MTG のシングル通販・買取ならカードショップ セラ3,000円以上は送料無料!

コレクター道22

記事作成日:2022/10/05 執筆:加藤英宝

ツイッター質問箱でこのような質問をいただいた。

———————
店主様

いつも面白いこらむを掲載していただきありがとうございます。
「これだけは持っとけ!」のこらむだったり、オールドスクールやα40など、
見ているだけでMTGの世界の広さと深さを感じられてとても楽しいです。

店主様が出演されていた動画などを見ていて、
店主様って…コレクターさんとしてどんなものから集めていって、
原画まで手にするようになったのだろうかなんて気になっていました。

私もカード集めをしていますけど、
性格上どうしても一つジャンルを徹底的になんて思ってしまうタイプなもので、
これが沼か…とお財布へのダメージを受けながら肌で感じています 笑

楽しそうにMTGのコレクションを広げる姿を見て、
こんな風にカードと触れ合っていきたいなと感じている店主様ファンの一人より。

———————

とても嬉しいメッセージ。

さて、どんなコレクションから原画まで手にするようになったか?というお話。

今更な気もするけれども、
このお話はセラの天使/Serra Angel無くしては語れない。

MTGを始めた最初のパックの中にいた《セラの天使》。
どうしてなのかわからないが、
最初のMTGデビュー1年目で今で言う「無限回収」というやつを始めた。
先に言っておくが、
店主はこれでも競技プレイヤーだ。
今でこそGPなどの大きな大会には出ないものの、
現役でレガシー、ヴィンテージのデッキは組むし、時々大会にも出ている。
MTGを始めた頃からそれは変わらないし、
並行してコレクターもやっているだけだ。
そのどちらも最初からだったという事。

コレクターもプレイヤーもやるっていうのは多分よっぽどMTGが好きになったんだろう。
そして1年目で思った。
「最低でも静岡県で一番強くなってやる。」
あと、
「静岡県内でセラの天使と言ったら自分だと知らしめる。」
というわけのわからん目標を持っていた。
バカだ。
最初からこんな事考えてるあたり相当なバカだ。
MTGバカだ。
普通こんな事考えない。

こうして始まったコレクションとプレイヤーの兼業。
プレイヤーとしては思ったより順調に進んだほうだとは思う。
コレクターとしてはその当時、この世界には怪物が沢山いた。
セラの天使》だけに限定すると枚数で負ける事は一切無かったが、
集めている人は結構いっぱいいた。
さすがは《セラの天使》という他はない。

MTGの象徴と言えば《Black Lotus》。
MTGのキャラクターの象徴と言えば《セラの天使》。

これは店主がMTGを始めた頃から既に確立されていた。
それほどに人気があった。
で、
MTGバカなので、
競技を諦めず、セラの天使のコレクションも諦めず、
古いカードコレクションもやっていた。
それでいてコンプリートを作ろうとしたり、
Foilを集めてみたり、
未開封品を集めてみたり。

ちなみに未開封品を集めた理由は

「俺がクソジジイって言われるくらいの年齢になった時、
昔のパックで友達とドラフトやりたい!」

という理由だった。
とはいえ、
今、仮にインベイジョン・ブロックのパックでドラフトやるだけでも、
結構な金額のパック代になっている気がする。
あの当時は1回3パック1000円でやれたドラフトだったんだけどなぁ。

質問にあるように
「どんなコレクションを?」
と言われると、
今も含めて「やたらめったら」としか言いようがない。

以前にTwitterのハッシュタグで

「#たぶん私しかやってない」

というのがあって、

「ヴィンテージ
レガシー
EDH
オールドスクール
α40
を全部ガチでやりながら、
エラー、無限回収、原画、FOIL、未開封、PSA等の
思いつく限りのコレクションをしつつ、
オーバーサイズデッキ構築をやり、
定期的にMTG記事を書く。
それとショップ経営。」

と回答した事があった。
ここまでやってる人、たぶん本当にいない。
ついでに書くと、
Twitterに書いたこれは文字数制限でここで止めたのであって、
もうちょっとへんてこにコレクションをしていたりする。

色々なコレクションをしていると当然色々な知識が手に入る。
セラの天使だけでも9言語、白枠があったり無かったり、
サイン入りだったり、アーティストプルーフだったり。
ついでに言うとセラの天使はスペイン語版が面白くて、
絵が《時の精霊/Time Elemental》になっているものがある。
(通称:セラメンタル)


カード博物館 せらめんたる。-エラーカード-

これを探すのも当時はとても大変だった。
こういうコレクションをしていて知り合ったのがMTGのコレクターの師匠、ミューさんだ。
ミューさんも《セラの天使》好きだったのは知っていた。
最終的にそのミューさんのコレクションは店主が引き継ぐ事になるのだが、
そのクォリティの高さは引き取った自分が驚く程だった。
あの人、変態だよ変態(褒め言葉)。

