3種のプレインズウォーカーの価値について。

ツイッター質問箱でこのような質問をいただいた。

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リリアナ ジェイス チャンドラなど
これから価値は上がるのか下がるねか
店主さんから見てどう思いますか?
人それぞれだとは思いますが(ー ー;)

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この3種のプレインズウォーカーは、

PlanesWalkers

反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance
精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor
ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil

のことを指しているのだろう。
これらの価値が上がるか下がるか、
明確に言ってのけるのは難しいが、
単純に現状の市場のままでは下がると言える。

この3枚はモダンやレガシー、ヴィンテージからEDHまで、
幅広く活躍出来るエース級プレインズウォーカー。

つい最近では《精神を刻む者、ジェイス》はモダンで解禁され、
値段が大幅に変化した。

しかし、○○マスターズと呼ばれる、
マスターズシリーズは毎年何かしら出ている。
大昔のセットで言えばクロニクルみたいなセットが、
これだけ毎年出てしまうと、
「再録禁止」
されていないカード達はいつどこで再録されるかわかったものではない。

精神を刻む者、ジェイス》はエターナルマスターズで再録済み。
From the Vault: Twentyにもいる。

ヴェールのリリアナ》はいつ再録される?
それともされない?
という話題が出ていたら、
モダンマスターズ3で再録された。

反逆の先導者、チャンドラ》はもう少しかかるだろうか。
カラデシュの発売から1年と半年ほど。
再録されるにはちょっと早すぎるかもしれないが、
未来の○○マスターズ等で出てもおかしくない。
・・・と書いていたら、
次の構築済みデッキみたいなもので再録らしい。
タイムリーというべきか、
そうでないというべきか。

トーナメントの需要などにも影響されるものの、
再録されると基本的に値段は下がる。

店主のように、
「デッキで使うカードなら気にしないが、
 自分のコレクションなら原版以外認めない。」
というタイプもいる。
こういうコレクター気質の人の場合、
上記3種のプレインズウォーカーがどこかで再録されようと、
興味すら示さない。
精神を刻む者、ジェイス》ならワールドウェイク版
ヴェールのリリアナ》ならイニストラード版
反逆の先導者、チャンドラ》ならカラデシュ版
もうそれしか興味がないというタイプもいるので、
著しく値段が下がるという事も無いと予想している。

これについては前こらむでも話題に出た、
「新セットが出るたびに上位互換が出たり、
 トーナメント環境トップのレアがコモンになったり、
 構築済みデッキに入ったりして、
 資産がぼろぼろになる。」
というお遊戯のような馬鹿げた再録方法は、
いくらなんでもウィザーズ・オブ・ザ・コーストがやるとは思えない。

確かに、過去にレアだったカードを、
コモンにまで落として○○マスターズで再録!
なんて事はやっているが、
「トーナメント環境トップのレアをコモンで再録!」
という愚行は犯していない。
まして、この上記3種のプレインズウォーカーどもをコモンで再録は無いはずだ。

繰り返し再録されれば値段は徐々に下がる事はあっても、
それほど安くもならないだろうというのが現状の見解。

それにオールドスクールのような例もある。

Old School

オールドスクールは、

α、β、Unlimited、
Arabian Night、Antiquity、Legends、The Dark

のカードセットだけでデッキを組む遊び方。
鬼のようなルールで、

・英語版カード以外は使えない。
(つまりイタリア語のLegendsとThe Dark使用不可。)

・再録版カードはもちろん全て使えない。
(○○マスターズ系全てダメなどころかRevised版のデュアルランド使用不可。)

・基本土地も全部このセット内で揃えなければダメ。
(これもRevised版使用不可。)

・例外的にCollector’s EditionやInternational Editionを認める場合あり。

という太古のカードを持つ人だけの凄まじい遊び方。
この世界にはプレインズウォーカーなど1枚も存在せず、
それどころか、
一般的なレガシープレイヤーが持つ、
Revised版のデュアルランドすら使用不可能。
この一般的デュアルランドが使えないのは、
普通のレガシープレイヤーレベルではきついはず。

これまたマスターズシリーズで再録された、
マナ吸収/Mana Drain》もダメ。
これもLegends英語版のみで、
同じLegendsであろうともイタリア語ならダメ。
この遊び方の存在が認知されるようになり、
特に古いカードの中でも英語版のみだけが価値が上がる理由になっている。

あまりに使えるカードが限られているため、
「神々の遊び」
とも言われる程の世界。

オールドスクールは非常に遊べる人の狭い世界だが、
例えば「オールドジュニアスクール」(命名は適当)というものを作り、
もう少しだけ幅を広げたオールドスクールのような遊び方が登場したら?

精神を刻む者、ジェイス
ヴェールのリリアナ
反逆の先導者、チャンドラ

たちも

・英語版カード以外は使えない。
・再録版カードはもちろん全て使えない。

のルールを適用されたが最後、
再録版や英語版以外はアウトだ。

このオールドスクールの幅を広げた遊び方は、
あくまで想像のお話に過ぎないけれども、
おおむねMTGの世界では
「そのカードが最初に収録された版」(原版)
が一番高額となる。
(プロモ版などは例外的に高額になる事もある。)

結論としては、
最初に述べた通り、基本的には下がる。
特に再録での下がりは避けられない。
ただし、原版には相応の価値がキープ出来る可能性が残る。

注意点としては、
大昔エクステンデッド(Extended)という公式ルールがあった。
今で言うモダンみたいなもの。
逆にモダンなんて公式ルールは無かった。
エクステンデッドは今は公式からは削除されて、大会も開催されていない。
こういう公式競技ルールが追加、削除される事によっても、
上記3種のカードの価値は大きく変わる。
あとは全てのカードに言えてしまう事だが、
単純な需要と供給。
ただこの供給が再録連発だと相当に下がる。

こういった考慮出来る事をいくつも想定し、
それでも長く使えると思ったら購入に踏み込んでみてはいかがだろう。

ところで、
オールドスクールを話題に出して思うのだけれども、
2018年現在で、
オールドスクールで日本で遊べる人、または遊んでいる人って、
どのくらいいるんだろう?

ではまた。



記事作成日:2018/02/18



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