mahamoti Djinn》のみ。
アラビアンナイトが発売されると、
《アーナム・ジン/Erhnam Djinn》
《Ifh-Biff Efreet》
《Mijae Djinn》
《ジュナン・イフリート/Junun Efreet》
《Juzam Djinn》
《Serendib Efreet》
《Serendib Djinn》
《Ydwen Efreet》
この8体が追加されました。
ジンやイフリートとは一体何なのかと言えば、
イスラム教の中の精霊。
(でもマジックの中ではエレメンタルとは別扱い)
ジンやイフリートは、
イスラム教の中では、
煙の出ない純粋な火から作られた事になっています。
天使は光、人間は粘土から作られたとされています。
このへんは宗教や神話のお話にはよくあるものですね。
人間の材料が一番テキトウな設定であることも、
どこのお話をほじくってもほとんど同じです。
「火から作られた」のイメージから、
有名RPGなどで出てくるイフリートは「炎を司る」とされる事が多いのでしょう。
だいたいのRPGでのイフリートは炎で攻撃という設定です。
アラビアンナイトに火を扱えるイフリートはいても、
全てのイフリートが火を扱うわけでもないんですけれどね。
間違っても「地獄の火炎」なんて技を出す事はありません。
さて、上にあげたジン、イフリートたち、
《アーナム・ジン/Erhnam Djinn》 3緑 4/5
《Ifh-Biff Efreet》 2緑緑 3/3
《Mijae Djinn》 赤赤赤 6/3
《ジュナン・イフリート/Junun Efreet》 1黒黒 3/3
《Juzam Djinn》 2黒黒 5/5
《Serendib Efreet》 2青 3/4
《Serendib Djinn》 2青青 5/6
《Ydwen Efreet》 赤赤赤 3/6
と、白以外の各色に1匹ずつジンとイフリート。
白だけが0。
おそらく白は神様というイメージや、
当時天使は白だけ(というよりも《セラの天使/Serra Angel》だけ)だった事や、
マナシンボルが光を表すことからも、
(光から天使を、その他のものからジン・イフリートを)
白にはジンやイフリートを作らない方針だったのだと思います。
(残念なことにインベイジョンやメルカディアン・マスクスで白にも登場してしまいますが)
代わりに、というわけでも無さそうですが、
白には《Army of Allah》や《Jihad》のような宗教色の強いカード名が用意されています。
現代のマジックを否定する気はありませんが、
当時のカードの作り方には、
イメージを大事にしていた部分がこんな場所にもうかがえて、
個人的には非常に好きな面でもあります。
ですが、この頃の白はクリーチャーに乏しかったのでは・・・?
他の色にこれだけの質があるにもかかわらず、
白はその代わりになるクリーチャーがいません。
それどころかアラビアンナイトの白には0/1が2体も。
(しかも片方はラクダという他に類を見ない生物)
また、砂漠に出現する竜巻は、
ジンやイフリートが走っているものとされ、
《砂漠の竜巻/Desert Twister》はそれをもとに作られたものと思われます。
このジンとイフリート、筆者にもサッパリわからない事があります。
イスラム教の中では、
ジンとイフリートでは、イフリートのほうが強い。
しかし、マジックの世界ではジンのほうがパワーが強い。
アラビアンナイト以降に出たジンとイフリートを見比べても、
全体としてイフリートのパワーは低く、
ジンと名のついたクリーチャーのパワーは高い。
ジンで一番パワーの低いものは、
《青二才のジン/Fledgling Djinn》 2/2
青二才なだけにパワーが低く、
他のジンは大半がパワー4以上です。
1枚だけ《蒸気のジン/Vaporous Djinn》がパワー3、あとは全て4以上。
イフリートで一番パワーの高いものは、
《移り気なイフリート/Fickle Efreet》 5/2
《ウークタビーイフリート/Uktabi Efreet》 5/4
の2種だけでパワー4は0。
あとは全て3以下。
いつかカードデザイナーさんに質問してみたい疑問の1つでもあります。
ちなみに、筆者の一番好きなジン・イフリートは、
アラビアンナイトではないのですが、
《ランプのジン/Djinn of the Lamp》
が一番好きです。
能力は5青青で5/6飛行と、
《マハモティ・ジン》からコストを1つ増やして弱くなっていますが、
名前と絵が大好きです。
エキスパンションはPortal1。
本当はアラビアンナイトにいて欲しかったカードです。
おっと、ここまで書いて忘れていました。
これも一応ジンの出てくるカードでした。
このジンは5/5です。
やっぱりジンのほうがパワーが強い設定になっている感じです。
《スレイマンの壺》は、
壷の中からジンが出てくるという意味でも、
お話の中のイメージとしてはいいカードですね。
トーナメントではしょぼしょぼですが。
ではまた。









