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今日は熱い男の話をしよう。

記事作成日:2026/04/11 執筆:加藤英宝

今日は熱い男の話をしよう。

Sという男

男の名はS。

この男Sはα40のプレイヤー。
店主と出会ったのは今から何年か前らしいのだが、
店主が覚えていなかった。
ゴメン。

このSはα40のイベント、深淵杯にある日参加した。
そのイベント終了後、
皆で食事に行った際にこう言ってきた。

「俺、英宝さんに勝てるまで絶対MTGやめませんからね!
英宝さんそれまで死んじゃダメですからね!」

おお、熱い言葉だ。
誰かの目標にされるのも嬉しいし、
言葉も嬉しい。

このSの顔と名前が一致したのはこの時だった。

2025年深淵杯

1年後。
α40深淵杯のイベントの会場は大阪。

このSは決勝戦まで登ってきた。
決勝戦の相手は言うまでもない、店主である。

あのバランス崩壊している悪魔のようなデッキ、
「The Balance」
は2025年の深淵杯も決勝に上がれた。

あのデッキは普通は負けないデッキに近いものの

・初手が悪いと死ぬ。
・相手に先手取られてチャネルファイアボールをされると死ぬ。
・途中で止まったら死ぬ場合がある。
・相手が同タイプの先手で《天秤/Balance》されたら死ぬ。
・色事故がたまにある。

くらいはある。
どれも何度かは食らった事がある負け方だ。

なお、人が店主の事を「魔王」と呼ぶ理由は様々で、
コレクション、
強さ、

の他にこのデッキを持っている事からそう呼ぶ人もいる。
が、そんな事はどうでもいい。

このSの話がメインだ。
このSは決勝に上がってきた事と、
そのデッキが重要。

このSのは純正α40枚でデッキを用意し、
決勝に上がってきた。

相当なる猛者であった。

本人曰く
「魔王に挑むなら純正以外ありえない。」
と。
クレイジー(褒め言葉)である。

本人と話をしていたら、
「魔王を倒すのに借り物の剣は許されません。」
「魔王に挑む勇者パーティは偽者ではいかんでしょう。」

みたいな事を言い出している。
わたくし、ドラゴンクエスト~ダイの大冒険~のキャラ、
ニセ勇者:でろりん
戦士:へろへろ
魔法使い:まぞっほ
女僧侶:ずるぼん
結構好きですよ。
確かにこの4人は魔王には挑みませんけども(笑)

対戦結果で言うと、
魔王のカイザーフェニックス・・・じゃなかった、
分解/Disintegrate》と、
魔王のカラミティエンド・・・じゃなかった、
巨大戦車/Juggernaut》にて、

「ゆうしゃたちは ぜんめつした。」

のだが、
とても良い戦いだった。
何よりも、
一年間レベルを上げて、
純正で挑んできたというところが本当に良かった。

《Heroes of Kamigawa》

そして、その後の飲み会にてさらに意気投合。
次は横浜のコンベンション等で会おうという話に。
横浜コンベンション時は
18時に焼肉屋に入り、
22時の閉店まで男5人で飲み、食べる。
まさか閉店までいるとは誰も思わなかった。
そこでさらにこの男はチャレンジャーな事を言い出した。

「英宝さん、
自分はヴィンテもαも好きなんですが、
EDHもやるんですよ。
そこで探してもらいたいものが。」

「それは?」

「《Heroes of Kamigawa》です。」

「なんだと?!」

正気か、この男。
今、Heroesと言い出したぞ。

わからない人のために一応説明。

Heroesとは。

Heroes of the Realmとは

で、彼の希望はこれ。


《Heroes of Kamigawa》
コスト:1白青黒
伝説のプレインズウォーカー 魁渡(Kaito) Wanderer
あなたが唱える神河(Kamigawa)エキスパンションにて印刷された名前を持つ呪文のコストは(1)少なくなる。[+2]:封をされたままの神河のブースターパック最大1つを開封し、
それらのカードをあなたのブースター束に加えて切り直す。
あなたのブースター束の一番上からカード4枚を見る。
そのうち2枚をあなたの手札に、残りをあなたの墓地に置く。[-3]:あなたの墓地から神河(Kamigawa)エキスパンションにて
印刷された名前を持つクリーチャー・カード1枚を戦場に戻す。Heroes of Kamigawaは統率者として使用できる。
初期忠誠度:4
レアリティ:Heroes

