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α40交流会参戦記

記事作成日:2024/11/11 執筆:加藤英宝

今回のα40交流会は開催二回目。

前回は大阪、今回は東京。

※去年のリンクはこちら
アルファ40参戦記-今年の〆 前編
アルファ40参戦記-今年の〆 後編

このα40交流会は、
日本で勝手にα40を広め始めた店主に呼応してくれた人達が、
有志で開催してくれているイベント。

今回のルール

イベントは店主が提唱したCSSルールを基本として、
α40の世界を楽しみましょうというもの。

今回はそのCSSルールに少し手が加わり、
下記のようなルールになっている。

【ルール】
・最低でもαのカードが1枚はデッキに採用されていること。
・基本的にAlpha40ルールに従う
・LEAに加えて、LEB, 2ED, IE, CEも使用可
・加藤英宝はα40純正でなければならない

簡単に言うとCEとIEまで使えるということ。
オールドスクールみたいな幅になっているという感じだ。
あと、αのカードが1枚は採用されていなければならないというのが面白い。
むしろこれをもってCSSルールを更新したいと思う。

デッキをどう組むか?

このα40交流会は3つに分類される。

1:弱くても純正で組むタイプ
2:CSSルールで凶悪なデッキを組むタイプ
3:純正で組む邪悪なタイプ

の3つだ。
勝ち上がるのは2と3になってしまうのは致し方ない。
3になる人は相当珍しいというか、
3はある意味でのゴールに近いものなので、
基本は1か2かを選ぶ事になる。
ここはもうお好みで。
何よりも大切な事は
「MTGが生まれた当初の遊び方を体験しよう。」
なのだから。
・・・それでも純正にしたくなるのが人の性なんだけどね(笑)

賞金首ルールとクエスト

今回はこれに加えて賞金首ルールとクエストを追加。

賞金首は言うまでもなく店主。

「加藤英宝からフリー対戦も含め、
 1本でも取ったら賞品がもらえる。」

クエストのほうは、

「参加者にそれぞれ紙に何らかの条件を書いてもらい、
 それをランダムに5個各マッチごとに選び、
 もしクエストクリアしたら賞品がもらえる。」

というもの。

前者は説明不要。
後者はそれぞれの人が書いたものがランダムに出てくる。

「ライブラリーアウトで勝て」
「信心5以上達成せよ」
「《セラの天使》を倒せ」
「自身の手札が0の状態で勝利せよ」
「引き分け」←引き分けにしたプレイヤーに賞品

こういった条件のどれか1つを達成で賞品だ。

参加人数

さて、α40交流会第二回。
参加者は22人。

え・・・22人?
冗談でしょ?
レガシーやヴィンテージじゃないんだよ、この集まり。
モダンでもEDHでもないんだよ。
α40だよ。
α40ってスタンダードより流行ってるの?(それだけはない)

去年10人集まって「すごいね!」って言ってたのが嘘みたいだ。
去年なんてこの人数だから総当たりだ!なんて簡単にやっていたのだが、
22人となるとそうはいかない。
普通にスイスドロー戦にするしかない。

というわけで下記を当日のルールに追加。

・スイスドロー5回戦
・サイドボード無し
・二本先取(BO3)

サイドボードはあるわけないんだけどね。
15枚のサイドボードがもしあったら、
デッキを完全に変化させる事も出来ちゃうからね。

それにしてもα40でスイスドロー5回戦出来るとは思わなかった。
自分が広めた遊びがここまでに育って嬉しい限りだ。

最初に遊び始めた時は、
友人の一人が黒赤デッキ(純正)を持っていて、
「他にα40やる人おらんよね。」
って言いながら2人で対戦していた。
変われば変わるものだ。

店主は今回も《天秤》デッキ・・・というか、
デッキそんなに変えられない世界だからね。
1年に1~4枚変わればいい世界だからね。

というわけでここからは対戦内容をば。

対戦風景

●第一回戦目
さくさくさん:赤青(CSS)◯×◯

あとでお話を聞いたら、
自分よりもDCIナンバーが若い(といっても微差だけど)方だった。
そしてデッキもCSSルールの化け物デッキ。

一戦目はなかなかいい戦いで、
マハモティ・ジン》を《天秤》で潰したり、
こちらの《巨大戦車》を《稲妻》で焼かれたり。
最後は《セラの天使》降臨+《Time Walk》で勝ち。

二戦目は綺麗に1ターンキルされる。

黒枠の《Mox Sapphire》やら、
連続で撃たれる《Ancestral Recall》は、
見ている側でもとても楽しい。

三戦目は自分が1ターンキル。

画像1枚目は初手、2枚目は2ターン目。

●第二回戦目
nopropsさん:4色(CSS)◯×◯


多分会場内トップクラスの資産持ち。
面白かったのは二戦目。
記憶違いでないのなら、
1ターン目に《Mox Emerald》以外の8種のパワー9全部を出され、
そのまま《Wheel of Fortune》や《Timetwister》で展開に展開を重ね、
見事に1ターンキルされた。
途中から
「何されるのかなぁ?」
と思いながら出されるカードを見ているのが楽しかった。
βの《Underground Sea》や《Black Lotus》が置かれていくのは壮観。

●第三回戦目
king Dさん:赤緑(純正)◯◯
勝ってはいるものの盛大に事故る。
なにせα40はマリガンが出来ない。
初手《Plateau》セットエンドから、
2ターン目「ディスカードエンド」
3ターン目「ディスカードエンド」
手札は真っ青。
ただ、相手もあまり動いてこずというか、
お互いに事故っていた感じで、
青マナ1つ引けた途端に動き出して勝利。
デッキの《Plateau》抜こうかと思った。

