EDHデッキ紹介その110(Karn, Silver Golem/銀のゴーレム、カーン-ゴーレム単)

ある日、Cardshop Serraのスタッフ間で、
「マイナーな種族縛りでEDHデッキを組もう」
という事になった。

ルールとしては、

・マイナーなクリーチャー・タイプを1つ選び、
そのタイプを持つ伝説のクリーチャーをジェネラルにする。
また、各プレイヤーごと、違う色になるようにする。
・クリーチャー・カードをデッキに20枚以上入れる。
・選択したタイプを持たないクリーチャー・カードは使用不可。
・戦場に出る際にクリーチャー・タイプを選び、
自身がそのタイプになるクリーチャー・カードは使用可。
(《順応する自動機械/Adaptive Automaton》など)
・多相持ちのクリーチャーは全てのクリーチャー・タイプを持つので使用可。
・機体はクリーチャー・カードではないので、
種族縛りを無視して使用可。
(と言うか、「機体/Vehicle」はクリーチャー・タイプではなくアーティファクト・タイプ。
装備品と同じカテゴリである)
・部族タイプを持つインスタント等はクリーチャー・タイプに関係なく使用可。

こんなところ。

店主はアーティファクトが大好きなので、
ゴーレムで茶単(アーティファクト単)を組む事になった。

伝説のゴーレムを調べてみたが、
銀のゴーレム、カーン/Karn, Silver Golem
鉄のゴーレム、ボッシュ/Bosh, Iron Golem
の2体のみ。
ボッシュだと赤単になってしまうので、
カーン一択。

Karn, Silver Golem
銀のゴーレム、カーン/Karn, Silver Golem
コスト:5
伝説のアーティファクト・クリーチャー ゴーレム(Golem)

銀のゴーレム、カーンがブロックするかブロックされた状態になるたび、それはターン終了時まで-4/+4の修整を受ける。
(1):クリーチャーでないアーティファクト1つを対象とする。それはターン終了時まで、パワーとタフネスがそれぞれ自身の点数で見たマナ・コストに等しいアーティファクト・クリーチャーになる。
4/4
レア

ブロックするかされるかすると0/8になるため、
虫(Insect)も殺せない性格と思いきや、
プレイヤーとプレインズウォーカーだけはキッチリ殴りに行く偽善者である。
また、
装備品を装備すると、
装備品の修正値の分だけ殴りにいけるため、
刃物を持つと性格が変わる危ないタイプである。

伝説のエルドラージ生物が登場するまでは、
純粋な茶単でEDHデッキを組むにはこいつしかいなかった。
能力はなかなかに面白く、
教議会の座席/Seat of the Synod》などのアーティファクトランドや
魔力の墓所/Mana Crypt》を1マナで墓地送りにしたり、
液鋼の塗膜/Liquimetal Coating》とのコンボで土地を割れたりする。

デッキは以下。

ジェネラル:《銀のゴーレム、カーン/Karn, Silver Golem

-クリーチャー20枚-
時間人形/Chronomaton
金属ミミック/Metallic Mimic
順応する自動機械/Adaptive Automaton
テゼレットの代人/Tezzeret’s Simulacrum
祖先の像/Ancestral Statue
電結の回収者/Arcbound Reclaimer
十二足獣/Dodecapod
ごみ引きずり/Junktroller
磁石のゴーレム/Lodestone Golem
真面目な身代わり/Solemn Simulacrum
通電式構成物/Voltaic Construct
ゴーレムの職工/Golem Artisan
先駆のゴーレム/Precursor Golem
真鍮の伝令/Brass Herald
魔道士輪の対応者/Mage-Ring Responder
ファイレクシアの巨像/Phyrexian Colossus
白金の帝像/Platinum Emperion
マイコシンスのゴーレム/Mycosynth Golem
荒廃鋼の巨像/Blightsteel Colossus

-インスタント2枚-
次元の歪曲/Spatial Contortion
歪める嘆き/Warping Wail

-ソーサリー1枚-
全ては塵/All Is Dust

-アーティファクト39枚-
永遠溢れの杯/Everflowing Chalice
魔力の墓所/Mana Crypt
オパールのモックス/Mox Opal
探検の地図/Expedition Map
魔力の櫃/Mana Vault
太陽の指輪/Sol Ring
通電式キー/Voltaic Key
旅人のガラクタ/Wayfarer’s Bauble
頭蓋骨絞め/Skullclamp
友なる石/Fellwar Stone
砕けたパワーストーン/Fractured Powerstone
厳かなモノリス/Grim Monolith
守護像/Guardian Idol
液鋼の塗膜/Liquimetal Coating
精神石/Mind Stone
虹色のレンズ/Prismatic Lens
思考の器/Thought Vessel
稲妻のすね当て/Lightning Greaves
速足のブーツ/Swiftfoot Boots
密輸人の回転翼機/Smuggler’s Copter
ファイレクシアの供犠台/Phyrexian Altar
玄武岩のモノリス/Basalt Monolith
威圧の杖/Staff of Domination
ウルザの保育器/Urza’s Incubator
摩滅したパワーストーン/Worn Powerstone
耕作者の荷馬車/Cultivator’s Caravan
霊気貯蔵器/Aetherflux Reservoir
前兆の時計/Clock of Omens
面晶体の記録庫/Hedron Archive
クラーク族の鉄工所/Krark-Clan Ironworks
シッセイの指輪/Sisay’s Ring
スランの発電機/Thran Dynamo
ウル=ゴーレムの目/Ur-Golem’s Eye
金粉の水蓮/Gilded Lotus
三つの願いの指輪/Ring of Three Wishes
領事の旗艦、スカイソブリン/Skysovereign, Consul Flagship
夢石の面晶体/Dreamstone Hedron
ニンの杖/Staff of Nin
イシュ・サーの背骨/Spine of Ish Sah

