Legends

エキスパンション:レジェンドにまつわるお話。


レジェンドは1994年6月発売。
全310種類。
崩れた柱の上部分のようなエキスパンションシンボル。
MTGに初めてマルチカラーカードが出て、
MTGに初めて伝説のパーマネントが出たセット。
そして、
MTGで初めて他言語で出た拡張セットでもある。

βの発売が1993年10月なので、
次の年の6月。
MTGがこの世に出て1年の時間が経たずに出た、
MTGの数あるセットの中でもなかなかにぶっとんだカードセット。
伝説のクリーチャーは全てマルチカラーオンリーで、
全部で55種。

イタリア語版レジェンドは1995年に発売されている。
発売時期の詳細は不明。
ただ、ルネッサンスの発売時期が1995年の7月以降なので、
それ以前か同時であると推定される。
英語版の発売が1994年の6月である事を考えると、
そこから半年という時間を経過して、
他言語に訳されるという事そのものが異例と言えば異例。

そして、どういうわけか、
後に出したにも関わらず、
英語版の印刷よりイタリア語版のほうが粗雑な印刷をされている。
英語版は淡い感じの印刷、
イタリア語版は表面がつるつるしている感じで紙質が粗雑。
この印刷の違いから
「英語版のほうが好き!」
と英語版を望むプレイヤーも多く、
同カードでもイタリア語版が安い理由の1つになっている。

これまた謎だが、
英語版のパックの袋のほうが綺麗で、
イタリア語版はやっぱり粗末な感じがする。
何故このような仕様なのかはわからない。

2012年の現在、
英語版のレジェンドのボックスの入手は非常に難しく、
イタリア語版ならばなんとか入手可能という程度のもの。
それでも決して安いものではなく、
イタリア語版でさえ1パックの値段は5000円前後。
トップレアが3万円を超えるだけあって、
いいお値段がついてしまう。

2012年の時点でのレジェンドの高額カードのトップ3は、

1位:《The Tabernacle at Pendrell Vale》(通称:長い名前の土地)
2位:《Moat》(白の最高のエンチャント)
3位:《Mana Drain》(青の最強のカウンター呪文)

どれも1万円オーバーのカードである。
4~8位も1万円クラスで、
「どれか引ければ元がとれる。」
が案外と転がっている。
また、コモンの《Chain Lightning》もレガシーで一線級カードであり、
レジェンドのコモンの最高額がつくカードである。
こういった事情から、
レジェンドのパックは随分と値上がってしまっている。

英語版のレジェンドは

コモン11枚
アンコモン3枚
レア1枚
新ルール説明カード1枚

という構成。
イタリア語レジェンドは、

コモン11枚
アンコモン4枚
レア1枚
新ルール説明カード無し

という構成。
イタリア語版は説明カードの部分がアンコモンになっている。
印刷は英語版のほうが綺麗なのだが、
イタリア語版はアンコモンが多いだけお得。
また、英語版レジェンドには、
アンコモンを簡単に2つに分けてAグループ、Bグループがあり、
初期ロットにはどちらか片方しか出ないという問題があった。

話の中で言われる、
「《Mana Drain》が必ず引けない箱」
「《Mana Drain》が必ず引ける箱」
というもの。
余談だが、
案外と知らない人が多いが、
Mana Drain》はあの強さでアンコモンである。
レアではない。
レアだと思っている人が随分と多いカードの1つ。
レアだと誤解されがちな《Force of Will》と並ぶ、
凶悪アンコモンである。

イタリア語版レジェンドではこの話を聞いたことが無い以上、
おそらくだが、
この箱の話は英語版のみと思われる。
もっとも、
ボックスを開封して確かめるにも、
そもそもの現存数からして無理がありそうな話だが。

さらには、WotC社は、この英語版レジェンドの問題について、
「100枚以内の同一グループのカードをもう一方のグループのカードに交換」
という対処をしている。
これを踏まえ、
英語レジェンド発売から半年以上の時間を経て、
イタリア語版レジェンドを発行した事を考えれば、
イタリア語版レジェンドにはこのグループの問題は無い可能性が大きい。
いくらなんでも、
同じ過ちを半年後にやるほど馬鹿ではないだろう。

そういえば、
大昔、店主の友人に
「ボーナス出たからイタレジェ1箱買うぜ!」
と嬉々としてボックスを開封していた人がいたが、
最低でもその人は2箱ほど開封し、
(夏と冬のボーナス両方で1箱ずつ)
どちらの箱からも《Mana Drain》を引いていたのを記憶している。

これらを考えると、
グループ分けされた箱がほぼ無いと考えられ、
イタリア語版レジェンドはアンコモンが多い事を含め、
Mana Drain》を引ける確率は英語版より高いと言ってもいいのだろう。

このレジェンドのこらむを書きつつ、
新年の一番最初に開けるパックは
イタリア語レジェンドだ!
という勢いとともに、
イタリア語レジェンドの箱から、
妙な厚さのパックが1つだけあったので開封。

結果。

コモン10枚
アンコモン10枚
レア1枚

どういうわけか合計21枚もあった。
不思議なものだ。
画像を見てわかる人ならわかるのだが、
まともに使えるものがほとんどない。
見事にハズレを引いた。

また、逆に友人の中には、
コモン11枚
アンコモン0枚
レア1枚
という、アンコモンだけ無いパックもあった。
おおらかな時代とはいえ、
この無茶苦茶さ一体なんなのだろうか。
英語版レジェンドを開封した回数は少ないが、
英語版レジェンドでこういったエラーは見た事がない。

ある友人に聞いてみたところ、
「イタレジェではよくある事」
と。
エラーパックに当たってしまったら、
諦めろという事らしい。
アンコモンが増えているならともかく、
アンコモン0パックは残念だ。

いつかまた(それほど遠くない未来)
レジェンドのパックを開封した時は、
エラーパックでない事を祈ろう。

ではまた。

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