前回のデッキ紹介に引き続き、
《豪腕のブライオン/Brion Stoutarm》
がこらむのお題に。
カードの説明はもはや不要だろう。
カード名:《ぶらいおん!》
コスト:重い。
能力:殴りにいけるアイドル。
4/4
レア
なんか違う気もするが、だいたい合っているはずだ。
MTG界の地下アイドルとして日々活動を続けている。
殴って投げれるアイドルというキャッフレーズもある。
軽音部に所属しているという事実はない。
気に入らないギターを投げつける事はしないが、
気に入らないクリーチャーは投げつける。
そんな放火後ティータイムを過ごしているぶらいおん!である。
そんなぶらいおん!に今日もスポットライトを当ててみよう。
富・名声・ブライオン、
この3つの内、ブライオンだけを1000枚を手に入れた男、カード王・セラ。
彼が苦し紛れに放った一言は人々をブライオンに駆り立てた。
「俺のブライオンか?
欲しけりゃくれてやる。
注文しろ!
この世の不良在庫をそこに置いてきた!」
男達はブライオンを目指し夢を追いつづけない。
世はまさに大ブライオン時代!
ついに来た。
Dの意志…いや、Bの意志を継ぐ者が。
豪腕王の称号を継ぐ者があらわれた。
そう、売れたのだ、あの1000枚が。
「豪腕王に 俺はなるッ!」
と言い出した男があらわれた。
「エドリックやムーミンの言う”追加ターン”ってのはクソだ。
ブライオンが夢を見る時代が終わるって……!!?
えェ!!?オイ!!!
ゼハハハハハハ!!
ブライオンの夢は!!!
終わらねェ!!!!
笑われていこうじゃねェか。
高みを目指せば 出せる呪文の見つからねェ EDHもあるもんだ。
ゼハハハハハ!」
と言ったかどうかはわからない。
あのこらむを書いた時が2012年の6月。
それから約2年の2014年の5月、ブライオンに注文が。
2014年4月には、
Cardshop Serraの副店長をつとめるゆーだいが、
お客様から《豪腕のブライオン》をいただき、
《豪腕のブライオン》EDHデッキを作る事になり、
その翌月にはブライオンが売れた。
全く、今年は何が起きているのだろうか。
ぶらいおん!というタイトルで2つもこらむを書くハメ事になるとは思わなかった。
そして、まさかEDHデッキ紹介に続くかたちになるとも思わなかった。
今年はまさにブライオン年と言って過言ではないだろう。
Cardshop Serraではブライオン祭りを開きたいくらいである。
日本三大祭の1つになぞらえてもいい。
(残り2つは京都の祇園祭りとヤマザキ春のパン祭り)
もちろん、約束の通り、
EDH:《豪腕のブライオン/Brion Stoutarm》
大判カード《豪腕のブライオン/Brion Stoutarm》4枚
をつけて発送。
EDHのデッキはしっかりとテストプレイも何度かして、
そこそこまわるデッキになってから発送。
それはさておき、
ぶらいおん!のこらむを読んだ人は、
「1000枚全部買ったら、
どんなEDHもらえたんだろう?」
と思っている人もいることだろう。
こんなデッキだった。
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ジェネラル:《豪腕のブライオン/Brion Stoutarm》
クリーチャー22枚
《セラの高位僧/Serra Ascendant》
《雨ざらしの旅人/Weathered Wayfarer》
《ゴブリンの溶接工/Goblin Welder》
《炎のインプ/Fire Imp》
《火炎舌のカヴー/Flametongue Kavu》
《鋳塊かじり/Ingot Chewer》
《躁の蛮人/Manic Vandal》
《溶鉄鋼のドラゴン/Moltensteel Dragon》
《焼身の魂喰い/Immolating Souleater》
《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》
《修復の天使/Restoration Angel》
《霊体の先達/Karmic Guide》
《士気溢れる徴集兵/Zealous Conscripts》
《正義の執政官/Archon of Justice》
《目覚ましヒバリ/Reveillark》
《映し身人形/Duplicant》
《太陽のタイタン/Sun Titan》
《業火のタイタン/Inferno Titan》
《害霊/Malignus》
《セラのアバター/Serra Avatar》
《ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite》
