Cardshop Serraのできるまで其の参

Cさんのお話。

フロントラインは閉店し、
そこから細々とした生活を続けたのち、
時代はオデッセイブロックの時代へ。

この頃にオンラインショップではなかったが、
自営業としての基盤を作り始めていた。

このオデッセイ時代、GP静岡でベスト8に入った。
(決勝ドラフトで土地しか引かなくて負けた事も今はいい思い出だ。)

このGP静岡の後、
静岡の西部、中部、東部でそれなりにレーティングの高い人が集まり、
プロツアーを目指してチームを作ろうという話があり、
GP静岡でベスト8になった自分がその統率をつとめた。

と同時に、
静岡県最強プレイヤーを決めようという大会を、
(過去に2度は開催された。)
久しぶりに復活させようという企画も持ち上がった。

が、この2つの話は頓挫した。

その原因をCさんが作った。
静岡市でカードショップを経営していたCさん。

ショップの維持費や資金は
Bさんが経営していたフロントラインと同程度だったそうだ。
駅からも近く、なかなかの立地条件だった。
が、経営はうまく行かず、10ヶ月でお店は閉店。
(維持費や資金が同じで、立地条件が悪いフロントラインはよくもったほうなのだな、と感じる。)
だがCさんの接客態度を見ればそれも納得が行く。

・デュエルスペースで常連客が漫画を読んでいても注意しない。
・一見さんが来てもしっかりと対応しない。
・在庫の管理がしっかりと出来ていない。
・店主であるCさんは店内で酒を飲んでいた。
・後半は常連客の溜まり場と化していた。

今思うと潰れて当然のお店だったと言えるだろう。
Cさんは自分の残った在庫を売る事ばかりを考えていたため、
チームのリーダーであったSerraが邪魔になった。

静岡県最強プレイヤーを決める大会でも、
カードを売ることばかりに気をとられ、
自分や、他の仲間との協力よりも、
自身のことだけを考えた。

その結果、Cさんは大会の会場で、
思うように自分のカードの販売が出来ないと判断し、
集団の和を乱し、大会の企画を崩壊させた。

Serra自身はCさんから覚えの無いたくさんの中傷を受け、
その中傷を信じてしまった人との仲違いをしてしまった。

誤解は今もなお、解けていない人もいる。

その後、周囲の人間の尽力があったが、
CさんとCさんの言葉を信じた数人があまりに非協力的だったため、
静岡県最強プレイヤーを決める大会は実現に至らなかった。

これは今でも残念だと思う事の1つだ。

都道府県選手権とは別にこの静岡最強決定戦大会を開き、成功させたかった。

Cさんは自分がカードを売りたいがために、
静岡市のほかに、富士市でも大会を始めたが、これが大失敗。
ある日は会場を確保出来ていない状態で大会告知をしてしまい、
プレイヤーが会場に行ったら「今日は大会ありません」という状態。
ある日は会場は確保したが、本人が大会会場に来なかったため、大会は開催されず。
会場に来たプレイヤーは大会に参加する事なく帰る羽目に。
Cさんはこの大失態を境に静岡のMTG界から姿を消す。

このたった一人の人間の欲望とだらしなさのために、
静岡のMTGコミュニティは瓦解してしまった。

横に広い静岡県で、西部、中部、東部が完全に分断されてしまうと、
プレイヤーの交流出来る率は必然的に減ってしまう。
静岡県のMTGにとって非常に厳しい時代が始まった。

Cさんの事を悪く書いてしまっているが、
このCさん、MTGの世界の中で、Serraが尊敬する一人だった。

最初に出会った時は、Cさんは自分が初めて出た大会の参加者の一人だった。
Cさんはその大会で優勝していた。
その後色々な大会で会うことが出来、話す事も多くなった。

静岡県最強プレイヤーを決める大会の第1回の決勝シングルエリミネーションで、
1回戦目で2人とも負けてしまい、空いた時間があった時、

「おい、英宝、デュエルしようぜ。
 事実上の静岡最強決定戦だ。」

と言ってきた事があった。
勝ち残っている人間にはある意味失礼なものだが、
とても嬉しい一言だった。

またある時は、話の中でCさんはこう言った。

「俺は静岡県で最後のMTGプレイヤーになるまでMTG辞めないよ。
俺の手にあるJazum Djinnはその時まで手放さない。」

この時のこの一言からCさんが尊敬出来る人になった。
自分はMTGを辞めるなんて考えた事も無い。
Cさんと自分がいれば静岡のMTGはどんなに廃れても2人残る。
とこの時は思った。
ところが、
数年後にJazum Djinnは売ってしまい、
自らの失態で大会を崩壊させてMTG界から消えてしまったCさん。

Cさんに中傷もされたが、
このJazum Djinnを手放した事は何よりも悲しかった。

Cさんがこの文章を読んでいる事も無いと思う。
だが、今でもCさんの事を自分は嫌っていない。
出来るのなら、
もう一度何処かでCさんがJazum Djinnを手に入れ、

「おい、英宝、デュエルしようぜ。」

と彼の口から聞けたら、と思っている。
こんな事があってから、
静岡県東部に住んでいた自分は、
せめて東部のMTGを守ろうと思った。

自分は有言実行でいたい。

静岡県で最後の1人になってもMTGをやめない。

Aさんは反面教師として、
Bさんは接客や経営方法、
Cさんは信念、誇り、
それぞれ違う面で自分に影響を与えてくれ、
だんだんと自立する気持ちが出来ていった。

続く。

追記。

店主であるSerraこと加藤英宝、
長い付き合いのある友人であり、
お店の手伝いもしている井上淳司、
この両名は静岡県のMTGプレイヤーがこの2人だけになってもMTGをやめません。

ではまた。




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