このカードは
そんじょそこらで手に入るような物体ではない。

あと手に入れようとする人もあんまりいない・・・
というよりも、
あまりに高額過ぎて普通は手を出さないし、
出回っている数も少ない。

当たり前の話であり、
Heros of the Realmというものは
WotC社の社員にしか配布されない超絶貴重品である。

配布された社員とてMTGが好きな人も多かろう。
配布枚数の正確な数字も不明である事が多いうえに、
そこから「手放す人」がいない限り市場には出ない。
特定のものを手にしようとしても、
・お金が足りない
・そもそも見つからない

のどちらかである。

こういうものを売りたい、買いたいのどちらかにおいても、
相談するなら余程変な人に言う以外はない。
自分で言うのもなんだが、
店主のような奴に言うのが一番である。

理由は簡単で、
「このカードは本物なのか?」
という事に対して、
責任を持てるかどうかがカギになるから。

世の中は悪い人が多い。
このカードにだって偽物がないとは限らない。
なにせ本物を見た事がある人だって限られているカードなのだから。

本物を見た事がない人にとっては、
偽物を掴まされてもわからないおそれがある。
信用のある人に相談するのがベストになる品なのだ。

もう1つの理由として、
店主自身が最低1枚Heroes of the Realmを持っているので、
「見比べる」という方法が取れるのが強みだ。
(裏面を見比べられるという意味。)

何なら電子顕微鏡も込みで見比べる事が可能だ。
電子顕微鏡を使うと、
カードを非常に細かく見る事が出来て、
カードの印刷のドットパターンまで綺麗に見られる。
これを使えばかなり偽物は見抜けるのだ。

しかもそれを同じHeroesを持つ者がやれるのだから。
同じ事が出来る人、日本にほぼいないんじゃなかろうか。
それが店主の持つ事の出来る信用の1つ。

このHeroesのカードの問題として現状、あくまで現状の話、
(2026年2月)
PSA:鑑定不可
CGC:鑑定可能
PCG:鑑定可能

となっている。
他の鑑定機関は要確認。
こういった事を含め、
このレベルとなると理解できる相手、
信用できる相手以外に頼るのはリスクがある。

車を買うような買い物を、
顔の見えぬ相手とするのは怖いだろう。
このレベルの買い物で
「安物買いの銭失い」
だけは避けなければならない。

Heroes of the Realmに限った話ではないが。

話を戻すと、
この彼はそれを含めて店主を頼ってくれた。
入手難易度の高い商品を入手してくれと言われるほうが、
仕事としても面白い。

「よし、探そう。」

と探し始めた。

んで、見つかった。
当たり前だけれども決して安くない。
店主は人を驚かせるイタズラ心の持ち主ゆえ、
こっそり手に入れ、
このSと飲み会をする際にいきなり持っていった。

「今日はこれを持ってきた。」

「おおー!で、いくらです?」

「お値段?X万円。」

「買います。」

即断即決。
熱い。
熱い男だ。

見せてから決断まで1分かかっておらず。
一分の迷いすら感じなかった。

「英宝さん、次はボックスも頼みます。」

・・・ああ、神河のボックスね。
あれ、今の時代に開封する気なのか。
すごい覚悟だわ。

この日は記念写真を撮りつつ、
軽くお酒を飲んでおしまい。

さて、Sがデッキを組んで挑みに来る日を待とう。
こちらはいつでも対戦準備があるゆえ。

さいごに

あ、それからさいごに。

現在、
Heroes of the Realmシリーズの

《Collectigull》
《Keeper of the Secret Lair》
《War of the Spark》
《Champions of Archery》
《Myntasha, Honored One》
《Elusen, the Giving》

の6枚を委託で受けております。
購入のご興味がある方は是非お問い合わせを。

ではまた。



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