EDHいくらかけてる？その８(Treizeci, Sun of Serra)

記事作成日：2025/09/25 執筆：加藤英宝

EDHいくらかけてる？シリーズ。

今回は《Treizeci, Sun of Serra》編。

とりあえずジェネラルの値段だけ秘密にしておこう。

残りの９９枚計算。

そういえば《Treizeci, Sun of Serra》のデッキって中身書いた事なかったね。
ついでだから今のバージョンをそのままデッキ紹介してみようか。
世界でこれをリストに出す人は現状他におらんのではなかろうか。

ジェネラル紹介

《Treizeci, Sun of Serra》
(仮訳：セラの太陽、トレイゼッチ)
コスト：３白
伝説のクリーチャー 人間(Human) 騎士(Knight)
相棒 ― あなたの開始時のデッキに、nostalgic cardのみが入っていること。
（旧枠、伝説の、アーティファクトはnostalgicである。）
警戒
あなたがnostalgicな呪文を唱えるたび、あなたは(２)を支払ってもよい。
そうしたなら、Treizeci, Sun of Serraの上に+1/+1カウンターを１個置き、
その後これの上にある+1/+1カウンターの数に等しい《セラの天使》トークンを生成する。
３/３

このカードのためだけに存在するルール、ノスタルジック(Nostalgic)。
歴史的(Historic)に似て非なるもの。
歴史的(Historic)から英雄譚が該当外になり、
「旧枠ならなんでもいい」という条件になったもの。

今回のデッキ紹介では「相棒」ではなく、
このカードをジェネラルとして使用するデッキゆえに、
別にデッキの中身を全てノスタルジックにする必要はない。
とはいえ、
ノスタルジックに染めれば染める程、
呪文プレイ時に《Treizeci, Sun of Serra》の能力が使える確率は上がるので、
可能な限りノスタルジックに染める。

なお、土地は別にノスタルジックである必要はないのだが、
現状《平地/Plains》は全てβ版にしている。

わかりやすくするために
「ノスタルジックではないカード」
に☆マークつけてみよう。
もともとアーティファクトやプレインズウォーカーは該当するため、
「ノスタルジックではないカード」
にだけ☆をつけたほうがわかりやすい。
土地は最初から呪文ではないという事から条件外なので☆をつけない。

デッキリスト

デッキについて

デッキでノスタルジックでないものは６種。
そのうち裏面土地が２枚なので、実質４種。
裏面土地は《平地》でも構わんと言えば構わんのだが。

この裏面土地が２種採用されているので、
メインの土地が実質３３枚、
残り６６枚中６１枚がノスタルジック。
ライブラリーの３８枚がノスタルジック呪文にならないカード。
だいたい３枚に２枚はノスタルジック。
(そりゃまあ３３枚が土地なんだから当然なんだけども)

現状旧枠が存在しない

《太陽のタイタン/Sun Titan》
《ドラニスの判事/Drannith Magistrate》
《一時の猶予/Reprieve》
《完璧な策略/Flawless Maneuver》
《すべてが塵と化す/Everything Comes to Dust》

については諦めてデッキから抜くも考えなくもない。
いっそ開き直って５枚抜いて完全にノスタルジックカードにしたほうが、
デッキの動きは面白いのかも、とも思うところ。

このあたりのカードの旧枠仕様出てくれないかな？
と思っているのなんて自分くらいかもしれない。

このデッキを作ってから、
新しいセットが出るたびに

アーティファクト
伝説
旧枠

のチェックをするようになってしまった(笑)

また、以前はこの《Treizeci, Sun of Serra》を相棒にしたデッキも組んだが、
下記の理由がキツいのでデッキ解体。

①遅い
相棒ルールにより、３マナ払ってから手札に入れ、
そこからスタートしないとならないという欠点。

②追放除去を喰らったら終わり
《Treizeci, Sun of Serra》に頼った構成になるため、
一度《Treizeci, Sun of Serra》を潰された場合に終わる。
単純除去で墓地に行くならまだいいが、
追放除去の場合は戻す方法が無いので、
勝ち手段がほぼ「指定した５色ジェネラルで殴る」しかなくなる。
ちなみにジェネラルは《万物の座、オムナス/Omnath, Locus of All》。

この４/４だけで殴り勝つは無理がある。

③お膳立てがさらに遅い
①と②の問題を解決するために必要な事。

《Treizeci, Sun of Serra》で走るためのマナとカウンターの両方
または、
無限コンボを決めるためのパーツとカウンター

これを揃えるためにジェネラルに《万物の座、オムナス》。
スタートがどう考えても６ターン目以降になってしまいがち。

反面、白単にすると、
《Treizeci, Sun of Serra》が倒されても気にしないで済む。
追加２マナ払って再度プレイでやり直せる。
いつまでも勝ち手段が残されるので戦える。
また、
《Treizeci, Sun of Serra》を２～４ターン目に何も考えずにプレイ出来る。
「除去撃たれても次もっかい出す！」
と思っているし、
一度か二度《セラの天使》トークンを出せたら、
そこから全員を殴り倒す気持ちで動けばよい。

この点が大きい。
デメリットは他の色を使える事を失う。
カウンターやドロースペルを失うので、
全力で白とアーティファクトでそれをカバーする構成を余儀なくされた。
それと、
《Treizeci, Sun of Serra》ならではのコンボ、

の３枚で無限《セラの天使》トークンという技があるが、
これが使えなくなる事がデメリットと言えばデメリットか。

ただ、白単にするメリットは結構ある。

開き直って構築出来て楽しいのと、
さっさと《Treizeci, Sun of Serra》を出して、
さっさと《セラの天使》を並べるゲームになったので、
むしろこれはこれで良くなったと言える。
殴り倒す速度もそれなりにあり、
大量除去を連打されるときついが、
そうでない場合は凄まじい威力の航空戦力が盤面を支配する。
時折《セラの天使》が１０体以上並ぶ光景は圧巻だ。

対戦した事のある人が結構言うのが、

「《セラの天使》ってこんな強かったんだ」
「飛行、警戒をこんだけ並べられると突破出来ない」
「コンボじゃなく純粋なアタックでゲームが終わるから清々しい」

合計の金額は・・・
出してみたものの結構どうでもいいな。

これからもどんどん伝説やアーティファクトは増えるだろうし、
旧枠はたまには収録されるかもしれない。

このデッキは５色の相棒方針は消し飛ばしたので、
今後は白単に気合を入れて構築していく事になる予定。
変更出来るところはどんどん旧枠にしたり、FOILにしてみようと思う。

「これ旧枠になったよ！」
と教えてくれる人は教えてくださいまし。
さすがに自分でも情報が追いつかない事もあるので。
最近だと《沈黙/Silence》に旧枠があるの失念していたし。
このデッキは旧枠、伝説、アーティファクトにこだわり続けなければいけないので、
普通のデッキとは違う謎のアップデートを常にし続けないとならない。
自分だけでは時々抜け漏れがあるので、
時々教えてくれるとありがたいのでござます。

ではまた。