2026年ヨルヴォのススメ。
記事作成日:2026/02/28 執筆:加藤英宝
2026年もヨルヴォを推していく。
始めに
今回はとある問い合わせから。
要約すると、
「ブラケットブラケット言っている人が多くて、
EDHがやりにくくてたまりません。
ヨルヴォのような脳筋で殴り合いしたいです。
簡単で安く作れるデッキの作り方はありませんか。」
というお話。
皆の衆、EDHでブラケットとかつまんない事言うのもやめとき。
MTGをつまらなくするだけだから。
お客様からも結構そういうお声がウチまで届くの。
簡単に言うと
「ブラケット被害者の声」
をこの数ヶ月でも随分と聞いた。
難しい話ではあるんだけどもね。
「ブラケット、ブラケットと言っている側は、
言われている側が不快になっていると知らない。」
というケースが多い。
コミュニティ内やイベント中では不快をあらわに出来ないし、
SNS越しで不快になっているのを表に出さない人だって多い。
不快だけれども我慢している人は多いだろう。
イベントへの参加が遠のく理由がブラケットであっても、
それを声高に
「◯◯店のイベントはブラケットってうるさいから行きません!」
とわざわざお店やSNSに宣言する人はあまりいないだろう。
こういう話とネットで度々
「ブラケット否定派」VS「ブラケット賛成派」
の争いを見たうえで、
お客様や友人の声を聞くと、
ブラケット否定派のほうが多数派なのでは?
と思う。
が、
そんな事気にしないで、ヨルヴォってくれ。
ブラケットばっか言っている奴のせいで、
MTGを普通に楽しみたい人が不幸になる理由はない。
楽しくMTGしようじゃないか。
楽しく殴り合おうじゃないか。
あとね、
資産差とかデッキのパワー差なんて気にしても無駄。
「年収2000万円の人と年収300万円の人が、
同じ生活すると思っているの?」
ってやつだ。
高み見てたらキリがないんだ。
店主くらいカード資産あっても、
「あれには勝てん。」
という人がいるんだから。
でもね、
年収2000万円の人と年収300万円の人は、
同じ居酒屋に行けないわけじゃない。
一緒に安居酒屋行ってレモンサワーで乾杯でいいんだよ。
ヨルヴォなんてレモンサワーだよ、レモンサワー。
MTGもそんくらい気楽にやればいいんだよ。
さあ、始めるぞレモンサワー講座。
ジェネラル紹介

《ギャレンブリグの領主、ヨルヴォ/Yorvo, Lord of Garenbrig》
コスト:緑緑緑
伝説のクリーチャー 巨人(Giant) 貴族(Noble)
ギャレンブリグの領主、ヨルヴォは、
+1/+1カウンターが4個置かれた状態で戦場に出る。
他の緑のクリーチャーが1体あなたのコントロール下で戦場に出るたび、
ギャレンブリグの領主、ヨルヴォの上に+1/+1カウンターを1個置く。
その後、そのクリーチャーのパワーが
ギャレンブリグの領主、ヨルヴォよりも大きいなら、
ギャレンブリグの領主、ヨルヴォの上に+1/+1カウンターをもう1個置く。
0/0
レア
今更テキスト紹介も不要な気もする緑の脳筋ちゃん。
素のスペックのデフォルトは3マナで4/4。
お値段は
ここのレモンサワーからハイボールくらいの値段だ!
ちなみにここに
「グルメの師匠と呼べるような方」
と、
「今月のK」
と
「年収一千万くらいある人」
と一緒に行って、
バカかと思う程酒を飲み、
はいお会計、いくらー?
