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【お題】原版原理主義者でも好きな再販イラスト

記事作成日:2024/06/17 執筆:加藤英宝

お題

Twitterでお題いただきました第八号。

質問者
英宝さんは原版原理主義とのことですが、再販のこのイラストはよかったというカードはありますか?
また原版でも複数イラストがあるカードで拘りがあれば教えてください!

そうなの。
英宝さん、原版原理主義なの。

原版原理主義とは、

各カードにおいて、
そのカードの初出のカードセットでコレクション、
またはデッキを組む人のこと。

穏健派と過激派がおり、
穏健派はUnlimited版や一部の黒枠等を許容するが、
過激派はUnlimited版等を認めない。
また、基本的に英語版ユーザーである。
店主を過激派だと思う人はいそうだが、店主は穏健派である。

店主のスタンスとしては、

・本命のコレクションは全て英語版かつ初出で欲しい
・テキトーなコレクションは日本語版でも再版でもいい
・本命のデッキは気合入れて作るので基本英語版
・でもたまに英語版が手に入らない時は妥協して日本語版使う
・EDHの大半のデッキは余ったカードで組んでいるので版を気にしない場合もある
・上記を踏まえたうえでUnlimited版や初出のカードで組みたがる

こんな感じだ。
そもそもおかしな事を言っているのはわかっている。
普通の人は多分「余ったカードだけ」でデッキを組まない。

そんな原版原理主義な店主だが、結構再録のカードで好きなものがあったりもするので、この質問は面白いところを突いてきたなぁと思い記事にすることに。

再販でこのイラストはかっこよかった

血染めの月

血染めの月
原版のザ・ダーク版はかっこいい事この上無しなのだけれども、この絵は再録された際の絵も結構好き。
置かれるのは嫌いだけどな!

神の怒り

神の怒り
Kev Walkerさんのこの絵は、同じ効果で黒になった《滅び》もKev Walkerさんが描き、その2つはわざと似たような絵で描かれている。
これはKev Walkerさんのセンスが光る一枚、いや二枚。
α、βからある《神の怒り》は聖書の一イラストのように感じられる古風な良さが魅力だが、このKev Walkerさんの《神の怒り》それとは違った良さがある。

セラの天使

セラの天使
原版は言うまでもなくDouglas Shulerさん
こちらはRebecca Guayさん。
この2つの絵はどちらであろうとも
「MTGのキャラクターの象徴」
を名乗るに相応しい。
みなさま誤解無いように。
「MTGの象徴」は《Black Lotus》で、
「MTGのキャラクターの象徴」が《セラの天使
というところ。
MTG最初期から存在している中で、やはり《Black Lotus》と《セラの天使》は存在感が違う。
次点では《シヴ山のドラゴン》か。

記憶の欠落

記憶の欠落
初出はホームランド。
ホームランドの頭からパズル一欠片抜けている絵二種類が初出。
片方は男の人、もう片方は女の人の絵。
このホームランド版とは違い、再録はミラージュ版でRebecca Guayさんが描いている。
その後第七版でさらに絵が変わっているが、このミラージュ版が好き。

火葬

火葬
初出はアイスエイジ。
そこからアリーナプロモ、ミラージュ、第五版と連続で再録される。
再録で好きな絵としてはアリーナプロモとミラージュ版。
MTG黎明期は優秀な3点火力が限られており、このカードは当時大活躍だった。

セレンディブのイフリート

セレンディブのイフリート
説明不要と言ってもいいのではないかと思うこの1枚。
アラビアンナイト版が初出で、Revised再録時に間違って《Ifh-Biff Efreet》の絵が印刷されてしまった。
ただのエラーカードなんだけども、これは大好き。

創造の座、オムナス

創造の座、オムナス
テキストレスがお気に入り。
異様に長いテキストのくせにテキストレスにしてしまうという仕様。
このカードを本当にテキストレスにして良かったのだろうか。

