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EDH面白カード紹介 マルチカラー編

記事作成日:2022/08/16 執筆:加藤英宝

みなさん、こんにちは。ウィンターです。
前回のアーティファクト編が好評だったようでして、続きを書くことになりました。
呼んでいただいたみなさま、ありがとうございます!

今回はマルチカラー編になります。
ジェネラルの色と合わないと中々採用出来ないカードですが、
複数の色の特徴を持つ分、強力なカードが多いです。

◆初めに紹介するのは《Fire Covenant》です。


Fire Covenant
コスト:1黒赤
インスタント
この呪文を唱えるための追加コストとして、X点のライフを支払う。
好きな数のクリーチャーを対象とする。Fire CovenantはそれらにX点のダメージをあなたが望むように割り振って与える。

「アイスエイジ」に収録されているインスタントでコストで払ったライフの分だけダメージをクリーチャーに割り振ります。
ちなみに表記通りではありますが、日本語版が存在しないカードです。
直近では「Secret Lair」シリーズにも収録されましたが、こちらは英語のみなのでいまだにカード名に日本語訳がありません。
似たような役割のカードに《毒の濁流》があります。

毒の濁流/Toxic Deluge
コスト:2黒
ソーサリー
この呪文を唱えるための追加コストとしてライフをX点支払う。
ターン終了時まで、すべてのクリーチャーは-X/-Xの修整を受ける。

こちらも払ったライフの分だけクリーチャーにマイナス修正を与えることが出来ます。
この2枚を比較した場合、以下のようになります。

毒の濁流》より《Fire Covenant》が勝る点
・インスタントなので相手のターンでも唱えることができ、取り回しがしやすい。
・自分のクリーチャーを巻き込まないので自身の盤面の維持が可能。
・ダメージを与えるので、ダメージを必要とするカードとコンボが可能。(例:《ぬいぐるみ人形/Stuffy Doll》)
・任意の対象を選ぶことが出来るので、残すクリーチャーを作ることが出来る。

毒の濁流》より《Fire Covenant》が劣る点
・大量のクリーチャーをまとめて除去しようとした場合、《毒の濁流》より大量のライフが必要。
・ダメージなので破壊不能のクリーチャーを除去出来ない。
・対象を取るので呪禁や被覆のクリーチャーも除去できない。
・色が2色になっているので採用できるデッキが減り、マナ拘束も《毒の濁流》より大きい。

このような違いがあります。
赤黒を採用できるデッキであれば2枚目以降の《毒の濁流》という立ち位置だと思います。
しかし自分のクリーチャー、何よりジェネラルを残して除去が出来るのは《Fire Covenant》の強みだと思っています。
直近のジェネラルでは《殺戮の王、ベハル》との嚙み合いが抜群です。

殺戮の王、ベハル/Bhaal, Lord of Murder
コスト:2黒赤緑
伝説のクリーチャー — 神(God)
あなたのライフ総量があなたの初期ライフ総量の半分以下であるかぎり、殺戮の王、ベハルは破壊不能を持つ。
あなたがコントロールしていてトークンでもこれでもないクリーチャー1体が死亡するたび、クリーチャー1体を対象とする。
それの上に+1/+1カウンター1個を置き、それを使嗾する。

4/4

毒の濁流》では《殺戮の王、ベハル》が残るようにライフを払うことしか出来ませんが、《Fire Covenant》なら気にせずライフを払うことが可能です。
ライフの半分にして破壊不能の条件を満たしながら、周りの残したクリーチャーに大量のカウンターを乗せて押し切りましょう。

◆次に紹介するのは《断割》です。

断割/Fracture
コスト:白黒
インスタント
アーティファクト1つかエンチャント1つかプレインズウォーカー1体を対象とする。それを破壊する。

プレインズウォーカーも破壊出来る《解呪/Disenchant》です。
僕はよく《凄い解呪》といいながらこの呪文を使っています。

単純に腐りづらいというのもありますが、ここ数年は強力なプレインズウォーカーも増えていますので対応策は増やしておきたいです。
とくにEDHでよく使われる《王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crowns》や《大いなる創造者、カーン/Karn, the Great Creator》に触りやすくなります。

王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crowns
コスト:1緑青
伝説のプレインズウォーカー — オーコ(Oko)
[+2]:食物(Food)トークンを1つ生成する。
(それは「(2),(T),このアーティファクトを生け贄に捧げる:あなたは3点のライフを得る。」を持つアーティファクトである。)
[+1]:アーティファクト1つかクリーチャー1体を対象とする。
それは能力をすべて失い、基本のパワーとタフネスが3/3の緑の大鹿(Elk)クリーチャーになる。
[-5]:あなたがコントロールしているアーティファクト1つかクリーチャー1体と、
対戦相手がコントロールしていてパワーが3以下のクリーチャー1体を対象とし、それらのコントロールを交換する。

