Cardshop Serraが出来てからその6
記事作成日:2025/10/26 執筆:加藤英宝
Cardshop Serraが出来るまでではなく、
Cardshop Serraが出来てからの、
テキトーな時代のテキトーなお話をテキトーに語る。
ときにはリクエストにお応えしつつ、
ときには自分で思い出したお話を。
今回は過去にいたアルバイトさんのお話。
もう何年も前のお話。
あるアルバイトさん
このアルバイトさんは変わっていた。
おおよそカードショップに似つかわしくない容姿、趣味の人だった。
と言っても、
Cardshop Serraのアルバイトさんには案外そういう人はいるのだが、
その中でもちょっと飛び抜けていた。
まず、容姿。
結構可愛い。
いや、可愛いだけなら他にもいた。
雰囲気というのか、
なんだか他と違うなぁという感じがあった。
細身、長身という感じで、スラッとした人だった。
あと清潔感がある人だった。
容姿に言及する必要があるわけでもないし、
文章で容姿を書いたところで伝わりにくいので、
これ以上書いてもしょうがないのだが、
「なんかカードショップにいそうにない人」
だったのだ。
仕事ぶり
次、仕事。
歴代アルバイトの中でもトップ3に入る仕事の出来。
なんなら社員にしたかったほど。
・無駄口を一切しない
・必要な仕事をいい速度でやって即帰る
・遅刻早退一切無し
・シフトは必要とあらば長めにも入ってくれる
素晴らしい仕事ぶりだった。
もうね人間のクローン技術でも実装して量産してほしいレベルの仕事の出来。
転売、窃盗、パワハラ、セクハラなどをやらかしている元副社長や元社員どもとは大きく違う。
それと雇った後に知った事だが、
このアルバイトさんは、
Cardshop Serraとガールズバーを掛け持ちしていた。
「よく身体を壊さないな」
と言ってみたら、
「Cardshop Serraのほうがメインで、
ガールズバーはシフト少ないです」
と回答していた。
ガールズバーは限られた時間だけ入っていたようだ。
「Cardshop Serraのほうがメイン?
ガールズバーのほうが夜職だし、収入いいんじゃないの?」
と聞いたら、
「Cardshop Serraのほうが家から近いし、
Cardshop Serraのほうが時間を選べるので」
とこちらにとってはありがたい回答がかえってきた。
このアルバイトさん、
おそらくガールズバーでもそれなりにウケの良い人だったと思う。
なんとなく接客は苦手そうに見受けられるが、
それをカバーするだけの容姿はあったと思う。
あと男というものは非常に厄介なイキモノで、
「女が自分より賢いと不快になるが、
馬鹿過ぎても不快になる。
程々に会話にのってくる人がいい」
などと内心で思っている奴が多いのだ。
そんなに都合よくいるわけないのだがな。
あとこういう事を考えている男性は高確率で馬鹿なので、
女性はこういう人とだけは付き合わないほうがいいぞ。
ところが、
このアルバイトさんはそういうジャストにいいところにいる人だった。
馬鹿過ぎる事はなく、かといって頭が良すぎるというわけでもなく。
あとは話題が合えば仲良く話せる人だっただろう。
ちなみに、このアルバイトさんのガールズバーには
馬鹿で女癖の悪いどうしようもない副社長に連れて行かれた事がある。
(一応書いておくとヤンピートルではない)
普段アルバイトで働いている人が、
ガールズバーのカウンター越しにいるというのはちょっと不思議な感じだった。
趣味
で、趣味。
ジャニーズのおっかけ。

特定を避けるためにもアーティスト名は避けておく。
言うまでもなく、
まだジャニーズ事務所がまだジャニーズ事務所のままだった頃の話だ。
・・・やめとけ・・・などと口が裂けても言えるわけがなく。
このアルバイトさんは、
「ジャニーズのおっかけをするための資金が欲しくて働いている」
とも言っていたし、
「Cardshop Serraはそのへんのシフト決めが自由だからすごく助かる」
とも言っていた。
そのアーティストさんのライブがある際は、
休みが不定期になっていたし、
うちはそれを了承していた。
その自由度はありがたかったのだろう。
あ、正確な書き方にしたほうがいいな。
そのアーティストさんのライブがある際、ではなかった。
ライブツアーがある際、だ。
つまり、
「可能な限りとれたチケットのライブ行く」
という事だ。
「交通費とライブ代でいくらかかるの?」
などという質問は野暮ってもんである。
うちの給与のかなりの割合をぶっ放していた事であろう。
なお、相当にこのアーティストに入れ込んでいて、
「ライブのツアーが決まったら、
◯◯君が取りそうな飛行機のチケットを狙って取る。
なんなら乗りそうな飛行機のチケットは全部抑えたあと、
無料キャンセル期間に外れたなと思ったところからキャンセルする」
などと言っていた。
そんな事するものなのか。
今までに色々なアーティストのファンと知り合ってきたが、
ここまでする人は初めて見たぞ。
というよりその行動のメリットは何?