「一人1700円」
という事をやった事がある。
東京でこの値段だからね。
安酒で乾杯ぶちかますにはうってつけの一店よ。
ヨルヴォはそれと同じ。
書いた通り、
この「それゆけ鶏ヤロー!」のレモンサワーからハイボールくらいのお値段よ。

それにね、
ここで書いた通りよ。
「グルメの師匠と呼べるような方」
「今月のK」
「年収一千万くらいある人」
それと店主のメンツで考えたって、
全然収入が違うわけ。
でもみんなで50円のレモンサワーで楽しめちゃう。
グルメの師匠さんや年収一千万の人は、
「楽しみ方を理解してくれている」わけ。
まさに金持ち喧嘩せず。
今月のKはただの酒カスなので気にしなくていい。
店主は紙クズ。
こんな4人が純粋に50円のレモンサワーがぶ飲み。
そんな気楽さこそがEDHだと思うのよ。
1本2万円のワインを飲む人だろうと、
別に毎日毎日ワインなわけじゃない。
ガチのEDHやレガシー組んでいる人だって、
それだけが資産なわけじゃないんだ。
それゆけ鶏ヤロー!のレモンサワーすらケチりたいなら、
そいつは酒もMTGもやらなくていい。
100円ケチる奴はどんな趣味も持つ資格はねえ。
0から組んだとしても5000~1万円。
多少の資産があれば3000円以下でデッキ1つ。
テキトーに遊ぶだけの1デッキ、持っていても悪くはあんめえ。
ちょっと楽しくなってきたらおかわりするくらいの気持ちでデッキ強化。
そんな100枚デッキがあっても楽しいじゃないか。
デッキの作り方
デッキの作り方も簡単よ。
ザックリよ、ザックリ。
32:土地
67:その他
これがまずは目安。
2ターン目にヨルヴォ着地が最初の目的地だ。
つまりは1ターン目のマナ加速が欲しい。
《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》
《フィンドホーンのエルフ/Fyndhorn Elves》
《極楽鳥/Birds of Paradise》
《金のガチョウ/Gilded Goose》
《エルフの神秘家/Elvish Mystic》
《東屋のエルフ/Arbor Elf》
《エルフの指導霊/Elvish Spirit Guide》
《繁茂/Wild Growth》
《楽園の拡散/Utopia Sprawl》
《スカイシュラウドのレインジャー/Skyshroud Ranger》
《桜族の斥候/Sakura-Tribe Scout》
《樹上の草食獣/Arboreal Grazer》
《エルフの開拓者/Elvish Pioneer》
高額ではない範囲だとこのあたりかな。
全部入れなくてもOK。
残りのカードも選定は簡単。
強化
ドロー
緑の生物
をちょっと意識しとけばOK。
土地?ああ、考えるのめんどかったら
32《森/Forest》
でいいよ。
持っていたら
《ホビット庄/The Shire》
《ギャレンブリグ城/Castle Garenbrig》
《ならず者の道/Rogue’s Passage》
《成長の揺り篭、ヤヴィマヤ/Yavimaya, Cradle of Growth》
《ニクスの祭殿、ニクソス/Nykthos, Shrine to Nyx》
フェッチランド5種
《ガイアの揺籃の地/Gaea’s Cradle》
《フレイアリーズの信奉者/Disciple of Freyalise》(裏面土地)
《作戦室/War Room》
《眷者の居留地/Bonders’ Enclave》
《耐え抜くもの、母聖樹/Boseiju, Who Endures》
《ガイアー岬の療養所/Geier Reach Sanitarium》
《タイライトの聖域/Tyrite Sanctum》
あたり採用考えてもOK。
《ガイアの揺籃の地》とか無駄に高いから無理しなくていいかな。
あればあったで強いんだけどね。
どっちかと言うとドローに関わる、
《作戦室》
《眷者の居留地》
《フレイアリーズの信奉者》(裏面土地)
《ガイアー岬の療養所》
のほうが大事かも。
地味だけど意外といい仕事するのは《ギャレンブリグ城》。

ヨルヴォの構成上クリーチャー多めのデッキになるので、
「生物専用緑6マナ」が十分ありがたい。
安くて単色で使えそうな特殊土地は、
ちょっとあればいいの、ちょっとあれば。
網羅する必要なんか何にもない。
テキトーテキトー。
裏面土地は1~2枚あったらいいかな。
なくてもいい。
無くてちょっと不安なら追加で《森》1枚足して33枚で。
まず土地配分こんなもん。
んじゃ実際どんなデッキに着地で安く組めるのか?
