マジックで一番高いカード

ふと、あるお客様に聞かれました。
「マジックで一番高いカードは何?」
と。

なるほど、普通のプレイヤーをしている皆様ではごく自然な疑問です。
ディープなコレクターさんともなれば、
このテの情報には精通していらっしゃる人は多いでしょう。

しかしスタンダードオンリーのプレイヤーさんから、
ヴィンテージやレガシーまでプレイされる方たちでも、
多くのカードの相場や見知らぬカードの価格までは把握しきれるものではありません。

まして、
個人で商売の真似事をするバイヤーや、
ショップを経営するディーラーですら知らない人は多いものです。
無理も無い事でしょう。

通常のカードであれば、
人気、強さともにマジックカードの王様と言うべきカードが金額も王様です。
これは言うまでもないでしょう。
多くのプレイヤーが欲してやまない、最強を謳われるカード、
Black Lotus》です。



2006年現在で白枠の《Black Lotus》で約10万円、
黒枠ともなれば20万円近い値がつくものです。
(状態の良いものは20万を軽く超えます。)
黒枠、白枠をあわせてもこの世に2万枚ほどしか存在しないと言われています。

しかし、これを優に超えてしまうカードはこの世の中にはあるのです。
強さではない別のもので。

それはもう1つしかありません。
希少価値です。

「この世に何枚存在しているか?」

だけを鍵とするだけの品です。
裏切り者の都/City of Traitors》-FOIL
Summer Magic:《セラの天使/Serra Angel
Summer Magic:《ハリケーン/Hurricane》(通称ブルーハリケーン)
Summer Magic:デュアルランド各種全て
Summer Magic:《Sol Ring
Summer Magic:《Serendib Efreet
Summer Magic:《Demonic Tutor
Summer Magic:《神の怒り/Wrath of God


Summer Magicばかりです。
この中で現在値段がわからないでもないものは、
Summer Magic:《セラの天使》ですが、これが$4000ほどです。
ドルだとピンと来ない人が多いかもしれません。

$1=¥115として計算して、46万円になります。
状態のいい黒枠の《Black Lotus》2枚とトレード出来ます。
(する人も出来る人も普通いないと思いますが。)

これ以外のものは、市場価値はこのぐらいだ、と言い切る事が出来ません。
おそらく上記のSummer Magicカードの中で、
一番安いものは《Sol Ring》か《Demonic Tutor》か《神の怒り》ではないでしょうか。

余談ではありますが、
このSummer Magic:《セラの天使》は私も所有しています。
この世にある何分の一に値するのかがわからないところですが。

Summer Magicカードというものは、
アンコモンでこの世に50枚あるかどうか、
レアにいたっては間違えば0、あっても4枚と言われる量で、
その中の人気カードともなるととてつもない高額がついてしまうのです。

詳しく知りたい方は当HPのこらむ:「 Summerマジック 」を参照してください。

これ以外にも《Black Lotus》を超えるカードがあります。

《Splendid Genesis》
《Fraternal Exaltation》


の2枚です。

2枚ともマジックの生みの親である、
リチャードガーフィールド氏に子供が生まれた時に記念して作られたカードです。
どちらもガーフィールド氏の知り合い達にのみ配られたそうですが、
たまにだけ市場に出てくる事があります。

そして相場も何もこの世のどこにあるのかさえわからないカードが2種。

《1996World Champion》
《Shichifukujin Dragon》

《1996World Champion》は1996年の世界選手権王者トム・チャンフェンが手に入れたものですが、
このトム・チャンフェンさん、既にマジックを引退していらっしゃると聞きました。
しかもこのカードを手放してしまったそうです。
果たして誰の手に渡ったものでしょうか。

《Shichifukujin Dragon》は過去、
渋谷のDCIトーナメントセンターに飾ってあったのですが、
DCIトーナメントセンターがなくなったあと、どうなってしまったのか筆者は知りません。
もし知っている人がいましたら教えて欲しいものです。
(間違って私に売ってくれるなどと言ったら喜んで買います。)

