EDHデッキ紹介その48(Sydri, Galvanic Genius/電位式の天才、シドリ)

今回のデッキ紹介は、《電位式の天才、シドリ/Sydri, Galvanic Genius》。
統率者2013で新しく出た伝説生物。
白青黒のデッキは、
ジェネラル次第で相当に違う構成になるのでとても面白い。
のだが、
今までデッキ紹介では
MTG界のビッチオブビッチ、
メリーキ・リ・ベリット/Merieke Ri Berit》のデッキ以外、
一切デッキ紹介をした事が無かった。


Sydri, Galvanic Genius/電位式の天才、シドリ
コスト:白青黒
伝説のクリーチャー 人間(Human) 工匠(Artificer)
(青):クリーチャーでないアーティファクト1つを対象とする。
それはターン終了時まで、その点数で見たマナ・コストに等しい
パワーとタフネスを持つアーティファクト・クリーチャーになる。
(白)(黒):アーティファクト・クリーチャー1体を対象とする。
それはターン終了時まで接死と絆魂を得る。
2/2
神話レア
——————————
3マナ2/2と、
インターネットエクスプローラーくらいの脆弱さ。
どう考えてもジェネラルダメージ21点を狙うには無理がある。
ところが、能力は案外と面白い。
青マナ起動の能力は
銀のゴーレム、カーン/Karn, Silver Golem》と同じ。
0マナアーティファクトは青マナさえあれば壊せる。
ダークスティールの城塞/Darksteel Citadel》さえ沈む。
ただ、
こういう能力をつけるのであれば、
白:アーティファクト・クリーチャーに絆魂。
青:アーティファクトをクリーチャー化。
黒:アーティファクト・クリーチャーに接死。
というくらいの柔軟性にしておいても、
なんら罪は無かったと思うのだが。
統率者2013のセットなので、
神話レアというレアリティには何の意味もないが、
神話レアを名乗っているのだから、
もうちょっとだけ強くても良かったのではなかろうか。

デッキは以下。

ジェネラル:《電位式の天才、シドリ/Sydri, Galvanic Genius

クリーチャー14枚
粗石の魔道士/Trinket Mage
大建築家/Grand Architect
奪い取り屋、サーダ・アデール/Thada Adel, Acquisitor
エーテリウムの彫刻家/Etherium Sculptor
練達の変成者/Master Transmuter
ファイレクシアの変形者/Phyrexian Metamorph
悪意の大梟/Baleful Strix
鋼のヘルカイト/Steel Hellkite
ガラクタ潜り/Junk Diver
通電式構成物/Voltaic Construct
ピリ=パラ/Pili-Pala
マイアの回収者/Myr Retriever
メムナーク/Memnarch
覇者シャルム/Sharuum the Hegemon

インスタント13枚
剣を鍬に/Swords to Plowshares
流刑への道/Path to Exile
悟りの教示者/Enlightened Tutor
渦まく知識/Brainstorm
神秘の教示者/Mystical Tutor
秘儀の否定/Arcane Denial
Mana Drain
サイクロンの裂け目/Cyclonic Rift
差し戻し/Remand
知識の渇望/Thirst for Knowledge
嘘か真か/Fact or Fiction
Force of Will
吸血の教示者/Vampiric Tutor

ソーサリー4枚
加工/Fabricate
Timetwister
Demonic Tutor
Transmute Artifact

エンチャント2枚
Copy Artifact
Power Artifact

プレインズウォーカー3枚
精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor
求道者テゼレット/Tezzeret the Seeker
ボーラスの工作員、テゼレット/Tezzeret, Agent of Bolas

アーティファクト29枚
金属モックス/Chrome Mox
Mana Crypt
モックス・ダイアモンド/Mox Diamond
オパールのモックス/Mox Opal
魔力の櫃/Mana Vault
師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top
太陽の指輪/Sol Ring
通電式キー/Voltaic Key
アゾリウスの印鑑/Azorius Signet
ディミーアの印鑑/Dimir Signet
友なる石/Fellwar Stone
厳かなモノリス/Grim Monolith
オルゾフの印鑑/Orzhov Signet
威圧のタリスマン/Talisman of Dominance
発展のタリスマン/Talisman of Progress
玄武岩のモノリス/Basalt Monolith
連合の秘宝/Coalition Relic
ダークスティールの鋳塊/Darksteel Ingot
彫り込み鋼/Sculpting Steel
ゴブリンの大砲/Goblin Cannon
クラーク族の鉄工所/Krark-Clan Ironworks
スランの発電機/Thran Dynamo
金粉の水蓮/Gilded Lotus
記憶の壺/Memory Jar
精神の眼/Mind’s Eye
マイコシンスの格子/Mycosynth Lattice
ニンの杖/Staff of Nin
イシュ・サーの背骨/Spine of Ish Sah
ダークスティールの溶鉱炉/Darksteel Forge

土地34枚
Scrubland
Tundra
Underground Sea
神無き祭殿/Godless Shrine
神聖なる泉/Hallowed Fountain
湿った墓/Watery Grave
統率の塔/Command Tower
反射池/Reflecting Pool
溢れかえる岸辺/Flooded Strand
湿地の干潟/Marsh Flats
霧深い雨林/Misty Rainforest
汚染された三角州/Polluted Delta
沸騰する小湖/Scalding Tarn
水没した地下墓地/Drowned Catacomb
氷河の城砦/Glacial Fortress
孤立した礼拝堂/Isolated Chapel
秘教の門/Mystic Gate
沈んだ廃墟/Sunken Ruins
ダークウォーターの地下墓地/Darkwater Catacombs
広漠なるスカイクラウド/Skycloud Expanse
アダーカー荒原/Adarkar Wastes
地底の大河/Underground River
ヴォルラスの要塞/Volrath’s Stronghold
アカデミーの廃墟/Academy Ruins
古えの墳墓/Ancient Tomb
ダークスティールの城塞/Darksteel Citadel
古えの居住地/Ancient Den
教議会の座席/Seat of the Synod
囁きの大霊堂/Vault of Whispers
Mishra’s Workshop
4《島/Island