ゼンディカーエクスペディションランド

ゼンディカーエクスペディションランド
このシリーズのギルドランド、フェッチランドはかなりお気に入りだ。
現在の《創造の座、オムナス》のEDHデッキの土地は、可能な限り全てゼンディカーエクスペディション。
時々対戦している相手から、
「英宝さんの出してくるカードの全てに圧がある。」
と言われる事がある。

プロモ版《ジェイス・ベレレン

ジェイス・ベレレン
すんげえ貴重なジェイス。
クールな感じがして元絵よりも好き。
意外とこれ入手しにくいもののはず。
このカードのPSA10は世界に2枚。
そのうちの1枚は店主が持っている。

おまけ

絵ではないんだけども、至高の一品がある。
それは中国語第四版の《森の知恵》。
見て、この画像を。
森の知恵
中国語訳が「森林図書館」なのだ。
印刷の具合もかっこいいし、この中国語訳の妙味は日本人ならわかってくれるだろう。
同様にして、
「爆雷煉球」
も熱い。
ボール・ライトニング
なんのことだか説明しなくてもわかるだろう。
ボール・ライトニング》だ。

原版の複数イラストで拘り

原版に複数イラストって実は限られているような?
最近の拡張枠、レトロ枠とかは別としても。
あれらは全部「普通の枠」が一番良い。

満潮

満潮
和訳されているとなんか違和感あるな。
High Tide》って書いたほうがわかりやすそう。
これはもうフォールン・エンパイアの中でもAmy Weberさんの絵が一番好き。
このカード、エクステンデッド時代にもお世話になったし、
今でもEDHで時々使う。

ミシュラの工廠

ミシュラの工廠
原版では春夏秋冬がある。
店主はMTGバカなので、春夏秋冬を全てPSAで4枚持っている。
それとは別で、オールドスクール用に冬4枚を持っている。
あとかなり前に「安かったし、好きだし。」という理由で春も4枚持っている。
冬は至高の存在だと勝手に思っている。

ウルザシリーズ

ウルザの塔
ウルザの塔
ウルザの鉱山
ウルザの魔力炉
の3つね。
アンティキティー版が至高だとは思いつつも、自分がMTGを始めた時のクロニクル日本語黒枠も良い。
ウルザの塔
第四版とクロニクルの日本語版は独特の良さがある。
こっちはミシュラと違って全ての絵1種ずつで使いたくなる魅力がある。

トーラックへの賛歌

・・・《High Tide》同様に和訳に違和感が。
Hymn to Tourach》のほうが馴染みがある。
これはLiz Danforthさんの絵が良いのだ。
トーラックへの賛歌
同じ人の描いている、

Windows版マジック・ザ・ギャザリング-シャンダラー

というゲームのゲーム内オリジナルカード、
《Gem Bazaar》
というカードが絵の感じが似ていてとてもいい味が出ている。
Gem Bazaar
なお、この《Gem Bazaar》の原画は店主が持っている。
Hymn to Tourach》はこの絵で統一でない場合は、だいたい四種全て使っている。

戦慄衆の将軍、リリアナ

戦慄衆の将軍、リリアナ
これ、説明いらないよね。

秘儀の否定

秘儀の否定秘儀の否定
この絵はどっちという基準は無い気がする。
EDHで使いまくっているカードで、アライアンス版以外は使った事がない。
デッキを作る際にはデッキ用ストレージから見つかった方を使っている。
どっちも好きとしか言えない程どっちも好きだ。
この絵を描いているRichard Kane Fergusonさんにはラスベガスに行った際にお会い出来た。
嬉しかったなぁ。

ちなみに原版を推したい理由は一応あるのだ。
例えばオールドスクール。
ある日突然に生まれた遊び方で、

「旧枠以外使用不可!
FOILはダメ!
元絵と同じイラストの再版ならOK!」

なんてルールの時に原版持っていると有利だから。
実際にオールドスクールをやる際にちょっと買い足すだけでオールドスクール純正になった。

あとは主観はあるのかなと。
「古いカードを使っていると古い魔導書や歴戦の魔法の杖持ってる魔法使いみたいでかっこいい。」
と思うかどうか。
店主は思う派。

というわけで、
最後に一言。

原版はいいぞ。

ではまた。



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