Shichifukujin Dragonはこの世に何枚あるか全く持って不明です。
2つのカードの効果は、

《1996 World Champion》
コスト:白青黒赤緑
伝説のクリーチャー
1996 World Championが場に出るに際し、対戦相手1人を対象とする。
1996 World Championは呪文や能力の対象にならない。
1996 World Championのパワーとタフネスはそれぞれ、選ばれたプレイヤーの総ライフに等しい。
あなたの手札を捨てる:
あなたのライブラリーから名前が《1996 World Champion》であるカードを1枚探し、
そのカードを公開する。あなたのライブラリーを切り直し、その上に1996 World Championを置く。
この能力はあなたのアップキープの開始時にしかプレイできず、
1996 World Championがあなたのライブラリーの中にある場合にしかプレイできない。
*/*
エキスパンション:?
イラスト:Christopher Rush


《Shichifukujin Dragon》
コスト:
クリーチャー ドラゴン
Shichifukujin Dragonはその上に+1/+1カウンターが7個置かれた状態で場に出る。
赤赤赤,Shichifukujin Dragonから+1/+1カウンターを2個取り除く:
ターン終了時に、Shichifukujin Dragonの上に+1/+1カウンターを3個置く。
この能力は、あなたが ソーサリーをプレイできるときにしかプレイできない。
0/0
エキスパンション:?
イラスト:Christopher Rush

軽く紹介するとこのようなカードが出てきますが、
この中での価格のベスト3を挙げるとすれば、

《Splendid Genesis》
《Fraternal Exaltation》
Summer Magic:《Hurricane》(通称ブルーハリケーン)

の3種になるでしょう。
《1996World Champion》と《Shichifukujin Dragon》は、
市場に出回らないため値段がつきません。

仮に《1996World Champion》や《Shichifukujin Dragon》が市場に一度でも出るとすれば、
この3種を超える事は間違い無いでしょう。
この3種はどれも最高値では50万を軽く超えて取引された事のあるカードです。
この3種を超えられる、もしくは匹敵する品があるとすれば、

β版《Black Lotus》-PSA10

ではないかと思います。
これまたこの世に何枚存在するかわからない代物です。
筆者もMagicにたずさわって長い時間が経っていますが、

まだまだ目にしたことの無い品は沢山あります。
欲しいカードも沢山あります。
そのうちの一部はまず手に入らないであろう品ばかりです。

下記はそんな欲しいカードの一部です。

《Splendid Genesis》
《Fraternal Exaltation》
《1996World Champion》
《Shichifukujin Dragon》

以外では、

Rare Island—-Middle Age
Necronomicon—-Middle Age
Time Walk》 原画
Ancient Gold—-????
Frost Dragon—-????
PSA10-《Black Lotus》(β)
PSA10-《Time Walk》(β)
Amnesia》 原画
Triskelion》 原画(AQ版)

Rare Island、Necronomicon、Ancient Gold、Frost Dragon、
の4種は知らない人が多いかもしれません。

Rare Islandは
伝説の土地
T:あなたのマナプールに青青を加える。

強さとしてはむちゃくちゃです。
Rare MountainやRare Forestなどの存在はありません。
何故か島だけが存在します。

Necronomiconは
コスト:4
アーティファクト
黒黒黒:あなたの墓地にあるゾンビかスケルトンを対象とし、それを場に出す。

大して強くもないカードなのですが、
ファンタジーが好きな人にはたまらない魅力の1枚です。
とある神話に出てくる魔道書の名と同じなのですから。
この2枚は幻のエキスパンションと言われるミドルエイジに入っています。

Ancient Goldは
コスト:0
アーティファクト
T:あなたのマナプールに1を加える。

これだけです。
無色のMoxという感じでしょうか。
画像を見たことがあるだけでよくわからないカードでした。

Frost Dragonは絵の綺麗なドラゴンの絵ですが、
効果を忘れてしまいました。
これも画像を見たことがあるだけの謎のカードです。

どれも入手が難しそうです。
いつか自分の手に入ってくる事を望むカードたちです。
これらを入手するまで(入手しても)マジックに飽きる事は無いでしょう。

ではまた。