ある日のShivan Dragon

私はMagic The Gatheringというゲームの、
Shivan Dragon Cupという大会にたずさわっている。
スタンダードからリミテッド、レガシー、ヴィンテージにいたるまで、
幅広くのレギュレーションをサポートしている。

大会の名の由来はいたって単純で、
「大会を開き始めた頃に、
優勝賞品がオーバーサイズの《シヴ山のドラゴン/Shivan Dragon》だった。」
というだけである。

一時期オーバーサイズの《Shivan Dragon》が入手出来ず、
大会の優勝賞品はさまざまなものになったが、
現在はオーバーサイズの《Shivan Dragon》を出す事が出来ている。
一度だけ「αの《Shivan Dragon》を大会賞品にしてみたいなぁ。」などと考え、
αの《Shivan Dragon》の値段を見て涙を流した事がある。
(2006年7月現在でαのNMの《Shivan Dragon》は20000円近い。)

世界中のMTG大会は開催されてはなんらかの理由で継続できなかったり、
主催者が就職や転勤で大会主催をやめてしまう事も少なくない中、
7年以上も継続出来ている大会は珍しいと言われる。
気がつけば・・・くらいにしか思ってはいなかったが、
その気がつけばで、販売代理店はホビージャパンからタカラに変わってしまい、
そのタカラも今はタカラトミーである。
べつに私はなんらかの理由でやめてしまった大会主催者や、
日本のMagic The Gatheringのお膝元であったホビージャパンや、
現在それを担うタカラトミーを否定するわけではない。
人には人の、企業には企業の理由がある。

私の長い付き合いの友人が言った事がある。
「好きでいる事も才能のうちだよ。
継続出来る事はそれそのものが才能みたいなものだ。」
と。
私自身にとってMTGを好きでいることは特技であったのかもしれない。
大好きなものだからこそ長く続けられているのは事実だ。
大会も昔に比べると人数は減ったものの、
私にとっては大会は非常に楽しい。
人が少なかろうと多かろうと、
同じ趣味を持つ人間と会い、楽しむ時間を共有できるのだ。
世の中には私の事なんぞ大嫌いだと言う人もいるが、
それでも慕ってくれる人もいる。
私自身もこんな欠点だらけの人間のどこを気に入ってくれるのだろうか?
と思わなくも無いのだが、
私はその数少ない慕ってくれる人たちや、
色々な言葉をかけてくださるお客様をとても大事にしている。
無論、今後も大事にしていく気持ちは変わらない。

大会人数がヒトケタになってしまおうと、
好きな人がいてくれる限り、大会も継続しようと思っている。
名前もずっと《Shivan Dragon》のままで。
Shivan Dragon》、好きなカードのわりにデッキにはほとんど入れた事さえ無い。

そういえばいつものようにカードの説明を入れるのを忘れていた。
今更説明不要な感じもしなくも無いほどのカードだが、一応書いておこう。



Shivan Dragon/シヴ山のドラゴン
コスト:4赤赤
クリーチャータイプ ドラゴン
飛行
赤:ターン終了時まで+1/+0。
5/5
レア

決して弱くないイキモノなのだが。
このドラゴンや《セラの天使/Serra Angel》は、
大昔、マジックの顔と呼べるほどのカードだったのだが、
大会で誰かが場に出しているところを最近では滅多に見かけない。

少なくともこの2年間は見ていない。
私にとって、大会名や店名のわりには寂しい限りだ。
さて、そんな《Shivan Dragon》、
過去にこんな事があった。

タカラのホームページにて、
「今月の大会」のページがあるのだが、
ここでウチの大会名が

「Hivan Dragon」

になっていた。
え?
Hivan?ヒヴァン?
非番?
「非番ドラゴン」・・・。
お休みですか、ドラゴン様。
いつのまにかお休みになられていたとはつゆ知らず。
まさか非番とは。
有給休暇をお取りになられたのでしょうか。
攻撃にもブロックにも参加してくれなそうなお名前です。

フレーバーテキストにも
「今日は休みなんだよ」
なんて書いてあるのでしょうか。
素晴らしい間違いに大爆笑させていただいたものです。
Sが1つ抜けただけでお休みになられました。

しかしこれだけでは飽き足らず、
最近友人がDCIのレーティングポイントを調べたところ、
彼が出場したウチの大会名の一部が、

「Shiran Dragon」

になっていた。
ん?
んん?
そうですかそうですか、「知らんドラゴン」ですか。
私も知りません、そんなドラゴン様。
そんな未知のドラゴンだったとはつゆ知らず。
まさか知らんとは。
これまた攻撃にもブロックにも参加してくれなそうなお名前です。

フレーバーテキストにも
「俺も知らねえよ」
なんて書いてあるのでしょうか。
vがrになっただけで誰も知らない状態になられました。

がんばれ、《Shivan Dragon》。

君は愛されている。
愛されていなければこんな間違いは起きない!
そうだ、そうに違いない。

次は誰がどんな間違いを犯すか楽しみになってきたぜ・・・ククク・・・。

ではまた。




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