EDHデッキ紹介その91(Yidris, Maelstrom Wielder/大渦を操る者、イドリス)

今回のデッキ紹介は、
前回の《法務官の声、アトラクサ/Atraxa, Praetors’ Voice》に続いて、
統率者2016からの4色生物。
今回は白以外の4色生物。

yidris-maelstrom-wielder
Yidris, Maelstrom Wielder/大渦を操る者、イドリス
コスト:青黒赤緑
伝説のクリーチャー オーガ(Ogre) ウィザード(Wizard)
トランプル
大渦を操る者、イドリスがプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、
このターン、あなたがあなたの手札から呪文を唱えるに際し、それらは続唱を得る。
(あなたがその呪文を唱えたとき、
コストがそれより低い土地でないカードが追放されるまで、
あなたのライブラリーの一番上からカードを1枚ずつ追放する。
あなたはそれをそのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。
追放したカードをあなたのライブラリーの一番下に無作為の順番で置く。)
5/4
神話レア

4マナ5/4トランプルと性能的には申し分無し。
さらにオマケの能力がついているが、
このオマケの能力のほうがメインと言っていいほど強力。
手札から唱える呪文が全部続唱持ちになるという能力は、
アドバンテージの塊。
この続唱を主軸に据えて構築する以外は考えられない。
条件がジェネラルが戦闘ダメージをプレイヤーに与える事なので、
トランプル付きである事が非常に喜ばしい。
指定コストは4色レジェンドである以上とても厳しいが、
それに見合っただけの能力はある。

ジェネラル:《大渦を操る者、イドリス/Yidris, Maelstrom Wielder

-クリーチャー8枚-
金切り声のドレイク/Shrieking Drake
花を手入れする者/Bloom Tender
フェアリーの大群/Cloud of Faeries
永遠の証人/Eternal Witness
粗石の魔道士/Trinket Mage
概念泥棒/Notion Thief
造物の学者、ヴェンセール/Venser, Shaper Savant
潮吹きの暴君/Tidespout Tyrant

-インスタント10枚-
渦まく知識/Brainstorm
神秘の教示者/Mystical Tutor
自然の要求/Nature’s Claim
有毒の蘇生/Noxious Revival
吸血の教示者/Vampiric Tutor
サイクロンの裂け目/Cyclonic Rift
断絶/Snap
内にいる獣/Beast Within
大あわての捜索/Frantic Search
時を越えた探索/Dig Through Time

-ソーサリー22枚-
祖先の幻視/Ancestral Vision
命運の輪/Wheel of Fate
伝国の玉璽/Imperial Seal
親身の教示者/Personal Tutor
Demonic Tutor
遥か見/Farseek
自然の知識/Nature’s Lore
三顧の礼/Three Visits
残酷な教示者/Cruel Tutor
加工/Fabricate
Timetwister
Wheel of Fortune
意外な授かり物/Windfall
荊州占拠/Capture of Jingzhou
闇の誓願/Dark Petition
時間操作/Temporal Manipulation
時間のねじれ/Time Warp
水の帳の分離/Part the Waterveil
時のらせん/Time Spiral
永劫での歩み/Walk the Aeons
時間の熟達/Temporal Mastery
宝船の巡航/Treasure Cruise

-エンチャント5枚-
楽園の拡散/Utopia Sprawl
繁茂/Wild Growth
森の知恵/Sylvan Library
肥沃な大地/Fertile Ground
孤独の都/City of Solitude

-アーティファクト20枚-
金属モックス/Chrome Mox
ライオンの瞳のダイアモンド/Lion’s Eye Diamond
睡蓮の花/Lotus Bloom
水蓮の花びら/Lotus Petal
魔力の墓所/Mana Crypt
モックス・ダイアモンド/Mox Diamond
オパールのモックス/Mox Opal
魔力の櫃/Mana Vault
師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top
太陽の指輪/Sol Ring
ディミーアの印鑑/Dimir Signet
友なる石/Fellwar Stone
ゴルガリの印鑑/Golgari Signet
グルールの印鑑/Gruul Signet
イゼットの印鑑/Izzet Signet
シミックの印鑑/Simic Signet
威圧のタリスマン/Talisman of Dominance
稲妻のすね当て/Lightning Greaves
スランの発電機/Thran Dynamo
金粉の水蓮/Gilded Lotus

-プレインズウォーカー2枚-
精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor
時間の大魔道士、テフェリー/Teferi, Temporal Archmage

