Rebecca Serra Angel

今回のお題はレベッカ版Serra Angel。



カード博物館にある《セラの天使/Serra Angel》の絵のうち、
全体が青い絵のほうがRebecca Guay版《セラの天使》です。
左手に剣を持ち、空に掲げて、自分も空を見ているのがDouglas Shuler版、
両手で剣を支え、剣を下方に向け、全体像がわかるのがRebecca Guay版。

このカードは写真だとわかりにくいのですが、
普通のカードの大きさでは存在しません。
このレベッカ《セラの天使》だけはオーバーサイズドカードでしか存在しない、
特殊な《セラの天使》なのです。
(Douglas版《セラの天使》はオーバーサイズドも存在します。)

この《セラの天使》は、
「Serra Angelコミック」
というアメリカの雑誌の付録で入手可能でした。

知る限りではこの本はVol.2などは存在しておらず、
発行部数もさほど多く無かったものと思われます。
それにしてもカード単体がコミックになるというところからも、
セラの天使》の人気の大きさがうかがえます。
他のカードではこんな事は起きていません。
「月刊キノコザウルス」

「ザ・奈落の王」
という本があっても誰も欲しそうにありませんし。
(後者ならちょっと欲しいと思ってしまった。)

この世の中にどれだけの数のRebecca版《セラの天使》が現存しているかさすがにわかりませんが、
そう多い数ではないとだけ言えます。
マジックという当時マイナーなカードゲームの中のある1枚のカードの雑誌です。
どう考えても発行部数が多くない事は容易に想像ができます。
未開封で残っている数はさらに少ないでしょう。

今のRebecca Guayファンはわかりませんが、
過去のRebecca Guayファンは、
この《セラの天使》を手に入れる事に躍起になった人も少なくありません。

今はともかく、昔のマジックの顔とも言うべき《セラの天使》と、
昔から独特の筆づかいと綺麗な絵で人気の高いRebecca Guay、
この組み合わせはRebecca Guayファンでなくとも入手したい1枚だった事でしょう。
私自身がそう思い、入手した1人でした。

最近のオークションではほとんど見かけなくなりしたが、
当時のヤフーオークションでは、
オーバーサイズドカードのみ(本無し)でも10000円を下らなかった程です。
未開封本ともなると30000円オーバーという人気ぶりでした。

「このカードを入手してこそ、いっぱしのRebeccaファン」

という、そんな威厳さえ感じさせるカードであったと言えます。
また、GPやPTでのサイン会でもRebecca Guay来日の期待の声は多かったものの、
実際に来日したのはPTやGPではなく、
普通(?)の大会として企業が開いた大会に1度だけ。
その大会は大盛況だったようです。

確か大会名そのものが「Rebecca杯」と呼ばれていました。
持っている方はRebecca版の《セラの天使》にサインをもらった方もいるでしょう。

ちなみにこのRebecca版《セラの天使》の原画の所有者は私です。
カード以上の迫力と大きさで、うちのお店の看板とも言うべき存在です。
原画のお値段はやはり「車を買えるお値段」でした。
本家のDouglas版よりも絵そのものの大きさが大きい品でした。

私はRebecca Guayファンではありませんが、
Rebecca女史の描いた絵では《ガイアの祝福/Gaea’s Blessing》が一番の絵だと思っています。
セラの天使》も好きなのですが、《セラの天使》はやっぱりDouglas版が好きです。
あの力強い筆づかいと油絵の雰囲気は大好きです。

こういう考察をしていると、
マジックはカードゲームや競技でありながらもアートだと思えますね。
いつかは《Time Walk》や《Library of Alexandria》の原画を手に入れたいものです。

ではまた。




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