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アーティファクトの総合計枚数はなんと45枚。
アーティファクト・クリーチャー11枚、
アーティファクト29枚、
アーティファクトランド4枚という内訳。
デッキのほぼ半分がアーティファクトという構成。
ボーラスの工作員、テゼレット》の+1能力を起動すれば、
相当な確率でヒットしてくれる事だろう。

これだけのアーティファクトが入っていると、
色々な組み合わせで相当に色々な事が出来る。
いくつかを紹介していこう。

電位式の天才、シドリ
金粉の水蓮
通電式構成物

この組み合わせで無限マナ。
電位式の天才、シドリ》で《金粉の水蓮》をクリーチャー化。
金粉の水蓮》はマナを出した後、《通電式構成物》でアンタップ。
あとはマナを出す→アンタップだけで無限マナ。
ここに、《ニンの杖》があれば、
電位式の天才、シドリ》でクリーチャー化して、
今度は《ニンの杖》と《通電式構成物》で無限ダメージ。
もちろん無限マナなので、
ゴブリンの大砲》でもOK。
また、
魔力の櫃
厳かなモノリス
玄武岩のモノリス
スランの発電機
を《電位式の天才、シドリ》でクリーチャー化した場合は、
無色の無限マナが成立。
単純に言って、3マナ以上出るアーティファクトであれば成立するので、
デッキには入っていないが、
夢石の面晶体/Dreamstone Hedron
でも成立する。
例外的に《永遠溢れの杯/Everflowing Chalice》X=3以上では成立しない。
永遠溢れの杯》はコストが0のため、
電位式の天才、シドリ》でクリーチャー化すると0/0になって死んでしまう。

無限マナと言えばお手軽簡単な無色無限マナである、
Power Artifact

玄武岩のモノリス》or《厳かなモノリス
も搭載。
こちらも《ゴブリンの大砲》でフィニッシュ。
また、《クラーク族の鉄工所》が出ていて、
イシュ・サーの背骨》があれば、
対戦相手の全てのパーマネントを破壊しに行ける。

その《クラーク族の鉄工所》は別の無限マナのエンジンで、

マイアの回収者
ガラクタ潜り
エーテリウムの彫刻家
クラーク族の鉄工所

が揃えば無色の無限マナ。
このコンボはアーティファクトだけで成立するので、
コンボの必要枚数は多いものの、
チューターする手段が豊富な事からも、
それほど難しくないという点も面白い。
この無限マナの成立確率を上げたい人は、
雲の鍵/Cloud Key
覚醒の兜/Helm of Awakening
を採用しても良い。

また、別の2枚でも無限マナが成立。
ピリ=パラ/Pili-Pala
大建築家/Grand Architect
この2枚は有色無限マナなので、やりたい放題だ。

青マナを含む無限マナが成立した場合、
メムナーク》で対戦相手のパーマネントを奪い放題になる。
青マナが無い場合でも、《マイコシンスの格子》があればOK。
その《マイコシンスの格子》は《電位式の天才、シドリ》との相性が最高だ。
電位式の天才、シドリ》のクリーチャー化能力を無色1マナで起動出来るようになり、
しかもどんなパーマネントにも起動出来るようになる。
つまり、対戦相手の土地に起動すると、
土地が0/0クリーチャーになり、死んでいく。
マナある限り1マナで土地破壊である。

それから、地味に強いコンボが1つ。
電位式の天才、シドリ
ニンの杖
の2枚。
電位式の天才、シドリ》の両方の能力を《ニンの杖》に使うと、
タップ能力の1点ダメージでクリーチャーが一撃死だ。

そして、アーティファクトコピー3種である
彫り込み鋼
Copy Artifact
ファイレクシアの変形者
が色々なものをコピー出来るので、
想像以上の柔軟性を持つ。
なお、コピーは
「コストまでコピー」
なので、
Copy Artifact》が《ニンの杖》になり、
電位式の天才、シドリ》でクリーチャー化した場合、
2/2ではなく6/6である。

それから、下記のアーティファクトも採用に一考の価値ありだ。
交易所/Trading Post
トリスケリオン/Triskelion
映し身人形/Duplicant
マイアの戦闘球/Myr Battlesphere
婆カカシ/Scarecrone
ストリオン共鳴体/Strionic Resonator
ブライトハースの指輪/Rings of Brighthearth
呪文滑り/Spellskite
巻き戻しの時計/Unwinding Clock
液鋼の塗膜/Liquimetal Coating
飛行機械の鋳造所/Thopter Foundry
弱者の剣/Sword of the Meek
電結の荒廃者/Arcbound Ravager

面白いのは《トリスケリオン》で、
電位式の天才、シドリ》の能力で接死+絆魂をつけるだけで、
ロケットパンチでクリーチャーが3体沈む。
さらに《電結の荒廃者》と組み合わせると非常に面白い。

使ってみるとわかるのだが、
電位式の天才、シドリ》の起動コストが指定コストばかりなので、
色マナの使い方がシビアになってくるケースも少なくない。
カウンターのためのマナ、
電位式の天才、シドリ》の起動用の白青黒のマナ、
精神の眼》などのアーティファクト用のマナなど、
多くの事にマナを使うデッキだ。
もしこの《電位式の天才、シドリ》を使おうと思う方がいたら、
色マナの使い方には十分に注意して使う事をお薦めしたい。

ではまた。



記事作成日:2014/05/24



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