EDHデッキ紹介その35(Gwendlyn Di Corci)
今回のEDHデッキ紹介は、
お客様から作って欲しいという要望で、
「Serraさんの5色プレインズウォーカーコントロールを、
3色くらいで強いものに限定したらどうなりますか?」
というお言葉から。
つまり、
「活躍の場の無いチャンドラさんやアジャニさんを抜け!」
と暗に言われたようなもの。
現在、5色プレインズウォーカーデッキには、
相変わらずティボルトさんも採用中だ。
ティボルトさんを出すたびに笑われ、
「デッキから抜かないんですか?」
と言われている。
あのデッキでクビになっているのは、
《情け知らずのガラク/Garruk Relentless》(通称:情けないガラク):両面カードが面倒なのでクビ。
《ニッサ・レヴェイン/Nissa Revane》:使い道が完全に0なので仕方なくクビ。
という2枚だけ。
さて、
3色くらいでプレインズウォーカーとなると、
何色を選んだものか。
青は100%決定。
次に能力が面白いのは間違いなく黒。
《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil》と《リリアナ・ヴェス/Liliana Vess》がかなり強い。
《闇の領域のリリアナ/Liliana of the Dark Realms》?そういえばそんなカードもあったな。
それから、相手のライフを突然10に出来る《ソリン・マルコフ/Sorin Markov》さんがいい仕事してくれる。
除去としてもソリンさんはかなり優秀だ。
白は弱くは無いものの、
ギデオン、アジャニ、エルズペスはどれも、
トークン出す、自身がクリーチャー、クリーチャーを強化
ばかりで柔軟性と面白みに欠ける。
それならばあえて赤。
赤には、元祖リセットソーサリーである《ジョークルホープス/Jokulhaups》がある。
プレインズウォーカーを並べてジョークル一発で勝ちが見えるなら、
こちらのほうが面白い。
という事を考慮して、色は青黒赤を選択。
《ラル・ザレック/Ral Zarek》が使いたいというのもある。
そして、ジェネラルがこの怪しい生物。
《Gwendlyn Di Corci》
コスト:青黒黒赤
伝説のクリーチャー 人間(Human) ならず者(Rogue)
(T):プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは、
カードを1枚無作為に選んで捨てる。
この能力は、あなたのターンの間にのみ起動できる。
3/5
レジェンド:レア
《Ramirez DePietro》以外で、
Dの意志を継ぐ者の一人。
…のような気がする。
ルール改正で、いつの間にか人間・ならず者になっていたお姉さん。
能力はこの時代にしてはかなりマトモ。
タップ能力もそこそこ強い。
自分のターンにしか使えないと書いてあるが、
ソーサリータイミングではないので、
アップキープでも戦闘中でも起動OKなのも面白い。
簡単に言うと、
「召喚酔いしてしまう、能力が1つしかないプレインズウォーカー」
だと思えばいい。
このお姉さんが殴る時=相手の手札が無い時
と考えるとほとんど攻撃などしないだろう。
デッキは以下。
-クリーチャー3枚-
《造物の学者、ヴェンセール/Venser, Shaper Savant》
《粗石の魔道士/Trinket Mage》
《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》
-インスタント11枚-
《Arcane Denial》
《差し戻し/Remand》
《神秘の教示者/Mystical Tutor》
《吸血の教示者/Vampiric Tutor》
《サイクロンの裂け目/Cyclonic Rift》
《Force of Will》
《遅延/Delay》
《赤霊破/Red Elemental Blast》
《否定の契約/Pact of Negation》
《渦まく知識/Brainstorm》
《Mana Drain》
-ソーサリー15枚-
《悪魔の教示者/Demonic Tutor》
《Wheel of Fortune》
《Timetwister》
《時間のねじれ/Time Warp》
《荊州占拠/Capture of Jingzhou》
《時間操作/Temporal Manipulation》
《永劫での歩み/Walk the Aeon》
《瞬間の味わい/Savor the Moment》
《時間の伸長/Time Stretch》
《時間の熟達/Temporal Mastery》
《明日の標/Beacon of Tomorrows》
《意外な授かり物/Windfall》
《時のらせん/Time Spiral》
《抹消/Obliterate》
《ジョークルホープス/Jokulhaups》
-エンチャント2枚-
《気流の言葉/Words of Wind》
《全知/Omniscience》
-アーティファクト17枚-
《Mana Crypt》
《モックス・ダイアモンド/Mox Diamond》
《金属モックス/Chome Mox》
《オパールのモックス/Mox Opal》
《太陽の指輪/Sol Ring》
《魔力の櫃/Mana Vault》
《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》
《厳かなモノリス/Grim Monolith》
《威圧のタリスマン/Talisman of Dominance》
《耽溺のタリスマン/Talisman of Indulgence》
《ディミーアの印鑑/Dimir Signet》
《イゼットの印鑑/Izzet Signet》