大いなる創造者、カーン/Karn, the Great Creator
コスト:4
伝説のプレインズウォーカー — カーン(Karn)
対戦相手がコントロールしているアーティファクトの起動型能力は起動できない。
[+1]:クリーチャーでないアーティファクト最大1つを対象とする。
あなたの次のターンまで、それはパワーとタフネスがそれぞれそれのマナ総量に等しいアーティファクト・クリーチャーになる。
[-2]:あなたは、ゲームの外部からあなたがオーナーであるアーティファクト・カード1枚を公開するか、
追放領域にあるあなたがオーナーである表向きのアーティファクト・カード1枚を選んでもよい。
そのカードをあなたの手札に加える。

上記の2枚は初期忠誠度が高く、EDHでも盤面に残りやすいプレインズウォーカーです。
自身の能力で戦場に与える影響も大きく、戦闘で倒すのも難しいです。
そんな時にインスタントやソーサリーで対応したいのですが、置物対策の枠で対策できるのは非常に優秀です。

特に2色以上のデッキでは、採用可能なカードの枚数も増えますので枠との兼ね合いが大きくなります。
どうしても採用したいカードがあるときに、《断割》のような複数の役割を兼ねることが出来るカードの存在は大きいです。
白黒が絡むデッキで採用しておくだけで、デッキのスロットを調整しやすくなります。

特に赤白黒はジェネラルへの依存度が非常に高いデッキになりがちなので枠の削減は非常に重要です。
対策カード枠のスロットを圧縮できることカードの採用を検討してみてはいかがでしょうか。

◆次に紹介するのは《僻境への脱出》です。

僻境への脱出/Escape to the Wilds
コスト:3赤緑
ソーサリー
あなたのライブラリーの一番上からカードを5枚追放する。
次のあなたのターンの終了時まで、あなたはこれにより追放されたカードをプレイしてもよい。
このターン、あなたは追加で土地を1つプレイしてもよい。

赤と緑が入るデッキなら迷わず採用してもいいくらいの便利なカードです。
実質的な5枚ドローと追加の土地セットの権利が獲得できます。
SerraさんのEDHデッキ、《創造の座、オムナス》でもおなじみですね。

創造の座、オムナス/Omnath, Locus of Creation
コスト:赤緑白青
伝説のクリーチャー エレメンタル(Elemental)
創造の座、オムナスが戦場に出たとき、カードを1枚引く。
上陸 ― 土地が1つあなたのコントロール下で戦場に出るたび、
このターンで初めてこの能力が解決されるなら、あなたは4点のライフを得る。
2度目なら、(赤)(緑)(白)(青)を加える。
3度目なら、創造の座、オムナスは各対戦相手とあなたがコントロールしていない各プレインズウォーカーに、
それぞれ4点のダメージを与える。
4/4

スタンダードで禁止に指定されたことのあるこのカードですが、EDHでももちろん強力です。
この手の「追放したカードを使うことが出来るようにするカード」は大抵唱えたターンの終了時までですが、
このカードは次の自分のターンの終了時まで使用可能です。
つまりEDHで考えると、4人対戦なら発動ターンを含めて5ターン使用可能です。
よほど重量級の呪文が追放されない限りはほとんどのカードを使い切ることが出来ます。

更に追放されたカードに土地が含まれていた場合それもプレイが可能です。
発動ターンに追加で土地のセットも出来るので、土地のセットを一枚もしていないなら3枚土地が追放されていても問題ありません。
他の追加土地セットのカードと組み合わせても相性が良いです。

赤緑とは思えないほどのアドバンテージが獲得できるので、採用できるデッキであればとりあえずデッキに入れていいと思います。
余談ですが、以前にSerraさんの《創造の座、オムナス》EDHで《レンと六番/Wrenn and Six》の紋章を使って
僻境への脱出》を使いまわされたことがあります。
圧倒的なアドバンテージ量でそのまま敗北しました・・・。
このケースはオーバーキルではありますが、一度使うと病みつきになる強さがあるのは確かです。
一度試してみてはいかがでしょうか。

◆次に紹介するのは《前駆ミミック》です。

前駆ミミック/Progenitor Mimic
コスト:4緑青
クリーチャー — 多相の戦士(Shapeshifter)
あなたは前駆ミミックを、これが
「あなたのアップキープの開始時に、このクリーチャーがトークンでない場合、このクリーチャーのコピーであるトークン1体を生成する。」
を持つことを除き、戦場に出ているクリーチャー1体のコピーとして戦場に出してもよい。
0/0

変則的な《クローン/Clone》系統カードの1枚です。
若干ややこしいテキストをしていますが、端的に説明するとコピーしたクリーチャーを増やし続けるクローン/Clone》です。
6マナと重いカードではありますが、一度残ってしまうとゲームエンド級の性能があります。
分かりやすい組み合わせとしては《永遠の証人》と追加ターンの組み合わせです。

永遠の証人/Eternal Witness
コスト:1緑緑
クリーチャー — 人間(Human) シャーマン(Shaman)
永遠の証人が戦場に出たとき、あなたの墓地にあるカード1枚を対象とする。あなたはそれをあなたの手札に戻してもよい。
2/1

