EDHデッキ紹介その246(古代の証人、アリボー)
記事作成日:2025/11/02 執筆:カミシロ
皆様こんにちは、カミシロです。
今回は「統率者2021」で登場した、《古代の証人、アリボー/Alibou, Ancient Witness》のデッキを紹介しようと思います。
ジェネラル紹介

《古代の証人、アリボー/Alibou, Ancient Witness》
コスト:3赤白
伝説のクリーチャー — ゴーレム(Golem)
これ以外であなたがコントロールしているすべてのアーティファクト・クリーチャーは速攻を持つ。
あなたがコントロールしているアーティファクト・クリーチャー1体以上が攻撃するたび、クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。古代の証人、アリボーはそれにX点のダメージを与え、あなたは占術Xを行う。Xは、あなたがコントロールしていてタップ状態であるアーティファクトの数に等しい。
4/5
神話レア
能力は簡単で、自分のアーティファクト・クリーチャーへの速攻と、
自分のアーティファクト・クリーチャーが殴った時に火力を飛ばして占術するだけです。
アリボー自身が殴らなくても能力は誘発するため、
他のアーティファクト・クリーチャーを事前に出していれば
アリボーを出したターンからすぐに動き始めることもできます。
デッキリストは以下の通り。
デッキリスト
-クリーチャー23枚-
《エスパーの歩哨/Esper Sentinel》
《青銅の守護者/Bronze Guardian》
《アルガイヴの盾、ミュレル/Myrel, Shield of Argive》
《エーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonist》
《ドラニスの判事/Drannith Magistrate》
《帝国の徴募兵/Imperial Recruiter》
《Surtr, Fiery Jötun》
《永遠衆、ネヘブ/Neheb, the Eternal》
《鋼のヘルカイト/Steel Hellkite》
《金のマイア/Gold Myr》
《鉄のマイア/Iron Myr》
《歯車組立工/Cogwork Assembler》
《パラジウムのマイア/Palladium Myr》
《極楽の羽ばたき飛行機械/Ornithopter of Paradise》
《マイアの戦闘球/Myr Battlesphere》
《カルドーサの鍛冶場主/Kuldotha Forgemaster》
《金属細工師/Metalworker》
《カノプテック・スカラベ・スウォーム/Canoptek Scarab Swarm》
《小隊分配機/Platoon Dispenser》
《街並みの地ならし屋/Cityscape Leveler》
《スランの蜘蛛/Thran Spider》
《鋼の熾天使/Steel Seraph》
《カノプテック・スパイダー/Canoptek Spyder》
-インスタント6枚-
《一時の猶予/Reprieve》
《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
《テフェリーの防御/Teferi’s Protection》
《急送/Dispatch》
《悟りの教示者/Enlightened Tutor》
《偏向はたき/Deflecting Swat》
-ソーサリー2枚-
《サヒーリの指令/Saheeli’s Directive》
《Wheel of Fortune》
-エンチャント1枚-
《追い討ち/Aggravated Assault》
-アーティファクト32枚-
《千の月の鍛冶場/Thousand Moons Smithy》-《千の兵舎/Barracks of the Thousand》
《パンドリカ/The Pandorica》
《救出エンジン/Salvation Engine》
《白聖石/White Auracite》
《呪われた鏡/Cursed Mirror》
《マグマ用ガレオン船/Magmatic Galleon》
《玄武岩のモノリス/Basalt Monolith》
《オパールのモックス/Mox Opal》
《多用途の鍵/Manifold Key》
《秘儀の印鑑/Arcane Signet》
《ボロスの印鑑/Boros Signet》
《友なる石/Fellwar Stone》
《神秘の炉/Mystic Forge》
《一つの指輪/The One Ring》
《確信のタリスマン/Talisman of Conviction》
《魔力の櫃/Mana Vault》
《太陽の指輪/Sol Ring》
《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》
《前兆の時計/Clock of Omens》
《ウルザの青写真/Urza’s Blueprints》
《ニンの杖/Staff of Nin》
《モックス・ダイアモンド/Mox Diamond》
《殲滅戦艦/Extinguisher Battleship》
《スランの発電機/Thran Dynamo》
《記憶の壺/Memory Jar》
《金粉の水蓮/Gilded Lotus》
《ブライトハースの指輪/Rings of Brighthearth》
《領事の旗艦、スカイソブリン/Skysovereign, Consul Flagship》
《通電式キー/Voltaic Key》
《彩色の宇宙儀/Chromatic Orrery》
《久遠のエレベーター/The Eternity Elevator》
《ソニック・ドライバー/Sonic Screwdriver》
-プレインズウォーカー2枚-
《灯を追う者、チャンドラ/Chandra, Spark Hunter》
《嵐の目、ウギン/Ugin, Eye of the Storms》