このミューさん経由でいくつもの《セラの天使》を買った。
どの言語かは忘れたけど他言語のどれかはミューさんから買った。
ちなみに当時は渋谷にあったDCIトーナメントセンターには他言語の第四版が売っている事があったので、
それを
「《セラの天使》を引くまで買い続けた」
事もある。
そして、当時はカードショップ等でのトレードも結構盛んだったので、
どこかしらで誰かとトレードをするたびに、
「《セラの天使》ありますか?」
と聞いて回っていた。
「無いなぁ。家にならあるんだけどなぁ。」
と言われたら、
「次に会う時に持ってきて下さい。」
とまで言うおばかちゃんだった。
地元静岡県では、
「もう静岡県東部の《セラの天使》はお前が狩り尽くしただろ。」
と言われる事もしばしば。

こんな風にコレクターとして活動していた中で、
海外のショップの人とも知り合う事があった。
原画はその海外のショップさん経由で入手した。


セラの天使》Douglas版
セラの天使》Rebecca版

どちらも同じショップから買う事が出来た。
でも、
そのショップは別に原画を取り扱っていたわけではない。
店主が《セラの天使》のコレクションをしているのを知り、
両方の画家にコンタクトを取って入手してくれたんだろう。

このショップにはかなりお世話になった。
自分が持っているコレクションの中でも珠玉と呼べるものは、
このショップあってこそだった。
今はもう無くなってしまったが。
PSAに出会うきっかけをくれたのもこのショップだった。

この2つの《セラの天使》はそれなり早い段階で入手出来た。
この時期付近には
「日本国内にグルランドの原画は全てある。」
という情報を既に持っていたのを覚えているので、
たぶん2000年代初期。
グルランドの配布時期は
1999年7月から2001年2月くらいで、
それよりもう少し後にグルランドの原画は日本に入っているはず。

この頃はこの原画を自分が手にする日が来るなんて考えもしなかった。
ただ、「いいなぁ。」と思うだけの状態だった。

とりあえずザックリと原画入手までのルートはこんな感じ。
ただ、
お話としてはちょっと別にもう1つ。

プレイヤーとして。

自分はプレイヤーとしては異質な生物だったんじゃないかなと思う。
MTGを始めた最初の頃から、
スタンダードからそうでない遊び方まで何でもやった。
(その当時ならType1、Type1.5、エクステンデッド、リミテッド等)
負けても構わないからやった。
とにかく上を目指そうと思っていた。
だから、

「どんなデッキでも組める人になる。」
「どんなデッキでも使いこなせる。」

が目標になっていた。

「どんなデッキでも組める人になる。」
「どんなデッキでも使いこなせる。」

これこそが最高の魔法使いじゃないか?
と思ってMTGに全力だった。
強くて、賢くて、どんな魔法でも使える奴こそ最高だと信じて疑わなかった。

GPで優勝、世界選手権で優勝、そういった事も目指したし、
そういう中でこのありとあらゆる事が出来る状態を目指した。

MTGというやつはとても大変な存在だ。
Tier1のデッキを1つや2つ使いこなせるからと言って最強にもなれない。
環境は移り行くものだし、
カードも種類が増えて、ものによっては入手難度が高い。
「ありとあらゆる事が出来る状態。」
というのは全くもって現実的ではない程に難しい。

自分も「ある程度のデッキならもう余裕じゃない?」なんて思っていたら、
世界にはアルファ40という想像を絶する遊び方が待っていた。
これを十全に組むってのはとても難しい。

この目標を諦めないからカード集めはやめられない。
自分の人生はもうMTGをやっていない時期より、
MTGと付き合った時期の方が上になった。
それだけやっても飽きない。
まだやりたい事が沢山ある。
使ってみたいカードが沢山ある。
出来る事なら残りの人生の時間を全部MTGのデッキ作成とプレイに費やせないか?
なんて思うくらいにMTGの事ばかり考えている。
人としては失格なんじゃないかと思うくらいだ。

こういう思考の根本はこのありとあらゆる事が出来る状態を目指した事。
それがカードここまで自分に集めさせる理由にもなった。

「ありとあらゆる事が出来る状態を目標というのは、
やろうと思ったら昔のパックでドラフトが出来る事もその中に入るだろ!」

などと思うからパックをコレクションしてしまうのだ。

以上、
こんな感じで店主はコレクション人生を歩んでおりまする。

というわけでこれを読んでいる誰か、
店主がクソジジイになった頃に一緒にドラフトやろう、ドラフト。

「ちょっと、そんな貴重なパックでドラフトやるの?!」

って人に言われそうなパックでドラフトやろう。
それだけのパック代払える&それでもやりたいという剛気な人募集。
それまでに色んなパックもこれからも集め続けよう。

誰かアラビアンナイトのボックスを!
いや、さすがに今の金額じゃ買えそうも無いか・・・。

ではまた。



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

PageTop