東海道Vintage2・1st参戦記
東海道Vintage2・1st参戦記。
今年で2度目の東海道Vintage。
1stは東京。
前回の緑萌杯の時のデッキを少々変更し、
東海道Vintage1stステージに挑む事に。
ハッキリ言ってしまえば、
メインは
3《強迫/Duress》
を
3《ザンティッドの大群/Xantid Swarm》にしただけ。
んでサイドボードを
3《残響する真実/Echoing Truth》
3《魔力流出/Energy Flux》
3《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》
3《強迫/Duress》
1《天才のひらめき/Stroke of Genius》
1《もみ消し/Stifle》
1《Pyrokinesis》
に変更。
《狡猾な願い/Cunning Wish》から《Pyrokinesis》持ってきて、
《ゴブリンの太守スクイー/Squee, Goblin Nabob》でもリムーブして撃つなどと考えてみただけ。
結果から先に言えば、《暗黒破/Darkblast》のが強かった。
さらに言えば《魔力流出/Energy Flux》なんて無視してしまえば良かった。
今回はスイスドロー6回戦からベスト8選出後、シングル戦。
最初の6回戦が予選のようなものだ。
ここでベスト8に入れないようではあかんというわけである。
第1回戦、第2回戦をなんとかとるも、
第3回戦目にして珍しくコケる。
サイドインしたカードや《もみ消し/Stifle》を全く引けず、
相手に《トーモッドの墓所》と《次元の狭間/Planar Void》を置かれて殺される。
もう負けは許されない。
第4回戦、第5回戦はからくも勝利して、
第6回戦目でID(インテンショナルドロー:合意による引き分け)でベスト8入り。
(予選5位通過)
9位、10位には静岡勢が並び、二人ともOP差でベスト8入り出来なかった。
非常に残念。
この会場にDragonデッキは自分一人のようだ。
そのわりに誰もが《トーモッドの墓所》や《地の封印/Ground Seal》など、
なんらかの墓地対策カードを投入してきている。
他のデッキも墓地を使う事が多いだけに当然と言えば当然だが、
それのおかげもあって楽に勝たせてはもらえない。
一手ミスで即死コースのデュエルばかりだ。
スタンダードは比較的悠長な戦いだが、
ヴィンテージはここだけはシビアになる事が多い。
この緊張感が一番勝負を楽しめる瞬間でもあるだけに、
ヴィンテージの面白味や刺激はここにあると言っても過言ではない。
実際に第3回戦目の敗北をミスというのかどうかは難しいが、
1ターン目に
島→《Ancestral Recall》で負けてしまったのだ。
《Bazaar of Baghdad》→起動だった場合は1ターンキルに成功していた。
まさか《Bazaar of Baghdad》を置いたほうが正解だったとは予想だにしなかった。
先攻である以上は1ターンキルに賭けるべきだったのだろうか。
しかしキーカードである《世界喰らいのドラゴン/Worldgorger Dragon》と《Black Lotus》両方がライブラリのトップとは想像しがたい。
あまりに厳しい敗北だったとも言える。
決勝シングル1回戦目(7回戦目):青赤Fish
《もみ消し》や《Force of Will》に気をつければ、
さほど怖くは無い相手ではあるが、
意外なほどに《トゲ尾の雛/Spiketail Hatchling》が邪魔になる。
1デュエル目をうまくとり、
2デュエル目へ。
実はあまりサイドインするものがない相手。
それこそ《暗黒破》でも入れておけばよかった思った瞬間ではあるが。
2デュエル目いつまでたっても何も引けない状態が続き、
残り1ターン相手に渡れば殴り殺されるところで、
ダメ元で《動く死体/Animate Dead》をプレイ。
相手が《行き詰まり/Standstill》でカードを3枚引くも、カウンターを引かず、
無事コンボを決めて勝利。
決勝シングル2回戦目(8回戦目):Eternal Oath
名古屋名物Eternal Oath。
この言葉だけで誰と当たったかわかる人にはわかるであろう。
1ターン目に《Bazaar of Baghdad》起動して、
《世界喰らいのドラゴン》と《ラクァタス大使/Ambassador Laquatus》を墓地に置いて、
さぁ次のターンに決まりかねないぞ!と言わんばかりの状況を作ったら、
相手が「《ガイアの祝福/Gaea’s Blessing》撃ちます。その墓地のカード全部ライブラリ入れてください。」
むむ・・・《世界喰らいのドラゴン》がライブラリに戻ってしまった・・・。
事実、相手がそうしなければこちらは決めていたのだが。
なかなか珍しい事をされたなぁと思いつつも、
1デュエル目は相手が《ドルイドの誓い/Oath of Druids》を置いてタップアウトしたところで、
こちらがDragonコンボを決めて勝利。
2デュエル目はタップアウトはしていなかったが、
同じく《ドルイドの誓い》を置いた次のこちらのターンで勝利。
Eternal Oathはサイドボードを《生ける願い/Living Wish》用にサイドボード構築するので、
どうしてもサイドインのためのカードが削られてしまう。
そのため墓地消し系のカードが少なく、あまり労せずに勝利できた。
決勝戦(9回戦目):黒白
まずいきなり1ターンキル。
その後、2デュエル目に入るが、
相手は《次元の狭間》、《トーモッドの墓所》をサイドから1枚ずつにもかかわらず、
何故か両方引かれる。
対するこちらが《残響する真実》や《もみ消し》を全く引かず、
何も出来ないまま殴り殺される。
3デュエル目も同様。
どうしてサイド1枚のカードが1ターン目に必ず引けてるんだろうなぁ。
最終戦績:6勝2敗1分順位:準優勝。
準優勝の賞品として《Sol Ring》のFoilをいただいた。
コレクションの1つとして欲しかったカードなだけに、
非常に嬉しい逸品である。
年末ヴィンテージ、緑萌杯、そして今回といい、
ヴィンテージは準優勝ばかり。
あと一歩のところでコケるのはいつもの事ではあるが。
時々、自分のデュエルを見ていてくださるギャラリーにも申し訳ないような、
何も出来ないデュエルをお見せしてしまう自分が少々悲しい。
やはり人に見ていただけるというのは、それだけでも光栄な事で、
可能ならば見ている方々に「見せられる」戦いをしたいと思う。
自分としての反省点は、
サイドに1枚は《枯渇/Mana Short》や《暗黒破》をつんでおくべきだった事だろうか。
《残響する真実》は4枚にしても良かったほどに引けなかった。
会場内は赤が比較的多い事、それと、
いつも仲間にしない《ダークスティールの巨像/Darksteel Colossus》
が随分と活躍していた。
《修繕/Tinker》から持ってくるタイプのデッキの多い事多い事。
ベスト8にも二人食い込んでいる。
2回殴れれば人が死ぬうえに、
倒す方法も限られているだけにわからないでもないが。
なに?そろそろ仲間にしてみたらどうかって?
断固断る。
ではまた。