前駆ミミック》が《永遠の証人》になることで毎ターン自分のアップキープに《永遠の証人》トークンが生成されます。
つまり毎ターン0マナで墓地にあるカードを1枚なんでも回収可能になります。
ここに追加ターン呪文が組み合わさることでお手軽無限ターンになります。
色が青と緑という組み合わせなのでマナも手札も伸ばしやすく決めやすいコンボです。

基本スペックは《クローン》なので相手の強いクリーチャーになることも可能です。
出た時能力が強力なクリーチャーに化けることが出来たら、自分のターンになるたびに増やす続けることが出来ます。
6マナという重さにふさわしい暴れっぷりを見せると思います。
最近収録されたカードでは「ダブルマスターズ2022」で再録された《精霊の魂、アニマー》のデッキは相性が良いと思います。

精霊の魂、アニマー/Animar, Soul of Elements
コスト:緑青赤
伝説のクリーチャー — エレメンタル(Elemental)
プロテクション(白)、プロテクション(黒)
あなたがクリーチャー呪文を1つ唱えるたび、精霊の魂、アニマーの上に+1/+1カウンターを1個置く。
あなたが唱えるクリーチャー呪文は、精霊の魂、アニマーの上に置かれている+1/+1カウンター1個につき、
それを唱えるためのコストが(1)少なくなる。
1/1

デッキの性質上クリーチャー主体のデッキになりやすく、《前駆ミミック》の重さも軽減してくれます。
さらに《前駆ミミック》でコピーするには困らない強力なクリーチャーを採用しやすいです。
コンボの軸ではなく、派手なクリーチャーを連打して盛り上がりたい方にはオススメだと思います。

注意点としては
「あなたのアップキープの開始時に、このクリーチャーがトークンでない場合、このクリーチャーのコピーであるトークン1体を生成する。」
という能力がコピー可能な値であるという点です。
この能力はコピーで出てきたトークンにも付与されています。
つまり他の《クローン》系統のカードでコピーした場合にもトークン生成能力が付与されているということです。
前駆ミミック》でコピーした後に相手にも《クローン》を出されると、対戦相手にも悪用されてしまうので気を付けましょう。

◆今回最後に紹介するのは《自我破摧》です。

自我破摧/Fractured Identity
コスト:3白青
ソーサリー
土地でないパーマネント1つを対象とし、それを追放する。
それのコントローラーでない各プレイヤーは、それのコピーであるトークンをそれぞれ1つ生成する。

5マナと重いカードですが、追放除去とトークン生成を兼ねるカードです。
土地でなければどんなパーマネントにも対応できますし、対象にしたカードのコピーを生成するのでアドバンテージで優位に立てます。
このカードのミソは除去したパーマネントのコントローラー以外の盤面にコピートークンをばら撒くという点です。

なにも考えずに使ってしまうと、他のプレイヤーにも恩恵を与えてしまいますが、明確に優位なプレイヤーを対象にした場合はどうでしょうか。
一番有利なプレイヤーの盤面が減り、出遅れていたプレイヤーたちが有利になるので、自分にヘイトが向くことはないでしょう。
EDHでは時に魔王戦ともいえるようなほどアドバンテージ差が出来てしまうことがありますが、このカードは1枚で状況をひっくり返す可能性があります。

また除去の対象とするパーマネントは自分のものでも構わないので、厄介なデメリット持ちパーマネントをばらまくことも可能です。
極端な例ですが、《地ならし屋》や《日々を食うもの》などを対象にすると非常に面白いことになります。

地ならし屋/Leveler
コスト:5
アーティファクト クリーチャー — 巨大戦車(Juggernaut)
地ならし屋が戦場に出たとき、あなたのライブラリーのカードをすべて追放する。
10/10

日々を食うもの/Eater of Days
コスト:4
アーティファクト クリーチャー — リバイアサン(Leviathan)
飛行、トランプル
日々を食うものが戦場に出たとき、あなたはあなたの次の2つのターンを飛ばす。
9/8

これらの能力を他人に押し付ける場合まず自分が出さなくてはいけないため、自分の場での誘発は《もみ消し/Stifle》系列で打ち消しましょう。
青白のデッキであれば選択肢が豊富なので採用には困らないかと思います。
この呪文は実際に使うか使われるかをしないと、その派手さが分かりづらいカードです。
たった一枚のカードが盤面に与える影響度としてはピカイチだと思うので、採用を検討してみてはいかがでしょうか。

◆終わりに

最後まで読んでいただきありがとうございます。
今回は自分がEDHで使って面白かったカード、使われて面白かったカードをマルチカラーでピックアップしてみました。
マルチカラーのカードはデッキの色と合わないと採用できない欠点はありますが、逆に言えば使いたいカードのために色が合うデッキを組むことも出来ます。
普段使用することが少ない分、面白いカードがまだまだありますので自分好みのマルチカラーカードを探してみてもいいかもしれません。
また次回もよろしくお願いいたします。



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