今月のKその8

今月のK。
店主の友人であるKをレポートするだけの、
店主の手抜きこらむとしか思えないこらむ。
そのわりに何故かこのKのお話は好きな人が多いらしい。
店舗に来られるお客様とも時折話題なるほどだ。
お客様によっては、
「あのこらむ一番好きなんですよ。」
と言ってくれる人もいる。
書いている側からすると、
Kのこらむほど楽なこらむもない。
なにせK本人の承諾を得て、
Kの行動と言動をありのままに書くだけでいいのだ。

そんなKとはそろそろ一ヶ月近く会っていないある日のこと。
クロネコヤマトさんがインターホンを鳴らした。

ヤマト「あの、Serraさんてこちらでいいんですよね?」
Serra「おおむねあっています。」
ヤマト「あの、外国の方からの荷物のようなんですが。」

はて?外国から届く荷物なんてあっただろうか?
ここ最近では無かった記憶が。
ただ、それとは別に、
なんだかヤマトさん困っているようにも見える。
海外から荷物が届いた時に、
ヤマトさんが「外国からの荷物のようだ」と言った事もない。

ヤマト「送り主の名前がよくわからなくて。」
Serra「どうかしましたか?」
ヤマト「これなんですが、どちらにしても、
 Serraさんがここであれば問題は無さそうなんですが。」

from-phyrexian-dreadnought1
宛て先:Jester Serra
送り主:Phyrexian Dreadnought

wakaranai

だが、少し考えてわかった。

奴だ。

こんな事する奴は世界で1人だけだとピンときた。
レガシーのデッキでこのカードをこよなく愛すあの男だ。

確かにMTGプレイヤーでない日本人にとって、
「ファイレクシアン・ドレッドノート」
と読む事は難しい。
とくにファイレクシアン。
この単語は造語かつ固有名詞。
読めなくても無理はない。

Serra「あ、誰が送ってきたかわかりました。
 送り先もウチで間違いないです。」
ヤマト「はい。」

ヤマトさん、安堵の表情に変わる。

なお、荷物の中身は、

seafood1
・ラーメン
・鮭
・いくら

であった。
ファイレクシアン・ドレッドノートさんは、
北海道に旅行をしていたようだ。
そしてCardshop Serraの店主の好みがよくわかってくれている。
さすがは長年の付き合いである。
ひとまずはお礼の連絡を入れる。
返信には、

「送り主住所んとこに、
 『ファイレクシア1-12-12』
 って書こうと思ったけど、
 面倒になってやめた。」

と来た。
1マナ12/12だからその住所なのだろうが、
どれだけ《ファイレクシアン・ドレッドノート》が好きなのだろうか。
このブレの無さこそが彼である。
次のレガシーかその次のレガシーでも、
ファイレクシアン・ドレッドノート》採用デッキにしてくれるよう言ってみよう。
そろそろ《Illusionary Mask》でも使ってくれないだろうか。

Illusionary Mask》なんて普通の人はサッパリわからないカードだろう。
Illusionary Mask》はα、β、Unlimitedにしか無いカード。
レアリティもレアなので珍しさではパワー9と変わらない。
再録禁止カードに指定されている1枚でもある。
このカードは時代によってカードの効果が著しく変わるので、
とても注意が必要なカードだ。
2016年の10月の時点では下記のようになっている。

illusionary-mask
Illusionary Mask
コスト:2
アーティファクト
(X):あなたはあなたの手札にある、
あなたが(X)で支払ったマナのすべてかその一部で、
そのマナ・コストを支払うことができるクリーチャー・カードを選んでもよい。
そうした場合、あなたはそのカードを裏向きの2/2のクリーチャー呪文として、
そのマナ・コスト支払うことなく唱えてもよい。
その呪文が解決することでなったそのクリーチャーは、
それが表向きになっていない状態でそれがダメージを割り振ったり、
ダメージを与えたりダメージを与えられたりタップ状態になる場合、
代わりにそれを表向きにしてダメージを割り振ったり、
ダメージを与えたりダメージを与えたりタップ状態になる。
この能力は、あなたがソーサリーを唱えられるときにのみ起動できる。
レア

テキスト読んでも何したいのかわかんねえ!という人もいそうなカード。
簡単に言うと、
Xマナ払って、Xコスト以下のクリーチャーを裏向き(変異)でキャスト。
キャストした際に支払ったマナを記録する必要があり、色マナをごまかしたりはできない。
そして、表にする条件は、
・タップ状態になる場合。
・ダメージを受ける場合。
・ダメージを与える場合。
の3条件。
(テキストには書いていないが、不正防止のためゲーム終了時にも表にして確認する)
例外的に変異コストを持つクリーチャーを《Illusionary Mask》で出した場合、
変異コストを払って表にする事が出来る。
もちろん、表になったときの能力は誘発する。
条件がこれだけなので、
-X/-Xの修正を受けるような時は表にならない。

現在ではこのカードは、
「戦場に出た時」の能力がデメリットのクリーチャーカードに対して有効。
その最たるものは《ファイレクシアン・ドレッドノート》で、
他には
狩り立てられた恐怖/Hunted Horror
誘うワーム/Tempting Wurm
など。
レガシーのデッキでも
「マスク・ドレッド」
の名がついているが、
多くは見かけないデッキ。
理由は
・《Illusionary Mask》が高額であること。
・《Illusionary Mask》は他にあまり使い道がない。
という点が大きいのだろう。
いつかKが画期的な使い方をしてくれる事に期待したい。

それにしても普段会わないところからでも、
Cardshop Serraのこらむネタを提供してくれる彼。
店主はそんな友人を持てて幸せである。

ではまた。



記事作成日:2016/10/10



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