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レガシーのススメ

レガシーについて書いてほしいとのことで、書く事に。

レガシーとは、一部のカードが禁止にされているものの、
全てのカードセットが使える非常にカードプールの広いフォーマットだ。
昔はType1.5と呼ばれ、
「Type1と呼ばれたヴィンテージの制限カードが全て禁止カード」
というだけのルールだったが、
今は独自フォーマットとして確立している。

MTGをやる人はそれぞれにスタンス、プレイ環境があるものの、
自分はこのレガシーとヴィンテージを非常に推したい。
何故ならMTGを最も楽しめる環境であり、
MTGで最も実力を見ることの出来る環境であると言えるからだ。
スタンダードは初心者がスタートするのなら、
確かに悪くないスタートラインではある。

が、
長くMTGをやるには適さない。
「スタンダード落ち」してしまうと突然にして自分が所有していた高額カードたちが、
デッキに組み込めなくなってしまうからだ。
スタンダードとリミテッドしかやらない人からすれば、
お金がかかる、瞬殺されるなどのイメージを持つ人もいるが、
レガシーやヴィンテージはそんな世界ではない。
よく考えてみるといい。

まず、瞬殺についてはほぼ無い。
この世界を知らないお馬鹿さんや素人が
「レガシーやヴィンテージは1ターン目に殺されるからつまらない」
などと言う事があるだけである。
かなりの速度で相手を倒せるコンボデッキはある。
実際にそれと対戦するとマジックしている気分にならないので、
非常に不愉快になることも否めない。
が、それだけがレガシーやヴィンテージではない事、
そんなデッキばかりが横行しているわけではない事をここに明記しておく。

お金については、
スタンダードのトップレアを組み込んだデッキの値段は、
流行のデッキを2種類ほど用意すればかなりの値段になる。
1年の間にデッキを変更しないことはないので、
これに+いくらかの金額がかかる。
スタンダード落ちしたカードを売りさばいたり、
トレードしたりする人いるだろうが、
当然、カードアルバムに寝かせるだけの人もいる。

リミテッドをやる人ならこれにパック代が加算される。
月に5000円MTGにつっこむ人なら、一年で6万円、
月に1万円なら一年で12万円。
それだけの金額が、つぎ込まれる中、
スタンダードレアを常にトレードでうまくまわして、
損をしないスタンダードプレイヤーの数は1%ぐらいだろう。
99%のスタンダードプレイヤーはスタンダード落ちするだけで、
金額的な損をしていることになる。

これをレガシーやヴィンテージにしたらどうだろう?
スタンダード落ちのようなカード価格の極端な下落は無い。
欲しいカードをピンポイントでシングル買いやトレードすれば、
デッキはそれほど高くならないし、
時間をかけて楽しめるものになる。

デッキを2~3作っても価格の下落が無いだけに、
非常に経済的と言える。
ただ、スタンダードを否定しているのではなく、
並行してやったとしても非経済的ではないし、
もっとマジックを楽しめる、ということである。

このあたりの話題はこらむ「Vitnageのススメ」にも書いた話題なので、
そちらも参照してもらえるとありがたい。

今回はレガシーのデッキを1つ紹介。
レガシーの中にある数あるデッキの中でも、
結構息が長く、生き残り続けているデッキの1つがこのLand Still。
Land Stillは昔ながらのパーミッションの流れをくむ、
さほどのお金はかからないデッキの1つだ。
下記は、簡単に組んだ我流Land Still。

2《永遠のドラゴン/Eternal Dragon
4《渦まく知識/Brainstorm
4《対抗呪文/Counterspell
4《Force of Will
3《呪文嵌め/Spell Snare
4《剣を鍬に/Swords to Plowshares
3《正義の命令/Decree of Justice
2《神の怒り/Wrath of God
1《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant
2《謙虚/Humility
4《行き詰まり/Standstill
1《世界のるつぼ/Crucible of Worlds
3《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives

1《アカデミーの廃墟/Academy Ruins
4《溢れかえる岸辺/Flooded Strand
3《島/Island
4《ミシュラの工廠/Mishra’s Factory
3《平地/Plains
2《汚染された三角州/Polluted Delta
1《トレイリア西部/Tolaria West
4《Tundra
2《不毛の大地/Wasteland
——————-
サイドボード
2《解体の一撃/Dismantling Blow
2《原野の脈動/Pulse of the Fields
3《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt
4《翻弄する魔道士/Meddling Mage
3《もみ消し/Stifle
1《黄金のたてがみのアジャニ/Ajani Goldmane

——————-
この構成だとちょっとお金がかかるかもしれないが、
Land Stillの基本は
ミシュラの工廠》と《行き詰まり》、それと《正義の命令》が大事だ。
他はいくらでも組みようがある。

ミシュラの工廠》や《行き詰まり》、《正義の命令》ならそう高くもない。
簡単に揃えられる。《対抗呪文》は言うまでもない。
Force of Will》とデュアルランドが若干お値段の張る品だが、
無理しなくても平気なものでもある。

デッキの動きとしては、「待ち」のデッキ。
出来るなら2ターン目に《行き詰まり》。
あとは土地置いてエンド、土地置いてエンドの繰り返し。
相手がしびれを切らせて呪文を撃ってくるまで待ち。
相手が呪文を撃ってくれたら、《行き詰まり》で3枚ドロー。
カウンターする必要あるカードならば、カウンターし、
問題ないなら通す。

クリーチャーであるならおおむね通して、
神の怒り》、《剣を鍬に》あたりで対処する。
手札のアドバンテージと時間のアドバンテージをとりながら、
余裕あるときに《ミシュラの工廠》が殴る。
マナが十分にあるときに《正義の命令》をサイクリング。
という動きが一般的な流れだ。

「サイドボードを含めて、対処不可能なものはない」
と言わしめるものこそ、パーミッションの基礎概念であり、
白と青の本来持つ力と言える。
このLand Stillはそういったパーミッションの本来の力で戦うデッキである。

レガシーのデッキの中ではこれ以外にも、
ゴブリン(赤単)、スレッショルド(青緑)、ステロイド(赤緑)
バーン(赤単)、黒単ウィニー、白単ウィニー、エルフ(緑単)
と、数多くのお金のかからないデッキが存在する。
興味のある人はメールや掲示板へのメッセージ等をくだされば、
こらむや返信にてデッキを紹介することと思う。

ここまで紹介してきたレガシーやヴィンテージにはほんの少しだけ欠点がある。
それは、日本全体のプレイヤーの数は世界に比べて少ないという事である。
数年前からヨーロッパやアメリカではレガシーやヴィンテージは非常にプレイヤーが増えている。
とりわけヨーロッパではグランプリやプロツアーでもないのに、
200人を超える大会が開催されることもあった。
この人数の問題はさほど難しい話ではない。

これを読んでいるプレイヤーが、そのお友達と
「ちょっとやってみようか?」
くらいの気持ちで始められればいいと思う。
お蔵入りしたカード、過去に使っていたカードを、
最近のカードと組み合わせる楽しみは、
スタンダードとリミテッドしかやってこなかった人には、
非常に刺激的で楽しいものになるだろう。

追記で、2009PT京都のサイドイベントのレガシーでは、
111人というとても多い人数の大会となった。
レガシーのプレイヤー数が徐々に増えていっているのではないだろうか。

ではまた。



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