こんなんでどうだろう。
デッキリスト
《フィンドホーンのエルフ/Fyndhorn Elves》
《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》
《東屋のエルフ/Arbor Elf》
《金のガチョウ/Gilded Goose》
《エルフの神秘家/Elvish Mystic》
《スカイシュラウドのレインジャー/Skyshroud Ranger》
《ワイアウッドの共生虫/Wirewood Symbiote》
《クウィリーオン・レインジャー/Quirion Ranger》
《スクリブのレインジャー/Scryb Ranger》
《エルフの開拓者/Elvish Pioneer》
《ティタニアの僧侶/Priest of Titania》
《桜族の長老/Sakura-Tribe Elder》
《ウッド・エルフ/Wood Elves》
《ラノワールの部族/Llanowar Tribe》
《刻み角/Manglehorn》
《再利用の賢者/Reclamation Sage》
《養育者、マーウィン/Marwyn, the Nurturer》
《夢の円環のドルイド/Circle of Dreams Druid》
《激情の共感者/Fierce Empath》
《永遠の証人/Eternal Witness》
《ピーマの改革派、リシュカー/Rishkar, Peema Renegade》
《守護の増強者/Guardian Augmenter》
《彼方地のエルフ/Farhaven Elf》
《春花のドルイド/Springbloom Druid》
《森のレインジャー/Sylvan Ranger》
《鋭い目、ナイレア/Nylea, Keen-Eyed》
《清廉潔白な判事/Immaculate Magistrate》
《ケイラメトラの侍祭/Karametra’s Acolyte》
《活力を穢すもの/Defiler of Vigor》
《収穫の魂/Soul of the Harvest》
《始原の賢者/Primordial Sage》
《巨大猿、コグラ/Kogla, the Titan Ape》
《ロナスの狂信者/Fanatic of Rhonas》
《シルバーバックの古老/Silverback Elder》
《西の樹の木霊/Kodama of the West Tree》
《強靭形態の調和者/Mightform Harmonizer》
《エルフの大ドルイド/Elvish Archdruid》
-インスタント7枚-
《自然の要求/Nature’s Claim》
《強行突破/Ram Through》
《ガイアの贈り物/Gaea’s Gift》
《活性化のうねり/Invigorating Surge》
《野生語りの帰還/Return of the Wildspeaker》
《豊穣の碑文/Inscription of Abundance》
《金属の技の原点/Origin of Metalbending》
-ソーサリー4枚-
《巫師の天啓/Shamanic Revelation》
《リシュカーの巧技/Rishkar’s Expertise》
《カロニアの牙/Fangs of Kalonia》
《バーラ・ゲドの復活/Bala Ged Recovery》(裏面土地)
-エンチャント10枚-
《繁茂/Wild Growth》
《楽園の拡散/Utopia Sprawl》
《ガラクの蜂起/Garruk’s Uprising》
《守護者計画/Guardian Project》
《ハイドラの成長/Hydra’s Growth》
《八百長試合/Fight Rigging》
《不自然な成長/Unnatural Growth》
《巨人育ち/Raised by Giants》
《硬化した鱗/Hardened Scales》
《枝分かれの進化/Branching Evolution》
-アーティファクト6枚-
《太陽の指輪/Sol Ring》
《溶岩拍車のブーツ/Lavaspur Boots》
《ロナスの碑/Rhonas’s Monument》
《稲妻のすね当て/Lightning Greaves》
《影槍/Shadowspear》
《速足のブーツ/Swiftfoot Boots》
-プレインズウォーカー3枚-
《解き放たれた者、ガラク/Garruk, Unleashed》
《原初の狩人、ガラク/Garruk, Primal Hunter》
《野生語りのガラク/Garruk Wildspeaker》
-土地32枚-
《ギャレンブリグ城/Castle Garenbrig》
《眷者の居留地/Bonders’ Enclave》
《タイライトの聖域/Tyrite Sanctum》
《作戦室/War Room》
《ホビット庄/The Shire》
《ならず者の道/Rogue’s Passage》
26《森/Forest》
デッキについて
全部合計していくらだろう。
高くても1万円あれば作れそうな気がするんだけども。
このリストだと読んでいる人の何人かは、
「余っているカードだけで組める」
というやつじゃないだろうか。
仮にそこまで行かないにしても、
「ちょいちょい買い足すとだいたいこのデッキに近いものなる」
くらいの人は多いはず。