と思ったので聞いてみた。
「以前に運良く斜め前に◯◯君がいたことがある」
・・・すげえな。
隣ではないにせよ、そんな奇跡みたいな確率引けたんだな。
そこからその情熱を注ぎ込めるのもすごいが。
ちなみにこの「◯◯君」は、
このアルバイトさんの「推し」だったのだ。
話によるとグループの全員がその列に座っていたわけではなく、
◯◯君だけがピンでその席にいたのだそうだ。

そして理解した。
どうしてこの人に恋人がいないのかを。
・・・と思っていたら、ある日恋人が出来たという。
あの容姿なら少なくともどこかで声はかかるだろうと思っていたので、
これ自体は何も不思議は無かった。
「おー、おめでとうー。
彼氏にはジャニーズのおっかけやっている事言ったの?」
と聞いてみた。
「言うわけないですよ」
言わないんかい。
いや、そりゃあ言ったら別れ話になりかねないだろうけどさ。
その流れで結婚の話とか色々世間話をした中では、
「もし結婚したらジャニーズのおっかけはやめるの?」
「え?やめないですよ」
やめないんかい。
別に自分がこの女性と結婚するわけでもないし、
付き合うわけでもないので好きにすればいい話なのだが、
それでうまくいくのだろうか。
横で聞いている分には結構面白いので黙って聞いている。
人の恋愛話を聞くのは大好きなもので。
異性がドン引きする項目
世の女性は知っておくべきかもしれない・・・
ってこんな男性ばっかりの読者の記事で書いてもしょうがないのだが。
世の中には、
「男性が知るとドン引きする項目」
というのがいくつかある。
そのうちの1つがジャニーズだ。
もちろん誰もが引くというわけではない。
受け入れてくれる人もいる。
ただ、引かれやすいというものの1つだ。
他にも
・ホスト狂い
・宗教
・ギャンブル
・入れ墨
・風俗就労経験あり
・借金持ち
・アイドルおっかけ(二次元、Vtuberを含む)
・重篤な病気持ち
・・・まぁ性別ひっくり返しても引く項目とも言える。
男女をひっくり返した場合、
・キャバ狂い
・宗教
・ギャンブル
・入れ墨
・借金持ち
・アイドルおっかけ(二次元、Vtuberを含む)
・重篤な病気持ち
・・・男性の場合、風俗就労経験ってとこは外れるからなぁ。
ここの代わりに該当する項目があんまり思い浮かばない。
あ、女性なら引かれなくても、
男性なら引かれる可能性があるのあったな。
「無職」だ。
え?なに?TCGプレイヤーはドン引きされる第一位だって?
うるせえ、黙ってろい、コンチクショウ。
どっちにしてもそこ以外ってだいたい該当項目同じなのよな。
(上記は絶対ではないのでご注意を。
別に人の趣味に水をさすわけでもないので)
そういえば以前に行っていた歯医者の看護婦さんも
「ジャニーズは宗教。
受け入れられないなら関わらないが吉」
なんて言ってたなぁ。
その看護婦さんはSMAPだったな。
「チケット取りは修羅の道」
「メンバーごとの派閥と争いは怖い」
とも言ってたねえ。
最後に
話を戻すとこのアルバイトさんは、
この趣味以外では
・仕事出来る
・可愛い
・おばかではない
・清潔感がある
好かれる要素がしっかりした女性だった。
オーナーたる自分の立場から見てもとても好感のもてる人で、
ちょっと揶揄した言い方をさせてもらうと、
「ジャニーズのおっかけのために
仕事マシーンに肉体改造された強化人間」
であった。
なお、
馬鹿で女癖の悪いどうしようもない副社長はこのアルバイトさんを狙っており、
「お前は手を出すなよ」
と再三に渡って念を押されていた。
本当に馬鹿な奴だなと思っていた。
俺とお前を一緒にすんな。
この馬鹿で女癖の悪いどうしようもない副社長は、
女と見れば見境なしだった。
アルバイトの女子高生にすら声をかけ、
その女子高生からこちらに相談が来た事もあった。
(もちろん自分が平謝りだ)
そしてこのアルバイトさんはある日、うちのアルバイトをやめる。
その理由も、
「ジャニーズのおっかけのために上京する」
だった。
たくましい。
そしてそこまで突き抜けているといっそ清々しい。
こちらは
「いつでも戻っておいで」
と言って送り出した。
今も東京のどこかでジャニーズのおっかけをしているのだろうか。
これを読んでいるわけはないのだが、
戻ってきたら時給を以前よりもかなりアップしてお迎えするぞ。
ホントにいつでも戻っておいでー。
ではまた。
