EDHをはじめよう! その2

今回も店員Tがお相手を務めさせていただきます。
よろしくお願いいたします。

前回はジェネラルを選びました。
世が4色ジェネラルデッキ発売に沸いている中、
店員Tは2色ジェネラルをお勧めしていきます。

統率者2016セットはどちらかというと
ある程度分かっている人向け、という印象ですので、
このこらむでは現時点で取り扱い対象外となります。
ただし、収録されているカードにはEDHでよく使われているものもありますので、
機会があればそちらの紹介をすることもあるかもしれません。

ただ、どうしても4色使いたいのなら、
3色以上のデッキで頑張ってみても構わないと思います。
愛着は何にも勝ります。
これとても大事です。

さて、EDHを始めるにあたり、
使いたいジェネラルを選んだら、次はデッキ構成です。
とはいえ、99枚もどこから何を選んだらいいか、
これはとても悩みどころです。
私自身、最初は本当に手探りでした。

MTGの他の遊び方も禁止カードがあるように、
EDHにも禁止カードは存在します。
しかし、それを気にしてデッキを組まなければならないほど種類も多くはありません。
また、禁止カードのいくつかは古い高額のカードですので、
そもそもほとんどのユーザーが持っていない品でもあります。
私は自分のカード資産に1枚も禁止カードがありません。
それに、EDHの良いところの1つは、
間違って禁止カードを使ってしまっていても、
大会で失格やゲームロスのような事が起きません。

つまり、EDHはジェネラルの固有色にあってさえいれば、
基本的にどんなカードをデッキに組み込もうが自由ということです。
禁止カードを知らなくても、
間違って採用してしまっている事はそれほどありません。
もし禁止カードをデッキに入れてしまったとしても、
対戦中そのカードに気づいたときに、
対戦相手の許可を得て基本土地にでも差し替えれば大丈夫でしょう。

しかしだからといって、
闇雲に強そうなカードをデッキに組み込んだところで、当然うまく回りません。
そこで今回は、どんなデッキであろうとこれだけは押さえておけ、
というカードをご紹介していきます。
これらはきっと、勝負を決めうる強力な呪文を唱えるための手助けとなってくれることでしょう。

基本土地/Basic Land
基本です。けれど意外と大事です。これがなければ始まりません。
EDHデッキは35枚前後が土地になります。
つまり、デッキの約3分の1を土地が占めることになります。
最近は特殊地形も数多く存在するとはいえ、
しっかりと基本土地を入れておく事に損はありません。
ヘタな特殊地形カードや弱いカードをデッキに入れるよりも
もっと多くの基本土地を入れておいたほうが良いくらいです。

統率の塔/Command Tower
多色ジェネラルであるならば必須です。
そのデッキに必要な色マナがすべて出せます。
ただし単色(あるいは無色)デッキであるならば、基本土地を入れましょう。
単色ジェネラルでは基本土地属性を持たない分だけ基本土地に劣りますし、
無色ジェネラルではマナすら出ません。
無色マナを出したいときは、《荒地》を採用しましょう。
あるいは、無色マナに依存するデッキ構築は避けましょう。

太陽の指輪/Sol Ring
設置したターンの1マナを、毎ターンの2マナに変えられる貴重なカードです。
自分の最初のターンに土地から《太陽の指輪》を置くことができれば、
次の自分のターンには2枚目の土地とあわせて最低4マナが出ます。
軽いジェネラルであればこれだけで唱えることが可能ですし、
そうしなくとも何かしらの行動を起こすことができるでしょう。
また、除去されてしまったジェネラルを
再度唱えるときに増える2マナの支払いにも活用しましょう。

思考の器/Thought Vessel
最初のターンに《太陽の指輪》から設置できれば最上の動きといえるでしょう。
2マナ設置で1マナ出るカードは、これと後述の2つ以外にも多数存在します。
どんなデッキでも一定量の速度は重要ですので、
デッキへの投入を考慮してみましょう。

精神石/Mind Stone
序盤はマナ加速、後半でマナが余るようならドローに切り替えと、
非常に無駄のないカードです。
破壊されそうになった時に、対応してこれを生け贄に捧げてドローすることで
損を回避する事も出来ます。(アンタップ状態のみ)
必要時に手札を増やせるということは、
後々の相手への対抗手段の選択肢を増やせるということにつながります。

友なる石/Fellwar Stone
対戦相手が多いほど自分のデッキに有用なマナが出る可能性が高まります。
このカードは対戦相手に土地が無い場合はマナが出ません。
しかし、対戦相手が3人もいるEDHなので、
誰かが1色くらい自分と共通している可能性は高いのです。
仮に合う色が出なくとも、不特定マナコストの支払いにまず不足はありません。

稲妻のすね当て/Lightning Greaves
ジェネラルをできうる限り早く着地させても、
すぐに動けなければ、やはり相手のターンの間にできることは限られてきます。
よって、速攻を付与する手段は重要になります。
また、ジェネラルに除去耐性がつくのは、対戦相手からすれば非常に厄介です。
稲妻のすね当て》の代用として、《速足のブーツ/Swiftfoot Boots》もあります。
もちろん、両方とも採用してもよいでしょう。

以上、EDH基礎パーツともいえる無色のカードの簡易的な説明でした。
無色のカードであるがゆえに、どんな色のデッキにも入ります。
後々デッキを作り変えるときにも確実に候補に入るので、
これらのカードは最初に確保しておくべきでしょう。

今回は、
「自分が素早く動けるようになる」
ということを主眼においてカードを紹介しています。
特にマナに関しては、マナが出せない状態で自分のターンを終了すると、
対戦相手の人数分のターンを何もできない状態で待たなければなりません。

ご紹介したこれらのカードの強みはこれだけではありませんが、
それはこのこらむをお読みいただいたあなた自身が、
実際にプレイして実感していただけたらと思います。
これらのカードはEDHでまだ右も左もわからないという時、
とりあえずデッキに入れてみて損のないカードたちです。

今回紹介したカード以外にも、EDHで必須といわれるカードは数多く存在します。
そういったカードには手に入れづらいものもありますが、
今回紹介したものを手に入れるのは容易でしょう。

必須カードといわれていても、戦術的に必要とされる場面が多いだけで
それらがなくても遊ぶことはできます。
なにせデッキはジェネラルを除いても99枚もあり、
その中の一枚を引き当てられることはそうそうありません。
持っていないカードは、対戦中に引けなかったとでも考えておけばいいのです。

カードを少しずつ集めていき、デッキを強化していって、
自分のデッキを少しずつ少しずつ完成形に持っていくというのも楽しみ方の一つです。
まだまだデッキが弱いからといって、気後れする必要はありません。
作ったその日に完成形を望む必要はありません。
ゆっくりと楽しむ事が大切です。

また、今回ご紹介させていただいたカードは、
すべて統率者2015セットの『戦闘の猛火/Wade into Battle』に収録されています。
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統率者2015セットの中では一番直感的にわかりやすい構成になっていると思うので、
まずはこれを使って遊び始めるのもいいでしょう。
今回紹介しきれなかった有用カードも含まれています。

戦闘の猛火』とあわせて、自分の使いたいジェネラルの色にあった統率者セットから
必要なカードを抜き出して組み込めば、デッキの土台はほぼ完成することでしょう。

次回、EDHをはじめよう!は
各色ごとに、ほぼ必須になるであろうカードを紹介する予定です。
デッキを自分の好きな色に染めましょう。

では、よろしければ、次回もよろしくお願いします。
店員Tでした。



記事作成日:2016/11/17