EDHをはじめよう! その1

今回も店員Tがお相手を務めさせていただきます。
よろしくお願いいたします。

EDHは、膨大なカードプールで楽しむことができるのが魅力です。
また、自分の好きな伝説のクリーチャーをジェネラルに据えれば、
そのクリーチャーを相棒、もしくはプレイヤーの分身として対戦することもできます。
EDHのジェネラルだけをFOILにする人が案外と多いところからも、
おのおの思い入れのある1枚をジェネラルにしている人はいると思っています。

で、今回はデッキを組みやすいジェネラルの選び方。

私が最初に選んだジェネラルは、前回お話しした通り
嵐の憤怒、コラガン/Kolaghan, the Storm’s Fury》でした。
なぜこのジェネラルを選んだかも交えつつ、解説していこうと思います。

ジェネラルの選択については、
基本的には自分の好きな伝説のクリーチャーで構いません。
もしくは自分の使いたい色を持った伝説のクリーチャーを選びましょう。

まずは楽しんでプレイできることが第一です。
周りにいくら強いからとおすすめされたとしても、
使いたいカードを使わないと、対戦したいという気持ちがわかないことでしょう。
(マナー違反をして、自分だけが楽しもう、というのは当然NGですが)

私はできる限り自分の持っているカードで戦いたい気持ちが強かったため、
数少ない手持ちの伝説のクリーチャーから
ジェネラルとして《嵐の憤怒、コラガン》を選びました。

けしてジェネラルとしては強くはありませんでしたが、
飛行や疾駆を生かして奇襲を仕掛け、
ドラゴンクリーチャー達のパワーを相手に叩き込むのが爽快でした。

たまたま《コラガンの命令/Kolaghan’s Command》を
パックから引いて持っていたこともジェネラルの決め手だったように思います。
黒赤を含むデッキならば、《コラガンの命令》はまず入れておいて損はないカードです。
どのモードを選んでも便利な、非常に柔軟な対応力を持つカードです。

コラガンの命令》は、こんなカードです。
kolaghans-command
Kolaghan’s Command/コラガンの命令
コスト:1黒赤
インスタント
以下から2つを選ぶ。
・あなたの墓地にあるクリーチャー・カード1枚を対象とし、それをあなたの手札に戻す。
・プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはカードを1枚捨てる。
・アーティファクト1つを対象とし、それを破壊する。
・クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。コラガンの命令はそれに2点のダメージを与える。
レア

1つ目は1枚しか使えないEDHでは意味があります。
2つ目は対戦相手が3人もいると影響力が小さいですが無駄ではないです。
3つ目は対戦相手が3人もいれば必ずというくらい対象があります。
4つ目はおおむねEDHではタフネス2のクリーチャーに撃つか、
対戦相手のプレインズウォーカーを狙うでしょう。

効果が無駄になりにくい事も大きいですが、
カード資産があまり無かった私は、
このカードにとてもお世話になりました。

EDHをまだやったことがない、
またはこれからデッキを組んでみようという方には、
好きな伝説のクリーチャーやカードと言われてもピンとこない人も多いはずです。

そんな人にはEDHを始める資格がないか、といえばそんなことは全くありません。
私もそこまでこだわっていたわけでもなく、
行き当たりばったりでしたので。

とりあえずで選んだジェネラルであっても、
対戦しているうちに愛着がわくかもしれませんし、
あるいはデッキを組んでいるうちに、
そういった使ってみたいカードに出会えるかもしれません。

私も現在、このころのデッキパーツを流用した
白黒赤の《巨大なるカーリア/Kaalia of the Vast》デッキを使っています。
最初に黒赤の色を選んでいなかったら、
きっと今は全く別のデッキを使っていたと思います。

特にジェネラルに据えるカードが思いつかない方は、
まず2色のジェネラルを選ぶことをお勧めします。

理由としては、カードプールとマナバランスです。
実経験として、私は2色ジェネラルである《嵐の憤怒、コラガン》でなければ
所持カードが足りずに、デッキは完成しなかったと思います。

まず、単色ジェネラルだと、
デッキに投入できるカードプールが狭まってしまうためです。
EDHでなければ使わない、それでいてEDHでは強力なカードというのはかなりの数存在します。
特にコストが少し重たくて、全体に影響するカードは、
スタンダードよりもEDHこそが主戦場になる事もあります。
こういったカードは各色に存在しています。