●第四回戦目
ヘイペイさん:赤緑(純正)◯◯

油断すると《チャネル》+《火の玉》してくる人。
徹底的に《天秤》で土地と生物を潰して勝ち×2回。
そういえばこの時もやたら手札が事故っていた。
今日は妙に偏るなぁと思った。
確かこの時《Ancestral Recall》を撃って《Timetwister》3枚引いた。

●第五回戦目
うるしさん:青白赤(CSS)◯×◯

決勝戦。

飛び交うものがだいたい同じようなものだらけ。
なんとなーく同じデッキのような気もする。
一部が違うだけでメイン戦略は同じな感じ。
つまり、
回ったもん勝ち。
天秤》で土地をふっとばしてみたり、
生物をふっとばしてみたりしながら、
ホントに辛くも勝利。
ここまで極まっているデッキだと、
「先にセブンドローから繋げた人の勝ち。」
というのが基本。

この決勝だけではないけれども、
特にこの決勝戦の負けた時の手札の弱さがひどくて笑ってしまう程だった。
勝てた時も二戦目の人と同じくらいギリギリでの勝ち。

この時は的確に相手の青マナを潰しつつ、
綺麗にプレイングしていた・・・はずなんだけれども、
トップ青マナ→トップ《Ancestral Recall
という動きだったりで状況が縮まらない事が多かった。

ちなみにこの決勝の人と二戦目の人は四勝一敗。
つまり、自分以外に負けていない。
お二人ともお見事!!

—–

五勝零敗で優勝。
二連覇達成。

にしても今日は勝ててはいるものの、
ひどく事故の多い日だった。
手札に《天秤》が3枚来たり、
Ancestral Recall》撃ったら《Timetwister》が3枚来たり、
デッキに4枚の土地全部引いたり、
フェイクアンティで《Tundra》めくれて、
初手青マナゼロスタートしたり。
後ろで見ている人が笑っている事も多々。

一番笑った負け方はフリーの時で、

初手
2《天秤
2《セラの天使
2《Ancestral Recall
1《分解

ドローが
Mox Ruby
巨大戦車
解呪
解呪
という。
赤マナ1個では何も出来ず、
そのまま《鉄爪のオーク》と《稲妻》に20点削られるという。

マリガンが許されないルールだと、
どんなデッキにも負ける事があるというのを経験出来た瞬間。
ちなみにトータルで負けた本数は4。
本戦で3、フリーで1。
この4人には賞金首賞品が贈られた。
賞金首としては面目躍如といったところだろう。

クエストのほうは
「《セラの天使》を倒せ」
を書いたのは店主だ。
「自分の《セラの天使》を倒せるものなら倒してみろ!」
みたいな気持ちで書いたのだが、
他の人でも《セラの天使》を採用している人がいて、
このクエストはクリアする人が出て面白かった。

他にもライブラリーアウトを決める人もいたり、
それなりに皆の書いてくれたクエスト条件がいい感じの難易度で、
成功するごとに拍手があがった。
皆がそれぞれに
「ちょっと難しいけど不可能じゃない」
あたりを空気を読んで書いてくれたのが功を奏した感じだ。
最初に思いついた時は、
「地水火風の精霊全部出せ」
くらい難易度高いのを用意しかけていた。

大会は比較的順調に進み、
合間の時間にはフリー対戦を多くの方から挑まれた。

なんでこんなにαやβやUnlimitedのカードって心が躍るんだろうねえ。
見ているだけで楽しくてたまらないし、
対戦している皆の顔もとてもいい顔をしている。

対戦後

終わった後は上野に移動して参加出来る方だけで打ち上げ。
・・・といっても参加人数20人って驚き。
久しぶりだよ、こんな人数の飲み会。
普段静岡での飲み会でも多い時で15人くらい。
それがこの人数。
しかもイベントがα40。
すごいわ、今回。
そしてもう一つ久しぶりなのは大声張り上げて20人の飲み会の幹事。
ま、何処に行ってもだいたい自分が幹事やるので慣れてはいるのだけども。

それなりのお店を選び
「適当に注文してあとで割り勘」
とだけ条件つけて宴会開始。

自分が「ハズレじゃない。」と言ったお店なら、
おおむねの人は満足してくれる。
今回もその「ハズレじゃない。」の場所だ。

皆、好き放題注文している。
「皆、会計の事心配してねえんかな・・・。」
と、こっちが心配になる程だったが、
会計してみると、
「あれだけやってこの金額は安いわ・・・。」
にしかならなかった。
あの料理店、相変わらずいいクォリティだ。

さいごに

さいごに。

今回初めてお会いする人から、
二度目以降の人まで、
いろいろな方に言っていただけて嬉しかったのは、

「英宝さんがCSSルールを作ってくれたからこの世界に入れた。」
「あの緩和ルールは本当にありがたかった。」
「ここまでイベントになるのは英宝さんの影響力。」

というお褒めをいただけた事。
個人的には優勝よりも嬉しかった。
あと、面白い事を言ってくれる人では、

「自分は英宝さんを倒すつもりでやるんで!
 長生きしてくださいよ!」

なんて言葉も。
ヴィンテージ
レガシー
α40
オールドスクール
EDH
これらはなんとなく生涯現役でいるような気がするなぁ。
他に新しい遊び方出てきて面白そうなら多分それもやる。
それはともかく、

今回お集まりいただいた全ての方、ありがとうございます。
主催のNigredさん数々のサービスを自腹で行ってくれたこと、
本当に感謝しております。
今回来られなかったα40プレイヤーの方、
今回来てくださったα40プレイヤーの方、
こんなぶっとんだ遊び方の世界に飛び込んで来てくれて、
自分は本当に嬉しくてしょうがないです。
次回、第三回でまた多くの人にお会い出来るのを楽しみにしております。

ではまた。



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