天使の炎ガブリエル

今回のお題は《天使の炎ガブリエル/Gabriel Angelfire》。



Gabriel Angelfire/天使の炎ガブリエル
コスト:3緑緑白白
伝説のクリーチャー 天使(Angel)
あなたのアップキープの開始時に、飛行、先制攻撃、トランプル、ランページ3のうち1つを選ぶ。
天使の炎ガブリエルはあなたの次のアップキープまで、選ばれた能力を得る。
4/4
レジェンド:レア

天使 オブ ザ ガッカリ。
7マナ払って4/4は使われないなんてものじゃない。
太古の時代、つまりこの《天使の炎ガブリエル》が出た当初、
我がお店の看板娘である《セラの天使/Serra Angel》は既に世界的人気を博していた。
コストから緑緑を外したら、
自動的に飛行と警戒がついてくるのだから、
誰だってガブリエルを使うわけがない。
伝説のクリーチャーを名をうって登場させたのなら、
もっと強く作る事は出来なかったのか。

実際、レジェンドの伝説のクリーチャーは、
首をかしげたくなるくらい変な奴が多い。
わけのわからない奴になると、
6マナ5/4でタップして青マナを出すだけのレジェンドがいる。
しかもマナコストが3青青黒だ。
「どうみてもこいつから青マナ出すよりも殴っているだろう!」
と心からシャウトしたくなる奴だ。

ガブリエルさん、
せめてアップキープに+3/+3出来たら強さが変わった。
昔も今も本当にただのコレクターズアイテム。
今だったら、
3緑緑白白で、
飛行、警戒、トランプル、プロテクション(黒)とついて、
5/5以上のサイズでデザインされるだろう。

何故なのかは謎だが、クロニクルにも再録されている。
今と昔で変更された部分はクリーチャータイプに天使が加わった。
だからと言ってどうだという話は無い。
どこをどう考えてもこいつをジェネラルにしたEDHデッキ組む人はおらんだろう。
この色なら《ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg》、
トルシミール・ウルフブラッド/Tolsimir Wolfblood
艦長シッセイ/Captain Sisay》などの優秀な奴等が沢山だ。

最近、ガッカリカードでばっかりこらむ書いてないか?
と言われても仕方ないくらいガッカリカードのオンパレードだが、
ガッカリカードでも逸話はあるのだ、逸話は。
(これでこらむ書いてくれと言われたカードには、
無理強いた成果/Forced Fruition》というこれまたガッカリなカードがある)

そんなガッカリ天使ガブリエルさんだが、
神話の世界では大活躍だ。
キリスト教でもイスラム教(呼び名はジブリール)でも結構位の高い天使として登場する。
ここではキリスト教でのガブリエルを紹介。

ガブリエルは4大天使と呼ばれる天使の1人で、
(残りの天使の名はラファエル、ミカエル、ウリエル)
受胎告知の天使として考えられている。
聖母マリアにキリストの誕生を告げるのもガブリエルだ。
また、男尊女卑の時代でもあったのことも影響してか、
天使は基本的に男性で描かれる事が多い中、
ガブリエルを女性として扱う説がある。
(そのわりに天使は両性具有というお話もある)
これは受胎告知という出産に関する天使だからだろう。
もっとも、MTGのガブリエルは、
「何が受胎告知だ。カスレア告知の天使め」
と言いたくなるレベルにとどまっているのだが。

4大天使は
ラファエル→風
ミカエル→火
ウリエル→土
ガブリエル→水
という、よくあるファンタジーの4大元素を司る天使のことをさす。
MTGのガブリエルは、
全然水と関係無さそうな色じゃないか!と突っ込みを入れたくなる。
天使の炎と名乗っておきながら、
元素も水。
どうして白緑にしたのか全くわからない。
白青のほうがガブリエルっぽさが出ると思うのだが。

Gabriel,Angel of The Annunciation/ 受胎告知の天使、ガブリエル
コスト:3白白青青
伝説のクリーチャー 天使
飛行、警戒、絆魂、頑強、プロテクション(赤)
ガブリエルが場に出た時に、貴方のコントロールする他のクリーチャー1体につき1体、
人間・クレリックトークンを場に出す。
6/6
レアリティ:神話レア
イラスト:Rebecca Guay←ここが大事だ。

最近のカードならこのくらい作ってしまっても罪は無さそうだ。
残念なのは最近は神話や歴史に基づいた名は使わないという事。
色々な神話や歴史からカードが作られるほうが喜ぶ人間もいるというのに。
個人的にはこういった4大天使を全て登場させるエキスパンションが出て欲しい。
そうしてくれるのであれば、
こんなところでガブリエルがいかに使えないかを語る必要が無くなる。

なお、こんなガブリエルさんをCardshop Serraの店主は酔狂にも使ったことがある。
ガブリエルさんを場に出して、《ハルマゲドン/Armageddon》を撃つつもりだったのだが、
7マナに伸びる前につい《ハルマゲドン》を撃ってしまった。
もうこうなると手札に腐る腐る。
土地を並べなおしても4マナ揃えばつい《ハルマゲドン》。
最初から最後まで手札にいるだけのガブリエルさん。
「ガブー、お前、4マナくらいでどうにかならなかったの?」
と思いつつ、
デュエル終了後にデッキから抜いた。
名前を「天使の炎、ガッカリエル」に変える事を許可する。
二度とデッキで使うことは無いだろう…。
おそらくこのカードは売れていく事もあるまい。
このガッカリ天使を「デッキに入れて使いたい!」という…
…あれ?前もこんな事書いたような気が…

ではまた。




記事のカテゴリー

他の「カードこらむ」記事