《ラクドスの印鑑/Rakdos Signet》
《友なる石/Fellwar Stone》
《連合の秘宝/Coalition Relic》
《スランの発電機/Thran Dynamo》
《金粉の水蓮/Gilded Lotus》
-プレインズウォーカー16枚-
《ジェイス・ベレレン/Jace Beleren》
《精神を刻む者、ジェイス/Jace the Mind Sculptor》
《記憶の熟達者、ジェイス/Jace, Memory Adept》
《思考を築く者、ジェイス/Jace, Architect of Thought》
《求道者テゼレット/Tezzeret the Seeker》
《ボーラスの工作員、テゼレット/Tezzeret, Agent of Bolas》
《月の賢者タミヨウ/Tamiyo, the Moon Sage》
《リリアナ・ヴェス/Liliana Vess》
《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil》
《ソリン・マルコフ/Sorin Markov》
《狂乱のサルカン/Sarkan the Mad》
《解放された者、カーン/Karn Liberated》
《燃え立つチャンドラ/Chandra Ablaze》
《炬火のチャンドラ/Chandra, the Firebrand》
《プレインズウォーカー、ニコル・ボーラス/Nicol Bolas, Planeswalker》
《ラル・ザレック/Ral Zarek》
-土地35枚-
《Underground Sea》
《Volcanic Island》
《Badlands》
《湿った墓/Watery Grave》
《血の墓所/Blood Crypt》
《蒸気孔/Steam Vents》
《統率の塔/Command Tower》
《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
《汚染された三角州/Polluted Delta》
《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
《霧深い雨林/Misty Rainforest》
《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
《湿地の干潟/Marsh Flats》
《教議会の座席/Seat of the Synod》
《大焼炉/Great Furnace》
《囁きの大霊堂/Vault of Whispers》
《ダークスティールの城塞/Darksteel Citadel》
《ダークウォーターの地下墓地/Darkwater Catacombs》
《シャドーブラッドの尾根/Shadowblood Ridge》
《水没した地下墓地/Drowned Catacomb》
《竜髑髏の山頂/Dragonskull Summit》
《硫黄の滝/Sulfur Falls》
《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth》
《地底の大河/Underground River》
《硫黄泉/Sulfurous Springs》
《シヴの浅瀬/Shivan Reef》
《滝の断崖/Cascade Bluffs》
《沈んだ廃墟/Sunken Ruins》
《偶像の石塚/Graven Cairns》
《古えの墳墓/Ancient Tomb》
3 《島/Island》
1 《沼/Swamp》
1 《山/Mountain》
—————————————-
デッキの動きは今更説明がいるのだろうかという気もするが、
以前に紹介した5色プレインズウォーカーとは少し毛色が違う。
ジェネラルの能力も手伝って、
手札破壊が意外に強い。
《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil》、《リリアナ・ヴェス/Liliana Vess》、
《解放された者、カーン/Karn Liberated》、《燃え立つチャンドラ/Chandra Ablaze》の4枚に加え、
ジェネラルをアンタップする《ラル・ザレック/Ral Zarek》。
決まれば対戦相手3人の手札を0にする事も。
5色プレインズウォーカーのデッキの時と役目は同じ全知だが、
全知→抹消→プレインズウォーカー置き放題
という、リセット後のやりたい放題状態は、
5色プレインズウォーカーには無かった手段。
ダイナミックにやりたい人は、
《全知/Omniscience》→プレインズウォーカーを置けるだけ置く→《滅殺の命令/Decree of Annihilation》。
と動いて、手札も墓地も全部すっ飛ばしてしまおう。
場に残るはエンチャントとプレインズウォーカーのみ。
決まればほぼ負けない最高技だ。
安定と保険が欲しい人は《滅び/Damnation》を。
強引に5色の全てのプレインズウォーカーを投入しているデッキと違って、
数少ないクリーチャーや一部のカードが、
しっかりと勝ちに向かう1枚として入っている。
特に、《気流の言葉/Words of Wind》が強く、
《ジョークルホープス/Jokulhaups》や《サイクロンの裂け目/Cyclonic Rift》(超過)の後に、
残ったパーマネントを戻せると、
こちらのプレインズウォーカーの独壇場に。
また、《気流の言葉/Words of Wind》には凶悪な使い方がある。
《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》とのお手軽コンボだ。
手順は簡単。
・《気流の言葉/Words of Wind》と《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》を両方場に出しておく。
