EDHデッキ紹介その26(Krenko, Mob Boss/群衆の親分、クレンコ)

今回のEDHデッキ紹介はお客様から作って欲しいという要望で、ゴブリンのオヤビン。
赤単でEDHを作るのは実に2年ぶり。
以前に作った時は《刃の翼ロリックス/Rorix Bladewing》だった。


《Krenko, Mob Boss / 群衆の親分、クレンコ》
コスト:2赤赤
伝説のクリーチャー ゴブリン(Goblin) 戦士(Warrior)
(T):赤の1/1のゴブリン(Goblin)・クリーチャー・トークンをX体戦場に出す。
Xは、あなたがコントロールするゴブリンの総数である。
3/3

単体の能力として見ると、
Magic2013の伝説生物5種の中ではトップクラスの強さ。
タップするだけで、ネズミ講式にゴブリンを増やす。
ゴブリンなのにネズミ講とはこれいかに?
と言いたくなる程、
放っておくと、とんでもない数のゴブリンが並ぶ。
スタンダードでの活躍は全然無い生物ではあるが、能力は一線級。

これを主軸にEDHを組むとすれば、
クレンコの能力起動時に他のゴブリンが0という事も滅多にないだろうが、
仮にそうだとしても、数回の起動で、
1→2→4→8→16→32→64→128
と、普通に人が殴り倒せる数字に増えていく。
最初の起動でのゴブリンの数が4以上であれば、
全員を倒しきる速度も相当に速い。
赤単ゴブリンというデッキをEDHでも可能にしてくれた、
とても優秀なオヤビンだ。

デッキは以下。

ジェネラル:《群衆の親分、クレンコ/Krenko, Mob Boss

クリーチャー30枚
甲虫背の酋長/Beetleback Chief
包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commander
ゴブリンの首謀者/Goblin Ringleader
鏡割りのキキジキ/Kiki-Jiki, Mirror Breaker
ゴブリンの戦煽り/Goblin Wardriver
棘鞭使い/Stingscourger
モグの戦争司令官/Mogg War Marshal
宝石の手の焼却者/Gempalm Incinerator
ゴブリンの酋長/Goblin Chieftain
ゴブリンの王/Goblin King
ゴブリンの女看守/Goblin Matron
ゴブリンの名手/Goblin Sharpshooter
ゴブリンの戦長/Goblin Warchief
知覚食らい/Sensation Gorger
稲妻造り士/Lightning Crafter
ゴブリン修繕屋/Goblin Tinkerer
火花鍛冶/Sparksmith
巣穴の煽動者/Warren Instigator
ゴブリンの従僕/Goblin Lackey
ゴブリンのそり乗り/Goblin Sledder
スカークの探鉱者/Skirk Prospector
ゴブリン徴募兵/Goblin Recruiter
モグの狂信者/Mogg Fanatic
武器商人/Arms Dealer
士気溢れる徴集兵/Zealous Conscripts
ゴブリンの溶接工/Goblin Welder
トゲ撃ちの古老/Spikeshot Elder
モグ捕り人/Moggcatcher
Goblin Chirurgeon
モグの略奪者/Mogg Raider

インスタント3枚
輝石の儀式/Brightstone Ritual
赤霊破/Red Elemental Blast
紅蓮破/Pyroblast

ソーサリー2枚
Wheel of Fortune
魂の再鍛/Reforge the Soul

エンチャント8枚
ボガートの悪ふざけ/Boggart Shenanigans
カイレン式交渉/Kyren Negotiations
熱情/Fervor
ゴブリンの砲撃/Goblin Bombardment
分かち合う憎しみ/Shared Animosity
戦の只中/In the Web of War
アシュリングの特権/Ashling’s Prerogative
ゴブリンの王の探索/Quest for the Goblin Lord

アーティファクト22枚
Mana Crypt
モックス・ダイアモンド/Mox Diamond
バネ葉の太鼓/Springleaf Drum
師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top
頭蓋骨絞め/Skullclamp
ルビーの大メダル/Ruby Medallion
教術師の石/Magewright’s Stone
太陽の指輪/Sol Ring
魔力の櫃/Mana Vault
稲妻のすね当て/Lightning Greaves
虹色のレンズ/Prismatic Lens
棘噛みの杖/Thornbite Staff
友なる石/Fellwar Stone
精神石/Mind Stone
ブライトハースの指輪/Rings of Brighthearth
ヴァルカスの指輪/Ring of Valkas
速足のブーツ/Swiftfoot Boots
冷鉄の心臓/Coldsteel Heart
千年霊薬/Thousand-Year Elixir
暗黒のマントル/Umbral Mantle
魔力の篭手/Gauntlet of Power
Gauntlet of Might

土地34枚
26《冠雪の山/Snow-Coverd Mountain
変わり谷/Mutavault
ロノムの口/Mouth of Ronom
占術の岩床/Scrying Sheets
Thawing Glaciers
ダークスティールの城塞/Darksteel Citadel
大焼炉/Great Furnace
不毛の大地/Wasteland
露天鉱床/Strip Mine


