アトランティスの王

今回のお題はお魚大王、《アトランティスの王/Lord of Atlantis》。

Lord of Atlantis/アトランティスの王
コスト:青青
クリーチャー・マーフォーク(Merfolk)
他のマーフォーク(Merfolk)・クリーチャーは+1/+1の修整を受けるとともに島渡りを持つ。
2/2
α~7th+タイムシフト:レア

βから存在している《ゴブリンの王/Goblin King》とならぶ部族強化生物。
どちらも「たまにだけトーナメントに顔を見せる」という事においては似ている。
アトランティスの王》はヴィンテージでたまに。
ゴブリンの王》はレガシーのメインやサイドに1枚くらいひょっこり入っている事がある。
ゴブリンに比べると攻撃力にも柔軟性にも欠けるマーフォークだが、
それでもヴィンテージでは活躍の場が残されている。

相変わらずスタンダードにいないカードにばっかりスポットライト当ててます。
気にしないで下さい。
誰かからギャラもらえるわけでもない自分は、
直感的に書きたいと思ったお題で書くだけの人。

これが《Lord of Atlantis/アトランティスの王》の画像。


亞特蘭提斯領主。
…。
……。
………。
亞:ア
特:ト
蘭:ラン
提:ティ
斯:ス
ですか。
これ見た人、全員同じ気持ちのはず。
亞特蘭提斯ですよ、亞特蘭提斯。
「え?べつに普通だよ、普通。
こんなのアトランティス以外に読みようがないし。」
と思った人、ちょっと道を踏み外してます。

今宵魚人特攻命有限。

海上海下唯我独尊。
とか言ってませんか?

間違いなくこいつは、MTG界の暴走族。

暴走集団「亞特蘭提斯」。彼、その族長。
もう、なんていうか、
名前だけで仏血義理(ぶっちぎり)です。
愚怒猛忍愚(グッドモーニング)です。
赤単 誤武倫 上等(赤単ゴブリン上等)です。
(本当の中国語版のゴブリンの漢字表記は鬼怪)
ボール・ライトニング/Ball Lightning 》もビックリだろう。
(中国語版の《ボール・ライトニング》は「爆雷煉球」と表記される。)

フレーバーテキストが、
戦術の大家であるアトランティスの王が到着すると、
彼の配下たちはそれだけで勇敢になる。

違うだろう。

暴走の大家である亞特蘭提斯の王が到着すると、
族のメンバーたちはそれだけで調子に乗る。

このマーフォーク(漢字で書くとおそらく魔亞腐皇苦)は、
The Darkで《マーフォークの暗殺者/Merfolk Assassin》が出るまで、
真珠三叉矛の人魚/Merfolk of the Pearl Trident》しか存在していない。
アトランティスの王》は、
最初の頃はたった1体を強化する以外仕事のない族長だった。
暴走族も結成当初はメンバーが少ないって事と同じ…なのかもしれない。
しかし、Ice Ageの時代をむかえても、
本人を含めてもメンバーはたったの10。
ミラージュブロックでは6人のメンバーが追加。
テンペストブロックでは8人のメンバーが追加。
サーガブロックでは2人のメンバーが追加。
マスクスブロックでは12人のメンバーが追加。
インベィジョンブロックでは16人のメンバーが追加。
(これだけ書いているとアイドルグループの入隊、脱退記録のようだ)
しかし、
オデッセイブロックでは、《ラクァタス大使/Ambassador Laquatus》1人のみ、
オンスロートブロックでは《霧衣の究極体/Mistform Ultimus》1人のみ、
ミラディンブロックでは0、
神河ブロックでは0、
ラヴニカブロックでは0、
とMTG暴走集団「亞特蘭提斯」としては冬の時代をむかえる。
時のらせんブロックでは、亞特蘭提斯のボス、《アトランティスの王》、
初期の幹部《マーフォークの暗殺者》の2人が復活を遂げるも、
新メンバーはわずか3人。
もう亞特蘭提斯に未来は無いかと思われたその時、
ローウィンブロックという救世主が現れた。
メンバーの増員数は24人。
多相は26人いるので、実質は50人の大幅増員だが、
「多相はどこにでもいい顔をするコウモリのような奴。
エラ呼吸も出来ないような奴がマーフォークを自称するな。」
として、古参のメンバーからは嫌われたという。
シャドウムーアでは22人の増員。
アラーラブロックでは0に戻るも、
ゼンディカーブロックでは17人の増員。
いまだその勢力を拡大しつつある。
現在では総メンバー数は100を超え、MTG界でもそれなりの地位を持っている。
が、およそ2倍の勢力を持つゴブリンからは相手にされていない。

※上記はこらむを書いた時のデータです。変更される事があります。

なお、時のらせんの時にやっとこの《アトランティスの王》人自身が、
クリーチャータイプ・マーフォークを得る事が出来ている。
それより前はクリーチャータイプ・ロード。
今はクリーチャータイプ・ロードは失われ、マーフォークだけ。
族長がそもそもマーフォークじゃなかったという厳しい現実から解き放たれ、
現在はその面目をしっかりと保つ事が出来ている。

ヴィンテージの世界ではFishと呼ばれるデッキタイプの大元には、
この《アトランティスの王》も採用される事があったが、
現在のFishには《アトランティスの王》は採用されない事が多い。
決して弱いわけでないのだが。
冷淡なセルキー/Cold-Eyed Selkie》が案外と採用されているため、
この《冷淡なセルキー》だけでも強化して殴れば弱く無いのだが、
賛美能力でダメージを増やすほうが安定力があるため、
アトランティスの王》の出番はほとんど無い。
青単で組めば弱くは無いのだろうが。

というわけで、
これを読んで《アトランティスの王》とMTG暴走集団「亞特蘭提斯」に憧れを抱いた人、
ヴィンテージの大会にマーフォークデッキで出て、
デッキ名に「亞特蘭提斯」と書き、「仏血義理」で全勝優勝しましょう。
レッツ亞特蘭提斯。

ではまた。




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