-土地32枚-
Tropical Island
Volcanic Island
Underground Sea
Taiga
Bayou
Badlands
古えの墳墓/Ancient Tomb
乾燥台地/Arid Mesa
血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire
真鍮の都/City of Brass
統率の塔/Command Tower
溢れかえる果樹園/Flooded Grove
溢れかえる岸辺/Flooded Strand
マナの合流点/Mana Confluence
湿地の干潟/Marsh Flats
霧深い雨林/Misty Rainforest
汚染された三角州/Polluted Delta
沸騰する小湖/Scalding Tarn
シヴの浅瀬/Shivan Reef
沈んだ廃墟/Sunken Ruins
色あせた城塞/Tarnished Citadel
地底の大河/Underground River
新緑の地下墓地/Verdant Catacombs
吹きさらしの荒野/Windswept Heath
樹木茂る山麓/Wooded Foothills
ヤヴィマヤの沿岸/Yavimaya Coast
繁殖池/Breeding Pool
蒸気孔/Steam Vents
湿った墓/Watery Grave
踏み鳴らされる地/Stomping Ground
草むした墓/Overgrown Tomb
血の墓所/Blood Crypt


——————————
兎にも角にもジェネラルの《大渦を操る者、イドリス》が命。
これを出してパンチしないとゲームが始まらないようなもの。

まずはジェネラルの能力で発生する、
続唱の能力を忘れずに書いておこう。

続唱
あなたがこの呪文を唱えたとき、
あなたのライブラリーの一番上のカードを、
コストがより低い土地でないカードが追放されるまで追放する。
あなたはそれをそのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。
追放されたカードを一番下に無作為の順番で置く。

これが基本。
軽量のマナ加速やフリースペルでなるべくマナを減らさずにアドバンテージを取りつつ、
追加ターンに繋げていく形になる。

注意点などはいくつか。
・続唱は続唱を持つ呪文を唱えたときに誘発し、その呪文が解決される前に解決される。
・続唱によって唱えられるカードのコストにXがある場合、X=0。
・マナコストの無いカードは続唱で0マナの呪文として扱い、唱えられる。

3つ目が結構重要で、
このデッキでは《祖先の幻視》や《命運の輪》が該当する。
ジェネラル能力誘発後、
1マナの呪文を唱えた際に、
0マナの呪文がめくれるまでライブラリーを追放するので、
0マナアーティファクトが出るか、
この2種が出るかという事になる。
どちらもあなどれないドローエンジンなので、
このデッキの重要パーツだ。

それからこのジェネラル特有の注意点では、
ジェネラルの能力誘発後に0マナの呪文を手札から唱えた時だ。
この時、当然続唱そのものは誘発する。
しかし0より下のコストは存在しないので、
いくらライブラリーを追放しても出てこない。
結果、
何も続唱する事無く、
追放されたカードをライブラリーの一番下に無作為の順番で置く。
(一番下もなにもライブラリー全部一度追放なのだが。)
ただし、この時のこの「無作為」というものは、
ランダムという意味でしかなく、
別にシャッフルをするわけではない。
置く人も珍しいアーティファクトだが、
心因検査器/Psychogenic Probe》に引っかかる事もない。
つまり、0マナ呪文を撃った時でも、
プレイのルール上はライブラリーを全て追放し、
無作為にライブラリーに全て戻す行為を必ずやらなければならない。
これは必須なので注意。
師範の占い独楽》が置いてある場合、
毎回ライブラリーの上が変わるという事でもあるので、
とても重要な点だ。
続唱はただでさえチューター系を撃つタイミングが、
かなり重要になるため、
こういった事もおさえておきたい。

このデッキの基本勝ちパターンは、

・ジェネラル+追加ターンで殴りきり。
・《潮吹きの暴君》の無限。

が主軸となる。
潮吹きの暴君》の無限はよくある

2枚のアーティファクトの出せるマナ数の合計-2枚のアーティファクトの合計マナコスト

この引き算の数値で1以上の数値が残れば無限マナだが、
このデッキではジェネラル能力が誘発していれば、
そこからおおむねやりたい放題となる。
手順は以下の通り。

潮吹きの暴君》の無限マナが決まっている中で、
ジェネラルを一度手札に戻してプレイ。
潮吹きの暴君》の能力が誘発。
何かパーマネントを戻す。
続唱が誘発するのでそのカードをプレイ。
潮吹きの暴君》の能力が誘発。
何かパーマネントを戻す。
2回《潮吹きの暴君》の能力が誘発するどちらかで、
自分のパーマネントを1度は戻しておく。
次に自分の戻したパーマネントをプレイ。
続唱と《潮吹きの暴君》の能力が誘発。
続唱は戻したパーマネントのコスト次第。
潮吹きの暴君》の能力で戻すのはジェネラル。