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他の赤単とは違って、クリーチャー主体の偏りで構築。
普通の構成というか、
バランス良く戦う事などを考慮すると、
アーティファクト破壊を入れたり、
リセット呪文を入れるのが赤のお約束戦術だが、
ゴブリンに特化しているため、
そういったものはある程度排除。
スマッシュ/Smash》のように柔軟性のある呪文も無く、
アーティファクトに触る事が出来るカードは
ゴブリンの溶接工
ゴブリン修繕屋
くらいのもの。
毛色は違えど、「防御の無い赤単」という点では、
レガシーにあるゴブリンデッキのようなもの。

とはいえ、赤単のわりには無限コンボも仕込まれている。
そのほとんどがクレンコを必要とする。

クレンコ+生け贄エンジン+《棘噛みの杖》+合計ゴブリン数2以上

で無限トークン。
生け贄はなんでもよく、クレンコ自身がゴブリンなので、
実質必要なゴブリンはあと1体という、
最もお手軽で条件が簡単なコンボ。

クレンコ+《スカークの探鉱者》+《暗黒のマントル》+合計ゴブリン数4以上

で無限トークン、無限マナ、クレンコ無限パワー。
合計ゴブリン数が4未満でも、
土地やアーティファクトからの3マナで《暗黒のマントル》が1度アンタップ出来ればOK。
あとはトークン3体を《スカークの探鉱者》で生け贄にして、
赤3マナで《暗黒のマントル》のアンタップ→クレンコ起動で無限。

クレンコ(死亡回数0)+《熱情》+《スカークの探鉱者》+合計ゴブリン数7以上
が揃うと、
1:クレンコを出して起動
2:合計14体のゴブリンからクレンコ+5体を生け贄で6マナを出す。(ゴブリン合計8)
3:クレンコをジェネラル領域から再度プレイして起動
4:合計18体のゴブリンからクレンコ+7体を生け贄で8マナを出す。(ゴブリン合計10)
以下繰り返しで無限トークン。
ジェネラルの死亡回数が100回を超えてもプレイ出来るという、
不思議な無限コンボ。
もちろん《熱情》のところは別の速攻のつくカードでもOK。
無限コンボを決める前の段階で、
クレンコの死亡回数が1以上の数字の場合、
必要な合計ゴブリン数が変化するので注意。

無限トークンが決まった後、
カイレン式交渉》があれば殴らなくても(殴れない状況でも)
相手のライフがいくつであろうと全員倒せる。
そしてどれもクリーチャーが死ぬ事によってアンタップするので、
ゴブリンの名手》があれば無限ダメージ。

暗黒のマントル》の無限コンボは、
パルンズの剣/Sword of the Paruns》でも成立はするが、
パルンズの剣》はコスト4、装備3、起動3と、
合計で10マナも要求してくるため、
重さを考えて不採用にした。
ただし、能力としてはゴブリンのパワーやタフネスを強化できるため、
それほど悪いカードではない。
クリーチャーの数が多く並ぶデッキでは有効的なカード。
好みによっては採用しても良いカードの1つ。

鏡割りのキキジキ》+《士気溢れる徴集兵

の無限コンボも顕在。
士気溢れる徴集兵》はゴブリンではないものの、
あまりに能力が優秀である事と、
キキジキとのコンボで瞬殺が狙えるため、
これだけはゴブリン以外でも採用。
こちらも殴れなくとも、《ゴブリンの砲撃》さえあれば無限ダメージ。

土地については、
ゴブリンの溶接工》が入っているので、
ダークスティールの城塞
大焼炉
の2枚を入れ、
占術の岩床》を入れて少しでもアドバンテージをと期待しての《冠雪の山》と《ロノムの口》。
この部分は気にしないならば、
全て《》でもそれほど問題は出ないだろう。
実際に戦った時もそれほど影響はしなかった。
このデッキを作ってみたいが、
あまりお金をかけたくない場合は、
Thawing Glaciers》なども抜いて全て《》に。

普段はそれほど見かけないであろう《ゴブリン修繕屋》は、
このデッキに限らず、赤の入るEDHでは採用を考えてもいいカード。
1マナ以下のアーティファクトであれば、
自身が死ぬ事なく破壊可能。
パワーやタフネスを強化したり、
火と氷の剣》を装備してまえば、
2マナ以上のアーティファクトも何度も壊しにいける。
大半のデッキに採用される《太陽の指輪》、《師範の占い独楽》は1マナ、
3種のMoxやアーティファクトランドや《Mana Crypt》は0マナ。
意外に多くのカードが1マナ以下なので、
ゴブリン修繕屋》は活躍の場は多い。
タフネスを1でも強化できれば、
各種印鑑や《精神石》、《友なる石》も割り放題。
千年霊薬》との相性も良い。
コモンなので値段もお手頃。

このデッキは赤にしては珍しくテクニカルなデッキで、
非常に使っていて面白い。
もし興味を持っていただけたなら、
是非とも一度作ってプレイしてみてほしい。

ではまた。

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