-プレインズウォーカー2枚-
解放された者、カーン/Karn Liberated
精霊龍、ウギン/Ugin, the Spirit Dragon

-土地35枚-
ダークスティールの城塞/Darksteel Citadel
古えの墳墓/Ancient Tomb
枯渇地帯/Blasted Landscape
埋没した廃墟/Buried Ruin
魂の洞窟/Cavern of Souls
水晶鉱脈/Crystal Vein
溺墓の寺院/Drownyard Temple
幽霊街/Ghost Quarter
高級市場/High Market
家路/Homeward Path
ミシュラの工廠/Mishra’s Factory
Mishra’s Workshop
変わり谷/Mutavault
ファイレクシアの核/Phyrexia’s Core
ならず者の道/Rogue’s Passage
ウギンの聖域/Sanctum of Ugin
市長の塔/Tower of the Magistrate
焦土/Scorched Ruins
見捨てられた神々の神殿/Shrine of the Forsaken Gods
露天鉱床/Strip Mine
高層都市の玉座/Throne of the High City
不毛の大地/Wasteland
生けるものの洞窟/Zoetic Cavern
砂漠/Desert
屍肉あさりの地/Scavenger Grounds
ガイアー岬の療養所/Geier Reach Sanitarium
発明博覧会/Inventors’ Fair
ラースの果て/Rath’s Edge
7《荒地/Wastes


——————————
普通に茶単を組んだ場合は大抵入れるであろう、
カルドーサの鍛冶場主/Kuldotha Forgemaster
鋳造所の検査官/Foundry Inspector
金属細工師/Metalworker
あたりが使えない。
上記3種のクリーチャー・タイプは全て構築物で、
現在のところ伝説の構築物は存在しないため、
種族縛りデッキでこれらを使用することはできなかった。
ゴーレムより構築物のほうがデッキの幅が広がるので、
できれば使いたかった。

なにせ、実質能力なしの《テゼレットの代人》など、
どう見ても数合わせなゴーレムを採用しなければならない。
決して弱っちいゴーレムばかりではなく、
磁石のゴーレム
真面目な身代わり
先駆のゴーレム
荒廃鋼の巨像
といった強力なゴーレムもいるし、
対戦する他の種族縛りデッキも大体似たようなものだろう、
と腹をくくる。
ジェネラルの能力でクリーチャー化したアーティファクト軍団でしばき倒せば、
きっとなんとかなる。
ジェネラルの能力だけなら強い。

一応無限コンボも搭載。

ジェネラル

通電式構成物

3マナ以上出るアーティファクト

で無限マナ。
EDHデッキ紹介その38(Kozilek, Butcher of Truth/真実の解体者、コジレック)
でも紹介した方法だ。
無限マナを生かす手段に乏しいのが辛いところ。
(《威圧の杖》で無限ドロー、
ゴーレムの職工》で全クリーチャー速攻+無限パワーなどが可能)

あとは
マイコシンスのゴーレム

祖先の像

霊気貯蔵器

で無限ダメージ。
アーティファクトを4個以上コントロールしていれば、
マイコシンスのゴーレム》の能力で《祖先の像》が0マナになるので、
祖先の像》を唱えて、
戦場に出たときの誘発型能力で自身を戻す。
これを繰り返して好きなだけライフを得た後、
霊気貯蔵器》の50点砲を連射して終わり。

しかし、
実際に種族縛りデッキ同士で対戦してみたところ、
このデッキではなかなか勝つことができなかった。
特にスタッフ間で遊んだ時は1回も勝てなかった。

スタッフの一人が、
タールルームの勇士ターンガース/Tahngarth, Talruum Hero》をジェネラルにした赤単ミノタウルスを選択しており、

汚損破/Vandalblast
破壊放題/Shattering Spree
焦熱の合流点/Fiery Confluence
力ずく/By Force

などのアーティファクト破壊呪文を大量に積んでいたからだ。
上記のいずれもこのデッキにとっては致命的なカード。
無色のデッキで、
アーティファクトでないゴーレムなんているわけがないので、
一方的にブロッカーがすべて消し飛んでしまう。
例外は《荒廃鋼の巨像/Blightsteel Colossus》だけだ。

アーティファクトをまとめて吹き飛ばされ、
ハールーン・ミノタウルス/Hurloon Minotaur》をはじめとする、
牛の集団にボコボコにされた。
店主のMTG歴は相当なものだが、
ハールーン・ミノタウルス》に殴り倒されたのは初めてだった。

二度とやらねえ。

ではまた。



記事作成日:2017/12/02



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