これを繰り返すだけで、
対戦相手のパーマネントを全て戻ししつつ、
自分のライブラリーの3マナ以下を全て唱えられる。
まずは自分の適当な土地でないパーマネントとジェネラルを交互に戻して唱え続け、
相手に1枚でも引かせるカードが続唱でめくれた場合は唱えずに進める。
(続唱は任意のため、7枚ドロー呪文がめくれた時に唱えなくてもよい)
そのうち《孤独の都》がめくれる。
そこから先は相手に何枚引かせても妨害されないのでやりたい放題、
という動きが可能。
ジェネラルよりもコストの高いカードを戻せば、
当然それ以上の事も可能だ。
上記はあくまで一例。

また、

ジェネラルの続唱
永遠の証人
精神を刻む者、ジェイス
追加ターン呪文

が揃っていると、
必ずではないが高確率で、
対戦相手にターンが回ることは無いだろう。

手順としては、
ジェネラルのパンチで続唱モード。

墓地に追加ターンカードがあるとして、
永遠の証人》をプレイして続唱+追加ターン回収。
追加ターン呪文プレイして続唱。
精神を刻む者、ジェイス》はこのターンなら自由。

追加ターンでは、
ジェネラルのパンチで続唱モード。
精神を刻む者、ジェイス》-1能力で《永遠の証人》を手札に。
永遠の証人》をプレイして続唱+追加ターン回収。
追加ターン呪文プレイして続唱。

続唱の出たカード次第で、
精神を刻む者、ジェイス》が-能力を使わなくても構わない時がある。
例えば続唱で追加ターンを撃てた場合や、
続唱で追加ターンカードを手札に入れられる場合だ。
その時に+2能力を起動しておけば、
後のターンに《永遠の証人》を戻す回数が稼げる。
これを繰り返す事で最終的にはジェネラルで殴り切りになる。

また、デッキの面白いキーパーツは《金切り声のドレイク》。
shrieking-drake
Shrieking Drake/金切り声のドレイク
コスト:青
クリーチャー ドレイク(Drake)
飛行
金切り声のドレイクが戦場に出たとき、
あなたがコントロールするクリーチャーを1体、
オーナーの手札に戻す。
1/1
コモン

このカードはジェネラル続唱モードに入った後、
青マナ1つでプレイし、
基本的には自身を戻すだけ。
例えば青マナが3つあったら、
3度《金切り声のドレイク》をプレイするだけで、
ライブラリーの中の0マナ呪文が3発撃てる事になる。
相当なアドバンテージが稼げるという事だ。
状況次第では《永遠の証人》を手札に戻して、
永遠の証人》から墓地の追加ターンという流れにもなりえるが、
基本は自身を戻す使い方で続唱連発が主目的。
残りマナ次第ではあるものの、
ライブラリーの中の全ての0マナカードをプレイする事も。
ちなみにデッキ内の0マナカードは以下の9枚。

祖先の幻視
命運の輪
金属モックス
ライオンの瞳のダイアモンド
睡蓮の花
水蓮の花びら
魔力の墓所
モックス・ダイアモンド
オパールのモックス

ドローとマナしかないので、
元手の青マナが2~3マナであっても、
モックスや《睡蓮の花》などから繋がっていき、
大きくアドバンテージを取れる可能性が高い。

なお、《ライオンの瞳のダイアモンド》がめくれた場合、
続唱から《金切り声のドレイク》の着地・能力誘発までに
ライオンの瞳のダイアモンド》を起動して青3マナを得て、
その後《金切り声のドレイク》の誘発型能力を解決して手札に戻すことで、
さらに3度の続唱が狙える。
手札がなくなるリスクはあるが、
祖先の幻視》や《命運の輪》まで繋げられる確率を計算した上でのプレイはアリ。

これで統率者2016の4色伝説生物から2つ紹介をした。
おそらくこの《大渦を操る者、イドリス》が一番使っていて面白い。
使い方がサッパリわからないのは
メレティスのキナイオスとティロ/Kynaios and Tiro of Meletis
という二人組のオッサン。
個人的にはあと1つくらいは4色生物を紹介したいところだが、
他にもEDHデッキ紹介のリクエスト等があるので、
ひとまず4色の紹介は一度おやすみ。
また新しく作った際に紹介予定。
ではまた。



記事作成日:2016/11/18



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