ヴィンテージ参戦記 プレイヤーズコンベンション横浜2024
記事作成日:2024/02/29 執筆:加藤英宝
コンベンション横浜のヴィンテージに出場
2/12に開催されたプレイヤーズコンベンション横浜2024の『日本ヴィンテージ選手権・冬』に出場。
今回は出場人数88人。
なかなかいい人数だ。
ヴィンテージがある事は友人から数日前に知らされ、
「前日受付出来るなら出るか。」
とヴィンテージのデッキを引っ提げて会場入り。
いくらなんでもヴィンテージで128名埋まらないでしょ。
埋まってたら諦めだなーと思いつつエントリー。
さすがに埋まってなかった。
デッキは現状変わらずの指輪。
(リストはこちらの記事で)
このデッキ程使っていて面白いデッキはなかなか無い。
弱点も多いものの飽きが来にくいのは大事だ。
で、エントリー終わったら渡される1枚の紙。
「デッキリスト書け。」
だそうだ。
紙でデッキリストか。
しかも「DCIナンバーを書く欄」があるな。
昭和かな。
ま、今更デッキの中身も変えられないので、朝イチで書く事に。
大会戦績
当日。
88人のヴィンテージプレイヤーが、囲われた柵の中で大会開始。
「バザーのデッキだと最低200万円くらい。
パワー9が全部黒枠の人だったら1デッキ1000万超えもあるだろう。
ザックリ言ったら平均350万円としたらかけること88人で3億円か。
この一角だけでこの金額。
なかなかだなぁ。」
なんて一人で計算を始めてしまう店主。
実際3億円以上のような気もする。
誰もがそんなお金をかけたわけではないにせよ、今の市場価格でこのくらい行くのは本当に驚きだ。
第一回戦目:白青黒
ルールス相棒とも言われていないが多分色は合ってる。
一戦目、《一つの指輪》から駆け抜けて勝ち。
相手は《Tundra》置いてほぼ終わったので、
全くデッキの中身がわからず。
二戦目、相手から《石のような静寂》を置かれて静寂する。
オウ、そういえばそんなエンチャントあった。
というかカウンター出来ない状況じゃどっちにしても仕方ねえ。
三戦目、《ウルザの物語》のトークンで押し切って勝ち。
第二回戦目:バザー
一戦目、相手先手1ターン目に《虚ろな者》3枚プレイされる。
ひどいスタート切られたなぁと思いながらも、《一つの指輪》のおかげで無敵のお時間でかいくぐって勝ち。
二戦目、1ターン目に
《復讐蔦》《虚ろな者》《猛火のルートワラ》が着地。
ライフ16点スタートから次ターンに最低9点クロック見えている。
オウ、相変わらずすんごいスタートだ。
《一つの指輪》ってスゴイネ。
だいたいどうにかなるネ。
第三回戦目:青赤緑続唱
盛大に事故って負け。
二回とも。
ただのサンドバッグになった。
第四回線目:ドレッジ
一戦目、クリーチャー展開されるも、《一つの指輪》で耐え続けて勝ち。
二戦目、本日二回目の1ターン目《虚ろな者》3体。
なにこれ。1日に2回もあるような事なの?
困った事に《一つの指輪》がない。
サイドインした《ワームとぐろエンジン》様の出番。
《ワームとぐろエンジン》の絆魂に助けられ、ライフ5まで追い詰められるもなんとか復帰し、《ワームとぐろエンジン》おかわりして勝利。
第五回戦目:ドゥームズデイ
一戦目、後手番で次死ぬわ、という状況から、
《一つの指輪》+《逆説的な結果》から、《多用途の鍵》+《Time Vault》を決めて勝ち。
二戦目、相手先手で1キル。
天和くらって負け。
三戦目、こちら先手で《三なる宝球》置くもカウンターされ、その後地和くらって負け。
第六回戦目:ドレッジ
本日三回目バザーデッキだ。
よく当たるな、バザーデッキ。
一戦目を辛くもとる。《一つの指輪》って偉大だ。
二戦目、初手でほぼ勝っている手札で、相手の手の内を1ターン潰せればと《修繕》から《トーモッドの墓所》即起動。
が、相手からは《Bazaar of Baghdad》起動のドローで、緑のカードと《活性の力》をツモられ、こちらが完全に事故りそのまま負け。
《ワームとぐろエンジン》にしておいたら違う結果だったのだろうか?
と悔やむ一面。
MTGのどっちが正しい?が難しい局面の1つだった。
三戦目、あと1ターン殴られたら負けの状況から、《逆説的な結果》連打から勝利。
第七回戦目:ルールス
相棒ルールスは一度もプレイされなかった。
一戦目、《不毛の大地》で土地を割られるも、土地ばっかり引くので事故る事なく、相手がストップしているところを《一つの指輪》や他のドローで押し切れる形に。
二戦目、細かく全ての呪文を弾かれて負け。
マナの無いところへの《呪文貫き》2枚が綺麗に刺さり、《オークの弓使い》と《ウルザの物語》のトークンに殴られて負け。
あと1マナが足りん!の状況から抜け出せず。
三戦目、相手ほぼ事故ってしまったらしいが、こちらもあまり動きの良い手札ではなくスロウスタート。
とはいえ展開力の強いこちらが押し切って勝ち。
結果
最終戦績:5勝2敗
88人中16位。
ベスト8ならず。
相性の悪い相手に負けたという話でも無かったので悔しい。
ヴィンテージに限った話ではないけれども、土地事故、一発ツモで負けてしまうのは仕方がないとはいえ、実力があまり関係ないところであるがゆえに悔しさが残る。
総じて。
《一つの指輪》強い。
これ置いたゲーム全部勝利。
これ置けなかったゲーム全部負け。
ハッキリしている。
ちなみに、
2023年の全ゲームも同じ。
EDH、ヴィンテージにおいて、《一つの指輪》を置いて負けたゲームは一戦たりともない。
いかにこのカードが強いかがよくわかる。
もちろん強く使える事が条件ではあるものの、使っていて思う。
このカードはヴィンテージ制限を食らっている《神秘の炉》より強い。
《神秘の炉》と違って《無のロッド》や《石のような静寂》で完全に沈黙するけど、やっぱり無敵時間+ドローはかなり強い。
タップだけで複数枚ドロー出来るカードってあまりにも危ないと思う。
あと、《ワームとぐろエンジン》が強い強い。
なんかこいつメインでいいんじゃないかってくらい活躍した。
《ダク・フェイデン》に奪われるとキツいし、《ドルイドの誓い》相手にも不利だけど、あまりこの2つのカードを使っているデッキがいる感じは無かった。
それと参加者88人もいれば、自分と同じデッキに当たるはずなのだが、全く当たらず。
そのわりにバザーデッキには3人も当たっている。
バザーはメタ上必ずいると思っていたが、3度も当たるとは思わなかった。
もうちょっとサイドボードに対策入れておいても良かったかも。
一番当たりたくない白単イニシアチブにだけは当たらなかったのは良かった。
余談で、
会う人会う人皆に、
「大会出るなんて珍しいですね。」
みたいな事を連チャンで言われた。
コレクターの一面が強いのはわかるけれども、店主、現役のプレイヤーぞ。
去年も一昨年もラスベガスまで行って、ヴィンテージ、オールドスクールの大会出ているくらいだし、普段もレガシーまではプレイしているんだけどな。
大会が終わったあとは友人と二人で食事とBARに行っておしまい。
久しぶりにMTG漬けの良い1日だった。
ではまた。
2024年ヴィンテージ選手権・冬 TOP8のデッキリストはこちら
(BIG MAGICさんのサイト)