そのくらいこのリストは安く作られている。
こんなんでいいのだ、こんなんで。
自分は思うのだ。
再録禁止がー、
資産差がー、
って文句言ったところで何も変わらないのだから、
今あるMTGを楽しむ事を考えればいいと。
そして先を見た投資をする事をやればいいだけ。
・・・といってもこれが難しいんだけどね。
新しいものにホイホイ飛びついたり、
意味不明な絵柄してるシークレットレイアー買ったりしないほうがいい。
ただ楽しむ事と先を見据えた買い物のほうが、
後々になって必ずより大きなプラスと楽しみが待っている。
まー、たまにいるよ、たまに。
cEDHだけを組んでる人も。
でも考えてみて。
そんな人全体の1%くらいだよ。
1%未満かも。
cEDH組む人でも空気読める人は2つ以上デッキ持つし、
「cEDHもありますけど、一戦やらせてください。
あとは別のデッキで遊びますから。」
と言える人だっている。
逆に空気読めない阿呆がいたら、
残り全員で席立ってやればいい。
例えばよ、例えば。
普通のEDH3人+cEDHの盤面があったとしてだよ。
cEDHが早々にコンボ決めて、
「あ、ボクの勝ちでいいですか?」
って言ってきたら、
「どうぞ。残り3人でやってるんで。」
って言って放置してあげればいいの。
そのくらい寛容な気持ちで放置されたら、
相手側がつまんなくなるでしょ。
残った人達は「普通のマジック」を楽しめる。
別にそれでいいでしょって話。
ヨルヴォだけとは言わない。
殴り合う普通のEDHでバカ笑いしながら楽しく遊ぶ。
そんな楽しみ方とお金のかけ方でいいと思うのだ。
そういう中であえてヨルヴォを推してきた理由としては、
「シンプルでわかりやすい性能。」
という一点に尽きる。
3マナで自動的に成長してくれて、
殴って21点狙う以外に道がないと最初からわかる。
あれこれ複雑な事を考えずに構築出来るし、プレイも簡単。
強いて言うのなら、
「ブロッカーを立てるとか考えずに殴れ。」
くらいかな。
時間が経てば経つほど、
重たいジェネラルやコンボデッキが有利になる。
それを許さずに殴り倒すことを考えよう。
上記のリストでも使ってみるとわかるよ。
すぐに11/11くらいまで育つから、
2パンチで相手が沈む。
トランプル付与が無い時にちょっぴりきつい事があるくらいかな。
あ、それとちょっとだけ無限コンボを仕込みたいなら、
《野生の魂、アシャヤ/Ashaya, Soul of the Wild》
入れておくといい。

《野生の魂、アシャヤ》
《クウィリーオン・レインジャー》
(または《スクリブのレインジャー/Scryb Ranger》でも一応出来る)
1マナ以上出せるマナ生物
(スクリブのほうなら2マナ以上かコスト軽減方法)
この3枚でヨルヴォ無限強化。
2マナ以上出せるのなら無限マナもついてくる。
手順的には
召喚酔いしていないマナ出る生物がいる状態で、
《野生の魂、アシャヤ》と《クウィリーオン・レインジャー》を出す。
マナ生物から緑マナを出す。
《クウィリーオン・レインジャー》が《森》になるので、
《クウィリーオン・レインジャー》自身の能力で自身を戻す。
召喚酔いしていないマナ生物をアンタップ。
《クウィリーオン・レインジャー》をプレイする。
ヨルヴォが強化される。
以下繰り返しで無限。
意外に簡単に決まるし、アシャヤも安い・・・
と思ったら高ぇ!
あれ?1枚1200円もするの?
(記事作成時の国内在庫有りの最低価格)
このカード1コインくらいで買えると思ってたんだけどなぁ。
まぁ、どうしても入れないといけないコンボではないので、
気にしなくてもいいかも。
強くしたい場合はこのコンボ搭載させつつ、
緑生物をうまくサーチする手段を入れれば、
コンボ成立確率が上がるのでいいかもしれない。
《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith》
《適者生存/Survival of the Fittest》
《召喚士の契約/Summoner’s Pact》
《俗世の教示者/Worldly Tutor》
《森林の怒声吠え/Woodland Bellower》
《森の教示者/Sylvan Tutor》
あたりのサーチ系を複数入れると、
こういうコンボは狙いやすくなる。
で+1カウンターを倍にして、
あとはトランプル付ければすぐに一人二人倒せるので、
別にあんまり気にする必要もない。
ただただ純粋に殴る、それだけに特化すれば良し。
プレイしてみるとわかる。
ヨルヴォ君、すぐにパワー10超える。
いいパンチ力してる。
《八百長試合》の条件もすぐに満たすし、
《不自然な成長》や《巨人育ち》出たら、
ブロッカーの無い人ほぼ即死。
トランプルがあれば誰か一人沈めるのなんてとても簡単。
ちなみに本当にデッキの構築に困ったら、
雑に
森32枚
ヨルヴォ1枚
でもいいんだ。
ヨルヴォは緑の生物さえ出れば強化だからね。
なるたけマナ展開と強化とドローに繋がる生物を選ぼうというだけ。
このシンプルさを笑いながら遊ぶ心の余裕が大事。
極論で言って、
「飲み代一回我慢」
で出来ちゃうようなデッキだと思ってEDHを楽しもう。
最後に
Cardshop Serraに相談すれば、
すぐにでもこのくらいのデッキは用意するので、
気楽にご相談を。
ではまた。