・《気流の言葉/Words of Wind》を最低1回起動しておく。
・《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》のタップ能力を起動。
・ドローが《気流の言葉/Words of Wind》の能力に置き換わる。
・戻すパーマネントに《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》を選択。
・《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》は手札に戻るので、ライブラリーのトップには行かない。
これだけである。
つまり起動1マナと独楽のコストの1マナの合計2マナで、
対戦相手のパーマネントが戻り続ける。
自分は《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》が手札と場を行き来するだけ。
対戦相手が3人いて、自分に10マナあると、
パーマネントが15枚戻る。
仮に次のターンが来た場合、再度同じ事をするだけで、
合計30枚のパーマネントが手札に戻る計算になる。
普通の対戦ならば、パーマネントが30枚も戻った時点で、
場にはあまりカードは残らない。
これを、《燃え立つチャンドラ/Chandra Ablaze》-2能力や、
《意外な授かり物/Windfall》などで手札から叩き落としたり、
《燃え立つチャンドラ/Chandra Ablaze》の-2能力後に、
《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil》や《解放された者、カーン/Karn Liberated》、
ないしはジェネラルのタップ能力で手札を削れば、
相手はほとんど何も出来ない状態になるだろう。
決まればほぼ勝ちと言えるだけでなく、
状況に合わせて忠誠度の低くなったプレインズウォーカーを戻す事も出来、
文句無しに強いコンボと断言出来る。
このデッキには採用していないが、気流の言葉は、
《古術師/Archaeomancer》
《記憶の壁/Mnemonic Wall》
《イゼットの時術師/Izzet Chronarch》
《無政府主義者/Anarchist》
のどれか+追加ターンカードで無限ターンも決まる。
色がずれているが、《永遠の証人/Eternal Witness》でも同様。
仮にマナがギリギリでドローも増えない状態でも、
(《気流の言葉/Words of Wind》でドローステップのドローをスキップしている場合)
場にあるプレインズウォーカーの忠誠度が使いたい放題になるので、
《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil》や《解放された者、カーン/Karn Liberated》が1枚でも場にあれば、
それだけでゲームに勝てる状況を作り出せる。
《ボーラスの工作員、テゼレット/Tezzeret, Agent of Bolas》は、
以前の5色より+1能力の確率がアップ。
17枚のアーティファクトと4枚のアーティファクトランドで、計21枚。
99枚のデッキで21枚のアーティファクトなので、
乱暴に言って5枚に1枚はアーティファクト。
+1能力でめくる枚数は5枚なので、期待値上は高確率で的中する。
《ソリン・マルコフ/Sorin Markov》の-3能力から、
《ボーラスの工作員、テゼレット/Tezzeret, Agent of Bolas》の-4能力で一人倒せるのが魅力的。
(アーティファクトが5枚以上あれば。)
このデッキでは、
《ラル・ザレック/Ral Zarek》がかなりいい仕事をしてくれる。
1ターン目に太陽の指輪か魔力の櫃スタートをすると、
2ターン目にセットランドから《ラル・ザレック/Ral Zarek》が着地出来る。
魔力の櫃ならそのままアンタップすればよし。
最高の回り方をした時は、
1ターン目にセットランド、《太陽の指輪/Sol Ring》→《魔力の櫃/Mana Vault》。
2ターン目にセットランド、《ラル・ザレック/Ral Zarek》→土地アンタップから《炬火のチャンドラ/Chandra, the Firebrand》。
3ターン目に《時間操作/Temporal Manipulation》を《炬火のチャンドラ/Chandra, the Firebrand》でコピー。
追加1ターン目:ジェネラル。
追加2ターン目:《時間の伸長/Time Stretch》を《炬火のチャンドラ/Chandra, the Firebrand》でコピー。
言うまでもなく対戦相手が全員投了。
+1能力のタップもアンタップも両方とも強く、
最終奥義の追加ターンも強い、素晴らしいプレインズウォーカー。
最後に。
以前の5色プレインズウォーカーは強さより面白さを重視し、
お泊りまじっくなどのお客様と直接お会い出来る場でも、
「一度は戦ってみたかったデッキ」
という名物的な扱いになっているが、
こちらは比較的戦いやすい構成になっている。
もし興味を持たれた方がいたら、
作ってプレイしてみてほしいデッキの1つである。
「このデッキをCardshop Serraでまるごと注文!」
という方もお待ちしております!
…とっても強烈なお値段になってしまいますが。
余談ですが、
Cardshop SerraのEDH-オリジナルデッキの注文で、
「ムーミンのデッキまるごとください!」
と言われた事が1度だけあります。
結局予算の都合で《Mishra’s Workshop》を削りましたが、
今までのEDHデッキ注文の最高額です。
ではまた。