そういったカードで、私の印象に残っているカードといえば、
Mob Rule/群衆の掟》でしょうか。
mob-rule
Mob Rule/群衆の掟
コスト:4赤赤
ソーサリー
以下から1つを選ぶ。
・ターン終了時まで、パワーが4以上のすべてのクリーチャーのコントロールを得る。
それらのクリーチャーをアンタップする。ターン終了時までそれらは速攻を得る。
・ターン終了時まで、パワーが3以下のすべてのクリーチャーのコントロールを得る。
それらのクリーチャーをアンタップする。ターン終了時までそれらは速攻を得る。
レア

使っていた当時は、巨大なクリーチャーのコントロールを奪って、
自身のドラゴンと一緒にぶん殴っていました。
嵐の憤怒、コラガン》が一緒に攻撃に参加していれば、
コラガン自身がドラゴンであるためその能力が誘発します。
多数のクリーチャーのパワーが最低でも+1されるので、
うまくして複数人の対戦相手が倒せたときは、なかなかに楽しいです。
また、小型のシステムクリーチャーのコントロールを奪って攻撃させ、
適当なクリーチャーにブロックさせて除去する、といった使い方もできるかもしれません。

普通の構築デッキでは、
この6マナのソーサリーはまず投入されることはないでしょう。
EDHでは、こんなカードにも活躍の場があるのです。

他のレギュレーションで長くプレイしている人であっても、
こういったカードをあえて集めている人は多くないでしょう。
単色のジェネラルを選択してEDHデッキを組もうとすると、
有用なカードが手持ちに意外と少ないということが起こり得るのです。

単色とは逆に、3色以上になると投入するカードの数に困ることは少なくなるでしょう。
代わりに、各色のマナバランスの調整が難しくなってしまいます。

せっかく強力なジェネラルであっても、
あるいは強力なカードが手札に来ても、
マナが支払えないならば、そのカードはないも同然です。
撃てさえすれば自分が優位に立てるのに、
必要なマナが出せない状態でやきもきするのは、なかなかに面白くありません。

この問題を解決しようとして、マナ拘束の小さいカードを多く採用しても、
それは戦場に与える影響の少ないカードを多く採用する、ということになりかねません。

ですが2色デッキであれば、マナ基盤が万全と言えなくても
適度に色マナを出しつつ戦うことが可能です。

私の場合は初心者であったために、
・フェッチランド
・ギルドランド
・デュアルランド
といったエース級の土地カードを持っていなかったので、
3色は難しい選択でした。
3色以上のデッキを組みたいのであれば、
これらの土地カードをある程度手に入れてからの方が良いでしょう。

また2色デッキならば、各色に存在する得意分野を生かしつつ、
多少なりとも不得意をカバーすることが可能になるのは
どのレギュレーションでも同じなのではないでしょうか。

以上が、私が2色ジェネラルをおすすめする理由です。

3色以上や単色でデッキを組みたい!という人も、
とりあえずその色を含んだ2色デッキでEDHをやってみて、
その色でどういう戦い方をすればいいか、どんなカードがEDHでは有効かを体感してみてから
改めて使いたいジェネラルで組んでみてもいいのではないでしょうか。

まったくジェネラルを紹介しない、というのも何なので、
初心者でも使いやすいジェネラルを一体。
どうしてもジェネラルが決まらない、という方はこちらを使ってみてはいかがでしょうか。

自由なる者ルーリク・サー/Ruric Thar, the Unbowed
戦場に出ているだけで相手の行動をある程度制限できる、緑赤のジェネラルです。
相手に先んじて戦場に出しておけば、対戦相手はおいそれとスペルを打てなくなるはずです。
このジェネラルで構築するときは、
デッキ構築の時は、クリーチャー多めで、スペルは最小限にすれば
自分はやりたい放題できることでしょう。
自由なる者ルーリク・サー》自身の打点も高いため、
ジェネラルダメージで対戦相手をなぎ倒していきましょう。

過去のこらむでも、

EDHデッキ紹介その39
EDHいくらかけてる?番外編1

にて紹介しています。

さらに詳しい解説は上記のこらむを参照してください。

次回、”EDHをはじめよう! その2”は、どんなデッキでも活躍できる便利カードの紹介を予定しています。
どの色のデッキにも入れられる、アーティファクトや土地などです。
ジェネラルは選べたけど、99枚ものデッキを組むのはなかなか大変そう。
そう思った方に、次回の内容が構築の足掛かりとなれば幸いです。

では、よろしければ、次回もよろしくお願いします。
店員Tでした。



記事作成日:2016/11/07