《無限に廻るもの、ウラモグ/Ulamog, the Infinite Gyre》
インスタント7枚
《赤霊破/Red Elemental Blast》
《流刑への道/Path to Exile》
《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
《奉納/Oblation》
《スマッシュ/Smash》
《予期せぬ不在/Unexpectedly Absent》
《煮えたぎる歌/Seething Song》
ソーサリー7枚
《塵は塵に/Dust to Dust》
《信仰無き物あさり/Faithless Looting》
《Wheel of Fortune》
《汚損破/Vandalblast》
《生命の息吹/Breath of Life》
《蘇生/Resurrection》
《神の怒り/Wrath of God》
エンチャント2枚
《騙し討ち/Sneak Attack》
《熱情/Fervor》
プレインズウォーカー2枚
《燃え立つチャンドラ/Chandra Ablaze》
《ギデオン・ジュラ/Gideon Jura》
アーティファクト24枚
《ボロスの印鑑/Boros Signet》
《乳白色のダイアモンド/Marble Diamond》
《緋色のダイアモンド/Fire Diamond》
《友なる石/Fellwar Stone》
《永遠溢れの杯/Everflowing Chalice》
《精神石/Mind Stone》
《速足のブーツ/Swiftfoot Boots》
《稲妻のすね当て/Lightning Greaves》
《冷鉄の心臓/Coldsteel Heart》
《金粉の水蓮/Gilded Lotus》
《太陽の指輪/Sol Ring》
《魔力の櫃/Mana Vault》
《失われし夢の井戸/Well of Lost Dreams》
《ダークスティールの鋳塊/Darksteel Ingot》
《虹色のレンズ/Prismatic Lens》
《ファイレクシアの処理装置/Phyrexian Processor》
《連合の秘宝/Coalition Relic》
《精神の眼/Mind’s Eye》
《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》
《スランの発電機/Thran Dynamo》
《通電式キー/Voltaic Key》
《ニンの杖/Staff of Nin》
《砕けたパワーストーン/Fractured Powerstone》
《Jeweled Amulet》
土地35枚
《Plateau》
《乾燥台地/Arid Mesa》
《凱旋の神殿/Temple of Triumph》
《戦場の鍛冶場/Battlefield Forge》
《処刑者の要塞/Slayers’ Stronghold》
《聖なる鋳造所/Sacred Foundry》
《古の円形劇場/Ancient Amphitheater》
《ミシュラの工廠/Mishra’s Factory》
《軍の要塞、サンホーム/Sunhome, Fortress of the Legion》
《岩だらけの大草原/Rugged Prairie》
《真鍮の都/City of Brass》
《ボロスの駐屯地/Boros Garrison》
《反射池/Reflecting Pool》
《断崖の避難所/Clifftop Retreat》
《統率の塔/Command Tower》
10《平地/Plains》
10《山/Mountain》
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デッキの半分近くはデッキ紹介と同じ構成なので、
デッキの説明については割愛。
それにしても本当にブライオン1000枚に注文が来るとは思わなかった。
普段、ぶらいおん!単品にさえ、ほとんど注文が来ないというのに。
通常版を含めて、まず滅多な事でこのカードに注文は来ない。
どのくらい注文が来ないかと言うと、
という画像を作っちゃうくらい注文が来ない。
今後も多くのカードを買い取っていくであろうCardshop Serraで、
次はどんなカードがこんなふうに話の種になるのか、
非常に楽しみである。
なお、世の中には面白いものがあるもので、
「ホテルブライオン那覇」
というホテルが、沖縄に本当にある。
少なくともこのホテルのオーナーはマジックプレイヤーではないだろう。
マジックプレイヤーがもしホテルのオーナーで、
マジックのカード名をホテル名にするなら、
普通は「ホテル・ニコル・ボーラス」にするはずである。
ではまた。