MTGへのスタンス4

最後に自分のスタンスを。
マジック始めてどのくらい経つだろう?
気がつけば何年もマジックをしていた。
始めた頃の自分はただ遊んでいるだけだった。

趣味だったはずのものがいつしか仕事にもなり、
いつのまにやら小さいながらも経営者。
まさかこれほどに自分の人生に影響を及ぼすものだとは、
全くもって予想しなかった。

予想しないと言えば《セラの天使/Serra Angel》。

ただ、絵が気に入ってコレクションをしてきたが、
3500枚を超えるとは思わなかったし、
まさか原画が自分のもとへ来る事になるとは思わなかった。
しかも2枚とも。

そのうちの1枚Douglas Shuler版(α~4thまでの絵)は、
Douglas Shuler氏本人から直接譲り受けたものだった。
《セラの天使》の原画をDouglas Shulerさんがずっと持っていた事も驚きだったが、
自分に売ってくれた事も驚きだった。
もう既に誰かに売ってしまって自分の手元には来ないのだろう、
そう考えていた矢先の出来事。

あまりの偶然、あまりの嬉しさから、自分のお店の名までSerraにしてしまった。
世の中とはわからないものだと思った事の1つだった。
世の中とはわからないものと思った事と言えば、世界選手権。
世界選手権に行けるとは考えもしなかった。

突然行けると知って、デッキを練り、

「負けても何でもかまわん、やりたいようにやってこよう」

と思い、(開き直り)
実際には勝ち越しして帰国できた。
自分は世界選手権に行けて良かったと思うと同時に、
自分のスタンスを確立できた。
今まで自分の中にスタンスが無かったわけではない。
ずっと持っていたものもあったものの、
それがもっと強い気持ちになったという感じだ。

自分は最強のマジックプレイヤーになろうとは思わない。
だが、最高のマジックプレイヤーになりたいと思っている。
最高のマジックプレイヤーとは、
強くあるプレイヤーではなく、
誰よりもマジックを楽しみを知る人間。

コレクション、レーティング、プロツアーや世界選手権のようなトーナメントプレイ、
腹の底がキリキリするようなギリギリの勝負、気楽なハウスルールの遊び、
ドラフトやシールドの限定された楽しみ、チーム戦、ショップの経営、
それと人付き合い。
競技的な楽しみだけでもなく、
コレクション的楽しみだけでもなく、
とにかくはじからはじまで。
ありとあらゆる思いつく楽しみ方を網羅するプレイヤーになろうと思った。
ただ、世界で最高のマジックプレイヤーというのは既に存在していると考えている。

当然と言えば当然だけれど、

その名はリチャード・ガーフィールド。マジックの生みの親。

この人こそ世界最高のマジックプレイヤー。
知っている人も多いが、
お遊びエキスパンション:Unhingedでは、
ついに自分自身のカードを作ってしまった人。
自分のプロポーズさえマジックのデュエル中だったというこのお方、
一生かかってもどんなプレイヤーでもこの人より上には行けないだろう。

やはり生みの親である神様のような存在には、
プレイヤーである我々がかなうものではない。
だから、あえて世界で二番目のプレイヤーになりたいと願うのが自分のスタンス。
最高のゲームの最高の楽しみを味わえる事は、
プレイヤーとして強くなる事よりも価値があると筆者は考えている。

普段とは違った面でのお話、
しかも結構長いお話となってしまいましたが、
これを読んでいる貴方はどんなスタンスを持ってますか?

ではまた。

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