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アルファ40参戦記-今年の〆 前編

記事作成日:2023/12/31 執筆:加藤英宝

今年2023年の〆として、アルファ40のイベントが大阪で開催された。

そもそもアルファ40って何?という人に簡単に説明。

アルファ40とはMTGの最初期の遊び方である。

その遊び方は非常に現代のものとは違っている。
現在その遊び方を
「古き良き時代を味わってみよう。」
という趣向から発生した、とてもとても興味深い遊び方。

アルファ40ルール
  • 開幕ライブラリーのトップ1枚をフェイクアンティとして追放
  • デッキは40枚
  • デッキはアルファ版だけで組むこと
  • 禁止カードはアンティに関するものだけ
  • 1枚制限カードはない
  • 使用可能カードはどんなカードも5枚以上入れてよい
  • 初手ドローあり
  • マリガンは無い
  • マナバーンあり

ざっとこんな感じ。

え?となりそうなルールは
「制限がない」
というところだろう。

持っていれば《Ancestral Recall》をデッキに5枚突っ込んでも良いのである。
持っていれば《Mox Sapphire》をデッキに10枚突っ込んでも良いのである。
持っていれば《Black Lotus》をデッキに15枚突っ込んでも良いのである。

しかもたった40枚のデッキで。

アルファの時代は四枚制限という言葉は無かったのだ。

最初にMTGをデザインした人達は、
「もっとゆっくりとカードセットを売るつもりだった。
デッキに大量に同名カードを突っ込んで来るというのは予想しなかった。」
という感じだったので、デッキの制限を一番最初はかけなかったのだろう。

実はそのデッキの枚数制限が無かった名残となり、またここからとあるカードが生まれたというカードがアルファから存在している。

《疫病ネズミ》である。

Plague Rats
Plague Rats/疫病ネズミ
コスト:2黒
クリーチャー ネズミ(Rat)
疫病ネズミのパワーとタフネスはそれぞれ、戦場に出ている名前が《疫病ネズミ》であるクリーチャーの数に等しい。
*/*
コモン

アルファの時代にこれが存在し、アルファの時代に制限が無かったからこそ意味のあった生物とも言える。

これが元になり、
執拗なネズミ/Relentless Rats
ネズミの群棲/Rat Colony
が生まれる事になる。

お話を戻そう。

アルファ40の最大のハードルは

「デッキはアルファ版だけで組むこと」

だ。

これのクリアは本当に難しいため、Cardshop Serraとして

「せめてUnlimited版まで認めてあげるから、ひとまずこの世界をプレイしてみて。」

という緩和されたルール、CSS(CardShop Serra)ルールを提唱。

それから、

「人生の長い時間の中で生涯をかけて1デッキを組み上げる、そんな盆栽を育てるような趣味だと思ってほしい。」

と付け加えた。

これでプレイしてくれる人がちょびっとだけ増えた。

ざっとこんだけ理解しておいてくれればアルファ40のお勉強はOK。

こんな遊び方をそれでもやってくれる人達が、このたび大阪に集まる事になった。
主催者の方から追加されたルールがひとつあった。

「基本はCSSルールに準じるが、最低でも1枚はアルファ版のカードをデッキに入れて

なるほど。
最低限の「覚悟を見せろ」という意味として解釈しても良い。
これはとても良い

例えばデッキの基本土地1枚がアルファ版、残りは全部Unlimited版だとしても構わないというわけだ。

滝登りの手始めとしては非常に良い趣向。
40枚全てをアルファにした人だけが鯉から竜になれる滝登り。

さて、何人が集まるんだろう。
前述の表現を借りるなら、どのくらいの竜がいるんだろう。

店主は主催者のNigredさんから、
「英宝さんには来て欲しい。」
と言われ、二つ返事で行く事に。

なお、
「自分がCSSルールでやったら、大会が開始する前に優勝決定では?」
と言ったら、
我々は英宝さんのホンマモンに臨みたいと思っています。」
と言われたので、アルファだけの40枚を持って行く事に。

それでも滅多な事で負けない自信はある。
身も蓋もない事を言うと、以前に動画に出た時に使ったデッキですら本気ではない。

以前よりもちょいと気合入れてみるか。

出発前にデッキをしっかり見直そうと貸金庫に。

よく考えてみたら、貸金庫内でデッキ組んでる人って普通いないなぁ。
それにしてもなんて落ち着くいい空間なんだ、貸金庫。

誰にも邪魔されず、
また盗まれる恐れもなく、
自分の最高のデッキを組むこの時間。
一人で美術品を眺めて悦に浸る人の気持ちがわかる。
(それを貸金庫でカードでやってる人は危ないヤツなんだが。)

さあ旅立ちだ。

我がデッキは
「持ち歩けるお家」
である。
これだけ聞いたらシルバニアファミリーみたいだ。

©EPOCH

  
あんまり考えていないんだけども、これ総額いくらなんだろう。

さすがにちょいと怖いのもあって、会場から最も近いホテルを手配。

今年のラストはこの続き、対戦記を書きます。

アルファ40参戦記 後編

ではまた。



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