-土地33枚-
《英雄の公有地/Plaza of Heroes》
《統率の塔/Command Tower》
《Plateau》
《聖なる鋳造所/Sacred Foundry》
《優雅な談話室/Elegant Parlor》
《観客席/Spectator Seating》
《戦場の鍛冶場/Battlefield Forge》
《断崖の避難所/Clifftop Retreat》
《サンビロウの境界/Sunbillow Verge》
《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
《湿地の干潟/Marsh Flats》
《乾燥台地/Arid Mesa》
《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
《ウルザの物語/Urza’s Saga》
《家路/Homeward Path》
《露天鉱床/Strip Mine》
《作戦室/War Room》
《発明博覧会/Inventors’ Fair》
《Mishra’s Workshop》
《ダークスティールの城塞/Darksteel Citadel》
《宝物庫/Treasure Vault》
《古えの居住地/Ancient Den》
《大焼炉/Great Furnace》
4《平地/Plains》
3《山/Mountain》
デッキの使い方
動きとしては主に以下の通りです。
1、マナ・アーティファクト等を展開
2、アーティファクトから積極的にマナを出してアリボーとアーティファクト・クリーチャーを着地
3、アリボーで速攻を持ったアーティファクト・クリーチャーで攻撃
4、危険な対戦相手やクリーチャーにダメージを与えながら占術でドローの質を上げる
5、対戦相手を殴り殺すか焼き殺すか、コンボが出来そうならコンボでフィニッシュ
アーティファクトは基本的に自身でタップ状態になれる物を優先して採用し、
アリボーの火力を簡単に上げれるようにします。
搭載コンボ
《金属細工師》(手札にアーティファクトが4枚以上)+《歯車組立工》→無限無色マナ、無限トークン
手順は
《金属細工師》と《歯車組立工》が戦場にいる状態で《金属細工師》の能力で8マナ以上出す。
→出したマナで《歯車組立工》の能力を起動して《金属細工師》のコピーを生成。
→コピー能力の起動に必要なのは7マナのため、《金属細工師》で出したのが8マナでも無色1マナが余る。
→《金属細工師》コピーから同様に8マナ以上を出して《金属細工師》をコピーする。
→以下繰り返して無色無限マナが発生。
→無色無限マナで《歯車組立工》の能力を起動して、適当なアーティファクト・クリーチャーの無限トークンを作成する。
→《歯車組立工》のトークンは速攻を持っている為、無限体のトークンで殴る。
アリボーの能力により、《金属細工師》が速攻を持っている為、
《金属細工師》が戦場に出てすぐにコンボを仕掛けることが出来ますが、
問題点として、赤白は良いドローが少ないため、手札にアーティファクトを4枚以上保持するのが大変です。
有名なコンボですが、一応手順を説明すると、
《永遠衆、ネヘブ》と《追い討ち》が戦場にある状態で対戦相手を殴り、5点以上のダメージを対戦相手に与える。
→戦闘後メインフェイズに《永遠衆、ネヘブ》の能力により、対戦相手が失ったライフ分の赤マナが出る。
→出たマナで《追い討ち》の能力を起動し、戦闘フェイズと戦闘後メインフェイズを追加する。
→以下繰り返し。
アリボーの能力によりアーティファクト・クリーチャーが殴ればプレイヤーに火力を飛ばせる為、
盤面によっては0/1のクリーチャーが殴るだけでもコンボスタートが出来ます。
《ブライトハースの指輪》+《玄武岩のモノリス》→無限無色マナ
こちらも古くからあるコンボですが、手順としては
《ブライトハースの指輪》と《玄武岩のモノリス》が戦場にある状態で、《玄武岩のモノリス》をタップして3マナを出します。
→3マナで《玄武岩のモノリス》のアンタップする能力を起動すると、《ブライトハースの指輪》の能力が誘発。
→追加の2マナを支払って起動してた《玄武岩のモノリス》のアンタップ能力をコピー。
→アンタップ能力の一つ目を解決して《玄武岩のモノリス》をアンタップ。
→二つ目のアンタップ能力を解決する前に《玄武岩のモノリス》を再びタップして3マナ出す。
→二つ目のアンタップ能力を解決してから、《玄武岩のモノリス》をタップして3マナ出す。
→アンタップ能力2回使用に5マナ、アンタップ能力を2回解決して出るのが6マナのため、1マナ残る。
→以下繰り返しで無限無色マナ。
《ブライトハースの指輪》+《通電式キー》+《彩色の宇宙儀》または《金属細工師》→無限マナ
《ブライトハースの指輪》コンボその2。
手順としては
《ブライトハースの指輪》と《通電式キー》と4マナ以上のマナを出せるアーティファクト(ここでは仮に《彩色の宇宙儀》とする)が戦場にある状態で《彩色の宇宙儀》からマナを出す。
→出したマナのうち1マナで《通電式キー》を起動し、《彩色の宇宙儀》を対象にする。
→《ブライトハースの指輪》が誘発するので2マナを支払って《通電式キー》の起動型能力をコピーする。
→コピーで《通電式キー》を対象にして、《通電式キー》と《彩色の宇宙儀》をアンタップする。
→一連の動きに3マナ使用するので4マナ以上出ればマナが残る。
→以下繰り返しで無限マナ。
無限マナコンボはどちらもゲームを決めるには+αで何かが必要にはなりますが、
全体的に無駄になりにくいカードの組み合わせで成り立つため採用しています。
終わり
以上がアリボーのデッキ紹介になります。
状況に応じて何を焼くか、誰を何で殴るか、占術でどういう順番にするかなど、
戦況の判断が難しいデッキですが、うまく捌ければとても楽しいので、
興味が湧いた方は自分の環境等に合わせた形で作ってみることをおすすめします。
